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探蝶逍遥記

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Neptis属越冬幼虫:最新状況(3月上旬)

 昨年8月に信州で採卵・採幼してきたオオミスジ・ミスジチョウの飼育状況です。共に現在屋外(拙宅庭)で越冬中。先ずはオオミスジ。こちらは昨年9月末、3齢状態で鉢植えのウメに移動させ、屋外網掛け処理で越冬させております。越冬準備に入った状況画像がこちら(クリックでジャンプ)
 さて、久しぶりにネットを外してウメを確認すると、何と幼虫の姿がありません!干からびて死亡したのか・・・と暫し落胆しながら子細に調べると、いました!別の二股部に鎮座しておりました。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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EM12-Z60(トリミング),ISO=200,F8-1/125、外部ストロボ、撮影時刻:9時03分

 念のため矢印を付けておきました。体長は5mm。体長に変化はありませんが、静止している樹皮と色調が完璧に同化しており、本当に見事な擬態です。これでは、野外での越冬個体発見は相当に大変ですね。少し拡大してみました。
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EM12-Z60(6コマ深度合成+トリミング),ISO=64,F5.6-1/50、外部ストロボ、撮影時刻:9時09分

 見れば見るほど、上手く擬態していますねぇ! 今度は角度を変えて尾端を覗き込みました。
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EM12-Z60(6コマ深度合成+トリミング),ISO=64,F5.6-1/50、外部ストロボ、撮影時刻:9時08分

 このアングルからだと、幼虫の存在をハッキリと認識できます。次は逆に頭部の状況。
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EM12-Z60(7コマ深度合成+トリミング),ISO=200,F5.6-1/50、外部ストロボ、撮影時刻:9時14分

 幼虫背線が、ちょうどウメの樹肌にある裂け目の色合いとソックリです。

 さて、次いでミスジチョウ。こちらは4齢到達までの状況を記事(クリックでジャンプ)にしております。
 その後、昨年10月16日に5齢に到達。12月28日に鉢植えカエデに静止しているイタヤカエデの枯葉ごと括り付けておきました(同時に網掛け処理)。屋外移動させる直前の12月27日時点の5齢幼虫です。
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EM12-Z60,ISO=200,F5-1/50、外部ストロボ、撮影月日:2018年12月27日

 体長13mm。この時点では、体色は僅かに緑色を帯びた褐色。因みに台座を作っているカエデの葉の葉柄部には相当強固な吐糸が確認できます。一方、葉柄部を「噛切って葉を萎れさせる」行動は飼育時には観察されませんでした。野外では、「噛切り行動」の観察事例が多いようですが、飼育ではまた別の行動パターンを示すようです。
 さて、直近の屋外での現状画像。
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EM12-Z60(4コマ深度合成+トリミング),ISO=64,F5.6-1/50、外部ストロボ、撮影時刻:9時19分

 体長はさほど越冬前と変化ありませんが、体色は透明感のある淡褐色に変化しており、カエデの枯葉とほぼ同化しております。オオミスジ、ミスジチョウ共に今月末~4月上旬にかけて各々、ウメ、カエデの芽吹きに合わせて活動を再開させるでしょう。その後の観察結果については随時記事にしたいと思います。
by fanseab | 2019-03-18 20:57 | | Comments(2)

近所の越冬シジミ(2月下旬)

 最初は1月下旬より継続観察しているウラギンシジミ。従来の場所から約10m東側にある、ツバキの生け垣に移動しておりました。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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EM12-Z12,ISO=64,F8-1/250、外部ストロボ、撮影時刻:10時15分

 損傷している右前翅を隠すように左側を道路側に向けています。翅面はちょうど西側を向いております。マクロでもパチリ。
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EM12-Z60,ISO=200,F8-1/200、外部ストロボ、撮影時刻:10時31分

 以前の記事で述べたように左後翅裏面の一部が葉に擦れて鱗粉が剥げ落ちた状態。
 次いで、最近見出したムラサキシジミ♀
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EM12-Z12,ISO=200,F8-1/60、外部ストロボ、撮影時刻:10時19分

 このポイントはウラギンの塒から北東に100mほど離れた場所。ツツジの生垣にある枯葉内。ムラシ越冬塒として定番の「蜘蛛の巣塗れの枯葉内」に潜んでいます。マクロで拡大してみました。
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EM12-Z60(自動深度合成),ISO=200,F5.6-1/50、外部ストロボ、撮影時刻:10時29分

 しかしまぁ、見事なまでに枯葉と同化していますねぇ! チョウチョに全く疎い方にこの画像を見せて、『蝶はどこに隠れているでしょう?』と謎かけして解けるでしょうかね?この画像、ストロボを使用しているので、枯葉とムラシ翅の光沢感に多少の有意差が出ておりますが、自然光だと、本当に見分けがつきません。
 ところで、この個体、ツツジ内の塒を発見できたのは偶然の賜物でした。撮影の3日前、近くを散歩している際、日光浴している♀に出会ったことがキッカケ。
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携帯,ISO=20,F1.8-1/750、撮影時刻:13時56分

 カメラの持ち合わせがなく、携帯で撮影しました。最初はムラツか?と間違えるほどデカい♀個体。この冬はムラシ越冬個体と縁がなく、諦めていただけに拙宅から徒歩2分以内での越冬個体発見に「やった~」と叫びたい気分でした。
by fanseab | 2019-02-26 22:21 | | Comments(2)

越冬ウラギンシジミの観察(2月上中旬)

 先月下旬、拙宅近くで見出した首題個体(クリックでジャンプ)のその後の経過です。
2月3日に気温が20℃近くまで上昇し、この際、継続観察していた個体が飛び去ったようで、姿が見えなくなりました。しかし、同じツバキの植栽に隠れている個体(矢印)を再発見したのです。元の静止位置から1m弱の場所です。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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EM12-Z60,ISO=400,F5.6-1/80、外部ストロボ、撮影時刻:15時13分

 発見した時の状況に近い絵です。目線、つまり地面と平行に翅面があるので、恐らくこの子の存在に気付かなかったのだと思います。翅の形状特徴から、継続観察していた個体と同一と思われます。それにしても、こんな越冬態勢は初めて見ました。普通、彼らは雨・雪を避けるため、葉裏の真下にぶら下がります。ところがこの子は翅面をわざわざ水平にして雨が直接翅に当たるような態勢を取っているのです。少し接近戦で撮ってみました。
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EM12-Z60,ISO=400,F5.6-1/80、外部ストロボ、撮影時刻:15時14分

 右前翅の一部が大破しています。ぶら下がる姿勢を取りたいのでしょうが、下からの葉が邪魔して、ややこしい態勢になっています。少し下方からも撮影。
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EM12-Z60(トリミング),ISO=400,F5.6-1/80、外部ストロボ、撮影時刻:15時14分

 下から突き出した葉の縁で、左後翅の一部の銀色鱗粉が剥げ落ちてしまっています。風が吹く度に葉が擦れて、痛い思いをするのでしょうね。さて、翌日、関東地方に降雪予報が出ました。
こんな態勢で雪が降ったら、どうなるのでしょうか? いや待てよ!
『翅上の積雪にも耐えてじっと我慢して越冬するウラギンシジミ』
こんなテーマの絵を撮る絶好のチャンスではないか!と翌朝を楽しみ(?)に待ちました。期待に反して積雪量は僅かでしたが、広角画像でパチリ。
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EM12-Z12,ISO=200,F5.6-1/160、外部ストロボ、撮影時刻:8時20分

 朝方の陽光で、既に翅面に積もった雪も溶け落ちておりました。ウラギン(矢印)の右下方のツバキ葉上には溶けた雪の水滴が残っているのがわかります。それと、この画像からもわかる通り、ウラギンは地面に完全な水平ではなく、右下に傾いた姿勢を取っています。従って、仮に翅面に降雪しても、溶け落ちた水滴はすぐに流れ落ちるのでしょうね。
 さらに2日後、少し気温が上がってきたので、様子を見に行くと、何と態勢を変えて、ごく普通の「ぶら下がり姿勢」になっていました。
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EM12-Z60,ISO=64,F6.3-1/160、外部ストロボ、撮影時刻:11時39分

 右前翅の破損が痛々しいですね。でも、自然な越冬姿勢に変わってホッといたしました。このまま3月まで継続観察できれば・・・と思っております。


<2月19日追記>
19日の時点でこの個体はどこかに飛び去ったようです。18日は15℃近く気温が上昇
したので、この日に塒を変えたのかもしれません。
by fanseab | 2019-02-14 21:59 | | Comments(2)

越冬シジミ類探索(1月下旬)

 近所のムラツ越冬集団が解消してしまったので、久しぶりに神奈川県湘南地域に参戦。新たな集団探しです。しかし、この日は坊主。探し当てたのは単独越冬個体のみ。アオキの葉上で、蜘蛛の巣に絡まった枯葉と一緒に鎮座しておりました。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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EM12-Z12,ISO=200,F5.6-1/160、外部ストロボ、撮影時刻:11時25分

 ちょうど、ムラシ越冬個体が好むような塒環境。ひょっとすると過去には仲間が数頭一緒にいた可能性もあります。個体のアップです。
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EM12-Z12(自動深度合成+トリミング),ISO=200,F5.6-1/50、外部ストロボ、撮影時刻:12時23分

 右前翅が大破しております。この姿勢で、鳥の攻撃に遭い、何とか後翅は無事だったのでしょうか?これだけボロボロだと、パッと見、枯葉と区別するのが難しいですね。

 常緑樹を点検中、ツバキの葉裏に静止するウラギンシジミ越冬個体を発見。
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EM12-Z12,ISO=200,F5.6-1/80、外部ストロボ、撮影時刻:11時31分

 結構綺麗な個体です。この木には他に4頭隠れておりました。比較的近接した2個体の絵です。
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EM12-Z12,ISO=200,F5.6-1/160、撮影時刻:11時32分

 ツバキの葉は面積は小さいですが、葉が密生しているので、北西季節風のシャットダウン機能が高いのでしょう。このツバキは将に「ウラギンの成る木」状態でした。拙宅近所では今年はウラギン越冬個体が少ない実感があったのですが、場所を変えるとそうでもなさそうです。
 ウラギンが葉裏で掴まっている中脚先端部を拡大してみました。2頭の別個体の比較事例です。
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EM12-Z60(トリミング),ISO=400,F5.6-1/80、外部ストロボ、撮影時刻:12時14分

 脚の先端部には黒褐色の鉤爪があり、ここで爪をツバキの葉裏に食い込ませて、しがみついているのです。ウラギン越冬個体にとっては、文字通りの命綱でしょうね。
by fanseab | 2019-01-31 21:53 | | Comments(2)

夜のウラギン越冬個体(1月下旬)

 拙宅近くで見出した首題個体を敢えて夜間に撮影してみました。人通りが少ないとは言え、人家が立ち並ぶ街路での撮影は神経を使います。時折通行人が訝しげな視線を管理人に浴びせながら、通り過ぎていきます。寒さが募る夜、冷や汗をかきながらの撮影になりました(^^;

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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EM12-P8,ISO=1250,F3.5-1/15、LED、撮影時刻:21時37分

 いくらボディ内手振れ補正機能が付いているとは言え、1/15sec.では微妙にブレてピンが甘いです(^^;; 昼間の撮影では気づきませんが、彼らはダウンジャケットを身に纏っている訳でもなく、もちろん暖房の効いた室内で越冬しているのでもありません。文字通り裸一貫で、冬を過ごしているのを実感させられます。南国がルーツのウラギンシジミ(Curetis)属は、元来越冬に適した姿形ではありません。ひょっとして数万年後、彼らの子孫はその姿を徐々に変へていくかも・・・。そんなことを想像しながら撮影を終えました。


<2月3日追記>
気温が一気に14℃まで上昇したこの日、上記個体は姿を消しました。
一旦飛び出して、またどこかに塒を変えたのでしょう。
もう少し、春先まで継続観察したかっただけに残念でした。
by fanseab | 2019-01-26 20:38 | | Comments(2)

越冬ウラギンシジミ(1月下旬)

 前の記事で、「ウラギンシジミの越冬個体を発見できない」と書いた途端、拙宅近くの植え込みでウラギンを発見。まるで、『ここにいるから早く見つけなさい』と呼ばれたような感覚でした。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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EM12-Z12,ISO=200,F8-1/100、外部ストロボ、撮影時刻:14時03分

 ここは南向きですが、日中は全く陽が差し込まない環境。温度変化が少なく、かつ北西季節風を完全にシャットダウンできる理想的な塒かもしれません。実は昨年拙宅のすぐ近くの類似した植え込みで、3個体ほどウラギンの塒があったのですが、いずれも昨年秋に過度な刈込みがなされた結果、この冬は、全く見つからなかったのです。春先まで暫く経過観察する楽しみが増えました。
by fanseab | 2019-01-20 19:56 | | Comments(0)

ムラサキツバメ越冬集団の観察:その3(1月中旬)

 年が明けてから初めて川崎市内のポイントを訪問しました。しかし、見事に塒は空になっておりました。塒の場所もちょっと間違えて撮影、ピンボケ画像を貼っておきます(^^;;


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ED500-34VR(トリミング),ISO=1000,F5-1/800、外部ストロボ、撮影時刻:10時53分

 前回観察から既に一ヶ月が経過しています。やはりもう少し観察間隔を詰めないと駄目ですね。いつもならムラツ越冬集団探索の副産物として、ウラギンシジミの越冬個体を発見できます。しかし、この冬はどうも昨年より個体数が少ないのか、殆ど発見できません。こんな年もあるのですね。
by fanseab | 2019-01-18 21:33 | | Comments(4)

ムラサキツバメ越冬集団の観察:その2(12月下旬および1月上旬)

 今年初めての首題集団の観察。場所は前回と異なり東京都内の某公園。撮影仲間のMさんより情報を頂きました。実は昨年暮れに集団の確認をした際、生憎カメラの持ち合わせが無く、仕方なく携帯で撮影。で、年が明けてから愛用カメラで撮り直すのが今回の目的。先ずは最大集団のあった葉を確認。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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EM12-Z12,ISO=200,F6.3-1/250、外部ストロボ、撮影時刻:9時12分(1月上旬)

 正確に計数できませんが、恐らく17頭でしょう。葉柄側にドーム状にカーリングした別の葉が覆いかぶさって理想的な塒になっています。一方大きな葉の先端付近は日当たりが良過ぎて、気温変化が激しく越冬には不向きな場所だと思います。事実、昨年末にはこの先端付近に5頭程度が終結して合計20頭以上の集団になっておりましたが、その5頭が消えております。↑の絵では既に1♀が開翅状態です。その後、この♀はどこに飛び去ってしまいました。トリミングで塒中心部をもう一枚。
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EM12-Z12(トリミング),ISO=200,F6.3-1/250、外部ストロボ、撮影時刻:9時15分(1月上旬)

 この塒の裏側に回って観察してみると、2枚の葉が重なった部分に別の2頭が越冬していました。
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D500-34VR(トリミング),ISO=500,F7.1-1/800、外部ストロボ、撮影時刻:9時18分(1月上旬)

 ふと、塒から離れて別の灌木に目を向けると、♀が開翅日光浴をしておりました。
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D500-34VR,ISO=500,F7.1-1/800、撮影時刻:9時31分(1月上旬)

 今冬初めてのムラツ開翅画像です(^^; 右前翅中室にある傷の特徴から、この開翅個体はどうやら、最初の縦位置広角画像で翅を開いていたのと同一個体。
 次にこの塒から程近い目線高さにある集団を見に行きました。しかし、全く「蛻の殻」状態でガックリ。
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TG4@5.5mm,ISO=100,F2.3-1/40、-0.7EV、内蔵ストロボ、撮影時刻:9時21分(1月上旬)

 参考までに年末、携帯で撮影した時の様子をアップしておきましょう。
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携帯(トリミング)、ISO=20,F1.8-1/125、内蔵LED、撮影時刻:13時29分(2018年12月下旬)

 恐らく16頭集団。結構ギッシリ感があって、見ごたえのする集団だっただけに残念でした。
 やはり12月中旬以降、安定的に大集団を観察するのは、結構難しいですね。しかし、来年集団が再形成されそうなポイントが把握できたことは収穫でした。
by fanseab | 2019-01-09 20:53 | | Comments(2)

アサギマダラの幼虫探索(1月上旬)

 今年最初の観察は越冬中のアサギマダラ幼虫探し。今回は昨年11月に訪れた東京都下ではなく、神奈川県北西部のポイント。もちろん初訪問です。針葉樹に囲まれ、アオキの群落がある付近がポイントと睨みキジョラン群落を探しますが、容易に発見できません。結構苦労して探し回った結果、ようやく25mX100mの狭い地域に比較的集中して生えている場所を見出しました。生息環境を整理すると、
①南向きの傾斜地(斜度約25度)
②針葉樹に囲まれて北西季節風をシャットアウト可能
③林床に陽ざしが差し込む
 特に③は大事な要素のようで、陽ざしが悪い場所のキジョランは少し枯れかけていたり、生育状況が悪く、アサギマダラ幼虫も付いておりません。逆にこの狭いポイントで一番陽ざしの良い高さ2mの株からは、6頭の2齢幼虫を発見できました。幼虫画像です。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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EM12-Z60,ISO=200,F5-1/60、外部ストロボ、撮影時刻:12時57分
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EM12-Z60(トリミング),ISO=200,F5-1/100、外部ストロボ、撮影時刻:13時05分

 飼育した知見が活きて、この子は確実に2齢と言い切れます。体長は7mm。別の2齢幼虫2個体の姿です。
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EM12-Z60(トリミング),ISO=200,F5-1/100、外部ストロボ、撮影時刻:13時07分
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EM12-Z60,ISO=200,F5-1/100、外部ストロボ、撮影時刻:13時07分

 1枚目の個体は脱皮直後らしく、脱いだ皮が左上方に残ったままです。この日確認できた幼虫は全て2齢で、それ以外はいませんでした。今後継続観察するには、東京都下のポイントより都合が良さそうなので、時折様子を覗いてみたいと思います。順調ならば4月下旬頃終齢幼虫もしくは蛹が見られそうです。
by fanseab | 2019-01-05 16:08 | | Comments(2)

ムラサキツバメ越冬集団の観察:その1(12月中旬)

 この晩秋は、アサギマダラの産卵シーン撮影に注力したため、首題観察のスタートが大幅に遅れました。ようやく、川崎市内の里山公園を訪問。先ず昨年大集団が形成されていたクヌギをチェック。しかし、時期的に遅すぎたようで、葉が殆ど黄ばみ、落葉も始まっていて坊主。11月なら未だ集団があったかもしれません。仕方なく、これまで塒実績のある柑橘類もチェック。しかし、ここも坊主。単独越冬個体はおろか、ムラシ、ウラギンもおりません。この柑橘類、向かって左側の一部が大幅に伐採されて以降、北西風の遮断機能が低下したため、成虫越冬蝶達に嫌われるようになったと推測。仕方なく、昨年ムラシの集団越冬を観察できたアラカシ大木をチェック。ようやく9頭集団を見出しました。ヤレヤレ・・・(^^;

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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D500-34VR(トリミング),ISO=640,F8-1/1000,外部ストロボ、撮影時刻:10時57分

 この時間帯はまともに日差しを受けていますが、気温が10℃をようやく超えたあたりなので、活動する気配はありません。角度を変えて撮ってみました。
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D500-34VR(トリミング),ISO=640,F8-1/800,外部ストロボ、撮影時刻:10時59分
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D500-34VR(トリミング),ISO=500,F6.3-1/1000,外部ストロボ、撮影時刻:11時06分

 2コマ目画像から、集団の上方に庇の役割を担う大きな葉が複数あることがわかります。概ねこのような庇の存在は、集団形成の必要条件のようですね。最後に広角でも撮影。
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EM12-Z12,ISO=200,F7.1-1/200,外部ストロボ、撮影時刻:11時52分

 と言っても高さ4mほどなので、持参の脚立に乗り、一脚を目いっぱい伸ばしてのインターバル撮影。撮影後、恥ずかしながら上腕筋に筋肉痛を覚えました(^^;
 この後、これまで塒実績のあったアオキ、シラカシをチェックしましたが、坊主。まぁ、ムラツはこんなもんでしょうが、ムラシを1頭も観察できなかったのにはビックリ。シーズン・種毎に、越冬蝶の個体数が結構変動があるものです。
by fanseab | 2018-12-16 21:22 | | Comments(4)