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探蝶逍遥記

アサギマダラの幼虫探索(1月上旬)

 今年最初の観察は越冬中のアサギマダラ幼虫探し。今回は昨年11月に訪れた東京都下ではなく、神奈川県北西部のポイント。もちろん初訪問です。針葉樹に囲まれ、アオキの群落がある付近がポイントと睨みキジョラン群落を探しますが、容易に発見できません。結構苦労して探し回った結果、ようやく25mX100mの狭い地域に比較的集中して生えている場所を見出しました。生息環境を整理すると、
①南向きの傾斜地(斜度約25度)
②針葉樹に囲まれて北西季節風をシャットアウト可能
③林床に陽ざしが差し込む
 特に③は大事な要素のようで、陽ざしが悪い場所のキジョランは少し枯れかけていたり、生育状況が悪く、アサギマダラ幼虫も付いておりません。逆にこの狭いポイントで一番陽ざしの良い高さ2mの株からは、6頭の2齢幼虫を発見できました。幼虫画像です。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
f0090680_166914.jpg
EM12-Z60,ISO=200,F5-1/60、外部ストロボ、撮影時刻:12時57分
f0090680_1661989.jpg
EM12-Z60(トリミング),ISO=200,F5-1/100、外部ストロボ、撮影時刻:13時05分

 飼育した知見が活きて、この子は確実に2齢と言い切れます。体長は7mm。別の2齢幼虫2個体の姿です。
f0090680_1663178.jpg
EM12-Z60(トリミング),ISO=200,F5-1/100、外部ストロボ、撮影時刻:13時07分
f0090680_1664866.jpg
EM12-Z60,ISO=200,F5-1/100、外部ストロボ、撮影時刻:13時07分

 1枚目の個体は脱皮直後らしく、脱いだ皮が左上方に残ったままです。この日確認できた幼虫は全て2齢で、それ以外はいませんでした。今後継続観察するには、東京都下のポイントより都合が良さそうなので、時折様子を覗いてみたいと思います。順調ならば4月下旬頃終齢幼虫もしくは蛹が見られそうです。
by fanseab | 2019-01-05 16:08 | | Comments(2)
Commented by himeoo27 at 2019-01-05 19:29
神奈川県北西部にもアサギマダラの越冬幼虫が
生息しているのですね!
10年近く前に観察した箱根近くの山中では、
北側の斜面だった以外は上記条件と全く同じで
した。
Commented by fanseab at 2019-01-06 09:51 x
himeooさん、神奈川県南部に比較すると、今回のポイントは越冬環境としては、
結構厳しい場所で、ギリギリ幼虫越冬が可能な場所です。
終齢幼虫まで一体どれだけが辿り着けるか、見ものですね。
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