ミヤマセセリ(3月中旬)
いつもミヤマ狙いで行く里山公園は個体数が激減していると睨み、別の谷戸を訪問。このポイントへミヤマセセリ撮影目的で行くのは初めてです。雑木林脇の農道に足を踏み入れると、早速黒い蝶影がチョロチョロと飛び回っています。先ずは一安心。定番の♂全開翅場面を撮影。
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ほぼ完品ですね。確認した数個体共に鮮度が良く、出始めの印象です。今回は飛び立ちシーンに拘って撮影。
3コマ目は、これまで撮影した飛び立ちシーンの中で一番の出来栄えで満足しております。ミヤマセセリの羽ばたき速度は意外に速いのです。経験上1/4000sec.では少しブレるため、1/5000sec.で撮影。計算通り動体ブレを最小にできたように思います。
ミヤマ吸蜜シーンはいつも苦労します。この日もほぼノーチャンス。何とかオオイヌノフグリでの吸蜜場面が撮れました。
タンポポ吸蜜シーン狙いで、暫くタンポポの前で粘ってみるものの、やって来ませんでした。これにはガックリ(^^; なおこの日、♀は未確認。発生は数日後でしょうかねぇ。それと密かに期待したコツバメも目撃できず。これも残念でした。
帰りしな、車外にネット持参の中学生を発見。思わず停車して成果を訊いてみました。
管理人:『何採ってるの?』
中学生:「蝶です。」
管理人:『コツバメいた?』
中学生:「いません。ミヤマセセリはいましたけど・・・。」
管理人:『ありがとう』
どうやらこのポイントでコツバメは期待薄のようです。残念な結果でしたが、将来性十分な若手蝶屋さんに出会えて、嬉しくなりました。