探蝶逍遥記

アゲハの産卵(5月上旬)

 拙宅庭にサンショウを植えています。毎年、アゲハが産卵をしてくれますが、ここでの産卵シーンを撮影できておりませんでした。産卵現場を確認してから、慌ててカメラを取りに行き、戻ってみると母蝶は既に飛び去った後・・・(^^; こんな経験を毎年しております。しかし今回は母蝶が10分以上、現場を行きつ戻りつ、合計8卵ほど産み付けたので、やっと産卵シーンの撮影が叶いました。

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D500-34VR(トリミング), ISO=1600、F8-1/1600、-0.3EV、撮影時刻:9時10分
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D500-34VR(トリミング), ISO=720、F8-1/1600、-0.3EV、撮影時刻:9時12分
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D500-34VR(トリミング), ISO=1400、F8-1/1600、-0.3EV、撮影時刻:9時16分

 比較的暗い環境を選ぶようで、サンショウの陰に好んで産んでおりました。産卵の途中はホバリングするように緩やかに舞っています。AF-C(連続フォーカス)に設定、「親指AF」でも何とかピントを捕捉してくれたようです。
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D500-34VR(トリミング), ISO=1000、F8-1/1600、-0.3EV、撮影時刻:9時12分
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D500-34VR(トリミング), ISO=1000、F8-1/1600、-0.3EV、撮影時刻:9時12分
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D500-34VR(トリミング), ISO=4000、F8-1/2000、-0.3EV、撮影時刻:9時19分
# by fanseab | 2018-05-15 21:53 | | Comments(2)

ヒメウラナミジャノメの飛翔(4月下旬および5月上旬)

 五月晴れの下、草叢をピョンピョンと踊るように舞う・・・、ヒメウラナミジャノメはこの季節の代表的な蝶でしょう。もちろん多化性の蝶ですから、真夏にも多摩川縁を飛んでいるのですけど、この可愛らしいジャノメは初夏に最も似つかわしく感じられるのです。
 さて、本種の飛翔を一度でもトライされた方なら、経験済みでしょうが、飛翔速度が緩い割に難易度が高い蝶です。飛翔軌道が読めそうで読めない不規則な飛び方がその原因。今回のテーマは冒頭に述べたような情景、つまり、
『初夏の光が差し込む草叢。。。ダンスを舞うように♀を探して飛び回る♂達』
が、アウトプットイメージ。そこで、以下の作戦を取りました。

①先ずは逆光で、光が差し込む明るい草叢を表現。
②逆光なので、ストロボ等を使って背景と蝶のコントラストバランスを調整。

 最初は、2頭が絡むシーン。高速連射で切り取りました。

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両者共通:EM12-Z12(トリミング), ISO=1000、F4-1/4000、撮影時刻:10時26分

 このような決定的な一瞬の捕捉は、60コマ/秒の独壇場ですね。特に2枚目は今回のテーマに沿ってバランス良くまとまったと思います。次に単射でもトライ。
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EM12-Z12(トリミング), ISO=200、F10-1/250、外部ストロボ、撮影時刻:10時16分

 こちらは背景にハルジオンが入って季節感が出ました。次は単独個体の飛翔。高速連射で本種の飛翔モードを確認すると、一旦翅を打ち下ろし、ピョンと飛びあがると、閉翅状態のまま放物線飛行をし、落ち際に再度翅を打ち下ろすパターンです。ですから、単射で撮影すると、殆どのコマは閉翅状態になります。最初は草叢を縫って飛ぶ感じが一番表現できた作例。
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EM12-Z12(トリミング), ISO=200、F10-1/250、外部ストロボ、撮影時刻:10時13分

 次はアカツメクサ付近を飛ぶ個体。
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EM12-Z12(トリミング), ISO=200、F10-1/250、外部ストロボ、撮影時刻:10時18分

 羽化直の♀は恐らく地表近い場所に潜んでいるのでしょう。♂は草叢の生え際を舐めるように探していきます。カメラでヒメウラナミを追い撮りしていると、突然Uターンして、カメラに突進して来るチャンスがあります。
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EM12-Z12(トリミング), ISO=200、F10-1/250、外部ストロボ、撮影時刻:10時24分
 
 これが将にその場面、ベニシジミが時々、産卵に潜り込むギシギシ周辺を探る♂です。最後はAPS一眼での単射作例。
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D500-20(トリミング), ISO=100、F8-1/4000、-0.3EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時09分

 蝶の配置、翅の開翅タイミングは絶妙でしたが、惜しむらくは、後翅の破損。なかなか上手くは行きませんね(^^; 多摩川縁の草叢も定期的に草刈りを受けます。恐らく今月末頃、第一回目の草刈りを受けて、撮影した現場も丸坊主になる筈です。意外と本種の飛翔を撮影できるチャンスが少ないのは残念です。
# by fanseab | 2018-05-12 21:49 | | Comments(2)

ジャコウアゲハの産卵(4月下旬および5月上旬)

 今年の多摩川縁では、例年よりもジャコウアゲハ第1化の個体数が多い印象です。当然、♀の産卵行動に出会うチャンスも増加。何回か粘ってみることにしました。最初は♀がホストのウマノスズクサを探索する場面。

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EM12-Z60(トリミング), ISO=1000、F4.5-1/4000、撮影時刻:12時02分

 この日は曇り勝ちで、強い南風が吹いておりました。風に煽られながら、草叢に潜り込み、ホストを一生懸命探索する姿に感心させられます。暫くして、産卵です。
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EM12-Z60, ISO=400、F5-1/500、撮影時刻:12時04分

 ジャコウアゲハの産卵では、いつも草被りになるので、腹端までの写し込みは非常に厳しいです。今度は広角での産卵シーン撮影目的に、日を改めて多摩川の土手を探索。ホスト探索時の飛翔はウスバシロ並に緩やかなので、思い切って置きピン位置を30cmに設定。
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EM12-Z12(トリミング), ISO=800、F5.6-1/4000、撮影時刻:10時48分
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EM12-Z12(トリミング), ISO=800、F5.6-1/4000、撮影時刻:10時48分

 ほぼ、イメージ通りの画像が得られました。ところが、探索場面は撮れるものの、なかなか産卵には至りません。ホストの数は結構多いのに、どうも好みの株は少ないと見え、10-15分程飛び回っても、産卵してくれません。ようやく茂みの暗い部分の株に産卵ポーズを取りました。
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EM12-Z12, ISO=400、F5.6-1/640、撮影時刻:10時55分

 翅を震わせながら、腹端を曲げるポーズを取るのですが、結局産卵せず、この状態で、開翅休息してしまいました。結局、この日は広角産卵シーン撮影には失敗。ガックリです(^^;

 撮影ポイントの多摩川堤防はほぼ東西に走っております。母蝶の様子を観察すると、堤防の南側の陽射しが当たるウマノスズクサには産まず、北側の草陰にある株を好んで産んでいます。秋口に発生する個体では、逆に南側の株を好むようで、季節により、株の選好性が異なるようです。♀の産卵シーン撮影で障害となるのが、他種同様、♂のチョッカイ行動です。撮影した当日も♀を必死に探す♂の姿がありました。
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EM12-Z12(トリミング), ISO=400、F4.5-1/4000、撮影時刻:11時20分

 脇目を振らず♀を探していると、思わぬ事態にも遭遇するようです。
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EM12-Z60, ISO=400、F4-1/1000、撮影時刻:11時36分

 蜘蛛にとっては、狩猟場所としても好適なのでしょうね。広角での♀産卵シーン撮影は近いうちに、リベンジマッチをするつもりです。
# by fanseab | 2018-05-05 21:25 | | Comments(2)