探蝶逍遥記:蝶
2024-01-31T11:31:28+09:00
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ある時はのんびりと、時には目を吊り上げながら(笑)、蝶を訪ねて彷徨っています。
Excite Blog
<第20回 チョウ類の保全を考える集いのご案内>
http://fanseab.exblog.jp/33815694/
2024-02-10T18:00:00+09:00
2024-01-31T11:31:28+09:00
2024-01-31T11:28:14+09:00
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蝶
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++画像はクリック・タップ等で拡大されます(モニター環境に依存)+++D7K-10.5X1.4TC(トリミング)、ISO=800、F9-1/4000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:2011年6月26日、11時51分、撮影場所:北海道大雪山系 プログラム詳細は下記の通りです。どなたでもご参加(無料)いただけますが、参加には、下記のリンクからの事前登録(2月9日締切)が必要です。ご参加をご希望の方は、ぜひお早目にお申込みください。 インターネットに接続されたパソコンのほか、スマートフォンやタブレットでご参加いただけますが、オンライン参加が初めてでご不安な方には事前に接続のサポートをさせていただきますので、協会事務局(連絡先は下記)までご連絡ください。 多くの皆様のご参加をお待ちしております。 日時:2024年2月10日(土) 13:00~17:30オンライン開催:Zoomウェビナーを利用 プログラム: 12:30~ Zoomウェビナーのシステムへ入室可能13:00~13:10 開会のあいさつ13:10~13:50 日本のチョウの置かれた状況と今後の展望 中村康弘(日本チョウ類保全協会事務局)13:50~15:20 <気候変動によって危惧されるチョウたちの状況> 「ウスバキチョウ、ダイセツタカネヒカゲほか北海道・大雪山の高山蝶の現状」 渡辺康之氏(日本鱗翅学会・日本チョウ類保全協会) 「ミヤマモンキチョウ、ミヤマシロチョウほか浅間山系のチョウ」 花岡敏道氏(浅間山系ミヤマシロチョウの会) <チョウ類保全の取り組み> 「大阪府能勢町におけるキマダラルリツバメの保全活動」 湯浅淳子氏(歌垣SATOYAMA楽舎) 「危機的な群馬県赤城山のヒメギフチョウ」 松村行栄氏(赤城姫を愛する集まり)15:20~15:30 休憩 10分15:30~16:15 チョウ類のモニタリング調査 「神奈川県小田原市におけるチョウ類のトランセクト調査」 橋本知幸氏(日本チョウ類保全協会会員) 「ビジターセンターで行っているチョウ類のトランセクト調査」 岡田珠美氏(氷ノ山自然ふれあい館 響の森)16:15~17:30 絶滅危惧のチョウ・昆虫類の活動報告 ヒメチャマダラセセリ、ツシマウラボシシジミ、タイワンツバメシジミ、フサヒゲルリカミキリほか ・ヒメチャマダラセセリ:安藤秀俊氏(北海道教育大学)ほか ・ヒョウモンモドキ:山岸瑞樹氏(ヒョウモンモドキ保護の会) ・ツシマウラボシシジミ:神宮周作氏(対馬市役所) ・ツシマウラボシシジミとウスイロヒョウモンモドキの生息域外保全:清水聡司氏 (箕面公園昆虫館)17:30 閉会 ●参加方法・お申し込み Zoomウェビナーを利用したオンライン開催です。ネットに接続できるパソコンまたはスマートフォンが必要です。当日までにZoomをコンピュータまたはスマートフォンにインストールする必要があります。 【Web参加登録】 下記のリンクより、ご登録ください。https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_lqL_0b3aQ3SaNK1Wzo3sYA 参加登録がうまくできなかった方や、方法がわからない方は下記までご連絡ください。<連絡先>日本チョウ類保全協会事務局
TEL:03-3775-7006E-mail:jbcs@savebutterflies.jp]]>
お知らせ:日本チョウ類保全協会Web写真展開催
http://fanseab.exblog.jp/33734899/
2023-12-31T23:59:00+09:00
2023-12-22T13:57:39+09:00
2023-12-22T13:57:39+09:00
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蝶
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ +++画像はクリック・タップ等で拡大されます(モニター環境に依存)+++D70S-10.5, F9-1/400, 撮影年月日:2006年6月18日、撮影場所:兵庫県某所 同協会では、全国で絶滅が危惧されるチョウの棲む環境を再生しており、管理人も一会員です。各会員は保全活動に参画しながら、日常のなかで、さまざまな形でチョウを楽しんでいます。
毎年、会員が撮影した写真を持ち寄り、東京で写真展を開催してきましたが、新型コロナウィルス感染症が拡大したこともあり、2020年から写真展の会場をウェブサイト上に移行しました。
撮影者渾身の力作を是非ご覧ください。なお開催時期は来年2月20日までです。こちらをクリック・タップすると、サイトにジャンプします。 なお管理人も同写真展に出品していますが、↑は出品作品とは別の画像。17年前に撮影した画像ですので、2023年時点では、当地のヒメヒカゲは既に絶滅状態かもしれません。]]>
2024年度版蝶カレンダー作成
http://fanseab.exblog.jp/33744942/
2023-12-28T22:02:00+09:00
2023-12-28T22:02:14+09:00
2023-12-24T13:43:54+09:00
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蝶
1月: シラキミスジ Neptis Sankara guitoides2月: ルリモンアゲハ Papilio paris paris3月: アカリスカザリシロチョウ Delias acalis acalis4月: フタオチョウ Polyura eudamippus nigrobasalis5月: オオクジャクアゲハ Papilio arcturus Arcturus6月: アオスソビキアゲハ Lamproptera meges meges7月: ベラドンナカザリシロチョウ Delias belladonna hedybia8月: コキトゥスヒメイナズマ Cynitia Cocytus embrysus9月: トラフシジミタテハ Dodona deodata longicaudata10月: チャイロフタオチョウ Charaxes bernardus agna11月: プラキドゥーラタッパンルリシジミ Udara placidura howarthi12月: コヘレンスシロシタセセリ Tagiades cohaerens cynthia ここでは、10月の絵柄のみご紹介しておきます。 +++画像はクリック・タップ等で拡大されます(モニター環境に依存)+++R1@4.6mm、ISO=400、F5.9-1/270, +0.7EV、 撮影年月日:2006年3月24日、撮影場所:北タイ・ドイサケット(標高約1000m) 蝶の背景に写っている人物は、ポイントまで同行した現地ガイド兼ドライバー。彼が首に掛けているのは、管理人の当時の愛機。この画像を撮影してから、既に17年も経過したのか・・・と、時の流れに感慨深いものがありました。
さて、今年も拙ブログをご愛読いただき、ありがとうございました。本記事が今年最後の更新となります。皆様良いお年をお迎えください。]]>
自宅近くのクマソ:その3(11月下旬)
http://fanseab.exblog.jp/33685237/
2023-12-12T19:57:00+09:00
2023-12-14T10:18:27+09:00
2023-12-12T14:31:51+09:00
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蝶
+++画像はクリック・タップ等で拡大されます(モニター環境に依存)+++
EM12-P9、ISO=64、F10-1/80、外部ストロボ、撮影時刻:14時19分 この時、気温は約15℃。極端に寒さを感じないものの、陽ざしがないためか、開翅日光浴をしてくれませんでした。北側の株根元付近には別の2頭がじっとしておりました。EM12-P9、ISO=64、F10-1/50、外部ストロボ、撮影時刻:14時21分 見難いですが、画面中央右下(矢印)に頭を向こう側に向けた個体がいます。この根際のフワフワとしたスポンジ状の箇所に老熟幼虫が入り込み、多数の個体がスポンジ内で、蛹化します。 さて、翌日少し陽ざしが強くなったので現地を再訪。羽化直♂の縁毛ブルー幻光を狙ってみました。EM12-Z60(トリミング)、ISO=100、F5-1/640、撮影時刻:12時36分 この♂は尾端からバルバを完全に露出させています。羽化直個体が交尾器類を意図的に外気に晒して交尾器の硬化速度を速める行動はよく観察されます。しかし、♂個体がここまでバルバを露出させた事例は初体験です。陽ざしが強いので、♀の開翅も観察できました。EM12-Z60(トリミング)、ISO=100、F5-1/640、撮影時刻:12時42分
まだ高温期型の斑紋です。もう1頭の♀静止個体を撮影。EM12-Z60(トリミング)、ISO=200、F6.3-1/640、撮影時刻:12時52分 一目見た途端、何か違和感が・・・・。そう、後翅肛角部の橙色班が暗化し、暗赤褐色化しているのです。こんな変異があるんだぁ~と思い、過去画像を調べてみました。その比較画像がこちら。 2010年に撮影した右端画像が標準的な橙色班を呈する個体。一方、真ん中の2009年撮影個体は今回撮影個体同様、当該部が暗色化しております。暗色化個体はどの程度の頻度で出現するのか?また♀にのみ出現しやすい形質なのか?etc.・・・,管理人は知見がありません。今後折を見て、確認していきたいと思います。 今回のクマソはどうやら11月一杯で発生が終了したみたいです。この1ヶ月間、色々と楽しませて貰いました。来年また♀が南方から飛来してくれることを期待しましょう。]]>
アカボシゴマダラ4齢幼虫の脱皮(9月下旬)
http://fanseab.exblog.jp/33638176/
2023-12-01T21:22:00+09:00
2023-12-01T21:22:13+09:00
2023-11-29T20:42:27+09:00
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蝶
+++画像はクリック・タップ等で拡大されます(モニター環境に依存)+++EM12-Z60(トリミング)、ISO=640、F5.6-1/250、撮影時刻:9時42分48秒 同時に腹節も脱皮がスタートしており、第3-6腹節にかけて4齢脱皮殻の皺が目立ちます。その後、幼虫は急に頭部を反らしました。EM12-Z60(トリミング)、ISO=500、F5.6-1/200、撮影時刻:9時43分16秒 どうやら、この動作で4齢頭殻を完全に脱がすつもりなのでしょう。この時点では、5齢頭殻の突起はWの字型に折り畳まれています。その後、頭部を元の姿勢に戻しました。EM12-Z60(トリミング)、ISO=500、F5.6-1/200、撮影時刻:9時44分07秒 折り畳まれていた5齢突起が後方に伸び始めました。尾端方向からも眺めてみました。EM12-Z60(トリミング)、ISO=500、F5.6-1/200、撮影時刻:9時44分38秒 4本角状態ですね。4齢と5齢の突起太さの差異がよくわかる画像でもあります。この時点での幼虫全体像です。>トリミング)、ISO=500、F5.6-1/250、撮影時刻:9時45分36秒 腹節の脱皮殻は第8腹節あたりにギュッと集まってきました。1分30秒後、ようやく腹節の脱皮が完了し、幼虫の腹節下に押し込みました。EM12-Z60(トリミング)、ISO=200、F5.6-1/50、撮影時刻:9時47分02秒 この後、5齢幼虫は頭殻を左右に振り回して4齢頭殻を捨てようと格闘。EM12-Z60(トリミング)、ISO=400、F6.3-1/250、撮影時刻:9時48分51秒 5齢突起も8割方伸びています。何とか4齢頭殻を振り落とした場面。EM12-Z60(トリミング)、ISO=400、F6.3-1/250、撮影時刻:9時49分07秒 その後、5齢幼虫は上下向きを変え、4齢脱皮殻を食し、4齢頭殻を葉上から地上に落下させました。この間、4齢頭殻が割れてから脱皮完了するまで僅か10分程。余程上手くチャンスが無ければ脱皮の瞬間を拝めないわけです。蝶の羽化瞬間を見届けるのも至難の業ですが、今回、幼虫の脱皮瞬間を観察できたのはラッキーでした。]]>
キマダラセセリの飼育メモ:孵化から5齢まで
http://fanseab.exblog.jp/33622296/
2023-11-23T18:42:00+09:00
2023-11-23T18:42:14+09:00
2023-11-23T15:55:16+09:00
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蝶
さて、今回は9月8日に母蝶産卵を確認、10日に採卵、14日に孵化しました。孵化翌日から摂食を開始、初齢幼虫の姿です。なお初齢~4齢途中までは産附植物のコメヒシバDigitaria timorensis を与えました。 +++画像はクリック・タップ等で拡大されます(モニター環境に依存)+++EM12-Z60(トリミング)、ISO=100、F5.6-1/50、外部ストロボ、撮影月日:9月16日 体長4.5mm。多くのアカセセリ亜科同様、前胸背面に首輪のような黒線があります。初齢~4齢まで振動に敏感で、撮影の準備中に動き出すこと暫し。深度合成画像を撮影させてくれないのが難点です。初齢時点での巣(矢印#1)の様子です。EM12-Z60(8コマ深度合成+トリミング)、ISO=100、F5.6-1/50、外部ストロボ、撮影月日:9月16日 巣の前後に食痕(矢印#2)が見えています。ミヤマチャバネセセリやチャバネセセリと比較すると、全般に造巣は粗雑で、吐糸して綴った箇所が少ないことが目立ちます。9月18日に2齢、新しい葉に巣を作り直しました。2齢幼虫です。EM12-Z60(トリミング)、ISO=100、F5.6-1/50、外部ストロボ、撮影月日:9月20日 体長7.5mm。形態は初齢と殆ど変化ありません。22日に3齢。この時点でやや衰弱気味。23日に餌交換、24日になってようやく摂食開始。3齢に脱皮後4日目の画像です。EM12-Z60(トリミング)、ISO=100、F5.6-1/50、外部ストロボ、撮影月日:9月26日 体長12mm。2齢でボンヤリと見えていた第5腹節の精巣(矢印#1)が明確になり、♂個体と断定できました。また第10腹節背面の肛上板(矢印#2)が褐色に変化しました。さらに背線も周辺腹節よりも暗化し、明確になりました。9月28日に眠、翌29日に4齢へ。EM12-Z60(トリミング)、ISO=200、F5.6-1/50、外部ストロボ、撮影月日:10月3日 体長16mm。頭殻に八の字模様が出現。前胸部の黒色首輪が細くなりました。第10腹節の肛上板(矢印)もより暗化しました。なお10月1日にそれまでのコメヒシバの調達が困難になったので、メヒシバ Digitaria ciliaris を投入。これもあまり好まないらしく、3日にエノコログサSetaria viridis を投入しました。5日に眠、翌6日に5齢(終齢)に到達。しかし餌を全く食ってくれず急激に衰弱、翌7日に★様になりました。どうやらメヒシバを投入したのが間違いで、栄養不良により急激に衰弱したことが原因と推測しました。キマダラセセリは広範囲なイネ科食いなので、イネ科なら何でもOKかな?と餌を齢の中途で変えたのが敗因でした。広範囲に食うといっても「比較的狭食性である」習性を改めて知らされた次第。 頭殻については今回の飼育で初齢から5齢までフルステージ画像が揃ったので、まとめておきます。 4齢から頭殻に八の字模様が出現します。5齢頭殻はこの「八の字」がやや複雑化します。この模様にどの程度個体変異があるか?も興味のあるところです。]]>
ミゾソバと蝶(10月中下旬)
http://fanseab.exblog.jp/33590578/
2023-11-16T21:32:00+09:00
2023-11-16T21:32:14+09:00
2023-11-12T16:10:06+09:00
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蝶
携帯、ISO=20、F1.8-1/3200、撮影時刻:14時31分(10月下旬) 遠目には白い絨毯を敷いたようで、信州の蕎麦畑を彷彿とさせる光景です。ミゾソバもソバFagopyrum esculentum 同様、同じタデ科植物ですから似ているのは当然かもしれません。この花に来る蝶を以前からボンヤリ観察してきましたが、イチモンジセセリやキタテハの姿はあるものの、シロチョウ類が吸蜜した姿を見たことがありません。意外と送粉者を選別しているのかなぁ~などとボンヤリ考えておりました。 たまたまトランセクト調査でルートを歩いていると、ミゾソバ畑に1頭のアオスジアゲハが吸蜜しておりました。「ミゾソバの真っ白な絨毯を背景に飛ぶアオスジ・・・」そんな画像イメージが浮かんだので、連射また連射。しかしイメージ通りにアオスジが飛んでくれずガックリです。EM12-P200(トリミング)、ISO=800、F5.6-1/4000、撮影時刻:11時51分(2枚共に10月中旬)EM12-P200(トリミング)、ISO=800、F5.6-1/4000、撮影時刻:11時52分 ただ後から2枚目の画像を詳しく見てビックリ。この子は「タンノ型」でした。イメージ通りの構図で撮り損ねたのですが、「タンノ型アオスジアゲハの飛翔画像をゲットした」ことでちょっぴり満足(^^) さて、日付が変わって夕暮れ時のミゾソバ畑に繰り出すと、定番のキタテハ秋型が吸蜜に訪れておりました。ひとしきり吸蜜した後の開翅休息シーンです。EM12-P200(トリミング)、ISO=200、F4-1/1600、撮影時刻:15時09分(10月下旬) このシーン、遠目から見ると、キタテハの姿は意外と目立ちません。ミゾソバの白い光に幻惑されて濃橙色のキタテハの姿が隠蔽されてしまうのです。]]>
イチモンジセセリ卵の超拡大像
http://fanseab.exblog.jp/33589804/
2023-11-13T20:21:00+09:00
2023-11-13T20:21:14+09:00
2023-11-12T10:14:15+09:00
fanseab
蝶
+++画像はクリック・タップ等で拡大されます(モニター環境に依存)+++EM12-P200-SPLX5(上段44コマ/下段42コマ深度合成+トリミング)、ISO=500、F4.5-1/160、LED、撮影年月日・時刻:2022年9月9日 上方から見ると長径0.89mm、短径0.82mmの楕円形。高さ0.58mmのプリン型。上部はチャバネのような窪みがなくほぼ平坦。一番の特徴は色彩。御覧のように一面に暗赤色の斑点が散布されています。産卵直後は卵全体が一様な淡褐色で、斑点が産卵翌日あたりから発現してきます。それと表面には網目状構造が目立ちます。チャバネやキマダラセセリにも同様な網目構造がありますが、本種では顕著です。一方、チャバネやキマダラセセリ卵の底辺側に見られる側面縦条は存在していません。同じアカセセリ亜科なのに、イチモンジセセリ卵はPelopidas やPotanthus 属とは、異なる形質を持っているようです。]]>
チャバネセセリ卵の超拡大像
http://fanseab.exblog.jp/33585716/
2023-11-10T21:41:00+09:00
2023-11-11T11:12:27+09:00
2023-11-10T14:27:08+09:00
fanseab
蝶
+++画像はクリック・タップ等で拡大されます(モニター環境に依存)+++
EM12-P200-SPLX5(上段57コマ/下段67コマ深度合成+トリミング)、ISO=400、F4.5-1/160、LED、撮影年月日:2022年8月31日 最大直径1mm、高さ0.57mmのプリン型。プリンの上部には緩い窪みがあります。全般的に同属のミヤマチャバネセセリにそっくりですが、ミヤチャより一回り小さいのが特徴。比較のために以前撮影した卵画像をリンクします(クリック・タップでジャンプ)。それとミヤチャに比較して全高が高めです。仮に卵の扁平率を『(高さ/最大直径)X100』で定義すると、ミヤチャは52、チャバネは57となります。 10月24日付け記事で、キマダラセセリ卵拡大像をご紹介しました。この際、卵の基部から上方の側面に微妙な縦条が存在することに言及しました。今回、この縦条はチャバネ卵にも存在し、更にミヤチャにもあることが確認できました。どうやらアカセセリ亜科卵に共通する形質なのかもしれません。今後同亜科卵を撮影する際、この縦条にも注目していきたいです。さて、多摩川中流域では5-7月はチャバネの個体数が少ないので、オギ葉上に産附された大型白色卵はほぼミヤチャと判断して構いません。8月以降はチャバネ個体数も増加して、オギに産附する事例も増加します。但しチャバネは産附高さが比較的低く、卵の大きさと産附高さからミヤチャ卵との区別が可能。 今回撮影した個体は産附されてから数日が経過し、御覧のように表面汚れも顕著。いずれ産卵直後品個体で撮り直しが必要と思っています。]]>
自宅近くのクマソ:その2(10月下旬)
http://fanseab.exblog.jp/33581125/
2023-11-08T20:41:00+09:00
2023-11-08T20:41:14+09:00
2023-11-08T17:49:03+09:00
fanseab
蝶
+++画像はクリック・タップ等で拡大されます(モニター環境に依存)+++EM12-Z1240@12mm(トリミング)、ISO=640、F5-1/400、撮影時刻:11時32分 ヤマトシジミ並みのおちびちゃん♀が道路上に止まっていましたが、この子は撮影寸前に風で飛ばされてどこかにフェーズアウト(^^; 残りの2頭はソテツ新芽に産卵したがっておりましたが、風が強くて新芽が揺れ、なかなか産卵には至りません。この2頭は破損個体で、比較的破損の少ない1個体を選んで飛翔撮影。EM12-Z1240@12mm(トリミング)、ISO=800、F5.6-1/4000、撮影時刻:11時36分EM12-Z1240@12mm、ISO=800、F5.6-1/4000、撮影時刻:11時37分EM12-Z1240@12mm(トリミング)、ISO=800、F5.6-1/4000、撮影時刻:11時41分 ♀表翅の青鱗粉は構造色を発生し、翅の角度によりダークブルーに輝き、とても綺麗です。このポイントはなにせ住宅街のど真ん中なので、撮影には気を使います。もっとも11月に入っても気温高めの日が続いているので、もう暫く、クマソを楽しめそうな気配です。]]>
キマダラセセリの産卵と卵の拡大像(2022年9月)
http://fanseab.exblog.jp/33545405/
2023-10-24T20:05:00+09:00
2023-10-24T20:05:24+09:00
2023-10-24T14:12:01+09:00
fanseab
蝶
本種産卵シーン撮影は難易度が高く、ここ数年の年度目標に掲げていますが、上手くいきません。この時は、運良く目の前、しかも草丈の低い場所での産卵シーンに出合いました。母蝶はイネ科草本の表に止まり、すぐに裏面に回り込みました。低い位置が災いして完璧に草被りで撮影不可能(^^; 仕方なく産卵が終了するまで指を咥えて待機しておりました。これが産卵されたコメヒシバ Digitaria timorensis と思しき葉です。 +++画像はクリック・タップ等で拡大されます(モニター環境に依存)+++EM12-P200(トリミング)、ISO=320、F6.3-1/800、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:2022年9月8日、12時47分 採卵は都合によりその場で実施せず、10日に採卵。産附状態の画像です。EM12-Z60(5コマ深度合成+トリミング)、ISO=100、F5.6-1/50、外部ストロボ、撮影年月日:2022年9月11日 葉裏の縁近くに産附されています。卵の色はほぼ白色。例によって超拡大撮影を実施。EM12-P200-SPLX5(上段56コマ/下段54コマ深度合成+トリミング)、ISO=500、F4.5-1/160、LED、撮影年月日・時刻:2022年9月10日 直径0.94mm、高さ0.63mm。アカセセリ亜科の卵表面は通常平滑ですが、本種卵は底面に近い側面に微妙な縦条が存在しているのが特徴。産卵直後に採卵しなかったため、蜘蛛の巣なのか糸状のゴミなどが目立ちます。採卵した個体は飼育を試みました。その記事はまた別途ご紹介することにしましょう。]]>
チャバネセセリの産卵(10月中旬)
http://fanseab.exblog.jp/33518765/
2023-10-15T18:54:00+09:00
2023-10-16T15:41:47+09:00
2023-10-15T16:07:37+09:00
fanseab
蝶
最初は翅先端が葉被りになったショット。 +++画像はクリック・タップ等で拡大されます(モニター環境に依存)+++EM12-P200(トリミング)、ISO=200、F6.3-1/1000、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:13時27分 母蝶は概ね地上から低い位置に産附する傾向があるため、撮影にはややこしい位置に潜り込み、葉被り必死の状況です。母蝶が離れると、産附卵がありました。EM12-P200(トリミング)、ISO=200、F6.3-1/1000、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:13時27分 産附直後はやや青白いのですが、暫くすると白色になります。次いで翅・複眼・触覚いずれも綺麗に表現されたものの腹端が葉被りになった事例。EM12-P200(トリミング)、ISO=200、F6.3-1/1000、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:13時26分 殆どのショットがこのような葉被り画像になってしまいます。それでも何とか翅・複眼・腹端が全て表現できたショットが撮れました。EM12-P200(トリミング)、ISO=200、F6.3-1/1000、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:13時23分 この日のベストショット。この時は比較的背丈の高い葉に産卵してくれたので、構図取りに余裕がありました。しいて言えば、触覚が葉被りになった点が残念でした。 撮影当日は前日の雨の影響で湿度が高く、薄曇りで少し蒸し暑い感じ。経験上、このような日は種によらず♀が産卵する確率が高いように思われます。観察時には少なくとも3頭の♀が同時に産卵行動を取っており、撮影チャンスに恵まれたのが幸いしました。一旦、母蝶が最も好むホストがチガヤであることを見出した後は、それまでの苦労が嘘のように撮影がはかどりました。 それとミヤチャの♀産卵行動と比較すると、産卵行動様式は2種共に「集中産卵→休止→集中産卵」と同じ。但しミヤチャは3-4回産卵をした後、一旦かなり遠方に飛び去りホスト探索をする傾向があります。つまり、母蝶を見失いやすいのです。一方、チャバネは産卵回数が7-8回と多いうえに、産卵後、そのまま近くで休息するので、同一母蝶の産卵シーン追跡が比較的楽でした。]]>
自宅近くのクマソ(10月上旬)
http://fanseab.exblog.jp/33494129/
2023-10-07T18:06:00+09:00
2023-10-07T18:06:17+09:00
2023-10-07T14:13:53+09:00
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蝶
丁度正午近くのポカポカ陽気に誘われて、1頭の新鮮な♀が産卵行動中でした。最初は産卵途中の休憩時全開ポーズ。 +++画像はクリック・タップ等で拡大されます(モニター環境に依存)+++EM12-Z60(トリミング)、ISO=200、F6.3-1/640、撮影時刻:11時46分 まだ高温期型ですね。続いてソテツ新芽脇の外皮に産卵中の♀。EM12-Z60(トリミング)、ISO=200、F6.3-1/250、外部ストロボ、撮影時刻:11時47分 続いてゼンマイバネのような新芽に産み付ける様子。EM12-Z60(トリミング)、ISO=200、F6.3-1/250、外部ストロボ、撮影時刻:11時48分 このように産卵ポーズは多数回繰り返しますが、実際に産卵するのは数少ない感じ。産卵に好適な場所を神経質そうに探索する姿が目立ちます。最後に初齢もしくは若齢幼虫に葉内部を食われたソテツ若葉の外観。EM12-Z60(トリミング)、ISO=200、F6.3-1/160、外部ストロボ、撮影時刻:11時51分 新芽内部を舐め食いした食痕(白く変色している)、および孵化済み卵殻、もしくは産附卵が複数確認できます。 拙宅近くにある、ソテツの植栽場所は以前からパトロールで把握しているので、この秋、ちょっと巡回してみたくなりました。]]>
Limenitis属2種の幼生期形態比較
http://fanseab.exblog.jp/33320603/
2023-08-12T20:01:00+09:00
2023-08-12T20:01:53+09:00
2023-08-12T14:53:22+09:00
fanseab
蝶
亜背部の第7(#7)・第8(#8)腹節突起の長さを比較した時、イチモンジチョウでは「#7≒#8」なのに対し、アサマイチモンジでは「#7>#8」となります。画像比較に用いた4齢幼虫は、イチモンジが脱皮翌日、アサマは脱皮2日目で多少成長度合いは異なります。この点を考慮したとしても、イチモンジはアサマに比較してスリムな体型をしております。また、第2~8腹節側面の淡色斜状紋もアサマの方が鮮明に出ている特徴が確認できます。 続いて5齢幼虫の比較。 亜背部第7・8腹節突起の長さについては、4齢同様です。一方、中胸部(#MT)と第2(#2)腹節突起長さに着目すると、イチモンジでは「#MT<#2」なのに対し、アサマでは「#MT≒#2」となっています。更に第3-6腹節にある腹脚4本の色彩を比較すると、イチモンジは淡黄色、アサマは濃褐色で、色彩差が明確です。イチモンジでは各腹節の気門下線部も黄色が目立ちます。 以上、亜背部第7・8腹節突起長さについては、文献にも述べられていますが、その他の形質差については、記述されておりません。今回の比較では、両種共に1個体のみで実施しており、個体変異がどの程度あるのか?は今後の課題です。更に4・5齢幼虫頭殻についても比較してみました。 頭殻幅は齢数によらず、イチモンジがやや大きめ。顔面から突出する針状突起は、4齢ではイチモンジの方が太目の傾向にあります。5齢では頭部上半分の突起先端の色に着目すると、イチモンジは黒褐色、アサマはピンク色で有意差があるようです。頭部正面下側、八の字型をした「副前頭」の淡色紋はアサマでは鮮やかな白色、イチモンジでは淡褐色で、これも有意差がありそうです。但しこの形質も、個体変異が如何ほどあるのか?更に観察が必要でしょう。 最後に蛹の形態比較を示します。 参考文献でも指摘されているように、最も目立つ形態差異は頭部の耳状突起(矢印#1)の長さです。イチモンジチョウに比較してアサマイチモンジの長さは短いのです。それと胸部のレフレクター(矢印#2)に着目すると、アサマには殆どレフレクターを確認できません。#1/#2の特徴から、全体にイチモンジチョウの蛹がより奇怪な姿に見え、アサマの蛹は地味な印象を与えます。もちろん幼虫同様に、#1/#2形質の個体変異についてはここでは議論できません。ひょっとすると、イチモンジチョウ並みに大きな耳を持つアサマの蛹があるかもしれません。 ※福田晴夫ほか,1983.原色日本蝶類生態図鑑(Ⅱ):131-135および140-143.保育社,大阪.]]>
アサマイチモンジの飼育メモ(2020年6月実施分)
http://fanseab.exblog.jp/33277800/
2023-07-26T19:57:00+09:00
2023-07-26T19:57:13+09:00
2023-07-26T15:45:33+09:00
fanseab
蝶
EM12-Z60(トリミング),ISO=200,F5.6-1/50、外部ストロボ、撮影月日:6月7日 体長3.3mm。体に沢山の糞を載せてカムフラージュしております。腹節にはイボイボ状突起が出ておりますが、この時点では棘皮にはなっていません。なお、初齢幼虫画像のベストショットはHDクラッシュ事故により消失し、仕方なくB級ショットを掲載。いずれ撮り直しが必須です。初齢時の食痕も示します。EM12-Z60(トリミング),ISO=200,F5.6-1/50、外部ストロボ、撮影月日:6月7日 食痕周辺にも多量の糞が付着しております。9日に2齢到達。EM12-Z60(上段5コマ/下段2コマ深度合成+トリミング),ISO=200,F5.6-1/50、外部ストロボ、撮影月日:6月10日 体長4.5mm。亜背線、気門上線を中心に複雑な棘皮が出現。頭部を葉表面に伏せ、胸部を上部に反り上げるイチモンジチョウ亜科に共通する姿勢を取り始めました。2齢時の食痕です。EM12-Z60(トリミング),ISO=200,F5.6-1/40、外部ストロボ、撮影月日:6月10日 2齢では、糞を体表面に積む習性がなくなります。12日に眠。14日に3齢到達。EM12-Z60(上段5コマ/下段9コマ深度合成+トリミング),ISO=200,F5.6-1/50、外部ストロボ、撮影月日:6月16日 体長7.1mm。2齢時点で、棘皮の長さは腹節によらずほぼ一定でしたが、3齢になると、中・後胸、第2/7腹節の棘皮が他の腹節より長くなります。同時に当該腹節の地色がほぼ漆黒に変わります。白く縁どられた気門も明確になりました。3齢時点の食痕です。EM12-Z60(トリミング),ISO=200,F5.6-1/50、外部ストロボ、撮影月日:6月16日 食い方は2齢と変化ありません。18日に4齢へ。EM12-Z60(上段7コマ/下段5コマ深度合成+トリミング),ISO=200,F5.6-1/50、外部ストロボ、撮影月日:6月20日 体長12.8mm。中・後胸および第2/7/8腹節の棘皮が巨大化し、それ以外の腹節棘皮が殆ど目立たなくなります。また気門線から背線にかけて、斜状淡色紋が明確になりました。21日に眠、翌22日に5齢(終齢)到達。EM12-Z60(上段10コマ/下段9コマ深度合成+トリミング),ISO=320/200,F5.6-1/50、外部ストロボ、撮影月日:6月25日 体長21.1mm(終齢の最大体長は24mm)。体色は鮮やかな緑色に変身。頭部から第2腹節を反り上げる行動が顕著になります。棘皮は4齢に比較してより長く、細くなりました。 ここで幼虫頭殻形状の齢数による変化をまとめておきます。 本種幼虫はイチモンジチョウ亜科なので、頭部を下げる行動が顕著で、頭殻を正面から撮影するのが非常に困難です。ここでは一部脱皮殻を仕方なく使用しています。初齢、および3齢の頭殻画像撮影も今後の課題です。頭部上から伸びる二股突起は4齢までは目立ちますが、終齢ではその他の部位の突起も顕著になる関係上、相対的に存在感が薄れます。 6月27日に前蛹になりました。EM12-Z60(9コマ深度合成+トリミング),ISO=100,F5.6-1/40、外部ストロボ、撮影月日:6月27日 体長16.8mm(尾端懸垂器から中胸突起基部までを計測)。例によって体色が透明化し、気門下線の白色帯が目立ちます。28日に蛹化。EM12-Z60(左8コマ/中8コマ/右9コマ深度合成+トリング),ISO=100,F5.6-1/50、外部ストロボ、撮影月日:6月28日 体長19.5mm。イチモンジチョウに似た奇怪な姿に変身。背面にある4個の銀色レフレクターが目立ちます。なお、右画像のみ蛹を見込む角度が異なるため、左・中画像とは体長が短く表示されています。7月4日に翅部分他が黒化しました。EM12-Z60(8コマ深度合成+トリミング),ISO=400,F5.6-1/50、外部ストロボ、撮影月日:7月4日 既に前翅斑紋が透けて見えています。翌5日、羽化直前の蛹画像です。EM12-Z60(トリミング),ISO=200,F5.6-1/50、外部ストロボ、撮影月日:7月5日 腹節が伸びて、だらんとした感じ。9時25分過ぎ、待望の羽化シーンに出合うことができました。 数字は時刻表示(hh/mm/ss)。頭殻が割れてから1分以内に体が抜け出し、4分後には翅伸長が完了しています。完全に翅が伸びきった♂の姿です。EM12-Z60(トリミング),ISO=200,F6.3-1/50、外部ストロボ、撮影月日・時刻:7月5日、10時25分 前翅長29mm。縁毛の美しさに痺れます(^^) 今回の飼育では、採卵した全4卵のうち、3卵は孵化後、初齢もしくは2齢中途で病死してしまいました。若齢期間中は、高湿を避けるなど結構デリケートな管理が必要なようです。 さて、今回の飼育目的の一つに、「同属のイチモンジチョウ幼生期との形状差異を明確にする」点がありました。これについては、別途記事にする予定です。]]>
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