探蝶逍遥記

2013年 08月 08日 ( 1 )

ジャコウアゲハの飼育記録

 5-6月にかけて行った飼育記録です。最初はオオバウマノスズクサ葉裏への産卵状況と卵の拡大像。

++横位置画像をクリックすると拡大画像を見ることができます++
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D7K-20、ISO=500、F11-1/100、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:14時43分(5月上旬)、[拡大像] D71K-1855@55mm(トリミング+3コマ深度合成)、ISO=100、F11-1/200、-0.7EV、内蔵ストロボ+スレーブ2灯、撮影月日:5月12日

 卵の直径は1.6mm、高さ1.9mmです。孵化直前にはかなり黒化してきます。
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D71K-1855@55mm(トリミング+4コマ深度合成)、ISO=100、F11-1/320、-1.0EV、内蔵ストロボ+スレーブ2灯、撮影月日:5月16日

 翌17日に孵化しました。孵化当日の初齢幼虫の姿です。
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D71K-1855@55mm(トリミング+4コマ深度合成)、ISO=100、F11-1/320、-1.0EV、内蔵ストロボ+スレーブ2灯、撮影月日:5月16日

 体長は4.7mm。19日に眠に入りました。眠状態の初齢幼虫です。
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D71K-1855@18mm(トリミング+上段3コマ/下段4コマ深度合成)、ISO=100、F11-1/160~250、-1.0EV、内蔵ストロボ+スレーブ2灯、撮影月日:5月19日

 体長は5.3mm。孵化直後よりもかなりメタボ体型(笑)。21日に2齢になりました。
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D71K-85VR(トリミング+3コマ深度合成)、ISO=200、F11-1/180、-1.0EV、内蔵ストロボ+スレーブ2灯、撮影月日:5月21日

 地色が赤褐色からチョコレート色に変化しました。この地色は終齢まで保持され、この段階で既に沢山の突起を備えた特徴のある姿を呈しています。5月23日に眠に入り、翌24日に3齢になりました。なお、それまではオオバウマノスズクサで何とか飼育してきましたが、流石に萎れてきたので、ウマノスズクサに食餌を変更しました。食い付きに心配したものの、普通に食べてくれてホッとしました。眠状態の3齢幼虫の姿。
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D71K-85VR(トリミング)、ISO=100、F11-1/160、-0.7EV、外部ストロボ、撮影月日:5月29日

 3齢より体をよぎる白帯模様および背面を走る白線模様が明確になってきます。5月30日に4齢となりました。
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D71K-85VR(トリミング+上段2コマ/下段3コマ深度合成)、ISO=200、F11-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影月日:6月2日

 体長は25mm。3齢と比較して斑紋パターンにそれほどの変化はありませんが、各腹節をよぎる灰色の斜帯が顕著になり、地色も全般に黒化した感じです。6月4日に眠に入り、6日に5齢(終齢)に到達。
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D71K-85VR(トリミング)、ISO=200、F11-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影月日:6月10日

 体長は43mm。流石に大きくなった感じです。斑紋パターンは突起先端の赤色が顕著になる以外は4齢とさほど変化はありません。6月13日に下痢便(糞)を出し、翌14日に無事前蛹になりました。
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D71K-85VR(トリミング)、ISO=200、F11-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影月日:6月15日

 体長は28mm。吐糸した糸が黒いのに驚きました。16日に無事蛹化。
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D71K-85VR(トリミング)、ISO=200、F11-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影月日:6月17日

 じっくり見れば見るほど、「お菊虫」と名付けられた理由がよくわかります。6月28日になって蛹が少し色づき始め29日には翅の模様が透き出て参りました。羽化直前の姿です。
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D71K-85VR(トリミング)、ISO=200、F11-1/100、-0.7EV、外部ストロボ、撮影月日:6月30日

 
 ジャコウ独特の毒々しい胴体の色合いも透けて見えます。この後、無事♀が羽化いたしました(例によって羽化の瞬間には出会えず)。
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D71K-85VR、ISO=400、F9-1/125、-0.7EV、外部ストロボ、撮影月日:6月30日

 この♀、結構立派な体躯で、多摩川縁で見るジャコウ(食草:ウマノスズクサ)♀よりも巨大な感じがします。オオバウマノスズクサ食いとウマノスズクサ食いの個体群では翅長に有意差があるのだろうか?とちょっと疑問が湧いてきました。ともあれ、何とかフルステージ飼育が終わってホッといたしました。
by fanseab | 2013-08-08 22:31 | | Comments(8)