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探蝶逍遥記

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黄色型モンキチョウ♀(4月中旬)

 多摩川縁での観察結果の続きです。モンキチョウ♀がカラスノエンドウや最近多摩川縁を侵食しつつある外来種、ナヨクサフジVicia villosaに盛んに産卵しております。ここでは黄色型♀に注目。暫く追跡してみました。最初は産卵シーン。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
黄色型モンキチョウ♀(4月中旬)_f0090680_16222311.jpg
EM12-P520@200mm(トリミング),ISO=100,F4.5-1/1250、撮影時刻:13時42分

 腹端が葉に隠れてイマイチのショット(^^; モンキチョウ♀の産卵シーンも結構難易度高いです。黄色型♀を追い回しながら、「黄色型♀と言っても黄色が何となく♂より薄めだなぁ~」と気づきました。そこで飛び立ちシーンを撮影して確認してみました。最初は黄色型♀2個体。
黄色型モンキチョウ♀(4月中旬)_f0090680_16225719.jpg
EM12-P520@200mm(トリミング),ISO=500,F5.6-1/5000、撮影時刻:14時03分
黄色型モンキチョウ♀(4月中旬)_f0090680_16231388.jpg
EM12-P520@200mm(トリミング),ISO=500,F5.6-1/5000、撮影時刻:11時30分

 続いて♂。
黄色型モンキチョウ♀(4月中旬)_f0090680_16232817.jpg
EM12-P520@168mm(トリミング),ISO=500,F5.6-1/5000、撮影時刻:12時12分

 こうして3枚の画像を比較してみると、やはり黄色型♀の地色は♂に比較して薄く感じられます。その理由は、♀表翅全般に散布されている黒色鱗粉のせいでしょうね。スレ個体の黄色型♀は余計黄色みが消えて通常型(白色型)に似た雰囲気に変わります。参考までに通常型♀の飛び出し画像も撮ってみました。
黄色型モンキチョウ♀(4月中旬)_f0090680_162439.jpg
EM12-P520@150mm(トリミング),ISO=500,F5.6-1/5000、撮影時刻:12時16分

 運良く、黄色型♀にまとわりつく♂の求愛飛翔シーンに遭遇しました。モンキの求愛飛翔は♂が先行し、♀が後ろに従うパターン。
黄色型モンキチョウ♀(4月中旬)_f0090680_16242792.jpg
EM12-P520@56mm(トリミング),ISO=500,F5.6-1/5000、撮影時刻:14時02分
黄色型モンキチョウ♀(4月中旬)_f0090680_16244094.jpg
EM12-P520@92mm(トリミング),ISO=500,F5.6-1/5000、撮影時刻:14時02分

 この両個体共に鮮度良好なので、両個体の黄色彩度の差がよくわかる画像になりました。モンキチョウにおいて、明確な季節型は存在しないと思いますが、夏場に発生する黄色型♀は春先同様、♂に比較して彩度薄めなのでしょうか。比較検討する価値があるようです。
by fanseab | 2020-04-18 20:23 | | Comments(0)

モンシロチョウの産卵(4月上旬)

 多摩川河川敷のモンシロチョウ第1化も相当個体数が増えてきました。♂♀が絡むシーンも多数目撃できます。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
モンシロチョウの産卵(4月上旬)_f0090680_177189.jpg
EM12-Z1240@17mm(トリミング),ISO=640,F5.6-1/5000、撮影時刻:11時24分

 昨年10月、激流に洗われた中洲の崖地も菜の花が満開。さて、毎年モンシロ♀の産卵シーンにチャレンジしております。シロチョウは全般に産卵時間が短いので苦労します。もちろんモンシロ産卵シーンも相当に難易度が高く、管理人のチャレンジ魂を刺激するのです。セイヨウカラシナへの産卵、最初の一コマです。
モンシロチョウの産卵(4月上旬)_f0090680_1774889.jpg
D500-34VR(トリミング),ISO=400,F8-1/800、-0.3EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時33分

 午前中気温があまり上がらない時間帯は、比較的陽射しの強い場所にも産み付けます。残念ながら腹端が葉陰に隠れてB級ショット(^^; 次いで2コマ目。
モンシロチョウの産卵(4月上旬)_f0090680_178293.jpg
D500-34VR(トリミング),ISO=400,F8-1/800、-0.3EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時35分

 腹端はバッチリですが、側方からのアングルが取れず、翅の殆どがピンボケ(^^; 続いて3コマ目。
モンシロチョウの産卵(4月上旬)_f0090680_178159.jpg
D500-34VR(トリミング),ISO=400,F8-1/800、-0.3EV、外部ストロボ、撮影時刻:10時05分

 ようやく理想的な構図になりました。しかし、背景がちょっと煩いですね。4コマ目がこちら。
モンシロチョウの産卵(4月上旬)_f0090680_1782761.jpg
D500-34VR(トリミング),ISO=320,F8-1/1000、-0.3EV、外部ストロボ、撮影時刻:12時03分

 正午前後になると、葉陰の視界から隠れた産附位置を好むので、これまた苦労します。このショット、構図全般はまぁまぁなんですが、葉被りの影響か、モンシロの翅が淡緑色にカブッてしまいました。この日、モンシロ♀の産卵シーンは少なくとも30回は目撃しております。しかし、満足すべき産卵シーン画像はせいぜい2-3枚に留まりました。
by fanseab | 2020-04-13 20:46 | | Comments(0)

コヒョウモンモドキの産卵(7月下旬)

 オオミスジ同様、この高原で期待したのが首題産卵。2014年に信州の別ポイントで本種産卵シーン撮影目的に結構拘って探索したのですが、当時同シーン撮影は叶いませんでした。今回は偶々現地でお会いした撮影仲間のMさんが産卵中の個体を発見して下さり、ようやく夢が叶ったのでした。母蝶は渓流すぐ脇のクガイソウの葉裏で産卵中。先ずは渓流対岸から遠目にパチリ。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
コヒョウモンモドキの産卵(7月下旬)_f0090680_11224435.jpg
D500-34VR,ISO=640,F8-1/800、外部ストロボ、撮影時刻:11時28分

 これ以上接近して撮影するには渓流に入らねばなりません。登山靴ではビショ濡れになるので、一旦愛車に戻り、準備してある長靴に履き替え、滑りやすい川床に留意しながら接近戦で撮影。
コヒョウモンモドキの産卵(7月下旬)_f0090680_1123733.jpg
D500-34VR(トリミング),ISO=500,F7.1-1/800、外部ストロボ、撮影時刻:11時31分

 葉被りに注意しながら何とか腹端・卵まで表現できました。もう少し全体像を撮りたいので、準広角に変え、縦位置でトライ。
コヒョウモンモドキの産卵(7月下旬)_f0090680_11232447.jpg
EM12-Z1240@27mm,ISO=100,F8-1/250、外部ストロボ、撮影時刻:11時48分

 それまでどんよりとした曇り空でしたが、夏空が広がって来ました。夏空、卵塊含め数年来狙っていた構図が切り撮れて本当に満足いたしました。やはり卵塊で産む種は構図とかを考える余裕があって助かります。卵塊は少なくとも1時間半はかけて産み付けられたと推定されます。その卵塊の拡大像。
コヒョウモンモドキの産卵(7月下旬)_f0090680_11242568.jpg
EM12-Z1240@40mm+接写リング(トリミング),ISO=100,F8-1/250、外部ストロボ、撮影時刻:13時15分/右上囲みはTG4による接写画像

 合計186卵です。卵の直径は0.5mm弱で、結構小さいです。タテハチョウ科としては縦条があまり目立たず、ツルンとした印象の卵。クガイソウは輪生葉ですが、この卵塊の一段下の輪生葉にも、もう一つの卵塊がありました。同一母蝶によるものかは不明。
コヒョウモンモドキの産卵(7月下旬)_f0090680_11253544.jpg
EM12-Z1240@40mm+接写リング(トリミング),ISO=64,F8-1/80、外部ストロボ、撮影時刻:13時19分

 こちらは合計313卵。2枚併せて何と499卵! しかし、これだけの個体数の幼虫を一株のクガイソウで養うことはできないでしょう。越冬前に食い尽くしたら別の株に移動するのでしょうね。
 母蝶が産卵していたクガイソウの花穂には♀が2頭吸蜜に来ておりました。
コヒョウモンモドキの産卵(7月下旬)_f0090680_1126674.jpg
EM12-P520@100mmX1.4TC,ISO=400,F8-1/1000、撮影時刻:12時15分

 定番画像ですが、このような光景もひょっとすると近い将来簡単には見られなくなる可能性もあります。何せクガイソウの株数が非常に少ないからです。母蝶が飛び回っていた周辺を歩いて勘定してみると10株ほどしかありません。それに葉が貧弱な株には母蝶はどうやら産まないようです。特定の株、つまり葉の面積が大きい株に集中して産む傾向があるように思います。クガイソウ吸蜜の2頭の拡大像。
コヒョウモンモドキの産卵(7月下旬)_f0090680_11264425.jpg
EM12-P520@200mmX1.4TC (トリミング),ISO=400,F8-1/1000、撮影時刻:12時15分

 共に♀ですが、サイズ、表翅の黒化度には個体差があります。右個体は今回遠征で出会った中で最も黒化が進んだ子。
 裏面のモザイク模様が綺麗なので、ついつい半開翅シーンを撮影してしまいます。
コヒョウモンモドキの産卵(7月下旬)_f0090680_1127754.jpg
EM12-P520@187mmX1.4TC (トリミング),ISO=400,F8-1/400、撮影時刻:11時20分

 求愛シーンも多数観察できました。
コヒョウモンモドキの産卵(7月下旬)_f0090680_11272211.jpg
EM12-P520@200mmX1.4TC (トリミング),ISO=800,F5.6-1/5000、撮影時刻:12時19分
コヒョウモンモドキの産卵(7月下旬)_f0090680_11273436.jpg
EM12-P520@140mmX1.4TC (トリミング),ISO=800,F5.3-1/4000、撮影時刻:12時21分
コヒョウモンモドキの産卵(7月下旬)_f0090680_11274327.jpg
EM12-P520@112mmX1.4TC (トリミング),ISO=800,F5.1-1/5000、撮影時刻:12時26分

 クガイソウに産卵にやって来た♀が産卵葉を吟味している途中、♂が乱入した場面。1枚目のようなお見合い場面(左♂右♀)はオオムラサキの求愛シーンでも観察できますね。2枚目はシロチョウ♀の求愛拒否場面のように♀(右)が腹端を上げてバタバタ翅を羽ばたいています。3枚目は♂から逃げた♀を♂が追いかけている場面。本来であれば、♀がサッサと逃げればよいのですが、♀はクガイソウ株に固執しているため、同じ場所で、求愛シーンが10分以上継続しておりました。
 次回は緑系ゼフについてご紹介したいと思います。
by fanseab | 2019-08-02 23:03 | | Comments(2)

大発生(6月上旬)

 ミスジチョウを撮影したポイント近くの林道を歩くと、あちらこちらからテングチョウが舞飛びます。場所によっては、まるで紙吹雪のように乱舞しています。どうやら今年はテングチョウが豊作、否大豊作なのでしょう。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
大発生(6月上旬)_f0090680_11255924.jpg

大発生(6月上旬)_f0090680_11261437.jpg
EM12-P520@200mm(トリミング),ISO=640,F5.6-1/5000、撮影時刻:9時25分

 こんな単独飛翔画像では、「大発生」の状況が伝わらないですね(^^; 最近では2014年に全国的に大発生のニュースがあったように記憶しております。来年の春先、越冬個体が大量に乱舞するかはまた別でしょうけど・・・。
 テング同様に梢の上では、白い鱗翅目がそれこそ綿毛が舞っているように飛んでおります。キアシドクガIvela auripesです。
大発生(6月上旬)_f0090680_11264983.jpg
EM12-P520@200mm(トリミング),ISO=1600,F7.1-1/5000、撮影時刻:8時28分
大発生(6月上旬)_f0090680_11271183.jpg

大発生(6月上旬)_f0090680_11273055.jpg
EM12-P520@200mm(トリミング),ISO=1000,F5.6-1/5000、撮影時刻:9時25分
大発生(6月上旬)_f0090680_112742100.jpg
EM12-P520@150mm(トリミング),ISO=640,F5.6-1/5000、撮影時刻:11時04分(5月下旬、別ポイントで撮影)

 いずれも♂の探雌飛翔。1枚目は木漏れ日を浴びた小枝が白く光っていて、これに♂がおびき寄せられています。丁度ウラゴが葉上の鳥の糞を♀と間違えて接近するのと同じ行動パターン。この子、飛翔スピードは緩いものの、結構不規則な飛び方をするので、意外と飛翔画像を撮るのに苦労します。ホストはミズキ科に限定されるようですが、果たしてこれだけの個体数をこの木本だけで賄えるのか?ちょっと疑問です。日本全国で一体、何億頭飛んでいるのでしょうね。集団飛翔の様子をyoutube動画にまとめてみました。

フェンス支柱で羽化直閉翅状態の♂を何とか見つけて撮影。
大発生(6月上旬)_f0090680_11281956.jpg
EM12-Z1240@40mm(自動深度合成+トリミング),ISO=400,F4-1/125、撮影時刻:12時43分

 フサフサした前脚が和名の由来。しかし、羽化直個体では黄色と言うよりムモンアカシジミのオレンジ色に近い印象。一方♀はあまり活発ではなく、葉裏でじっとしていることが多いようです。
大発生(6月上旬)_f0090680_11285946.jpg
EM12-P520@200mm,ISO=200,F5.6-1/1000、撮影時刻:9時52分

 触覚の幅は♂に比較してやや狭い感じ。これだけ多量の♂が飛び回っているのにも拘らず、交尾ペアを見つけることはできませんでした。不思議ですね。因みにこの蛾はストロー(口吻)が退化してありません。つまり羽化してから「飲まず、食わず」で飛び回っているのです。♀はともかく、♂は摂食もすることなく、全エネルギーを探雌に費やし、交尾した後朽ち果てていくので、何とも哀れなものです。成虫がこれだけ大量発生しているので、蛹も至る所に見出せます。こちらはフェンスに付いていた蛹。
大発生(6月上旬)_f0090680_1129932.jpg
EM12-Z1240@40mm,ISO=200,F5-1/125、撮影時刻:12時47分

 何となくミヤマシロチョウの蛹に似ております。テングもキアシドクガも恐らく寄生昆虫類の発生消長とリンクしていて、数年置きに大発生するのでしょうね。
by fanseab | 2019-06-06 22:11 | | Comments(2)

ウスバシロチョウ(5月中旬)

 某種のホスト探索のため、東京都西部の渓谷沿いを巡ってみました。ホスト探索の成果には触れませんが、渓谷の木陰では黒系アゲハが躍動し、明るい斜面ではウスバシロが緩やかに舞っておりました。今回はウスバシロのご紹介。最初は広角飛翔。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
ウスバシロチョウ(5月中旬)_f0090680_11222280.jpg
EM12-Z12,ISO=640,F5.6-1/5000、撮影時刻:9時24分
ウスバシロチョウ(5月中旬)_f0090680_11223653.jpg
EM12-Z12,ISO=640,F5.6-1/5000、撮影時刻:9時40分

 1枚目の右側には鹿など動物侵入防止用ネットが見えています。最近、山村で当たり前に見かける光景ですね。ウスバシロのホスト、ケマン類の保護にも役立っているとプラス思考で考えたいですが、ここまで作物への食害が深刻なのかと溜息が出てしまいます。
 渓谷脇にはウツギ群落があり、ここにも多数のウスバシロが吸蜜に訪れておりました。ウツギを見下ろすことができる環境だったので、普段撮れないようなアングルからの飛翔画像がゲットできました。
ウスバシロチョウ(5月中旬)_f0090680_11225970.jpg
EM12-P520@156mm(トリミング),ISO=640,F5.6-1/5000、撮影時刻:10時31分
ウスバシロチョウ(5月中旬)_f0090680_11231850.jpg
EM12-P520@133mm(トリミング),ISO=640,F5.6-1/5000、撮影時刻:10時45分
ウスバシロチョウ(5月中旬)_f0090680_11233051.jpg
EM12-P520@144mm(トリミング),ISO=500,F6.3-1/5000、撮影時刻:11時04分

 1枚目のように正面に向かって来るシーンはやはり迫力が出ます。このウツギ群落では吸蜜する♂に誤求愛する♂の姿もありました。
ウスバシロチョウ(5月中旬)_f0090680_11234864.jpg
EM12-P520@156mm(トリミング),ISO=640,F5.6-1/5000、撮影時刻:11時10分

 個体数が多い環境ならではの画像かもしれません。ランチ休憩後、別のポイントに移動。長時間ハルジオンで吸蜜する♀を撮影。
ウスバシロチョウ(5月中旬)_f0090680_1124420.jpg
EM12-P520@88mm(トリミング),ISO=64,F3.5-1/1000、撮影時刻:13時17分
ウスバシロチョウ(5月中旬)_f0090680_1124155.jpg
EM12-P520@138mm(トリミング),ISO=64,F4.5-1/1000、撮影時刻:13時19分

 1枚目は敢えて引き気味に撮ったショット。300mm望遠1本で撮影している時には想定できなかったフレーミングです。やはりズームレンズでは構図の自由度が増すため、新鮮な発見がありますね。2枚目は意図した逆光狙いですが、完全逆光で撮れず、作画イメージからはちょっぴり外れてしまいました。ウスバシロのハルジオン吸蜜シーンは、ギフのカタクリ吸蜜同様、定番故の難しさがあり、奥が深いなぁ~と思います。次回は黒系アゲハをご紹介しましょう。
by fanseab | 2019-05-22 21:57 | | Comments(0)

ヒメウラナミジャノメ(5月上旬)

 ジャコウアゲハが産卵していた多摩川縁の堤防草地ではヒメウラナミジャノメがピョンピョン飛び回っておりました。第1化の本種は個体サイズが概ねデカく、時にはヒメジャノメ♂と見紛うほどの大きさにビックリさせられます。この日は新レンズの試写がてら飛翔を撮影。最初は♂。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
ヒメウラナミジャノメ(5月上旬)_f0090680_1031738.jpg
EM12-Z1240@19mm(トリミング),ISO=800,F4-1/5000、撮影時刻:11時27分

 評判通りのレンズ解像度に満足です。続いて♀。
ヒメウラナミジャノメ(5月上旬)_f0090680_1033495.jpg
EM12-Z1240@19mm(トリミング),ISO=800,F4-1/5000、撮影時刻:11時30分

 オリジナルファイルで拡大すると、縁毛の1本1本が綺麗に解像されております。この子はどうやら羽化直らしく、1-2mほど飛んで直ぐに止まってしまいます。そんな♀を♂が目敏く見つけて求愛です。
ヒメウラナミジャノメ(5月上旬)_f0090680_104443.jpg
EM12-Z1240@19mm(トリミング),ISO=800,F5-1/5000、撮影時刻:11時31分

 下の個体が♂。この場面を撮った後、一瞬目を離した隙に交尾が成立しておりました。
ヒメウラナミジャノメ(5月上旬)_f0090680_1042182.jpg
EM12-Z1240@19mm(トリミング),ISO=200,F5.6-1/1000、撮影時刻:11時32分

 ヒメウラナミジャノメの交尾は比較的頻繁に観察できます。ひょっとするとモンシロチョウの交尾事例よりも多いかも。
 これまでマイクロフォーサーズでの広角飛翔撮影は単焦点の12mmレンズ1本で実施してきました。しかし、シジミチョウなどサイズが小さい場合、どうしてもトリミング率が高くなって、不満があったのです。APS一眼で多用していたのは20mmレンズ(フルサイズ換算28mm)で、経験上、フルサイズ換算28-40mmが好ましいと感じていたのです。そこで今回、フルサイズ換算24-80mmをカバーする広角ズームレンズを購入しました。蝶のサイズに応じて焦点距離を可変できるレンズはやはり便利ですが、反面、レンズ長が10cmもあり、重量も380gと結構重いのが難点です。同じ置きピン距離40cmでもレンズが突出している分、未だ置きピン感覚が馴染めません。レンズ先端から蝶までの距離(ワーキングディスタンス)もより接近するので、蝶を驚かせる要素も多々あります。まぁ、少しずつ慣れるしかないでしょう。
by fanseab | 2019-05-17 22:12 | | Comments(2)

ツマキチョウの飛翔(4月中旬)

 前回記事で♀の菜の花産卵シーン撮影時に広角飛翔にも拘ってみました。置きピンを20cm~40cmに随時変化させてトライ。最初は単独飛翔。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
ツマキチョウの飛翔(4月中旬)_f0090680_9202294.jpg
EM12-Z12(トリミング),ISO=500,F5-1/5000、撮影時刻:9時45分

 この画像では確か置きピンは40cm。ツマキが微妙に遠いですが、「青空バックに逆光で撮る」目的は達成。緑濃くなり始めたタチヤナギの背景がアクセントになりました。次いで♂2頭追尾の場面。
ツマキチョウの飛翔(4月中旬)_f0090680_9204748.jpg
EM12-Z12(トリミング),ISO=640,F5-1/5000、撮影時刻:8時45分
ツマキチョウの飛翔(4月中旬)_f0090680_9205822.jpg
EM12-Z12(トリミング),ISO=500,F5-1/5000、撮影時刻:9時34分

 2頭が絡んでから撮影すると、どうしても一枚目のように、両者の距離が離れがちで迫力に欠けます。2枚目は右向きに飛ぶ♂個体の飛翔目的でシャッターを押した際、不意にもう1頭が左前方から突撃してきたので、迫力あるカットになりました。もちろん60コマ/秒の高速連射撮影のお陰で、こうした決定的瞬間がものにできます。3枚目は青空、それも太陽を背景に意図しての作画。
ツマキチョウの飛翔(4月中旬)_f0090680_9214059.jpg
EM12-Z12(トリミング),ISO=500,F5-1/5000、撮影時刻:9時47分

 このカットも置きピン40cm。20cmだったら、もっと迫力が出たのになぁ~とちょっぴり悔しい気持ち。まぁ、それでも狙い通りの作画ができて満足です。この時期大量に発生している双翅目も沢山映り込んで季節感が出ました(画面上少なくとも6頭は確認可能)。最後は1♀を2♂が追尾する求愛場面。数回目撃するも撮影できたのは2回のチャンスのみ。
ツマキチョウの飛翔(4月中旬)_f0090680_922571.jpg

ツマキチョウの飛翔(4月中旬)_f0090680_922207.jpg

ツマキチョウの飛翔(4月中旬)_f0090680_922312.jpg
3コマ共通:EM12-Z12(トリミング),ISO=500,F5-1/5000、撮影時刻:9時40分

 いずれも置きピン20cmで頑張ってみました。1枚目はカメラ後追いなので、3頭全てに合焦は厳しいですね。でも画面左下に菜の花で吸蜜するベニシジミがぼんやり写って季節感タップリの画像になりました。2-3枚目はほぼ真横から撮影できたので、迫力が出ました。ちょっと日蔭気味で、発色がイマイチなのが残念ポイント。でもこれまで撮影した複数頭求愛シーン中、出色の出来で満足しております。
by fanseab | 2019-04-21 20:18 | | Comments(0)

多摩川縁でお散歩撮影(9月上旬)

 出歩くのも嫌になる酷暑がようやく去って、多摩川縁を散歩する気力が出てきました。この時期、アカボシゴマダラ♀がエノキで産卵するシーンもよく見かけます。そろそろ第3化のシーズンでしょうかねぇ? ここはヨウシュヤマゴボウを背景に季節感を出してみました。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
多摩川縁でお散歩撮影(9月上旬)_f0090680_11231556.jpg
D500-34VR(トリミング),ISO=800,F8-1/800、-0.3EV,外部ストロボ,撮影時刻:11時39分

 アズマネザサの上に新鮮なコミスジ♀を発見。曇り空の絶好の撮影条件なので、じっくり撮影。先ずはストロボ使用。
多摩川縁でお散歩撮影(9月上旬)_f0090680_1123316.jpg
D500-34VR,ISO=1000,F8-1/320、-0.3EV,外部ストロボ,撮影時刻:11時55分

 背中の金緑色の輝きはいつ見てもワクワクします。しかし、画面右端の枝が邪魔!次は自然光で。
多摩川縁でお散歩撮影(9月上旬)_f0090680_11234433.jpg
D500-34VR,ISO=1000,F5.6-1/800、-0.3EV,撮影時刻:11時57分

 光の回り具合は抜群に良いのですが、右後翅右後方にある葉先の枯葉がまた邪魔をしました。なかなか思い通りに描けませんね(^^;
 明るい土手ではモンキチョウが求愛ダンス。思わずレンズを向けました。
多摩川縁でお散歩撮影(9月上旬)_f0090680_1124184.jpg
D500-34VR(トリミング),ISO=2500,F8-1/4000、-0.3EV,撮影時刻:12時05分

 秋口はヤマトシジミの個体数も非常に多いです。すぐに交尾ペアを発見。
多摩川縁でお散歩撮影(9月上旬)_f0090680_11241723.jpg
EM12-Z60(トリミング),ISO=64,F2.8-1/1000,撮影時刻:14時06分

 強風に揺らいでいるので、結構撮影に苦労しました。河川敷は殆どクズで覆い尽くされています。クズの葉上を高速で飛ぶシジミは、やはりウラナミシジミでした。クズの花穂の周辺でスピードを緩めて♀探し。
多摩川縁でお散歩撮影(9月上旬)_f0090680_11243449.jpg
EM12-Z60(トリミング),ISO=500,F3.5-1/4000,撮影時刻:14時07分

 この子が多摩川縁を飛ぶのを見ると秋の到来を実感できます。メドハギの群落では、キタキチョウ♀が産卵行動。今回は産卵シーンではなく、その前後での飛翔シーンに重点を置いて撮影。
多摩川縁でお散歩撮影(9月上旬)_f0090680_11244883.jpg
EM12-Z60(トリミング),ISO=1000,F3.5-1/4000,撮影時刻:15時07分
多摩川縁でお散歩撮影(9月上旬)_f0090680_11294645.jpg
EM12-Z60(トリミング),ISO=1000,F3.5-1/4000,撮影時刻:15時08分

 この時期は、夏型と秋型が混在して飛んでいます。アップした個体は擦れが目立つ♀。2枚目矢印は既に産卵されたキタキチョウの卵です。多摩川の堤防は8月の上旬に定期的草刈りを受けて丸坊主状態になりましたが、今は緑濃い状態。ワレモコウの穂も色づいてきました。
多摩川縁でお散歩撮影(9月上旬)_f0090680_1125781.jpg
EM12-Z12,ISO=200,F3.2-1/640,撮影時刻:15時40分

 ワレモコウは多摩川縁ではやや珍品の部類に属します。北向きの急斜面に多いのは長野県あたりの里山と同じ状況です。ゴマが飛んでいたらなぁ~・・・といつも思います。
by fanseab | 2018-09-18 22:12 | | Comments(0)

ツマキチョウの産卵:その2(4月中旬)

 先日は、広角一本で産卵撮影をしたので、今回はマクロ1本で勝負?してみました。最初は、♀吸蜜シーン。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
ツマキチョウの産卵:その2(4月中旬)_f0090680_1129385.jpg
EM12-Z60, ISO=64、F3.2-1/400、撮影時刻:11時44分

 ほぼ絞り開放で、背景ボケを綺麗に整えてみました。続いて菜の花の黄色ボケに拘った作例。
ツマキチョウの産卵:その2(4月中旬)_f0090680_11292054.jpg
EM12-Z60, ISO=64、F2.8-1/500、撮影時刻:11時48分

 こちらは吸蜜ではなく、開翅休息シーン。さて、肝心の産卵シーンですが、背景が意外と整理できず苦労します。それでも何とか合格レベルの画像が撮れました。
ツマキチョウの産卵:その2(4月中旬)_f0090680_11294725.jpg
EM12-Z60, ISO=64、F4-1/500、撮影時刻:11時54分

 ♀の産卵シーン撮影で、最大の障害となるのが、♂がチョッカイを出すことでしょう。当日出会った、求愛(拒否)シーンもご紹介しておきましょう。
ツマキチョウの産卵:その2(4月中旬)_f0090680_1130248.jpg
EM12-Z60, ISO=400、F4-1/4000、撮影時刻:11時19分
ツマキチョウの産卵:その2(4月中旬)_f0090680_11301413.jpg
EM12-Z60(トリミング), ISO=400、F4.5-1/4000、撮影時刻:11時29分

 シロチョウの求愛拒否シーンでいつも不思議に思うのが、♀が腹端をガバッと開けること。迫りくる♂に対して、本来、「大事な部分」を隠すべきでしょうに。逆に、まるで誘っているような行動は解せませんね。それにしても、高速連射モード(60コマ/秒)の威力は凄いと思います。一瞬の行動をきちんと切り撮ることが可能になりました。
by fanseab | 2018-04-24 21:57 | | Comments(2)

新潟のギフチョウ:その1(4月中旬)

 2年ぶりに中越地方へギフ詣で。越後湯沢付近の残雪量は意外と少なく、融雪スピードが速いことを実感。最初のポイントに現地10時頃着。ほぼ快晴・無風の好コンディションなのに、ギフの姿が全くありません。撮影できたのは、産卵行動中の越冬明けスジボソヤマキチョウ♀。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
新潟のギフチョウ:その1(4月中旬)_f0090680_15195214.jpg
D500-34VR(トリミング), ISO=320、F7.1-1/1250、外部ストロボ、撮影時刻:10時30分

 カタクリ花弁からの吸蜜は初体験で、嬉しかったです。しかし、ギフは未発生と見限り、別ポイントへ急行しました。11時過ぎに到着すると間もなく、見慣れた♂の飛翔を見ることができてホッと一息。最初は定番の♂カタクリ吸蜜画像。
新潟のギフチョウ:その1(4月中旬)_f0090680_15201761.jpg
D500-34VR(トリミング), ISO=1100、F8-1/5000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時36分

 スミレじゃないので、もう少し背丈の高い株で吸蜜して欲しいんですけどねぇ!午後には全般に吸蜜撮影チャンスが増加しますが、どうも望みの位置に来てくれません。やっと、背景が抜けた場面に遭遇。
新潟のギフチョウ:その1(4月中旬)_f0090680_15205222.jpg
D500-34VR(トリミング), ISO=280、F7.1-1/800、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時26分

 これまた吸蜜している花弁の形に難がありますね。左隣の株に似た開き気味の花弁で撮りたいものです。背後の伐採跡も煩いですね。理想とするイメージには撮れません。次は広角飛翔撮影のついでに撮った♀吸蜜。
新潟のギフチョウ:その1(4月中旬)_f0090680_15211429.jpg
D500-20(トリミング), ISO=800、F8-1/2500、-0.7EV、撮影時刻:12時27分

 ノールックファインダーで撮ったので、ちょっとギフの位置が下過ぎました。まぁ、春先の陽だまりの雰囲気は出せたかな?
 正午前には丘の頂上に陣取って、ヒルトッピングして来る♂の飛翔狙い。置きピン感覚が体に染みついている20mm広角レンズを使用。置きピンは50cm。
新潟のギフチョウ:その1(4月中旬)_f0090680_15214168.jpg
D500-20(トリミング), ISO=560、F7.1-1/4000、-0.7EV、撮影時刻:11時48分

 頂上の標石近くを飛行中の姿。もう少しカメラ位置を低くして背景を入れたかった!お次の背景も殆どが地面(^^;
新潟のギフチョウ:その1(4月中旬)_f0090680_1522362.jpg
D500-20(トリミング), ISO=500、F7.1-1/4000、-0.7EV、撮影時刻:11時48分

 3枚目は登山道も写っていい感じ。但し、かなり前ピン。
新潟のギフチョウ:その1(4月中旬)_f0090680_15222684.jpg
D500-20(トリミング), ISO=900、F7.1-1/4000、-0.7EV、撮影時刻:11時49分

 4枚目はようやく背景に青空とサクラの花も入ってくれました。
新潟のギフチョウ:その1(4月中旬)_f0090680_15224550.jpg
D500-20(トリミング), ISO=560、F7.1-1/4000、-0.7EV、撮影時刻:11時49分

 見晴しの良い丘でランチ休憩の後、カタクリ群落に戻ると、飛んでいたギフが急降下。恐らく♀を撃墜したものと思い、近づいてみると・・・・。
新潟のギフチョウ:その1(4月中旬)_f0090680_152343.jpg
D500-34VR(トリミング), ISO=2800、F8-1/4000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時03分

 上が♂。枯草下に♀を押し付け、「寝技」に持ち込んだようです。しかし、♂の願いは通じなかったようで、このコマ撮影後、ペアは解けてしまいました。この日は新鮮な♀の産卵行動を多数目撃できました。次回はそれら一連の行動をご紹介したいと思います。
<次回へ続く>
by fanseab | 2018-04-14 20:36 | | Comments(4)