探蝶逍遥記

中国四川省成都近郊遠征記:その2

 翌朝、7月11日の6:00起床。ホテル前の道路状況。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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TG4@11mm, ISO=200、F3.6-1/80、撮影年月日・時刻:2015年7月11日、6時31分

 この時間帯は未だ道路はガラ空きですが、少し経つと大渋滞になります。中央に写っている、バイク改造3輪車がよく目立ちます。しかし、右側通行なのに、この3輪車、何食わぬ顔をして左側通行です(^^) 画面矢印にあったコンビニ(セブンイレブン)で朝食を調達。ホテルで食事。
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TG4@4.5mm, ISO=100、F2-1/80、-2.0EV、内蔵ストロボ、撮影年月日・時刻:2015年7月11日、6時41分

 左下から時計回りに、中華粽、カフェラッテ、ヨーグルト、肉饅。粽を開けて見ると・・・。
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TG4@4.5mm, ISO=100、F2-1/30、内蔵ストロボ、撮影年月日・時刻:2015年7月11日、6時43分

 具はトウモロコシでした。管理人は中華粽が大好物。中国産故、具材の餅米やトウモロコシは農薬塗れの代物かもしれません。しかし、そんな雑念を除けば、ムチャ旨い粽でした。日本のコンビニでも売ってくれないかなぁ~!
 朝食後、都江堰行高速バスに乗るため、タクシーで茶店子客运站(バスターミナル)へ直行。クロオオムラサキポイントのある都江堰へは、主として①新幹線ルート、②高速バスルートの2通りがあります。事前のネット調査で、①はチケットが取り難いとの情報があり、今回は②を選択。タクシー内の光景。
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TG4@4.5mm, ISO=200、F8-1/25、-1.0EV、撮影年月日・時刻:2015年7月11日、7時38分

 ルームミラーからぶら下がっているお守り?の赤い房は、いかにも中国人ドライバーが好きそうなアイテムですね。成都市内中心部を3重に囲む環状高速道路は極めて快適ですが、一旦一般道に降りると、地獄のような大渋滞。バス専用レーンも一般車でギッチリ埋まって押し合いへし合いの状態。ここで運転するのは本当に命がけだと実感いたしました。茶店子ターミナルまで25分、44元でした。ターミナルの外観。
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TG4@4.5mm, ISO=200、F8-1/400、-1.0EV、撮影年月日・時刻:2015年7月11日、8時01分

 週末土曜日とあって、内部は大混雑。チケット売り場の様子です。
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TG4@4.5mm, ISO=400、F2-1/125、-1.0EV、撮影年月日・時刻:2015年7月11日、8時04分

 行先毎に分かれた発券ブース前に並びます。驚いたのは、中国人が整然と列を作り、割り込む人が全くいないこと。ここに来る前はどうやって中国人との「割り込み競争」に勝つか?頭を巡らしておりましたが、杞憂に終わりました。中国人の友人に聞くと、ここ20年位でこうしたマナーが次第に改善されたとのこと。お蔭様でスムーズにバス券を購入できました。価格は17元。
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TG4@4.5mm, ISO=100、F2-1/6、撮影年月日・時刻:2015年7月11日、8時19分

 ここでちょっと失敗をしました。切符に記入されている発車時間=19:30を早とちりして、
文字通り午後7時30分出発便と勘違いしてしまったのです。冷静に見ると、「19時30分以前は有効」と記されていて時間無指定の切符なのでした。勘違いの原因はもう一つ。切符に「车次(便名)1235」と明示されています。つまり、「1235便は19:30出発」と読めたからです。とにかくこの時は慌てていたので、19時半まで待てないと思い、別ルートの青城山駅行バスを再購入したのでした。8:39発車のバスに出発間際に飛び込んでヤレヤレ。バスは直ぐに成都市内→都江堰を直結する高速道路「成灌高速」に入ります。成都料金所のゲートです。
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TG4@4.5mm, ISO=100、F2-1/6、撮影年月日・時刻:2015年7月11日、8時19分

 バスは青城山高鉄站(中国版新幹線駅)へ9:40に到着。乗車したバスの全景。
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TG4@4.5mm, ISO=100、F2-1/200、撮影年月日・時刻:2015年7月11日、9時42分

 左後方に見えるのが新幹線駅です。ここから再度バスに乗り継いで都江堰へ向かいます。バスプラットフォーム(站台)には行先が二か国語で表示されています 都江堰/青城山両地区は2000年に世界遺産に登録された関係で、国外旅客向けに配慮した掲示板もかなり整備されているのです。
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TG4@4.5mm, ISO=100、F2-1/200、撮影年月日・時刻:2015年7月11日、9時46分

 管理人は101系統バスに乗る為、左側の站台Bで待ちます。都江堰バスターミナル(离堆公园站)に10:30着。ここからホテルが並ぶ一角には更に市バスに乗り換える必要があります。その行先経路表示板です。
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TG4@4.5mm, ISO=100、F8-1/500、-0.7EV、撮影年月日・時刻:2015年7月11日、10時31分

 表示板の下から3番目、17路(路:バス路線)に乗ります。蒲阳路口车站で下車。10:59ホテルに着。
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TG4@6.9mm, ISO=100、F2.7-1/122、-0.7EV、撮影年月日・時刻:2015年7月11日、10時56分

 この一角は古い町並みを再現した一角にあり、ホテルの外装も周囲とマッチングした造りになっております。
<次回へ続く>
# by fanseab | 2018-02-01 21:42 | 旅行記 | Comments(0)

中国四川省成都近郊遠征記:その1

 2015年7月に実施した首題遠征記をシリーズで書くことにします。実は2016年の1月頃から記事を書こうと思っていた矢先、同年1月末に突然内耳系眩暈を発生し、その後の体調不良で、企画が頓挫してしまったのです。気の抜けたビールにならない内にメモとして記録に残すことにしました。

(1)成都市近郊のクロオオムラサキ
 今回遠征の主目的はクロオオムラサキ(Sasakia funebris)の撮影。管理人はタテハ類、それも巨大なタテハが大好きです。国内の蝶では、もちろんオオムラサキ(S.charonda)が一番のお気に入りですし、アジア遠征でも、先ず目を向けるのは大型イナズマ類(LexiasEuthaliaなど)の種群になります。色々と蝶図鑑を眺めているうちに、やはりオオムラサキの唯一の兄弟、クロオオムラサキを撮影せねばと思い始めました。本種を撮るには中国大陸に足を踏み入れなければなりません。大陸には過去、出張で上海に一回行ったきりで、蝶撮影として初体験の場所。色々と不安があるので、公共交通インフラが比較的整備された中国四川省成都市近郊のポイントを訪れることにしました。
 同地はかつてプロの昆虫写真家、青山潤三(※1)、渡辺康之(※2)、松香宏隆(※3)の各氏が訪れ、それぞれ詳細かつ魅力的なレポートを残されています。それらの画像を眺めながら、本種の勇姿を是非ともわが手で・・・との思いが募りました。
※1 青山潤三,1998.中国の蝶ー海の向こうの兄弟たち. 東海大学出版会,東京.
※2 渡辺康之,2008.中国のオオムラサキとクロオオムラサキの生態. 月刊むし(449):16-22.
※3 松香宏隆,1992.黒の哨戒機 クロオオムラサキ.サイアス(科学朝日)(52):68-71

(2)東京→成都へのアクセス
 遠征した2015年時点で、東京→成都への直行便はANA(NH947)以外に皆無。但しこの便、成田(NRT)17:25→成都(CTU)22:20で成都到着が深夜に近いのです。管理人は初めての遠征地では、到着時刻が深夜近くになるのはリスク管理上敬遠しております。そこで止む無く羽田(HND)出発、北京(PEK)乗継の便を選択しました。

中国国際航空CA0184(コードシェアNH5731):HND8:30→PEK11:20
同上CA1407:PEK16:00→CTU19:00

 当初、PEKでの乗継時間を約1時間半の便で予約したのですけど、中国人の友人が「それは間隔が短すぎ!PEKの乗継は時間がかかるから、もうちょっと余裕を持たせた方が良い」とのご宣託で変えました。結果的にこれは正解でした。
<現時点でのアクセス利便性>
 その後、中国人観光客の日本来訪者が激増したこともあって、直行便が増便され、選択肢が増えました。今、東京から成都へ行くなら、下記の便をお勧めします。

CA460(コードシェア:NH5765):NRT8:50→CTU13:20

また、現役サラリーマンの方なら、四川航空(3U)もお勧め。

3U8086:NRT20:30→CTU00:50

 この便なら、金曜日に退勤後、成田に直行。月曜日に有休を取り、3U8085で帰国するプランもありです。2泊3日のクロオオムラサキ撮影突撃ツアー?は如何でしょう。いずれにせよ残念なのは、羽田出発の成都行直行便が現在でもないこと。

 さて、羽田に駐機中のCA184便。機体はエアバスA321。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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TG4@11.8mm, ISO=100、F14-1/80、-0.7EV、撮影年月日・時刻:2015年7月10日、7時48分

 定刻50分遅れで離陸し、暫くして朝食(ブランチ?)が提供されました。
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TG4@4.5mm, ISO=400、F2-1/200、撮影年月日・時刻:2015年7月10日、10時04分

 機内食は不味いとの噂を聞いておりましたが、味はともかく、美味しく見せる工夫が全くされていない点がNGです。PEKへ向け降下中の景色。
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TG4@4.5mm, ISO=400、F2.8-1/2000、-0.7EV、撮影年月日・時刻:2015年7月10日、11時17分(以下現地時間)

 画面中央右上に写っている飛行場は「北京市通州机场」。軍事基地ですね。北京国際空港はこの画面左前方に位置します。PEK到着11:26(定刻6分遅れ)。国際線が到着するT3の各ゲートから乗客は一旦、検疫のある一角に集められます(下の画像の右手奥)。
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TG4@6.86mm, ISO=400、F2.8-1/2000、-0.7EV、撮影年月日・時刻:2015年7月10日、11時40分

 本来、中国国内線乗継カウンターがこの近辺にあるべきですが、何故か無く、狐に摘まれた感じで、シャトルに乗車。両替を両替所ではなく、手数料原則無料の銀行窓口に拘ったことが敗因で、ムチャ時間を消費しました。これが中国銀行窓口での整理券。
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TG4@4.5mm, ISO=1600、F2.8-1/20、-0.7EV、撮影年月日・時刻:2015年7月10日、13時40分

 既に8人待ち(^^; 大慌てで何とか両替を済ませ、CTU行便のゲートに辿りついたらヘロヘロでした。つくづくデカい飛行場だなぁ~と実感。それと機内持込手荷物検査で、カメラリュック内のカメラ、レンズ、電池他を全て出さねばならぬルールには閉口しました。窃盗犯から見たら管理人は絶好のカモに見えたことでしょう。CA1407便は16:25離陸。成都18:46着陸。途中で出た機内食です。
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TG4@4.5mm, ISO=100、F2.8-1/250、-2.0EV、内蔵ストロボ、撮影年月日・時刻:2015年7月10日、17時12分

 中国に来たなぁ~と実感するようなメニューです。胡瓜の漬物が微妙に嬉しかったですね。成都空港も想像以上に大きいものでした。ここからホテルまではタクシーで。駐車場に100台以上のタクシーが整然と客待ちしている姿に驚きました。いずれも緑と白のツートンカラーで統一され、白タクが混じっていないようで安心感もありました。成都南站に近いホテルまで30分、料金は42元(当時の換算レートで、約830円)でした。

 さて、ホテルのフロントで一悶着。中国のホテルに宿泊する際、押金(ya jin)なるデポジットをチェックイン時に支払わねばなりません。管理人はこの予備知識がなかったので、ビックリしたのです。宿代はクレジットカードで既に決済済なのに、何故別途現金を要求するのか当初は理解できず、フロントとやり合いました。しかも英語が全く通ぜず、拙い中国語(普通話)でやり取りするので、余計に疲れました。基本1泊分で、ホテルによって異なりますが、100-400元程度です。宿泊したビジネスホテルは造りも新しく清潔で快適だったので助かりました。
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TG4@4.5mm, ISO=200、F2.8-1/30、内蔵ストロボ、撮影年月日・時刻:2015年7月10日、20時01分

 コンセントボックスです。
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TG4@4.5mm, ISO=400、F2-1/15、撮影年月日・時刻:2015年7月11日、6時58分

 上が二股のAタイプ。下が三股のBFタイプ。Aタイプは変換プラグ不要で、日本と同様のプラグがそのまま差し込めます。コンセントボックスが金メッキ?されているのが、いかにも中国らしいですね。
<次回へ続く>
# by fanseab | 2018-01-30 21:34 | 旅行記 | Comments(4)

残雪とウラギンシジミ(1月下旬)

 関東地方は久しぶりの大雪で、雪かき等に苦戦させられました。その後遺症で、全身筋肉痛が残っております(^^; さて、拙宅近くで観察している越冬ウラギンシジミはどうなっているか?確認がてら、アウトプットイメージとして「残雪を背景にした画像」を目指してトライしてみました。
 最初は極最近発見した個体。これまでの2個体も拙宅から徒歩1分と超近場での観察ポイントにおりましたが、何とこの3個体目は徒歩20秒! その子の姿です。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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EM12-P8、ISO=64、F13-1/100、外部ストロボ、撮影時刻:11時29分

 位置がやや高いので脚立を使用。ヤツデの葉裏に潜んでおりました。前翅端の尖り方から判断して、夏型でしょうかね。残念ながらこの個体、この絵を撮影した1時間後に姿が消えておりました。実は右側に見えている道路、物凄く狭い割にゴミ収集車等の中型車両が結構頻繁に通るので、丁度ドアミラーか何かに接触して飛び去った可能性もあります。ちょっと残念でした。
 さて、2個体目は2番目に発見した個体。
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EM12-P8、ISO=320、F11-1/160、外部ストロボ、撮影時刻:11時39分

 こちらも脚立を使用しての撮影。ご覧のように、この子が越冬しているクチナシの株は相当に密で、積雪とは無縁の世界。積雪のリスクまで予想してここに潜んでいるのでは・・・と思わせる姿です。3個体目は最初に発見し、以前の記事で機材撮り比べをした子。
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EM12-P8、ISO=200、F11-1/125、外部ストロボ、撮影時刻:11時50分

 魚露目と違い、使用した魚眼レンズは流石にフレアやゴースト発生が少なく、見栄えがします。近所の方も雪掻きを丁寧にされていて通路上の残雪もかろうじて残っている程度ですね。
 この子が潜んでいるサザンカの株にはそろそろ真紅の花弁が付き始めました。この先、サザンカの花弁とウラギンのコラボ画像が撮れることを期待しております。
# by fanseab | 2018-01-24 20:55 | | Comments(0)