探蝶逍遥記

ムラサキツバメ越冬集団の観察:その1(12月中旬)

 この晩秋は、アサギマダラの産卵シーン撮影に注力したため、首題観察のスタートが大幅に遅れました。ようやく、川崎市内の里山公園を訪問。先ず昨年大集団が形成されていたクヌギをチェック。しかし、時期的に遅すぎたようで、葉が殆ど黄ばみ、落葉も始まっていて坊主。11月なら未だ集団があったかもしれません。仕方なく、これまで塒実績のある柑橘類もチェック。しかし、ここも坊主。単独越冬個体はおろか、ムラシ、ウラギンもおりません。この柑橘類、向かって左側の一部が大幅に伐採されて以降、北西風の遮断機能が低下したため、成虫越冬蝶達に嫌われるようになったと推測。仕方なく、昨年ムラシの集団越冬を観察できたアラカシ大木をチェック。ようやく9頭集団を見出しました。ヤレヤレ・・・(^^;

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
f0090680_11191591.jpg
D500-34VR(トリミング),ISO=640,F8-1/1000,外部ストロボ、撮影時刻:10時57分

 この時間帯はまともに日差しを受けていますが、気温が10℃をようやく超えたあたりなので、活動する気配はありません。角度を変えて撮ってみました。
f0090680_11193298.jpg
D500-34VR(トリミング),ISO=640,F8-1/800,外部ストロボ、撮影時刻:10時59分
f0090680_11194697.jpg
D500-34VR(トリミング),ISO=500,F6.3-1/1000,外部ストロボ、撮影時刻:11時06分

 2コマ目画像から、集団の上方に庇の役割を担う大きな葉が複数あることがわかります。概ねこのような庇の存在は、集団形成の必要条件のようですね。最後に広角でも撮影。
f0090680_11195975.jpg
EM12-Z12,ISO=200,F7.1-1/200,外部ストロボ、撮影時刻:11時52分

 と言っても高さ4mほどなので、持参の脚立に乗り、一脚を目いっぱい伸ばしてのインターバル撮影。撮影後、恥ずかしながら上腕筋に筋肉痛を覚えました(^^;
 この後、これまで塒実績のあったアオキ、シラカシをチェックしましたが、坊主。まぁ、ムラツはこんなもんでしょうが、ムラシを1頭も観察できなかったのにはビックリ。シーズン・種毎に、越冬蝶の個体数が結構変動があるものです。
by fanseab | 2018-12-16 21:22 | | Comments(4)
Commented by Sippo5655 at 2018-12-17 21:53
4mもの距離の越冬集団を、、
よく見つけられましたね(◎-◎;)!!
いつもながら、探す執念に敬服です。
わ、筋肉痛ですか><
お大事になさってくださいね。^^
越冬場所が毎年同じであれば、探す方は苦労しないでしょうが
自然界は常に流動的だから
毎年同じ、は基本あり得ないのでしょうね。
だからこそ毎年、新鮮な気持ちで
彼らと対峙できるのかもしれませんね。
Commented by fanseab at 2018-12-18 21:04 x
Sippo5655さん、ムラツ越冬集団は相当高い場所にあることが多いです。
4mでもまだ低い部類かもしれません。冬の冷気が地表近くだと入り込むので、
高い位置を好むのだと思います。毎年、同じ木の同じ場所を好むことも不思議ですが、
例外ももちろんあるので、探索は毎年、楽しみがあるのですよ。
Commented by himeoo27 at 2018-12-22 09:54
越冬蝶探しは、毎年状況が少しづつ異なるので
見つけるのに苦労しますね!
それでも12月に入ってこれだけの集団を見つけ
るとは流石です。
Commented by fanseab at 2018-12-23 21:58 x
himeooさん、仰る通りですね。
状況が激変することもあるので、逆に楽しみが増えます。
今年は12月に入って冷たい雨が降ったり、強風が吹く日が少ないので、
まだまだ継続して観察できそうです。
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