探蝶逍遥記

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キアゲハ第1化の産卵(4月下旬)

 首題産卵シーン撮影目的には、低山地の休耕田に行き、セリ類の新芽に産む場面を撮るのが一番楽でしょう。但し、セリ類は株丈が低いため、葉被りを生じやすい欠点があります。昨年4月下旬、多摩川縁でキアゲハがハナウド(Heracleum sphondylium)に産卵するシーンを撮影できました(クリックでジャンプ)。

 ハナウドが背丈も高く、背景を綺麗に整理しやすい利点があります。但し、昨年撮影した産卵シーンはC級ショットでしたので、今年リベンジマッチを行いました。2日間かけて、正午前後の産卵時間帯に、ハナウドの前で待機。期待通り♀がやって来て、前脚連打でホストの適合性を確認するシーンを撮影。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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D500-34VR(トリミング), ISO=450、F7.1-1/1000、外部ストロボ、撮影時刻:11時55分

 その直後、産卵をしました。
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D500-34VR(トリミング), ISO=560、F7.1-1/1000、外部ストロボ、撮影時刻:11時55分

 産附位置は、花序が開裂する前の総苞?。ようやく腹端まで写し込め、ほぼ満足すべき画像になりました。欲を言えば、もう少し前景・背景をスッキリさせたい場面。次は株の頂上部、花序の蕾に産卵する場面。
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D500-34VR(トリミング), ISO=640、F7.1-1/1600、外部ストロボ、撮影時刻:12時03分

 次は、今回の一連の画像中、最もバランス良く整理できた作例。
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D500-34VR(トリミング), ISO=640、F8-1/1250、外部ストロボ、撮影時刻:12時06分

 苞葉が開く前の花穂に産卵しています。このパターンも比較的多いように思います。この画像からも分かりますが、♀の腹部、後翅には、ハナウドの花粉と思しき白い微粉が多数付着しています。ハナウド達にとって、キアゲハは受粉媒介者として有用なのでしょうね。また比較的新鮮な♀は産卵直前のホバリング時間も短く、サッと産んでいくので、シャッターチャンスが遅れることが多いものです。一方、やや飛び古した♀は、ホバリング力も弱く、比較的撮影は楽ですが、逆に見栄えがしない問題点もあります。次は後翅が半分ほど欠落した♀個体の産卵直前シーン。
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D500-34VR, ISO=450、F8-1/1250、-0.3EV、撮影時刻:12時12分

 この直後に産卵。
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D500-34VR(トリミング), ISO=640、F8-1/1250、-0.3EV、撮影時刻:12時12分

 後翅が欠落している分、ホバリングでバランスを取るのが難しいらしく、この体勢で、産卵に至るまでの時間が長く、その分シャッターを沢山切れるのです。

 今回、2日間かけて産卵シーンを観察した結果、ホストの選好性についても大まかな知見を得ることができました。ハナウドは結構広い範囲に生えていますが、次の条件を満たす株を選ぶように思います。

①日陰の株には殆ど産まない。陽当たりの良い株を好む。
②産附位置は苞・花穂・若葉・成葉と様々だが、株の高い位置に集中している。

 丈が比較的低くても、多数の卵が産附されている特異株もありました。
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EM12-Z60, ISO=400、F5-1/800、撮影時刻:11時48分

 周囲がイタドリに囲まれて、余り目立たない株ですが、何と13卵産んでありました。次に産附位置毎の卵画像を一部ご紹介しておきましょう。最初は総苞?に産み付けた事例。
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EM12-Z60, ISO=400、F5.6-1/1000、撮影時刻:12時10分

 中央やや下に黄色い卵が確認できます。実は見難いですが、花穂の茎部分にも別の1卵が確認できます(矢印先)。続いて若葉上の2卵。
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TG4@5.5mm(トリミング), ISO=100、F9-1/250、-1.0EV、撮影時刻:10時52分

 最後は成葉上の4卵。
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EM12-Z12(トリミング), ISO=64、F5-1/640、撮影時刻:12時13分

 こちらは色が橙色で、黒色胚も発達し、孵化も間近と思われます。

 キアゲハの撮影に集中した2日間は共に夏日。ふと木蔭を見ると、キジの♂が佇んでおりました。レンズを向けても平然とした様子。
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D500-34VR, ISO=2500、F8-1/400、-0.3EV、撮影時刻:12時14分

 日陰で暑さを避けているのでしょうか? しかし、こうして見ると本当に美しい佇まいです。「日本の国鳥」らしい風格を備えていると、改めて思いました。
by fanseab | 2018-04-29 21:15 | | Comments(2)

ツマキチョウ卵の拡大像(4月中旬)

 ツマキ産卵シーン撮影の際、採卵した卵の超拡大撮影にトライしました。ツマキ卵の超拡大像は以前に撮影済ですが、産卵直後状態の撮影が今回の目的。他のシロチョウ類同様、ツマキ卵は産卵直後、白色を呈しますが、時間経過と共に黄橙色に変化していきます。色の変化について記録したメモをご紹介しておきましょう。室温(19-20℃)保管での結果。
++++++++++++++++++++++++++
産卵後22hr.経過:白色
同上30hr.経過:僅かにクリーム色を帯びる
同上46hr.経過:黄色
同上72hr.経過:黄色
++++++++++++++++++++++++++
 産卵後概ね50hr.経過で色変化は飽和し、孵化直前まで色変化はないようです。今回は、産卵後4hr.および82hr.経過した時点での撮影・比較をしております。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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EM12-P1442@42mm-P14R(トリミング+上段12コマ/下段16コマ深度合成)、ISO=64、F6.3-1/50、外部ストロボ

 モンシロチョウが、水平な葉裏に産み付けるのに対し、ツマキの産附位置はセイヨウカラシナの蕾が入り組んだ隙間。そのため、ストロボ光を回し込むのに苦労します。卵は縦隆起と横隆起が組み合わさった構造をしており、横隆起の起伏が低いのが特徴。そこで、横隆起構造を卵全体に渡り綺麗に表現するのが、ツマキ卵拡大像撮影の重要ポイントだと思います。左側画像では、卵の右下部分に光が回らず、横隆起構造が完全に消えています。そこで、ストロボ光(2灯配置)の配置を試行錯誤して卵全体に光を回し込んだのが、右画像です。卵の高さは1mm。最大径は0.47mm。
 卵表面構造の起伏が明確なゼフ卵等に比較して、シロチョウ卵の微構造表現は遥かに難易度が高いと実感した次第。
by fanseab | 2018-04-26 22:21 | | Comments(2)

ツマキチョウの産卵:その2(4月中旬)

 先日は、広角一本で産卵撮影をしたので、今回はマクロ1本で勝負?してみました。最初は、♀吸蜜シーン。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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EM12-Z60, ISO=64、F3.2-1/400、撮影時刻:11時44分

 ほぼ絞り開放で、背景ボケを綺麗に整えてみました。続いて菜の花の黄色ボケに拘った作例。
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EM12-Z60, ISO=64、F2.8-1/500、撮影時刻:11時48分

 こちらは吸蜜ではなく、開翅休息シーン。さて、肝心の産卵シーンですが、背景が意外と整理できず苦労します。それでも何とか合格レベルの画像が撮れました。
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EM12-Z60, ISO=64、F4-1/500、撮影時刻:11時54分

 ♀の産卵シーン撮影で、最大の障害となるのが、♂がチョッカイを出すことでしょう。当日出会った、求愛(拒否)シーンもご紹介しておきましょう。
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EM12-Z60, ISO=400、F4-1/4000、撮影時刻:11時19分
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EM12-Z60(トリミング), ISO=400、F4.5-1/4000、撮影時刻:11時29分

 シロチョウの求愛拒否シーンでいつも不思議に思うのが、♀が腹端をガバッと開けること。迫りくる♂に対して、本来、「大事な部分」を隠すべきでしょうに。逆に、まるで誘っているような行動は解せませんね。それにしても、高速連射モード(60コマ/秒)の威力は凄いと思います。一瞬の行動をきちんと切り撮ることが可能になりました。
by fanseab | 2018-04-24 21:57 | | Comments(2)

ミヤマチャバネセセリ第1化(4月中旬)

 多摩川の菜の花畑で、ツマキ♀産卵シーンを撮影中、嬉しい出会いがありました。何と、セイヨウカラシナにミヤマチャバネセセリ第1化が吸蜜にやって来たのです。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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D500-24, ISO=100、F5.6-1/500、-0.3EV、撮影時刻:10時48分

 両者の組合せは理論上、あり得ることでしたが、何せひと昔前は、菜の花の株が少なすぎて、ミヤチャと遭遇するチャンスは皆無だったのです。ミヤチャは紫色系の花のみならず、タンポポにも来ますから、菜の花に来ても不思議ではありません。「棚からぼた餅」とは、こんなチャンスを言うのでしょうね。ついでに縦位置でも。
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D500-24, ISO=100、F5.6-1/640、-0.3EV、撮影時刻:10時49分

 使用しているシグマ製24mmレンズは重くて、最近はあまり使用機会が多くなかったのですけど、開放F値が1.8と明るいこともあって、背景のボケ味も綺麗です。改めて、このレンズを見直す機会にもなりました。

 この日は、ミヤチャとセットで出現する、ギンイチモンジセセリ♂もみかけました。オギの株を避けながら、必死に飛翔画像を撮影。
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D500-24(トリミング), ISO=1100、F8-1/4000、撮影時刻:10時20分
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D500-24(トリミング), ISO=1250、F8-1/4000、撮影時刻:10時20分

 置きピンはツマキ仕様で50cm。但し、この子の飛翔撮影にはもう少し、例えば35cm位にしないと駄目ですね。↑の画像もムチャクチャトリミングしてあります。とにかく、多摩川の晩春の風物詩、ミヤチャとギンイチ第1化を撮影できてホッといたしました。
by fanseab | 2018-04-22 06:50 | | Comments(2)

ツマキチョウの産卵(4月中旬)

 マイフィールドである多摩川縁は、現在菜の花が満開状態。その環境写真を撮る目的で、APS一眼に24mm広角を付けた軽装備で出かけました。あまり気合を入れずに簡易装備でフィールドに出る時に限って、チャンスに恵まれることが多いものです。この日は、将にそんな一日になりました。先ずは目的の環境画像。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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D500-24, ISO=200、F8-1/640、撮影時刻:11時01分

 ヤナギの木陰を含めて、将に黄色い絨毯を敷き詰めた光景が拡がっております。しかし、10年程前は、菜の花(セイヨウカラシナ)は数10mに一株ある程度でした。それがここ数年来、秋口の台風・大雨で河川敷の擾乱が進み、上流側から流されて来たセイヨウカラシナが根付き、大群落が形成されるようになりました。同時にそれまでこのポイントでは珍品であった、ツマキチョウの個体数も激増し、今年は大豊作の状況です。

 朝方、陽射しが弱い状況で、緩やかに舞うツマキ♀を発見。ノンビリと飛ぶので、菜の花背景の飛翔画像をゲット。
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D500-24(トリミング), ISO=1600、F8-1/4000、撮影時刻:9時20分

 陽射しが強くなるに従い、産卵を始めました。広角しか持ち合わせがないので、逆に「今日はツマキの広角産卵画像を撮るぞ!」と覚悟を決めて♀を追跡。最初はオギの枯茎背景にパチリ。
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D500-24, ISO=220、F7.1-1/640、撮影時刻:9時51分

 産卵時間は比較的短いので、広角撮影に必要な距離に接近する間に、産卵が終了してしまうことが多く、撮影に難儀します。何とか菜の花群落背景の画像を撮ろうと苦労。ようやく1枚ゲット。
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D500-24, ISO=160、F7.1-1/640、撮影時刻:9時56分

 但し、茎が斜めなので、画面に落ち着きがありません。更に粘って、ようやく黄色一色に近い背景で、ほぼ理想とする画像をゲット!
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D500-24, ISO=160、F8-1/640、-0.3EV、撮影時刻:10時52分

 続いて河川敷環境の写し込みを目的としてパチリ。
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D500-24, ISO=160、F8-1/640、-0.3EV、撮影時刻:10時56分

 背景の建物は東京都側です。産卵シーンの途中には、♀に絡んで来る♂も多数おりましたが、絡みのシーンは別途撮影したので、その記事で詳しくご紹介することにします。菜の花には当然モンシロチョウも産卵にやって参ります。モンシロはツマキと異なり、株の下方にある葉裏に好んで産むので、撮影難易度はツマキよりもやや高いです。
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D500-24, ISO=200、F8-1/640、撮影時刻:10時22分

 広角画像で腹端まで写し込もうとすると、タイミングがズレて、産卵シーンがゲットできません。意外とモンシロの産卵シーンは難しいのです。
 結局、この日は広角レンズを使用してのツマキ♀産卵シーンが初めてゲットできたので、意気揚々と引き揚げたのでした。
by fanseab | 2018-04-20 21:45 | | Comments(2)

新潟のギフチョウ:その2(4月中旬)

 ポイントに着いて、カタクリ群落に目をやると、ゆったりと地表近くを飛ぶ♀の姿が。明らかな産卵行動です。しかし、好みのカンアオイ株が無いのか、一向に産卵行動に入りません。逆に言えば、♀飛翔撮影の絶好のチャンスなので、連射乱れ打ちで、当たりコマを狙います。多量の外れ画像から何とか拾い上げた「当選籤」をご紹介しましょう。最初は、この日のベストショット。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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D500-34VR(トリミング), ISO=1800、F8-1/5000、-0.7EV、撮影時刻:11時23分

 ギフを取り囲むカタクリの花弁も綺麗だし、偶然、福寿草が背景に入り込み、良いアクセントになってくれました。次は背景が抜けたショット。
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D500-34VR(トリミング), ISO=2000、F8-1/4000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時17分

 しかし、こんなチャンスに限って、枝被り(^^;  3枚目はショウジョウバカマが入り込んだショット。
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D500-34VR(トリミング), ISO=2500、F7.1-1/4000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時22分

 光の回り具合が良く、ギフの浮遊感も演出できました。
 さて、延々と飛び回った後、やっとカンアオイを探り当てたようです。
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D500-34VR(トリミング), ISO=1600、F7.1-1/4000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時40分

 新葉がないため、仕方なく古葉を選んだ様子。この後、葉に着地して前脚連打、その後、腹端を下げて産卵態勢に移行します。
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D500-34VR(トリミング), ISO=1800、F7.1-1/4000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時40分

 ただ、どうもバランスが取れなかったのか、一旦飛び立ちました。再度着地した後、ようやく産卵がスタートしました。
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D500-34VR(トリミング), ISO=320、F7.1-1/640、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時41分52秒

 このままでは腹端の状況が見えないので、葉被り覚悟で、アングルを変更。
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D500-34VR(トリミング), ISO=400、F7.1-1/640、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時43分28秒

 何とか青白色の卵塊が確認できました。母蝶が去って暫くしてから、葉裏を確認してみました。
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EM12-Z60(トリミング), ISO=64、F6.3-1/50、外部ストロボ、撮影時刻:15時15分

 撮影のため、葉を起こしております。9卵確認できました。要した産卵時間は約2分。
 この日は、朝からほぼ快晴のコンディションでしたが、14時頃から薄曇り状態になり、気温が低下しました。するとギフの活動はパタッと止みました。体感気温も15℃を切ったのでしょう。現地では、同好カメラマン2名の方と談笑する機会がありました。地元の方かとお聞きすると、何と管理人同様、首都圏から来られたKさんとMさんでした。お二人も空を見上げて、「そろそろ今日は打ち止めかな~」とつぶやき、ポイントを後にされました。Kさん・Mさん、楽しいお話、有難うございました。

 さて、お二人が帰られた後、オオカメノキ(ムシカリ)の樹上で休んでいる交尾嚢付き♀個体を発見。
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D500-34VR, ISO=2800、F8-1/4000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時03分

 最初は開翅状態でしたが、時間経過と共に翅を閉じました。恐らくここで夜を明かすのでしょう。活動休止後の、樹上休眠状態の個体を撮影するチャンスは稀です。最後にプレゼントを貰った気分で、満足してポイントを引き上げました。
by fanseab | 2018-04-16 21:17 | | Comments(2)

新潟のギフチョウ:その1(4月中旬)

 2年ぶりに中越地方へギフ詣で。越後湯沢付近の残雪量は意外と少なく、融雪スピードが速いことを実感。最初のポイントに現地10時頃着。ほぼ快晴・無風の好コンディションなのに、ギフの姿が全くありません。撮影できたのは、産卵行動中の越冬明けスジボソヤマキチョウ♀。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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D500-34VR(トリミング), ISO=320、F7.1-1/1250、外部ストロボ、撮影時刻:10時30分

 カタクリ花弁からの吸蜜は初体験で、嬉しかったです。しかし、ギフは未発生と見限り、別ポイントへ急行しました。11時過ぎに到着すると間もなく、見慣れた♂の飛翔を見ることができてホッと一息。最初は定番の♂カタクリ吸蜜画像。
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D500-34VR(トリミング), ISO=1100、F8-1/5000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時36分

 スミレじゃないので、もう少し背丈の高い株で吸蜜して欲しいんですけどねぇ!午後には全般に吸蜜撮影チャンスが増加しますが、どうも望みの位置に来てくれません。やっと、背景が抜けた場面に遭遇。
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D500-34VR(トリミング), ISO=280、F7.1-1/800、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時26分

 これまた吸蜜している花弁の形に難がありますね。左隣の株に似た開き気味の花弁で撮りたいものです。背後の伐採跡も煩いですね。理想とするイメージには撮れません。次は広角飛翔撮影のついでに撮った♀吸蜜。
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D500-20(トリミング), ISO=800、F8-1/2500、-0.7EV、撮影時刻:12時27分

 ノールックファインダーで撮ったので、ちょっとギフの位置が下過ぎました。まぁ、春先の陽だまりの雰囲気は出せたかな?
 正午前には丘の頂上に陣取って、ヒルトッピングして来る♂の飛翔狙い。置きピン感覚が体に染みついている20mm広角レンズを使用。置きピンは50cm。
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D500-20(トリミング), ISO=560、F7.1-1/4000、-0.7EV、撮影時刻:11時48分

 頂上の標石近くを飛行中の姿。もう少しカメラ位置を低くして背景を入れたかった!お次の背景も殆どが地面(^^;
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D500-20(トリミング), ISO=500、F7.1-1/4000、-0.7EV、撮影時刻:11時48分

 3枚目は登山道も写っていい感じ。但し、かなり前ピン。
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D500-20(トリミング), ISO=900、F7.1-1/4000、-0.7EV、撮影時刻:11時49分

 4枚目はようやく背景に青空とサクラの花も入ってくれました。
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D500-20(トリミング), ISO=560、F7.1-1/4000、-0.7EV、撮影時刻:11時49分

 見晴しの良い丘でランチ休憩の後、カタクリ群落に戻ると、飛んでいたギフが急降下。恐らく♀を撃墜したものと思い、近づいてみると・・・・。
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D500-34VR(トリミング), ISO=2800、F8-1/4000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時03分

 上が♂。枯草下に♀を押し付け、「寝技」に持ち込んだようです。しかし、♂の願いは通じなかったようで、このコマ撮影後、ペアは解けてしまいました。この日は新鮮な♀の産卵行動を多数目撃できました。次回はそれら一連の行動をご紹介したいと思います。
<次回へ続く>
by fanseab | 2018-04-14 20:36 | | Comments(4)

ツマキチョウ(4月上旬)

 最近、何だか5-6月頃のような陽気が続いています。多摩川縁での撮影も半袖で十分な位です。今回はツマキチョウに遊ばれてみました。♂は例によって、全く止まりません。少ないチャンスを確実に仕留めねばなりませんね。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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D500-20(トリミング), ISO=800、F8-1/5000(以下飛翔画像の撮影条件は全て同一)、撮影時刻:14時35分

 昨年10月の台風で水嵩が増した多摩川では、大量のオギ群落が水流になぎ倒されました。
そんな背景を飛ぶツマキです。菜の花バックを狙うも、これまたチャンスが少な過ぎて苦労します。
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撮影時刻:14時35分

 多摩川河川敷の真ん中で待機していると、♂は川の流れに沿って直線的に飛ぶ傾向にあります。一旦撮り逃がすと戻って来るまで長時間待たされます。これには閉口(^^;; ところが、河川敷脇の堤防側雑木林に目をやると、林縁沿いをゆっくりと探♀飛翔する♂が目につきました。そこでその後は、それら♂に狙いを絞って撮影。
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撮影時刻:15時02分

 概ね、見たままの情景が切り取れて満足です。草地を比較的低く飛ぶ際もチャンスが生まれます。
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撮影時刻:15時10分

 ♂同士の2頭追尾場面も撮影。
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撮影時刻:15時04分

 もう少し、背景がスッキリしていればよかったのですが・・・。15時頃はツマキ♂達も探♀飛翔の傍ら、ムラサキケマンで吸蜜する個体も増えました。
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D500-34VR, ISO=400、F6.3-1/800、撮影時刻:15時36分

 ムラサキケマンにはキタキチョウも群れておりました。
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D500-34VR(トリミング), ISO=1000、F6.3-1/4000、撮影時刻:15時16分

 本当はこの花で、2頭のツマキがコラボしてくれると有難かったのですがねぇ~。この日はスジグロシロチョウ♂も初見。
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D500-20(トリミング), ISO=800、F8-1/5000、撮影時刻:14時59分

 なお、多摩川縁での今シーズン新生蝶の初見記録をまとめておきます。
モンシロチョウ:3月12日
モンキチョウ♂:3月30日
ヒメアカタテハ:3月12日
ルリシジミ♂:3月30日
ヤマトシジミ♂:4月3日

 モンキはともかく、モンシロの初見記録は例年よりかなり早いと思います。ツマキの発生も例年より早めの印象です。この陽気が続くとギンイチモンジセセリもそろそろ飛ぶかもしれませんね。
by fanseab | 2018-04-05 21:55 | | Comments(4)