探蝶逍遥記

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アゲハの産卵(5月下旬):カラスザンショウ編

 5月15日付記事で、拙宅庭で撮影したサンショウへの産卵場面シーンをご紹介しました。ここには植え込みのサンショウ以外に、他のPapilio属飼育目的で、カラスザンショウの鉢植えも3個置いてあります。このカラスザンショウにもアゲハが産卵し、終齢幼虫まで観察した経験があります。今回初めてカラスザンショウへの産卵シーン撮影にも成功しました。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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D500-34VR, ISO=4500、F8-1/1000、撮影時刻:10時34分
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D500-34VR, ISO=5000、F8-1/1000、撮影時刻:10時34分

 2枚目は尾状突起が葉被りになったのが残念。この時、合計で6卵産んでくれました。この状態では、孵化後、葉数が不足するのは明らかです。いずれ幼虫達を別の株へ移植せねばなりませんね。
by fanseab | 2018-06-05 21:13 | | Comments(2)

ウスバシロチョウの産卵行動(5月中旬)

 ウスバシロ産卵シーン狙いで、東京都下の谷戸へ。ここ数年、同一場所で♀産卵シーンを追跡しておりますが、納得行く画像が得られておりません。現地9時着。到着してまもなく、1♂が飛来。予想通りボロボロです。でも今回は♂画像撮影目的ではないので、これは余裕を持ってスル―。そのうち♀を発見。早い時は10時頃から産卵がスタートするのですが、この日は一向に気配がありません。仕方なく、ハルジオン吸蜜画像をパチリ。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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EM12-Z12, ISO=64、F10-1/160、撮影時刻:10時23分

 周辺は草刈りが徹底されていて、僅かに残ったハルジオンで必死に吸蜜している姿です。この個体は左前翅外縁部に欠けがあります。同じ個体のウツギでの吸蜜も撮影。
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D500-34VR, ISO=200、F8-1/800、外部ストロボ、撮影時刻:10時14分

 ウツギの花も開き切っていているのと、高い位置での吸蜜なので、絵になりませんね。かなり黒化した♀個体も発見。
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EM12-Z12(トリミング), ISO=64、F10-1/125、撮影時刻:10時53分

 このポイントでは数年に一回、このような黒化個体を見かけます。この子はほぼ完品で、羽化時期が一番遅かったように思います。さて、ランチ休憩の後、12時半頃、1頭の♀が樹冠からフワリと地表に舞い降り、開翅日光浴を始めました。
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EM12-Z60, ISO=200、F10-1/400、撮影時刻:12時32分

 2分程日光浴した後、フワッと飛び立ち、地表スレスレ(約15cm高さ)を水平飛行し、地表に降下。水平飛行の様子です。
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EM12-Z60(トリミング), ISO=800、F4.5-1/4000、撮影時刻:12時45分

 谷戸に植えられた梅の木の木陰をウロチョロ歩き回りながら、産卵場所を探索します。
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EM12-Z60(トリミング), ISO=250、F7.1-1/160、外部ストロボ、撮影時刻:12時54分

 この画像のように腹端を曲げて、腹端を枯葉や草本類の茎などに接触させ産卵場所として妥当か?探っているようです。食草のムラサキケマンとは全く無関係の場所に産み付けるので、前脚連打行動はしていないように見えます。この絵の右側にある枯枝にぶつかると、そこがどうやら気に入った様子。
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EM12-Z60(トリミング), ISO=250、F7.1-1/160、外部ストロボ、撮影時刻:12時54分

 10秒間近く、腹端を曲げたり、戻したりの行動をしますが、どうもお気に召さない様子で、ここもスル―。その後、探索に疲れると日向に出て、①開翅日光浴、②地表スレスレの飛翔、③木蔭での探索歩行を繰り返します。22分後、↑の画像と同じ場所に戻って来て、腹端を曲げます。
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EM12-Z60(トリミング), ISO=400、F7.1-1/100、外部ストロボ、撮影時刻:13時16分

 今度こそ産むのか!と期待しますが、今回もまたスル―。ガックリです(^^; どうも腹端で探っている産卵場所はかなり条件が限定されるようです。この時観察していた梅の株周辺ではどうも好適位置がなかったらしく、小飛した後、別の梅の木の周辺をウロチョロ歩き始めました。そうして産卵行動を開始してからほぼ1時間後、ようやく産卵です!
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EM12-Z60(トリミング), ISO=400、F7.1-1/100、外部ストロボ、撮影時刻:13時27分47秒

 刈られた草本の茎の切り口付近に2卵産み付けました。別のアングルからも撮影。
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EM12-Z60(トリミング), ISO=400、F7.1-1/100、外部ストロボ、撮影時刻:13時28分17秒

 ギフチョウ同様、産卵時に体のバランスが上手く取れるか?が産卵を決定づける要因のようにも思えます。↑の画像からもわかるように、脚は産卵対象の茎を掴んでおり、更に腹端を茎に押し付ける不自然な態勢を保ちます。この時、後翅を他の草茎などにもたれさせて、体全体を安定させているように思えます。つまり、腹端で産卵対象の表面性状を探りながら、体全体を安定可能にする場所も探っているのです。このため「産褥」に相応しい場所決めに相当な時間を要しているのでしょう。産附された2卵の様子です。
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EM12-Z60(トリミング), ISO=200、F7.1-1/160、外部ストロボ、撮影時刻:13時29分

 産みたての卵は鮮やかなサーモンピンク色を示します。産卵と同時に腹端から出される粘着液も多量で、料理に譬えると、「蝦真薯の片栗粉あんかけ」そっくりです。概ね産卵後2日も絶てば、卵は白色に変化し、粘着液も乾燥収縮して跡形も無くなります。
 10分後、今度は枯草の茎に産卵。
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EM12-Z60, ISO=400、F7.1-1/100、外部ストロボ、撮影時刻:13時39分

 この時も2卵産み付けました。そして、更に3分後、結構長時間産卵態勢に入りました。
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EM12-Z60(トリミング), ISO=400、F7.1-1/100、外部ストロボ、撮影時刻:13時42分

 ほぼ葉被りも無く、腹端更には産附されたピンク色の卵まで表現できました。これまで撮影できたバシロ産卵画像の中でも最も満足すべき絵が得られてホッとしました。ここでは2分25秒かけて、合計4卵産卵。草茎への産附状況です。
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EM12-Z60(トリミング), ISO=500、F8-1/50、外部ストロボ、撮影時刻:13時45分

 画面ではピンク色の卵が3卵確認できます。もう1卵は茎の向こう側にあります。更に矢印で示した白色卵は、以前に別個体が産み付けた卵。この場所には今回撮影した卵を含め、合計7卵産附されておりました。余程条件の良い場所だったと思われます。産附場所の全景です。
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EM12-Z60(トリミング), ISO=250、F7.1-1/320、撮影時刻:13時52分

 矢印が産附位置。株直径20cmの梅の木の根際。周辺はご覧のように草刈りで丸坊主に近い状態。湿り気の残る限られた部分が母蝶にとって理想的な産褥、否、「聖地」となるようです。

 ♀が産気付いてから、ほぼ1時間半。こちらの集中力・体力も切れた所で打ち止めとしました。しかし、母蝶は管理人撤収後も産卵行動を続けていたようです。このポイントの草刈り時期がもう少し遅ければ、母蝶の産附位置もより豊富になるのでしょう。しかし、産卵シーン撮影の立場から言えば、丸刈り状態のため、草被り少なく撮影できるメリットがあります。今回は、丸刈りにした草刈り方法に感謝した次第です。
by fanseab | 2018-05-20 21:42 | | Comments(6)

アゲハの産卵(5月上旬)

 拙宅庭にサンショウを植えています。毎年、アゲハが産卵をしてくれますが、ここでの産卵シーンを撮影できておりませんでした。産卵現場を確認してから、慌ててカメラを取りに行き、戻ってみると母蝶は既に飛び去った後・・・(^^; こんな経験を毎年しております。しかし今回は母蝶が10分以上、現場を行きつ戻りつ、合計8卵ほど産み付けたので、やっと産卵シーンの撮影が叶いました。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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D500-34VR(トリミング), ISO=1600、F8-1/1600、-0.3EV、撮影時刻:9時10分
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D500-34VR(トリミング), ISO=720、F8-1/1600、-0.3EV、撮影時刻:9時12分
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D500-34VR(トリミング), ISO=1400、F8-1/1600、-0.3EV、撮影時刻:9時16分

 比較的暗い環境を選ぶようで、サンショウの陰に好んで産んでおりました。産卵の途中はホバリングするように緩やかに舞っています。AF-C(連続フォーカス)に設定、「親指AF」でも何とかピントを捕捉してくれたようです。
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D500-34VR(トリミング), ISO=1000、F8-1/1600、-0.3EV、撮影時刻:9時12分
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D500-34VR(トリミング), ISO=1000、F8-1/1600、-0.3EV、撮影時刻:9時12分
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D500-34VR(トリミング), ISO=4000、F8-1/2000、-0.3EV、撮影時刻:9時19分
by fanseab | 2018-05-15 21:53 | | Comments(2)

ジャコウアゲハの産卵(4月下旬および5月上旬)

 今年の多摩川縁では、例年よりもジャコウアゲハ第1化の個体数が多い印象です。当然、♀の産卵行動に出会うチャンスも増加。何回か粘ってみることにしました。最初は♀がホストのウマノスズクサを探索する場面。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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EM12-Z60(トリミング), ISO=1000、F4.5-1/4000、撮影時刻:12時02分

 この日は曇り勝ちで、強い南風が吹いておりました。風に煽られながら、草叢に潜り込み、ホストを一生懸命探索する姿に感心させられます。暫くして、産卵です。
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EM12-Z60, ISO=400、F5-1/500、撮影時刻:12時04分

 ジャコウアゲハの産卵では、いつも草被りになるので、腹端までの写し込みは非常に厳しいです。今度は広角での産卵シーン撮影目的に、日を改めて多摩川の土手を探索。ホスト探索時の飛翔はウスバシロ並に緩やかなので、思い切って置きピン位置を30cmに設定。
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EM12-Z12(トリミング), ISO=800、F5.6-1/4000、撮影時刻:10時48分
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EM12-Z12(トリミング), ISO=800、F5.6-1/4000、撮影時刻:10時48分

 ほぼ、イメージ通りの画像が得られました。ところが、探索場面は撮れるものの、なかなか産卵には至りません。ホストの数は結構多いのに、どうも好みの株は少ないと見え、10-15分程飛び回っても、産卵してくれません。ようやく茂みの暗い部分の株に産卵ポーズを取りました。
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EM12-Z12, ISO=400、F5.6-1/640、撮影時刻:10時55分

 翅を震わせながら、腹端を曲げるポーズを取るのですが、結局産卵せず、この状態で、開翅休息してしまいました。結局、この日は広角産卵シーン撮影には失敗。ガックリです(^^;

 撮影ポイントの多摩川堤防はほぼ東西に走っております。母蝶の様子を観察すると、堤防の南側の陽射しが当たるウマノスズクサには産まず、北側の草陰にある株を好んで産んでいます。秋口に発生する個体では、逆に南側の株を好むようで、季節により、株の選好性が異なるようです。♀の産卵シーン撮影で障害となるのが、他種同様、♂のチョッカイ行動です。撮影した当日も♀を必死に探す♂の姿がありました。
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EM12-Z12(トリミング), ISO=400、F4.5-1/4000、撮影時刻:11時20分

 脇目を振らず♀を探していると、思わぬ事態にも遭遇するようです。
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EM12-Z60, ISO=400、F4-1/1000、撮影時刻:11時36分

 蜘蛛にとっては、狩猟場所としても好適なのでしょうね。広角での♀産卵シーン撮影は近いうちに、リベンジマッチをするつもりです。
by fanseab | 2018-05-05 21:25 | | Comments(2)

キアゲハ第1化の産卵(4月下旬)

 首題産卵シーン撮影目的には、低山地の休耕田に行き、セリ類の新芽に産む場面を撮るのが一番楽でしょう。但し、セリ類は株丈が低いため、葉被りを生じやすい欠点があります。昨年4月下旬、多摩川縁でキアゲハがハナウド(Heracleum sphondylium)に産卵するシーンを撮影できました(クリックでジャンプ)。

 ハナウドが背丈も高く、背景を綺麗に整理しやすい利点があります。但し、昨年撮影した産卵シーンはC級ショットでしたので、今年リベンジマッチを行いました。2日間かけて、正午前後の産卵時間帯に、ハナウドの前で待機。期待通り♀がやって来て、前脚連打でホストの適合性を確認するシーンを撮影。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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D500-34VR(トリミング), ISO=450、F7.1-1/1000、外部ストロボ、撮影時刻:11時55分

 その直後、産卵をしました。
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D500-34VR(トリミング), ISO=560、F7.1-1/1000、外部ストロボ、撮影時刻:11時55分

 産附位置は、花序が開裂する前の総苞?。ようやく腹端まで写し込め、ほぼ満足すべき画像になりました。欲を言えば、もう少し前景・背景をスッキリさせたい場面。次は株の頂上部、花序の蕾に産卵する場面。
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D500-34VR(トリミング), ISO=640、F7.1-1/1600、外部ストロボ、撮影時刻:12時03分

 次は、今回の一連の画像中、最もバランス良く整理できた作例。
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D500-34VR(トリミング), ISO=640、F8-1/1250、外部ストロボ、撮影時刻:12時06分

 苞葉が開く前の花穂に産卵しています。このパターンも比較的多いように思います。この画像からも分かりますが、♀の腹部、後翅には、ハナウドの花粉と思しき白い微粉が多数付着しています。ハナウド達にとって、キアゲハは受粉媒介者として有用なのでしょうね。また比較的新鮮な♀は産卵直前のホバリング時間も短く、サッと産んでいくので、シャッターチャンスが遅れることが多いものです。一方、やや飛び古した♀は、ホバリング力も弱く、比較的撮影は楽ですが、逆に見栄えがしない問題点もあります。次は後翅が半分ほど欠落した♀個体の産卵直前シーン。
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D500-34VR, ISO=450、F8-1/1250、-0.3EV、撮影時刻:12時12分

 この直後に産卵。
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D500-34VR(トリミング), ISO=640、F8-1/1250、-0.3EV、撮影時刻:12時12分

 後翅が欠落している分、ホバリングでバランスを取るのが難しいらしく、この体勢で、産卵に至るまでの時間が長く、その分シャッターを沢山切れるのです。

 今回、2日間かけて産卵シーンを観察した結果、ホストの選好性についても大まかな知見を得ることができました。ハナウドは結構広い範囲に生えていますが、次の条件を満たす株を選ぶように思います。

①日陰の株には殆ど産まない。陽当たりの良い株を好む。
②産附位置は苞・花穂・若葉・成葉と様々だが、株の高い位置に集中している。

 丈が比較的低くても、多数の卵が産附されている特異株もありました。
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EM12-Z60, ISO=400、F5-1/800、撮影時刻:11時48分

 周囲がイタドリに囲まれて、余り目立たない株ですが、何と13卵産んでありました。次に産附位置毎の卵画像を一部ご紹介しておきましょう。最初は総苞?に産み付けた事例。
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EM12-Z60, ISO=400、F5.6-1/1000、撮影時刻:12時10分

 中央やや下に黄色い卵が確認できます。実は見難いですが、花穂の茎部分にも別の1卵が確認できます(矢印先)。続いて若葉上の2卵。
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TG4@5.5mm(トリミング), ISO=100、F9-1/250、-1.0EV、撮影時刻:10時52分

 最後は成葉上の4卵。
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EM12-Z12(トリミング), ISO=64、F5-1/640、撮影時刻:12時13分

 こちらは色が橙色で、黒色胚も発達し、孵化も間近と思われます。

 キアゲハの撮影に集中した2日間は共に夏日。ふと木蔭を見ると、キジの♂が佇んでおりました。レンズを向けても平然とした様子。
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D500-34VR, ISO=2500、F8-1/400、-0.3EV、撮影時刻:12時14分

 日陰で暑さを避けているのでしょうか? しかし、こうして見ると本当に美しい佇まいです。「日本の国鳥」らしい風格を備えていると、改めて思いました。
by fanseab | 2018-04-29 21:15 | | Comments(2)

ツマキチョウの産卵:その2(4月中旬)

 先日は、広角一本で産卵撮影をしたので、今回はマクロ1本で勝負?してみました。最初は、♀吸蜜シーン。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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EM12-Z60, ISO=64、F3.2-1/400、撮影時刻:11時44分

 ほぼ絞り開放で、背景ボケを綺麗に整えてみました。続いて菜の花の黄色ボケに拘った作例。
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EM12-Z60, ISO=64、F2.8-1/500、撮影時刻:11時48分

 こちらは吸蜜ではなく、開翅休息シーン。さて、肝心の産卵シーンですが、背景が意外と整理できず苦労します。それでも何とか合格レベルの画像が撮れました。
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EM12-Z60, ISO=64、F4-1/500、撮影時刻:11時54分

 ♀の産卵シーン撮影で、最大の障害となるのが、♂がチョッカイを出すことでしょう。当日出会った、求愛(拒否)シーンもご紹介しておきましょう。
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EM12-Z60, ISO=400、F4-1/4000、撮影時刻:11時19分
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EM12-Z60(トリミング), ISO=400、F4.5-1/4000、撮影時刻:11時29分

 シロチョウの求愛拒否シーンでいつも不思議に思うのが、♀が腹端をガバッと開けること。迫りくる♂に対して、本来、「大事な部分」を隠すべきでしょうに。逆に、まるで誘っているような行動は解せませんね。それにしても、高速連射モード(60コマ/秒)の威力は凄いと思います。一瞬の行動をきちんと切り撮ることが可能になりました。
by fanseab | 2018-04-24 21:57 | | Comments(2)

ツマキチョウの産卵(4月中旬)

 マイフィールドである多摩川縁は、現在菜の花が満開状態。その環境写真を撮る目的で、APS一眼に24mm広角を付けた軽装備で出かけました。あまり気合を入れずに簡易装備でフィールドに出る時に限って、チャンスに恵まれることが多いものです。この日は、将にそんな一日になりました。先ずは目的の環境画像。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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D500-24, ISO=200、F8-1/640、撮影時刻:11時01分

 ヤナギの木陰を含めて、将に黄色い絨毯を敷き詰めた光景が拡がっております。しかし、10年程前は、菜の花(セイヨウカラシナ)は数10mに一株ある程度でした。それがここ数年来、秋口の台風・大雨で河川敷の擾乱が進み、上流側から流されて来たセイヨウカラシナが根付き、大群落が形成されるようになりました。同時にそれまでこのポイントでは珍品であった、ツマキチョウの個体数も激増し、今年は大豊作の状況です。

 朝方、陽射しが弱い状況で、緩やかに舞うツマキ♀を発見。ノンビリと飛ぶので、菜の花背景の飛翔画像をゲット。
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D500-24(トリミング), ISO=1600、F8-1/4000、撮影時刻:9時20分

 陽射しが強くなるに従い、産卵を始めました。広角しか持ち合わせがないので、逆に「今日はツマキの広角産卵画像を撮るぞ!」と覚悟を決めて♀を追跡。最初はオギの枯茎背景にパチリ。
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D500-24, ISO=220、F7.1-1/640、撮影時刻:9時51分

 産卵時間は比較的短いので、広角撮影に必要な距離に接近する間に、産卵が終了してしまうことが多く、撮影に難儀します。何とか菜の花群落背景の画像を撮ろうと苦労。ようやく1枚ゲット。
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D500-24, ISO=160、F7.1-1/640、撮影時刻:9時56分

 但し、茎が斜めなので、画面に落ち着きがありません。更に粘って、ようやく黄色一色に近い背景で、ほぼ理想とする画像をゲット!
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D500-24, ISO=160、F8-1/640、-0.3EV、撮影時刻:10時52分

 続いて河川敷環境の写し込みを目的としてパチリ。
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D500-24, ISO=160、F8-1/640、-0.3EV、撮影時刻:10時56分

 背景の建物は東京都側です。産卵シーンの途中には、♀に絡んで来る♂も多数おりましたが、絡みのシーンは別途撮影したので、その記事で詳しくご紹介することにします。菜の花には当然モンシロチョウも産卵にやって参ります。モンシロはツマキと異なり、株の下方にある葉裏に好んで産むので、撮影難易度はツマキよりもやや高いです。
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D500-24, ISO=200、F8-1/640、撮影時刻:10時22分

 広角画像で腹端まで写し込もうとすると、タイミングがズレて、産卵シーンがゲットできません。意外とモンシロの産卵シーンは難しいのです。
 結局、この日は広角レンズを使用してのツマキ♀産卵シーンが初めてゲットできたので、意気揚々と引き揚げたのでした。
by fanseab | 2018-04-20 21:45 | | Comments(2)

新潟のギフチョウ:その2(4月中旬)

 ポイントに着いて、カタクリ群落に目をやると、ゆったりと地表近くを飛ぶ♀の姿が。明らかな産卵行動です。しかし、好みのカンアオイ株が無いのか、一向に産卵行動に入りません。逆に言えば、♀飛翔撮影の絶好のチャンスなので、連射乱れ打ちで、当たりコマを狙います。多量の外れ画像から何とか拾い上げた「当選籤」をご紹介しましょう。最初は、この日のベストショット。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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D500-34VR(トリミング), ISO=1800、F8-1/5000、-0.7EV、撮影時刻:11時23分

 ギフを取り囲むカタクリの花弁も綺麗だし、偶然、福寿草が背景に入り込み、良いアクセントになってくれました。次は背景が抜けたショット。
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D500-34VR(トリミング), ISO=2000、F8-1/4000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時17分

 しかし、こんなチャンスに限って、枝被り(^^;  3枚目はショウジョウバカマが入り込んだショット。
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D500-34VR(トリミング), ISO=2500、F7.1-1/4000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時22分

 光の回り具合が良く、ギフの浮遊感も演出できました。
 さて、延々と飛び回った後、やっとカンアオイを探り当てたようです。
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D500-34VR(トリミング), ISO=1600、F7.1-1/4000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時40分

 新葉がないため、仕方なく古葉を選んだ様子。この後、葉に着地して前脚連打、その後、腹端を下げて産卵態勢に移行します。
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D500-34VR(トリミング), ISO=1800、F7.1-1/4000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時40分

 ただ、どうもバランスが取れなかったのか、一旦飛び立ちました。再度着地した後、ようやく産卵がスタートしました。
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D500-34VR(トリミング), ISO=320、F7.1-1/640、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時41分52秒

 このままでは腹端の状況が見えないので、葉被り覚悟で、アングルを変更。
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D500-34VR(トリミング), ISO=400、F7.1-1/640、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時43分28秒

 何とか青白色の卵塊が確認できました。母蝶が去って暫くしてから、葉裏を確認してみました。
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EM12-Z60(トリミング), ISO=64、F6.3-1/50、外部ストロボ、撮影時刻:15時15分

 撮影のため、葉を起こしております。9卵確認できました。要した産卵時間は約2分。
 この日は、朝からほぼ快晴のコンディションでしたが、14時頃から薄曇り状態になり、気温が低下しました。するとギフの活動はパタッと止みました。体感気温も15℃を切ったのでしょう。現地では、同好カメラマン2名の方と談笑する機会がありました。地元の方かとお聞きすると、何と管理人同様、首都圏から来られたKさんとMさんでした。お二人も空を見上げて、「そろそろ今日は打ち止めかな~」とつぶやき、ポイントを後にされました。Kさん・Mさん、楽しいお話、有難うございました。

 さて、お二人が帰られた後、オオカメノキ(ムシカリ)の樹上で休んでいる交尾嚢付き♀個体を発見。
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D500-34VR, ISO=2800、F8-1/4000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時03分

 最初は開翅状態でしたが、時間経過と共に翅を閉じました。恐らくここで夜を明かすのでしょう。活動休止後の、樹上休眠状態の個体を撮影するチャンスは稀です。最後にプレゼントを貰った気分で、満足してポイントを引き上げました。
by fanseab | 2018-04-16 21:17 | | Comments(2)

真夏のクロツ探索(8月下旬)

 オオムラサキ産卵シーンに再挑戦すべく甲府盆地へ。樹液酒場のポイントに向かうも、影も形もありません。樹液に来ているのはルリタテハ1頭のみ。仕方なく付近の既知ポイント数箇所も巡った結果、オオムラサキはボロ♂1頭を発見しただけでした。9月上旬までは何とか♀産卵が期待できると踏んでいたのにガッカリです。丁度昼時。木蔭でランチ休憩した後、このまま帰宅するのも癪なので、久しぶりクロツバメシジミのポイントへ向かいました。このポイントを訪問するのは何と5年振り(^^; 環境変化が心配でしたが、到着してすぐにクロツが数頭飛んでいるのを見て一安心。先ずは開翅をパチリ。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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D500-34VR、ISO=200、F8-1/1250、外部ストロボ、撮影時刻:13時00分

 鮮度もまずまず。次は岩場での静止場面。
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EM12-Z60、ISO=200、F6.3-1/400、撮影時刻:13時20分

 岩場に腰かけた管理人の左脇に止まったので、体の向きを変えることができず、バリアングルファインダーを駆使して何とか撮れました。態勢が悪い場合は、バリアングルファインダーは便利ですね。次いで訪花シーン。
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EM12-Z60、ISO=200、F5.6-1/200、撮影時刻:13時37分

 キリンソウの1種でしょうか?クロツの生息環境に相応しい絵になりました。
 到着当初薄曇りでしたが、13時30過ぎから陽射しが強まって、岩場はサウナ状態(^^;しかし暑くなったのが幸いして、期待した♀産卵活動がスタートしました。結構苦労して撮った一コマがこちら。
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EM12-Z60(トリミング)、ISO=200、F5.6-1/200、外部ストロボ、撮影時刻:13時37分

 どうしても腹端までの表現ができません。概ね次のようなややこしい態勢で産んでいます。
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EM12-Z60(トリミング)、ISO=200、F5.6-1/200、外部ストロボ、撮影時刻:13時37分

 こうなると、腹端云々の議論にさえなりません。まだツメレンゲの穂は低いので、穂の先端に産み付けてくれれば撮影が楽ですけど、どちらと言えばやや暗い部位を好んで産み付けているようです。ツメレンゲに産卵された状況です。
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EM12-Z60(7コマ深度合成+トリミング)、ISO=64、F5.6-1/50、外部ストロボ、撮影時刻:13時42分


 撮影のため、株を少し持ち上げています。次に卵の超拡大像。
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EM12-P1442@42mm-P14R(上段13コマ/下段15コマ深度合成+トリミング)、ISO=64、F5.6-1/50、外部ストロボ

 直径0.54mm、高さ0.26mm。クロツ卵の超拡大像は以前にも撮影済みですが、今回初めて側面像も撮ってみました。ヒメシジミ亜族でサイズが小さいシジミ卵は直径が0.5mm程度なので、今回使用している拡大システムでは分解能が少し不足する感じです。

 さて、母蝶は産卵の途中、暑いこともあって、キリンソウの草陰で暫し休憩。
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EM12-Z60(トリミング)、ISO=200、F5.6-1/250、外部ストロボ、撮影時刻:13時57分

 この子は縁毛もバッチリ揃った別嬪さんですね。ツメレンゲに産み付けられた卵探索の過程で思わず終齢幼虫を発見。
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EM12-Z60(自動深度合成+トリミング)、ISO=64、F5.6-1/50、外部ストロボ、撮影時刻:13時30分

 管理人はクロツ幼虫を見るのはこれが初めて。しかしどうも雰囲気がおかしいと思ったら寄生種の卵が2卵産み付けられておりました。ツメレンゲの葉は赤紫色を呈しておりますが、幼虫の体色は緑色なので、今回何とか発見できました。仮にルリシジミ終齢幼虫のように赤紫色に擬態していたら、とても見いだせなかったでしょうね。

 この日の天気予報は曇り。しかも昼過ぎから降水確率が上昇するとのご宣託が・・・。しかし、予報に反して陽射しが強まったのには閉口しました。岩場からの輻射熱は想像以上に体力を消耗します。やはりクロツの探索はツメレンゲの穂が伸びる秋口か、潮風に吹かれての海クロツ探しが体に優しいですね。

 今回の産卵シーンの動画もyoutubeにアップしました。実は動画で産んでいる場面の方が静止画で紹介したシーンよりも見栄えがします。
by fanseab | 2017-09-02 11:15 | | Comments(6)

オオムラサキの産卵行動を探る(8月上旬)

 3年振りに山梨・甲府盆地でオオムラサキ探索です。到着して驚いたのはポイント付近の環境変化。道路の舗装化進行や森林伐採が酷くて乾燥化が進み、憂慮すべき状況です。それでも台場クヌギの樹液ポイントには、いつもと変わらぬオオムラサキの姿があり、ホッと一安心。♀探索が目的のこの時期、♂はどの個体もボロボロ。一番まともな個体を選んで開翅をパチリ。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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D500-34VR、ISO=500、F8-1/640、-0.3EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時36分

 樹液の出方が不十分なので、蝶もカナブンも樹肌から必死に樹液を吸い上げている感じ。目的の♀も登場。
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D500-34VR、ISO=500、F8-1/640、-0.3EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時38分

 恐らく鳥に攻撃されたのでしょう。右前後翅共に大破状態。樹液酒場に集うオオムラサキを観察していると、時間経過と共に♀個体数が増加してきました。こちらは翅損傷の少ない大型の♀です。
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D500-34VR、ISO=500、F9-1/800、-0.3EV、外部ストロボ、撮影時刻:10時06分

 ♂の2倍はあろうかと思われる大きさ。将に女王の風格。いつもなら♀に言い寄る♂の姿をみかけますが、相手のあまりの貫禄に怖気づいているような・・・。この♀、♂を蹴散らす勢いで樹液の滲み出る好ポイントを占領してしまいました。そのうち、彼女の姿が急に視界から消えました。さては産卵行動か?と思いきや、樹上で暫し開翅休息しておりました。
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D500-34VR(トリミング)、ISO=500、F9-1/1000、-0.3EV、外部ストロボ、撮影時刻:10時09分

 ♀を継続観察していると、どうやら午前中は樹液吸汁と休息を繰り返しており、休息時は樹液酒場から敢えて距離を置いているようです。♂からの(無駄な?)求愛を意図的に避けているかもしれません。独りでじっくり吸蜜する♀の姿を広角でもパチリ。
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EM12-Z12、ISO=200、F10-1/30、外部ストロボ、撮影時刻:11時09分

 正午過ぎ、急に樹液酒場が静かになりました。1-2頭の♂を除き、大半がどこかに雲隠れ。♂は探♀パトロール飛翔している様子。恐らく近くの小ピークあたりでテリ張りに集中しているのでしょう。一方、♀は産卵時間帯に入ったと想定し、産みそうなエノキを数本マークし、午後2時半頃まで巡回観察しましたが、結局産卵シーンには出会えませんでした。やはり産卵シーン撮影はハードルが高そうです。

 この日、驚いたのは環境変化だけではありません。あの「忌まわしき」アカボシゴマダラ(外来種)が、とうとうオオムラサキポイントにやって来たこと。♀の産卵シーンです。
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D500-34VR、ISO=500、F9-1/640、-0.3EV、外部ストロボ、撮影時刻:10時43分

 次は台場クヌギに集うオオムラサキ(左下)とその周りを飛ぶアカボシの♂(右上)。
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EM12-Z12(トリミング)、ISO=640、F8-1/250、外部ストロボ、撮影時刻:11時58分

 証拠写真レベルですが、見たくなかった絵です。山梨県のアカボシゴマダラに関しては、管理人の記録では、2012年6月に都留市で1♂を撮影しております。当時、笹子峠を越えて甲府盆地に入るのは時間の問題だと思っておりました。但し今回のオオムラサキ観察ポイントでは、2014年5月のアカボシ第1化発生時に未確認。ですから恐らく2015年以降、甲府盆地での安定発生状況になったのでしょう。

 一方、在来種ゴマダラチョウも第2化の盛期でした。オオムラサキのボロ個体♂とのツーショットです。
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D500-34VR、ISO=500、F9-1/640、-0.3EV、外部ストロボ、撮影時刻:10時25分

 オオムラサキの産卵については、もう少し♀の行動パターンを詳細に把握するなどして、再挑戦してみたいです

<8月14日追記>
youtubeに♀樹液吸汁シーンの動画をアップしました。視聴環境にもよりますが、できれば画面右下、
画質(歯車マーク)を「720pHD」に設定して頂くと、より鮮明にご覧頂けます。

by fanseab | 2017-08-12 22:25 | | Comments(6)