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探蝶逍遥記

ウスバシロチョウ(5月中旬)

 某種のホスト探索のため、東京都西部の渓谷沿いを巡ってみました。ホスト探索の成果には触れませんが、渓谷の木陰では黒系アゲハが躍動し、明るい斜面ではウスバシロが緩やかに舞っておりました。今回はウスバシロのご紹介。最初は広角飛翔。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
ウスバシロチョウ(5月中旬)_f0090680_11222280.jpg
EM12-Z12,ISO=640,F5.6-1/5000、撮影時刻:9時24分
ウスバシロチョウ(5月中旬)_f0090680_11223653.jpg
EM12-Z12,ISO=640,F5.6-1/5000、撮影時刻:9時40分

 1枚目の右側には鹿など動物侵入防止用ネットが見えています。最近、山村で当たり前に見かける光景ですね。ウスバシロのホスト、ケマン類の保護にも役立っているとプラス思考で考えたいですが、ここまで作物への食害が深刻なのかと溜息が出てしまいます。
 渓谷脇にはウツギ群落があり、ここにも多数のウスバシロが吸蜜に訪れておりました。ウツギを見下ろすことができる環境だったので、普段撮れないようなアングルからの飛翔画像がゲットできました。
ウスバシロチョウ(5月中旬)_f0090680_11225970.jpg
EM12-P520@156mm(トリミング),ISO=640,F5.6-1/5000、撮影時刻:10時31分
ウスバシロチョウ(5月中旬)_f0090680_11231850.jpg
EM12-P520@133mm(トリミング),ISO=640,F5.6-1/5000、撮影時刻:10時45分
ウスバシロチョウ(5月中旬)_f0090680_11233051.jpg
EM12-P520@144mm(トリミング),ISO=500,F6.3-1/5000、撮影時刻:11時04分

 1枚目のように正面に向かって来るシーンはやはり迫力が出ます。このウツギ群落では吸蜜する♂に誤求愛する♂の姿もありました。
ウスバシロチョウ(5月中旬)_f0090680_11234864.jpg
EM12-P520@156mm(トリミング),ISO=640,F5.6-1/5000、撮影時刻:11時10分

 個体数が多い環境ならではの画像かもしれません。ランチ休憩後、別のポイントに移動。長時間ハルジオンで吸蜜する♀を撮影。
ウスバシロチョウ(5月中旬)_f0090680_1124420.jpg
EM12-P520@88mm(トリミング),ISO=64,F3.5-1/1000、撮影時刻:13時17分
ウスバシロチョウ(5月中旬)_f0090680_1124155.jpg
EM12-P520@138mm(トリミング),ISO=64,F4.5-1/1000、撮影時刻:13時19分

 1枚目は敢えて引き気味に撮ったショット。300mm望遠1本で撮影している時には想定できなかったフレーミングです。やはりズームレンズでは構図の自由度が増すため、新鮮な発見がありますね。2枚目は意図した逆光狙いですが、完全逆光で撮れず、作画イメージからはちょっぴり外れてしまいました。ウスバシロのハルジオン吸蜜シーンは、ギフのカタクリ吸蜜同様、定番故の難しさがあり、奥が深いなぁ~と思います。次回は黒系アゲハをご紹介しましょう。
by fanseab | 2019-05-22 21:57 | | Comments(0)
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