探蝶逍遥記:風景
2019-10-24T11:36:29+09:00
fanseab
ある時はのんびりと、時には目を吊り上げながら(笑)、蝶を訪ねて彷徨っています。
Excite Blog
台風19号の爪痕@多摩川河川敷
http://fanseab.exblog.jp/30862654/
2019-10-24T20:55:00+09:00
2019-10-24T11:36:29+09:00
2019-10-24T11:36:29+09:00
fanseab
風景
さて、マイフィールドの多摩川中流域でも各地で被害が出ております。ここ数年、10-11月にかけて台風・秋雨前線による多摩川の異常な増水にもある程度不感症になっておりましたが、今回はやはり管理人が経験した中で最も氾濫のリスクが高まった台風でした。ほぼ定点で、流域の景色がどう変化したか、ご紹介しましょう。最初は本年のゴールデンウィーク頃の風景。
+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++EM12-Z12(トリミング),ISO=200,F4.5-1/1600、撮影月日・時刻:4月28日、13時04分
画面手前側が川崎市、向こう側が東京都になります。画面上黄色破線で東京都側の川床位置を示しています。そもそも川崎市側は枯川で、広大な河川敷になっており、ミヤマチャバネセセリやギンイチモンジセセリが飛ぶ環境を提供しております。画面左手前の樹木はオニグルミ、画面上方の樹木群はタチヤナギ、いずれも河川敷を特徴づける木本類です。
さて、台風一過のほぼ同一地点の景色はどう変化したでしょうか。EM12-Z1240@29mm,ISO=100,F5.6-1/1000、撮影月日・時刻:10月13日、9時16分
なんと、川床全てに激流が流れています。タチヤナギ群落のあたりは本来中洲の最高位置で、この時点では中洲も姿を現しておりますが、一番水嵩が増した12日午後9時前後では、恐らくこの中洲も水没していたはずです。ほぼ1週間後の19日に撮影した同一地点の画像です。EM12-Z1240@30mm,ISO=200,F6.3-1/640、撮影月日・時刻:10月19日、12時01分
ようやく水嵩が減って、川床が姿を現しました。黄色破線は東京都側の水路を示しています。
水嵩がどこまで来たかを示すヒントがありました。EM12-Z1240@19mm,ISO=100,F5.6-1/1000、撮影月日・時刻:10月13日、9時17分
堤防の緑地が削られている黄色破線が最高水嵩位置を示します。右側に見えているカメラマンの身長と比較すると、水嵩があと3mほど増水していれば、多摩川は確実に氾濫し、右側の道路、および周辺民家は確実に床下浸水状態になっていたと思います。ギリギリの線で、何とか付近住民の生活は守られたのです。
さて、思い切って、川床に足を踏み入れてみました。9月頃ミヤマチャバネを追いかけていた草地は全て流され砂浜状態!EM12-Z1240@30mm,ISO=200,F6.3-1/640、撮影月日・時刻:10月19日、12時01分
画面中央に僅かに残った草本はギシギシです。彼らが激流に流されずに残った理由はその根。人参やゴボウのように長い根が地中深く侵入していて、ちょっとやそっとの流速では流されないのでしょう。もっとも、この葉に付いていたベニシジミ卵・幼虫達の運命は知りませんけど・・・・。
一方、川床をあれほど繁茂していたオギやセイバンモロコシも殆どは流されております。しかし、地下茎はしっかりと残っておりました。EM12-Z1240@30mm,ISO=200,F6.3-1/640、撮影月日・時刻:10月19日、12時01分
彼らの根は砂礫地の深奥部まで複雑に食い込んでいるようで、これまた激流に流されずに残っている株が多いのです。また来年春先になれば、何事も無かったのかのように、新芽を伸ばすでしょう。しかし、当然、管理人が追跡観察していたミヤチャ幼虫は殆ど激流に流されたか、激流に混じる流木類・土砂と衝突/損傷したものと思います。ミヤチャのみならず、ギンイチ終齢幼虫もほぼ流されるか、激流で損傷し、★様になったと推察します。更にツマキチョウの越冬蛹も同様な運命を辿ったでしょう。流域には幸いなことに、冠水しなかった草地も残っていて、幸運にもここで生育している僅かな個体が来年まで世代を継いでいくことを期待したいです。来年春発生するギンイチ、ミヤチャ第1化の個体数が予想通り、少ないのか否か確認が必要。
9月にコムラサキの樹液吸汁シーンを撮影したタチヤナギの株も、激流で倒れ、根元に大量のオギ(セイバンモロコシ)の茎・地下茎が絡みついておりました。EM12-Z1240@12mm,ISO=200,F6.3-1/640、撮影月日・時刻:10月19日、12時11分
中洲でも、川床に近い低位置ヤナギ株は、激流の水圧に耐え切れず引き倒されたようです。
堤防へ戻り、足元を見ると、草地は殆どが剥がれ、地肌がむき出しになっている個所が多かったです。撮影日は気温が低いこと手伝って、蝶影は極めて薄く、かろうじてヤマトシジミ、モンキチョウ♂を見ただけでした。剥き出しの地肌の上を寂しそうに飛ぶヤマトシジミ♂をご紹介しておきしょう。EM12-Z1240@12mm(トリミング),ISO=1250,F5.6-1/4000、撮影月日・時刻:10月19日、12時22分
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なごり雪(3月21日)
http://fanseab.exblog.jp/29669003/
2018-03-22T21:16:00+09:00
2018-03-22T21:18:24+09:00
2018-03-22T21:16:14+09:00
fanseab
風景
+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++データは両者共通:D500-85VR(トリミング), ISO=100、F3.5-1/50~1/400、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時16~17分
一般的には降雪を表現する場合、1/100sec.前後が適当と言われておりますが、今回の状況では、1/200~1/400sec.が適正かな。午前中はボタン雪だったのが、正午過ぎから少し細かくなりました。それに連れ、雪の降下速度が上がったため、雨なのか、雪なのか?一見、区別し難くなりました。時にはこんな遊びもいいかな? 週末にかけて天候が回復するようなので、期待しております。]]>
佐賀研修旅行(10月16-17日) その(1)
http://fanseab.exblog.jp/12149551/
2009-10-18T21:04:00+09:00
2009-10-18T21:16:41+09:00
2009-10-18T21:04:57+09:00
fanseab
風景
福岡空港に定刻9時15分着。ツアーバスで、佐賀県西部の研修視察先に。管理人はなにせ、佐賀県に足を踏み入れるのはこれが初めて。見るもの聞くもの、すべてが新鮮です。ランチは呼子で有名なイカ料理を頂きました。最初に感激したのがイカ刺し。
目蓋の部分が曇っておらず、輝いています。コリコリとした歯ざわりは抜群。噛むほどに甘みが出てくるのですね。お次はイカシュウマイ。
これ、とても上品なお味。カラシも添付されていましたが、お酢だけで頂くのが正解で、何個でも頂けそうでした(1人2個の制限付が何とも残念)。しかし、呼子と言えば、クロツの有名産地。イカも美味でしたが、もう少し時間の余裕が欲しかった! 食事の後は、磁器の生産で古くから有名な町を訪れました。ここは自由時間が多少取れるので、少し横道に逸れて探索。先ずはバス駐車場の近くに、こんなものがありました。
当然チェック入れるも坊主でした(^^; ここの町並みはとても雰囲気があって心もノンビリします。ちょっとした壁にも一工夫あります。
脇道にそれると、壊れた瓦屋根がとてもいい味を出しています。
古い石垣を見るとついついチェックを入れたくなるのが蝶屋の性(さが)でしょうか? こんなもんが付いていると、ギョッとします。
目的のシジミは坊主。住人の方に聞くと、園芸種を石垣に10年程前に移植したとのことで、可能性は低かったようです。でも、この地でイワレンゲを見ると、何か磁器で造られたかのような雰囲気がありますね。このあと、有名な温泉地で旅の垢を落として一泊。夜は団体旅行の常でして、異常に盛り上がる「あぁ、こりゃこりゃ状態」。ブログではとても公開できない、際どいハプニングもあったりして(爆)、夜は更けていきました・・・(次回に続く)。
※蝶が登場するだろうと、拙記事をお読み頂いた読者の方には申し訳ございません。ただ、次回は蝶が必ず登場しますので、ご期待ください。]]>
紅葉見物(11月23日)
http://fanseab.exblog.jp/6909168/
2007-11-23T21:02:00+09:00
2007-11-23T22:12:38+09:00
2007-11-23T21:02:15+09:00
fanseab
風景
D70S-VR84@400mm, ISO=320, F5.6-1/800、-0.7EV、撮影時刻:9時31分D70S-VR84@250mm, ISO=200, F5.6-1/80、-0.7EV、撮影時刻:9時36分
D70S-VR84@210mm, ISO=500, F5.3-1/250、-1.0EV、撮影時刻:9時39分
1枚目は平凡な構図で、2-3枚目はグラデーションを意識した作画にしてみました。いや~、蝶も難しいけど、風景写真はもっと難しいですね。暫く林道を歩くと、ススキの穂が朝日を浴びて白く光っていたので、これもパチリ。D70S-VR84@200mm, ISO=200, F6.3-1/1000、-1.0EV、撮影時刻:10時48分
今日は凛とした青空にヒヨドリの鋭い鳴き声が響いていました。ヒヨドリはあまり写欲が沸かないので、林の繁みをカサコソ鳴らしている小鳥に狙いをつけていると、近くの梢に飛び移りました。ジョウビタキの雌でした。ヒタキ類雌フェチの管理人は大喜びです(^^) D70S-VR84@400mm, ISO=500, F6.3-1/1250、+0.3EV、撮影時刻:11時23分
↑の画像はこの秋、初めての野鳥画像となりました。紅葉見物も満喫したので、この後、神戸~芦屋市内の公園の陽だまりを歩いて見ました。狙いはムラサキツバメ。やはり蝶撮影を封印するわけには参りません。しかし意外といませんね。ムラサキシジミも極めて少なく、先日歩いた神奈川県川崎市西部あたりの公園の方がよっぽど多い印象。どちらが関西か?わかりません(^^;; 照葉樹の植栽を丹念に探していると、えらくド派手な甲虫を発見。オオキンカメムシでした。神戸の街中の公園にいるのにはビックリ。GX100-gy8, ISO=80, F12.6-1/200、撮影時刻:12時47分
この虫を見るのは小生、初体験。日差しを浴びて、体側面が虹色の幻光を呈するのに、またビックリ。まるでカナブンのような体格で、ちょっと撮影におつきあいした後、どこかに飛び去りました。
この公園内を暫く歩き回ってようやくムラシを発見。しかし、今日は風も冷たく、ちょっと繁みから飛び出した後、ヤマモモの葉陰に身を寄せて、じっとしていました。D70S-VR84@400mm, ISO=500, F6.3-1/125、内蔵ストロボ、撮影時刻:13時09分
触覚を前方に揃え、前後翅も折りたたんで、どうやら、休眠モードに入っている様子です。この葉は蜘蛛の巣と枯葉屑が絡まって、一見枯葉のように見えます。「ムラサキシジミがここにいる」と言われなければ、確実に見逃すような場所でした。
さて、遅いランチを食べた後、浜辺に出てみました。D70S-VR84@400mm, ISO=200, F10-1/400、-0.7EV、撮影時刻:14時52分
大阪湾にはヨットが浮かび、人工的に作られた岩礁では家族連れで釣り糸を垂れる人達で賑わっておりました。晩秋の日差しはあっという間に弱くなり、気持ちのよい浜風を受けながら、家路につきました。]]>
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