探蝶逍遥記

2018年 02月 28日 ( 1 )

中国四川省成都近郊遠征記:その10

 今回はセセリチョウ科のご紹介です。トップバッターはユウマダラセセリ(Abraximorpha davidii davidii)♂。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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D71K-34VR(トリミング), ISO=500、F11-1/400、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:2015年7月11日、14時02分

 本種は初撮り。日本にもいる尺蛾、ユウマダラエダシャク(Abraxas miranda)ソックリの姿形をしております。多化性のセセリだそうで、どうやら♂は時期外れだったのか、ボロボロでした(^^;
 2種目は日本でもお馴染みのダイミョウセセリ(Tagiades tethys roona)♂。
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D71K-34VR(トリミング), ISO=500、F5.6-1/640、-0.7EV、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:2015年7月11日、17時08分

 中国大陸・台湾産は、日本産の「関西型」同様、後翅の白帯がはっきり出ます。つい最近、本種属名はDNA系統解析の結果、従来のDaimioからTagiades(シロシタセセリ族)に変わりました。実際、現地で飛んでいる姿はシロシタセセリそのものです。
 3種目も日本での超お馴染みのイチモンジセセリ(Parnara guttata)。
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D71K-34VR(トリミング), ISO=400、F10-1/400、-0.3EV、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:2015年7月12日、16時19分

 正直、正面だけからだと、ちょっと同定し難いですね。次は同じParnara属のバッタイチモンジセセリ(仮名:P.batta)。
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D71K-34VR, ISO=400、F11-1/400、-0.3EV、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:2015年7月12日、14時10分

 中国国内に生息するParnara属は全5種。この画像も正面なので、同定には自信無し。やはり、セセリの後方に回り込んで前後翅表面の画像を撮らなければ、正確な同定はできません。城壁を攀じ登り、花壇に突入すれば、希望アングルの画像をゲットできますが・・・・。世界遺産ならではの悩ましい点ですね。

 セセリチョウ科の目撃・撮影種を下記にまとめます。全4種でした。
(1)ユウマダラセセリ(Abraximorpha davidii davidii
(2)ダイミョウセセリ(Tagiades tethys roona
(3)イチモンジセセリ(Parnara guttata
(4)バッタイチモンジセセリ(仮名:P. batta)*同定に自信なし
<次回へ続く>
by fanseab | 2018-02-28 21:29 | | Comments(0)