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探蝶逍遥記

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ヒメウラナミジャノメ(5月上旬)

 ジャコウアゲハが産卵していた多摩川縁の堤防草地ではヒメウラナミジャノメがピョンピョン飛び回っておりました。第1化の本種は個体サイズが概ねデカく、時にはヒメジャノメ♂と見紛うほどの大きさにビックリさせられます。この日は新レンズの試写がてら飛翔を撮影。最初は♂。

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EM12-Z1240@19mm(トリミング),ISO=800,F4-1/5000、撮影時刻:11時27分

 評判通りのレンズ解像度に満足です。続いて♀。
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EM12-Z1240@19mm(トリミング),ISO=800,F4-1/5000、撮影時刻:11時30分

 オリジナルファイルで拡大すると、縁毛の1本1本が綺麗に解像されております。この子はどうやら羽化直らしく、1-2mほど飛んで直ぐに止まってしまいます。そんな♀を♂が目敏く見つけて求愛です。
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EM12-Z1240@19mm(トリミング),ISO=800,F5-1/5000、撮影時刻:11時31分

 下の個体が♂。この場面を撮った後、一瞬目を離した隙に交尾が成立しておりました。
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EM12-Z1240@19mm(トリミング),ISO=200,F5.6-1/1000、撮影時刻:11時32分

 ヒメウラナミジャノメの交尾は比較的頻繁に観察できます。ひょっとするとモンシロチョウの交尾事例よりも多いかも。
 これまでマイクロフォーサーズでの広角飛翔撮影は単焦点の12mmレンズ1本で実施してきました。しかし、シジミチョウなどサイズが小さい場合、どうしてもトリミング率が高くなって、不満があったのです。APS一眼で多用していたのは20mmレンズ(フルサイズ換算28mm)で、経験上、フルサイズ換算28-40mmが好ましいと感じていたのです。そこで今回、フルサイズ換算24-80mmをカバーする広角ズームレンズを購入しました。蝶のサイズに応じて焦点距離を可変できるレンズはやはり便利ですが、反面、レンズ長が10cmもあり、重量も380gと結構重いのが難点です。同じ置きピン距離40cmでもレンズが突出している分、未だ置きピン感覚が馴染めません。レンズ先端から蝶までの距離(ワーキングディスタンス)もより接近するので、蝶を驚かせる要素も多々あります。まぁ、少しずつ慣れるしかないでしょう。
by fanseab | 2019-05-17 22:12 | | Comments(2)

ジャコウアゲハの産卵(5月上旬)

 多摩川縁の堤防ではゴールデンウイーク中、いつものようにジャコウアゲハが登場。♀は緩やかに舞いながら、ウマノスズクサを求めて産卵行動をしておりました。しかし、毎度のことながら本種産卵は草藪に潜り込んで行うため、草被りを避けるのは至難の業です。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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EM12-P520@173mm,ISO=200,F4-1/1000、撮影時刻:11時41分
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EM12-P520@100mm(トリミング),ISO=200,F4-1/1000、撮影時刻:11時44分
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EM12-P520@133mm(トリミング),ISO=200,F4-1/1000、撮影時刻:11時49分

 母蝶頭部・腹端・卵の3点セットで画面に揃えることはできても、翅がどうしても草被り状態(^^; 日当たりが良く、かつ草被りしないウマノスズクサには絶対に産まないので、仕方ありません。続いて産卵株を求めて叢を探索飛翔する母蝶です。
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EM12-P520@191mm(トリミング),ISO=1000,F4.5-1/5000、撮影時刻:11時47分
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EM12-P520@150mm(トリミング),ISO=1000,F4.5-1/5000、撮影時刻:11時56分
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EM12-P520@116mm(トリミング),ISO=1000,F4.5-1/5000、撮影時刻:11時58分

 1,2枚目の個体は産卵シーンに登場したのと同一個体。3枚目の個体は左後翅尾状突起が大破しております。本当に叢をかいくぐるような飛翔モードで食草を探索するため、翅の痛みも酷いのでしょう。
by fanseab | 2019-05-15 20:58 | | Comments(0)

アオバセセリ(5月上旬)

 拙宅近くの多摩丘陵には有名なアオバセセリのポイントがあります。しかし、例年凄い数のカメラマンが押し寄せるので、管理人は躊躇して真面目に訪れることがありませんでした。昨年、採幼して飼育したこともあって、今年は初めて真剣にこのセセリと向き合ってみました。ただ、意気込んで出向くと概ね、蝶に嫌われるもので、なかなか出会えません。現地でお会いした旧知のカメラマン曰く「今年は個体数が少ないねぇ~・・・」。それでも粘ってようやく画像をゲットできました。最初はヒメウツギでの吸蜜画像。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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D500-34VR(トリミング),ISO=1000,F5.6-1/800、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:14時30分

 粘った甲斐があって、縁毛もほぼ揃った綺麗な♂個体です。明るい緑色の背景で抜きたいところですが、いい場所に来ません。仕方なくウツギの白い花弁で個体を埋める構図を狙いました。
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D500-34VR(トリミング),ISO=1000,F5.6-1/800、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:14時36分

 高速連射で飛翔も狙いました。
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EM12-P520@100mm(トリミング),ISO=4000,F3.6-1/5000、撮影時刻:14時39分
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EM12-P520@133mm(トリミング),ISO=4000,F3.7-1/4000、撮影時刻:14時43分

 ムチャ暗い環境なので、発色が良くありません。この個体、左前翅表に油シミのような汚染があるようです。概ね完品個体だっただけに残念でした。
 ヒメウツギで吸蜜中の個体を撮影中、後方から撮った一コマをご紹介しておきます。
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D500-34VR(トリミング),ISO=1000,F7.1-1/800、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:14時28分

 この角度から見ると、肛角部の紅紋は人面のようにも見えます。目尻を下げ、大きな口を開けたような・・・。恐らく野鳥の攻撃を意図的に肛角部に誘導するよう、殊更目立つ仕掛けを施しているのでしょう。トラフシジミなど、シジミ類にもこのような仕掛けが多々見られます。
 さて、アオバセセリは吸蜜時間帯の推測が非常に難しく、この日も偶々天候が急変し、雷雲で周辺が暗くなった時に突然出現しました。しかも2頭同時に飛来し、どうやら吸蜜場所のテリ張り争いの様子。今回撮影できた個体は恐らく、この陣地合戦に勝利したようです。それでも吸蜜していたのは僅か30分ほど。その後雨粒がポツリ、ポツリ・・・。雷鳴も轟き始めたので、慌てて駐車場に急行。車に乗り込んで暫くしたら土砂降りになりました。アオバも雨天来襲を予測していたのでしょうかねぇ?  この日このポイントで待機していたカメラマンは管理人只一人。周囲に遠慮せずに撮影できたのも誠にラッキーでした。なお、この日まで現地でお会いした多くのカメラマンの方と楽しいお話をさせて頂き、「待ち人来たらず」状態の中、辛い時間を有意義に過ごさせて頂きました。この場を借りてカメラマンの皆様に御礼申し上げます。
by fanseab | 2019-05-12 19:52 | | Comments(2)

燕返し(4月下旬)

 剣豪、佐々木小次郎はその昔、滝の近くで身を瞬時に翻すツバメの姿を観察、秘術「燕返し」を着想したとされています。伝説の真偽はともかく、ツバメ達の空中での瞬間反転飛翔は何度見ても感心させられます。拙宅近くの多摩川縁でも3月下旬からツバメ達の舞を見ることができます。曇り空の日、堤防沿いの草地でツバメ7-8羽が集団で、低空飛行をしておりました。恐らく昆虫類を漁っている様子。これは望遠置きピン飛翔撮影の練習にもってこいだな・・・と考えて、ツバメを追跡。流石にズームレンズの望遠端200mmでは無理なので、156mm(フルサイズ換算312mm)で必死に連射。何とか得られたジャスピンコマをご紹介しましょう。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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撮影条件は全て共通:EM12-P520@156mm,ISO=800,F4.5-1/5000、撮影時刻:11時15分

 最初は偶々2羽が一緒に写ったコマ。右側の個体は高速左ターンをしようとしている瞬間です。右個体に着目してトリミングした画像がこちら。
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 ここで感心するのは、羽・胴体が画面垂直方向にあるのに対し、頭部はしっかり進行方向を向いていること。その目は獲物を注視していることが窺えます。それと、扇型に開いた尾翼の両端は針のように細いのですね。普段、肉眼で飛翔中のツバメを観察しても、この事実には気が付きませんでした。
 次は草地スレスレを飛行する姿。
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 2コマ目は多少前ピンになっていますが、双翅目らしい獲物を嘴に咥えている場面をゲットできました。見た目、時速80kmの高速で飛翔して、こんな小さな昆虫類を捕捉する動体視力に拍手!
 お陰様で、望遠置きピン連射の練習になりました。実は以前記事でご紹介した、ギンイチの望遠置きピン撮影の数日前にツバメと格闘しておりました。そのため、ツバメに比較して圧倒的にノンビリ飛ぶギンイチ撮影が結構楽に感じられたのですよ(^^)
by fanseab | 2019-05-07 22:25 | 野鳥 | Comments(4)

ツマキチョウの求愛他(4月下旬)

 多摩川でセセリ探索をしている際、見かけた蝶をいくつかご紹介しましょう。最初はツマキチョウの求愛シーン。

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3コマ共通:EM12-P520@200mm(トリミング),ISO=800,F4-1/5000、撮影時刻:11時39分

 ここで面白いのは、♂の後方を♀が追跡する飛翔形式であること。通常、ツマキは♂が♀の後方から追跡するシーンが殆どです。今回連射して初めてこのような追尾形式を見ることができました。モンキチョウだと確実に♂が♀の前に飛ぶスタイルです。2コマ目では♀が♂の上に覆いかぶさるような挙動をしています。これは♂を積極的に拒否する行動なのでしょうかね?

 菜の花ではツマキに混じって、ヒメウラナミジャノメも吸蜜にやって来ました。この時期でしか撮れないシーンなので、パチリ。
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EM12-P520@200mm,ISO=200,F5.6-1/1000、撮影時刻:11時44分

 前回記事でご紹介した外来植物、ナヨクサフジの若葉にモンキチョウが産卵しておりました。
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EM12-P520@200mm(トリミング),ISO=200,F5-1/1000、撮影時刻:11時35分

 この時期のモンキはカラスノエンドウに産むことが多いのですが、潤沢に生えているナヨクサフジもモンキチョウの個体数増大に役に立っているようです。
by fanseab | 2019-05-04 20:12 | | Comments(3)

多摩川のセセリ探索・その2(4月下旬)

令和に改元して最初の記事投稿です(^^)

 平成~令和にかけての10連休。マスコミは連日のようにお祭り気分で騒いでいますが、天気は・・・と言うと、パッとしませんね。恐らく「平成最後の好天」と想定される日、多摩川縁で再度ギンイチ・ミヤチャの探索です。最初は、前回の調査で見出せなかった東京都23区内のポイント。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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EM12-P520@200mm,ISO=64,F5.6-1/1000、撮影時刻:9時21分

 天気予報がドンピシャに当たり、ご覧のような雲一つない快晴。富士山の残雪が白く光っておりました。期待を膨らませながら探索するものの、両者共に坊主。オギ群落の幅が狭く、かつ傾斜地にあること、および群落脇がジョギングコースに整備されて草地が全くないことが原因なのかもしれません。とにかく、ここは絶滅したポイントと判断。ツマキチョウ、モンキチョウ、ヒメアカタテハなどは元気に飛んでおりました。
 続いて上流側に遡り、拙宅近くで探索。最近は個体数が減少してきたポイントですが、最初にギンイチ♀を発見。
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EM12-P520@200mm,ISO=200,F4.5-1/1600、撮影時刻:11時55分

 この子は明らかに産卵挙動中で、途中このように開翅日光浴をしておりました。しかし疑似産卵行動も多く、産卵シーン撮影には失敗。そのうち姿を見失いました。続いて♂の探索。これも比較的楽に発見。ただ全般にスレが目立ちました。最初は望遠での置きピン飛翔にトライ。
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EM12-P520@100mm(トリミング),ISO=1000,F5-1/5000、撮影時刻:12時24分

 一定軌道で回遊飛翔していたので、ルート上で置きピン設定をした結果、何とかゲットできました。背景がボケてくれるので、ギンイチが引き立ちます。背景は最近多摩川河川敷を占拠しつつある外来植物、ナヨクサフジ(弱草藤)Vicia villosa。和名とは裏腹に猛烈な繁殖力を発揮して河川敷一面を覆い、オギ群落始め他の植物を駆逐しつつあるのが現状。
 続いて広角置きピン。こちらは馴れているので、歩留まりは高いです。但し置きピン位置を冒険できず、40cmに設定。これだとトリミング率が高くなってしまいます(^^;
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EM12-Z12(トリミング),ISO=1000,F5-1/5000、撮影時刻:12時30分
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EM12-Z12(トリミング),ISO=1000,F6.3-1/5000、撮影時刻:12時48分
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EM12-Z12(トリミング),ISO=1000,F6.3-1/5000、撮影時刻:12時48分

 開けた場所でギンイチを待機していると、突然ミヤチャ♂も登場。
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EM12-Z12,ISO=1000,F5.6-1/5000、撮影時刻:12時42分

 同じ葉上にテリ張りで戻って来ることを期待しましたが、この子は見失ってしまいました。でもミヤチャはこれ以外にもう1個体の吸蜜行動を目撃。ギンイチ・ミヤチャ共に現在だったことを確認して少しホッといたしました。
by fanseab | 2019-05-01 21:25 | | Comments(2)

多摩川のセセリ探索(4月下旬)

 例年この時期はギンイチモンジセセリ&ミヤマチャバネセリのダブルターゲットで多摩川縁をウロチョロしております。ただ今回は撮影ではなく、主としてギンイチモンジセセリの生息分布の再調査が目的。仲間と4名で多摩川上流域1ヶ所、中流域の7カ所を順番に巡りました。生憎の空模様で、時折傘を差しながらのちょっぴり辛い調査活動でした。予めグーグルアースで好生息地と思われる6カ所を抽出。当日更に2カ所を臨時追加し、合計8ヵ所を調査。ギンイチが確認できたのは、この中で5ヵ所のみ。但し当日の天候も加味すると、「不在(生息しないことの)証明」は困難。ギンイチが好むオギやススキ群落の実地検分より、7ヵ所は「生息している」と判断されました。
 この日の最高気温は20℃を超えていたものの、厚い雲に覆われて陽ざしが弱く、彼らの活動が抑制されたことは否めません。晴れの日に比べ生息数調査には不向きでした。
 さて、どの場所でも♂はややスレ個体が多かった印象。♀は1ヶ所のみで観察。個体数密度が高かった場所で、撮影も実施。運良く、調査メンバーの一人が羽化直と思われる新鮮な♀を発見、この子を撮影。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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EM12-P520@200mm(トリミング),ISO=800,F8-1/1600、撮影時刻:12時40分
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EM12-P520@200mm,ISO=800,F5-1/1600、撮影時刻:12時45分

 やはり羽化直個体は綺麗ですね! ここでは飛翔もトライ。
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EM12-P520@50mm(トリミング),ISO=2000,F4-1/5000、撮影時刻:12時27分

 普段は広角で狙いますが、今回は時間の都合で望遠を使用。但し、置きピン感覚が全く合わず広角より難易度高いですね。このポイントではジャコウアゲハ♂が丁度羽化のピークを迎えていたようで、超新鮮な♂がオギの茎に掴まって翅を乾かしている光景が目に入りました。
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EM12-P520@116mm,ISO=200,F5.6-1/250、撮影時刻:12時12分

 ざっと数えて10頭はおりました。よほどウマノスズクサが豊富にある場所なのでしょうね。5ヶ所目のポイントでは、ミヤマチャバネセリ♂が複数頭テリ張りをしている場所がありました。カラスノエンドウに吸蜜にやって来た♂です。
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EM12-P520@122mm(トリミング),ISO=1000,F5.6-1/5000、撮影時刻:13時25分

 ミヤチャも既にスレ始めておりました。次いで草刈りされた場所で日光浴していた♀。
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EM12-P520@200mm,ISO=400,F6.3-1/1600、撮影時刻:13時35分

 この♀も微妙にスレております。次いでこの子の飛び立ちシーンを2コマ。
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EM12-P520@122mm(トリミング),ISO=1000,F4.5-1/5000、撮影時刻:13時33分
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EM12-P520@100mm(トリミング),ISO=1000,F5.6-1/5000、撮影時刻:13時36分

 セセリの全開シーンはやはり高速連射でないと撮影できません。改めて「ミヤチャ後翅表の白斑はこうなっているんだぁ~」としげしげ見入ってしまいました。
 この日の歩行数は22000歩。普段の撮影行の2倍以上歩いて、流石に疲れが出ました。ギンイチの活動と天候(気温・照度)との関係は、これまであまり正確に把握しておりませんでしたが、小雨混じりでの活動状況が垣間見えて、収穫のある1日でした。
by fanseab | 2019-04-28 19:57 | | Comments(2)

ツマキチョウの飛翔(4月中旬)

 前回記事で♀の菜の花産卵シーン撮影時に広角飛翔にも拘ってみました。置きピンを20cm~40cmに随時変化させてトライ。最初は単独飛翔。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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EM12-Z12(トリミング),ISO=500,F5-1/5000、撮影時刻:9時45分

 この画像では確か置きピンは40cm。ツマキが微妙に遠いですが、「青空バックに逆光で撮る」目的は達成。緑濃くなり始めたタチヤナギの背景がアクセントになりました。次いで♂2頭追尾の場面。
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EM12-Z12(トリミング),ISO=640,F5-1/5000、撮影時刻:8時45分
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EM12-Z12(トリミング),ISO=500,F5-1/5000、撮影時刻:9時34分

 2頭が絡んでから撮影すると、どうしても一枚目のように、両者の距離が離れがちで迫力に欠けます。2枚目は右向きに飛ぶ♂個体の飛翔目的でシャッターを押した際、不意にもう1頭が左前方から突撃してきたので、迫力あるカットになりました。もちろん60コマ/秒の高速連射撮影のお陰で、こうした決定的瞬間がものにできます。3枚目は青空、それも太陽を背景に意図しての作画。
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EM12-Z12(トリミング),ISO=500,F5-1/5000、撮影時刻:9時47分

 このカットも置きピン40cm。20cmだったら、もっと迫力が出たのになぁ~とちょっぴり悔しい気持ち。まぁ、それでも狙い通りの作画ができて満足です。この時期大量に発生している双翅目も沢山映り込んで季節感が出ました(画面上少なくとも6頭は確認可能)。最後は1♀を2♂が追尾する求愛場面。数回目撃するも撮影できたのは2回のチャンスのみ。
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3コマ共通:EM12-Z12(トリミング),ISO=500,F5-1/5000、撮影時刻:9時40分

 いずれも置きピン20cmで頑張ってみました。1枚目はカメラ後追いなので、3頭全てに合焦は厳しいですね。でも画面左下に菜の花で吸蜜するベニシジミがぼんやり写って季節感タップリの画像になりました。2-3枚目はほぼ真横から撮影できたので、迫力が出ました。ちょっと日蔭気味で、発色がイマイチなのが残念ポイント。でもこれまで撮影した複数頭求愛シーン中、出色の出来で満足しております。
by fanseab | 2019-04-21 20:18 | | Comments(0)

スギタニルリシジミ(4月上旬)

 2頭目のギフに出会った神奈川県のポイントでは、以前スギタニを撮影した経験があります。今回もスギタニ狙いで、その渓谷沿いの林道を訪れてみました。すぐに彼らを発見。裏面が暗灰色で表面もくすんだブルーのため、ルリに比較してとても小さく見えますね。最初は獣糞に群がる5頭集団の姿。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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EM12-P520@200mm,ISO=200,F5-1/1000、撮影時刻:10時53分

 管理人にとって、スギタニの集団吸水(吸汁)シーンは初撮影。嬉しかったですね。まぁ、吸っている物体がちょっと正視できない代物ですが・・・(^^; 単独吸水画像は見栄え優先で、苔上の個体をご紹介しましょう。
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D500-34VR(トリミング),ISO=500,F8-1/2000、撮影時刻:11時21分

 ここに群れていた5頭のサイズはまちまちです。幼虫時代の餌の過不足でサイズが決定されるのでしょうかね。これまで表翅のブルーをきちんと撮影したことがないので、後は必死に飛翔撮影。最初は(APS一眼+300mm)で古典的な置きピン撮影。
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D500-34VR(トリミング),ISO=1000,F8-1/5000、撮影時刻:11時20分
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D500-34VR(トリミング),ISO=1000,F8-1/5000、撮影時刻:11時20分

 奇跡的にジャスピンが来ました。こうして子細に見ると、スギタニ独特のブルーは表翅のみならず、腹部も同様に輝くのですね。次いで、広角高速連射による画像。今回は置きピン位置をレンズの最小近接距離20cmでトライ。獣糞回りを比較的低速で飛んでいたので、比較的歩留まりがよかったです。
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EM12-Z12(トリミング),ISO=800,F5.6-1/5000、撮影時刻:10時52分
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EM12-Z12(トリミング),ISO=1000,F5-1/5000、撮影時刻:11時04分

 このポイントを午後に再訪した際、♀も地表近くを飛んでおりましたが、まるでコツバメのように黒く、直ぐに見失って飛翔撮影は失敗。次回以降の課題です。
by fanseab | 2019-04-14 19:52 | | Comments(2)

神奈川のギフ(4月上旬)

 このところ、新潟でしかギフを撮影しておりませんが、この日は5年ぶりに近場での撮影。5年前見出したスミレ吸蜜ポイントへ8時到着。天気は申し分なく、針葉樹の塒からの降臨を待ちます。8時30分過ぎ、期待通り♂が舞い降り、スミレ吸蜜タイムの始まり。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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D500-34VR,ISO=400,F8-1/800、撮影時刻:8時34分
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D500-34VR,ISO=400,F8-1/800、外部ストロボ、撮影時刻:8時35分

 連続吸蜜行動は5分ほどで終了。毎回、スミレ吸蜜撮影は難しいと痛感。このポイントに登場した♂は1頭のみ。しかも、直ぐに探雌行動に切り替わったこともあり、スミレ吸蜜シーン撮影のチャンスは再度訪れませんでした。上記5分間で1回だけ飛び立ち撮影に成功。
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EM12-P520@116mm(トリミング),ISO=800,F4.5-1/5000、撮影時刻:8時38分

 飛び立ちでも置きピン設定が難しいですね。先を読んで、手前側に設定するとギフが奥に飛び、奥に設定すると手前側に飛ぶ・・・。まるでこちらの意図を知り、裏をかくかのような行動(^^;
 直線的に探雌飛翔しているルートを狙って、置きピンでも飛翔撮影。
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EM12-P520@200mm(トリミング),ISO=800,F6.3-1/5000、撮影時刻:8時51分

 こちらは微妙に前ピン。9時30分頃には全くギフの姿が消えました。恐らくヒルトッピング行動へ移行したのでしょう。そこでこのポイントは諦め、渓谷沿いの別ポイントへ移動。ここでスギタニルリを探索中、谷の奥で白い蝶影が。ヤマトスジグロかもしれない・・・と思って、そちらに移動すると、何と羽化直のギフの姿が。まだ満足に飛翔できない個体ですが、意外と撮影にてこずりました。林道に落ちていたピンク色テープに反応してウロチョロ飛ぶシーンを撮影。
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EM12-P520@200mm(トリミング),ISO=800,F5.6-1/5000、撮影時刻:10時37分

 カタクリの花と誤認したのでしょうか?ストローを出して吸蜜態勢に入っている様子が窺えます。この後、暫く地表をゆっくりと舞った後、満開の桜の上方に消えていきました。地表にスミレ群落でもあれば、ここでも吸蜜シーンが撮れたのでしょうね。ちょっぴり残念でしたが、この日、綺麗な2個体に出会うことができて、ホッといたしました。
by fanseab | 2019-04-11 22:08 | | Comments(0)