探蝶逍遥記

2018年 03月 07日 ( 1 )

キタテハの飛び立ち(3月上旬)

 暖かさを増した多摩川縁の河川敷では、越冬キタテハも飛び交うようになりました。シーズンインに備え、飛び立ちシーンをプロキャプチャーモードで練習撮影。

+++画像はクリック・タップで拡大されます(モニター環境に依存)+++
f0090680_12105495.jpg
f0090680_1211792.jpg


f0090680_12111771.jpg
撮影条件は全て同一:EM12-Z60(トリミング), ISO=320、F3.2-1/6400、撮影時刻:14時11分

 キタテハは飛び出し時、斜め前方概ね40度方向に上昇する傾向を確認。そこで、予めキタテハを画面右下に配置、半押しで待機。予想通り、画面対角線左上方向に飛び出してくれたので、翅表を数コマ得ることができました。

 最近、オリンパスE-M1 MarkⅡのファームウエアバージョンアップがなされ、プロキャプチャーモードでのプリ撮影コマ数が従来の14コマから35コマに増加されました。フレームレートは従来通りの60コマ/秒。飛び立ち場面の撮影では、バージョンアップのメリットが一見ありそうですが、これは錯覚に過ぎません。プリ撮影コマ数を最大の35コマ(0.58秒相当)に設定しても、①飛び立つ前の静止シーン、②飛び立ち後、フレームアウトして蝶の写っていないコマのみ増加するだけ。今回のキタテハの場合、飛び立ちの瞬間からフレームアウト迄、最も「美味しい」部分は、せいぜい5-6コマに過ぎません。このコマ数はプリ撮影コマ数増加とは無関係なのです。フレームレートが一定なら、「美味しい部分」のコマ数に変化がないからです。仮にフレームレートが120コマ/秒にでも増加すれば、飛び立ち時のより細かい場面が撮影できるのですが、それは「MarkⅢ?」の登場まで待たねばならないのでしょうね。

 むしろ、今回のファームアップは、置きピン・追い撮りでの通常飛翔撮影に極めて有効と思われます。飛翔撮影では、経験上、シャッターを押すタイミングが遅れるため、蝶がカメラマンから後退する場面が殆どなのですが、プリ連射数が増加した結果、カメラマンに前進して来る、迫力ある絵を捉える確率が増加しそうです。このあたりの効果検証は順次実施していきたいと思います。
by fanseab | 2018-03-07 22:05 | | Comments(2)