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Papilio属最普通種も飼育してみました。ただ飼育を行った4月下旬~5月下旬にかけては複数種の飼育を併行実施したため、ナミアゲハについては記録・撮影含め個体管理がやや雑になったことは否めません。また今回の記事でご紹介する画像は各ステージを必ずしも時系列で撮影したものではありません。最初はサンショウへの産卵状況と卵の拡大像です。
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D71K-85VR、ISO=200、F11-1/320、-1.0EV、外部ストロボ、撮影月日:6月上旬、[拡大像] D71K-1855改@55mm(トリミング+3コマ深度合成)、ISO=100、F11-1/320、-1.0EV、内蔵ストロボ+スレーブ2灯、撮影月日:6月上旬
卵の直径は1.2mm。別途4月19日に孵化した初齢幼虫を22日に撮影。

D71K-85VR(トリミング+2コマ深度合成)、ISO=200、F13-1/200、-1.0EV、外部ストロボ、撮影月日:4月22日
体長は3.2mm。後に飼育を実施したクロアゲハ、ナガサキアゲハ、カラスアゲハと比較すると、ナミアゲハの初齢幼虫は「最も黒い」印象です。詳細比較については別記事でご紹介することにします。2齢幼虫は別の個体で撮影。

D71K-85VR(トリミング)、ISO=200、F13-1/400、-0.7EV、外部ストロボ、撮影月日:5月2日
体長は11.5mm。中央部の腹節を斜めによぎる白色帯が明確になり、所謂「鳥の糞」状態になります。この個体は5/4に眠、翌5/5に3齢に到達。

D71K-85VR(トリミング+2コマ深度合成)、ISO=200、F13-1/320、-1.0EV、外部ストロボ、撮影月日:5月5日
3齢も基本2齢と類似したパターン。第7-8腹節の白班が顕著になる感じでしょうか?この時点の体長は14mm。本個体の4齢幼虫の撮影を失念したので別個体で撮影。

D71K-85VR(トリミング)、ISO=200、F13-1/100、-0.7EV、外部ストロボ、撮影月日:5月12日
深度合成をしないとやはりピン甘ですね。それと体長測定も失念しておりました(^^; 3齢でご紹介した個体は5月11日に終齢(5齢)に到達。

D71K-85VR(トリミング)、ISO=200、F11-1/125、-0.7EV、外部ストロボ、撮影月日:5月12日
見慣れたナミアゲハの終齢幼虫の姿です。この後順調に育って5/19に前蛹になりました。

D71K-85VR(トリミング)、ISO=100、F11-1/30、-1.0EV、外部ストロボ、撮影月日:5月20日
室内の壁面に取りつきました。5/21に無事蛹化。

D71K-85VR(トリミング)、ISO=200、F11-1/80、-1.0EV、外部ストロボ、撮影月日:5月21日
緑色タイプです。ところが、この後5/29に尾端から黒い体液が出るトラブル発生。結局翅面が色づくステージまで到達したのですが、そのまま★になってしまいました。

D71K-85VR(トリミング)、ISO=200、F11-1/320、-1.0EV、外部ストロボ、撮影月日:6月4日
まぁ、何とも無残な結末になってしまいました。これまでPapilio属の飼育を数種類手がけた乏しい経験から、フルステージ飼育最大のリスクは前蛹→蛹化時にあるような気がします。一見正常に前蛹になったとしても蛹化の途中で息絶えるケースとか、蛹化後に体液が出てしまう場合もありました。プラケースで飼育する場合、前蛹になる予兆の「下痢便(糞)」を見逃さないで、即枝に止まらせる配慮をしないと、無駄な体力を消耗して蛹化不全を生じることが多いように思います。
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D71K-85VR、ISO=200、F11-1/320、-1.0EV、外部ストロボ、撮影月日:6月上旬、[拡大像] D71K-1855改@55mm(トリミング+3コマ深度合成)、ISO=100、F11-1/320、-1.0EV、内蔵ストロボ+スレーブ2灯、撮影月日:6月上旬
卵の直径は1.2mm。別途4月19日に孵化した初齢幼虫を22日に撮影。

D71K-85VR(トリミング+2コマ深度合成)、ISO=200、F13-1/200、-1.0EV、外部ストロボ、撮影月日:4月22日
体長は3.2mm。後に飼育を実施したクロアゲハ、ナガサキアゲハ、カラスアゲハと比較すると、ナミアゲハの初齢幼虫は「最も黒い」印象です。詳細比較については別記事でご紹介することにします。2齢幼虫は別の個体で撮影。

D71K-85VR(トリミング)、ISO=200、F13-1/400、-0.7EV、外部ストロボ、撮影月日:5月2日
体長は11.5mm。中央部の腹節を斜めによぎる白色帯が明確になり、所謂「鳥の糞」状態になります。この個体は5/4に眠、翌5/5に3齢に到達。

D71K-85VR(トリミング+2コマ深度合成)、ISO=200、F13-1/320、-1.0EV、外部ストロボ、撮影月日:5月5日
3齢も基本2齢と類似したパターン。第7-8腹節の白班が顕著になる感じでしょうか?この時点の体長は14mm。本個体の4齢幼虫の撮影を失念したので別個体で撮影。

D71K-85VR(トリミング)、ISO=200、F13-1/100、-0.7EV、外部ストロボ、撮影月日:5月12日
深度合成をしないとやはりピン甘ですね。それと体長測定も失念しておりました(^^; 3齢でご紹介した個体は5月11日に終齢(5齢)に到達。

D71K-85VR(トリミング)、ISO=200、F11-1/125、-0.7EV、外部ストロボ、撮影月日:5月12日
見慣れたナミアゲハの終齢幼虫の姿です。この後順調に育って5/19に前蛹になりました。

D71K-85VR(トリミング)、ISO=100、F11-1/30、-1.0EV、外部ストロボ、撮影月日:5月20日
室内の壁面に取りつきました。5/21に無事蛹化。

D71K-85VR(トリミング)、ISO=200、F11-1/80、-1.0EV、外部ストロボ、撮影月日:5月21日
緑色タイプです。ところが、この後5/29に尾端から黒い体液が出るトラブル発生。結局翅面が色づくステージまで到達したのですが、そのまま★になってしまいました。

D71K-85VR(トリミング)、ISO=200、F11-1/320、-1.0EV、外部ストロボ、撮影月日:6月4日
まぁ、何とも無残な結末になってしまいました。これまでPapilio属の飼育を数種類手がけた乏しい経験から、フルステージ飼育最大のリスクは前蛹→蛹化時にあるような気がします。一見正常に前蛹になったとしても蛹化の途中で息絶えるケースとか、蛹化後に体液が出てしまう場合もありました。プラケースで飼育する場合、前蛹になる予兆の「下痢便(糞)」を見逃さないで、即枝に止まらせる配慮をしないと、無駄な体力を消耗して蛹化不全を生じることが多いように思います。
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by fanseab
| 2013-08-19 21:32
| 蝶
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Comments(2)
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