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探蝶逍遥記

オオミドリシジミの越冬卵(11月下旬)

 アサギマダラ幼虫を探索した林道の一角に、東側が開けた急斜面がありました。6月頃、いかにもオオミドリシジミ♂がテリを張りそうな環境。ひょっとすると、♂に誘引された♀が産卵しているかもしれない・・・、そう思って、木陰のコナラ実生の枝をチェックしました。すると・・・ピンポーン! 子枝の分岐から本種越冬卵を発見。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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EM12-Z60(4コマ深度合成+トリミング),ISO=200,F5.6-1/50,外部ストロボ、撮影時刻:11時39分

 2卵ですが、下の卵は寄生されています。オオミドリ越冬卵を見つけたのは久しぶり。実生を更に詳しく調べると、合計4株で15卵ほど見つけることができました。管理人は一度にこれほど多くの本種越冬卵を見出したのは初体験です。他の産卵事例もご紹介しておきましょう。まずは単独卵。
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EM12-Z60(トリミング),ISO=200,F5.6-1/25,外部ストロボ、撮影時刻:11時43分
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EM12-Z60(トリミング),ISO=200,F5.6-1/25,外部ストロボ、撮影時刻:11時44分
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EM12-Z60(トリミング),ISO=64,F5.6-1/250,外部ストロボ、撮影時刻:13時07分

 続いて2卵の事例。
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EM12-Z60(トリミング),ISO=200,F5.6-1/50,外部ストロボ、撮影時刻:11時47分

 小枝分岐部の窪みを上手く利用していますね。3卵の事例も。
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EM12-Z60(トリミング),ISO=200,F5.6-1/60,外部ストロボ、撮影時刻:11時52分

 こちらは2卵が寄生種脱出済。単独卵の中で、一番汚れが少なく、かつ照明が楽な卵(↑でアップした単独卵の3コマ目)を選び、超拡大してみました。
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EM12-P1442@42mm-P14R(上段16コマ/下段22コマ深度合成+トリミング),ISO=200,F5.6-1/50,外部ストロボ

 直径0.97mm。高さ0.49mm。これまで管理人が撮影できた本種越冬卵画像の中でも、一番汚れが少なく、かつ綺麗な仕上がりで満足しております。それでもやはり、産卵直後の純白な姿を写したいものです。今回のポイントは複数のコナラに想定外の複数卵が産み付けられておりました。これまでの本種越冬卵の探索経験では、ポツンポツンと離散的に見出すことが多かったので、今回の事例はかなり特異的です。よほど産卵環境がよかったのでしょう。その産卵環境画像も2枚アップしておきます。それぞれ矢印が越冬卵を見出したコナラ実生です。
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TG4@4.5mm,ISO=400,F2-1/250,内蔵ストロボ、撮影時刻:11時20分
f0090680_10493036.jpg
TG4@4.5mm,ISO=400,F2.3-1/320,内蔵ストロボ、撮影時刻:11時28分

 早朝を除いて、ほぼ終日日蔭になっている環境です。実は本種♀の産卵シーン撮影も数年前から試みておりました。しかし、♀がいつ・どの株に産み付けるか、待機するポイントが非常に絞り難い対象だと思っていたのです。つまり、狙って撮るのが難しいかもしれない・・・と。しかし、今回見出したポイントでは、ひょっとすると来年夏も♀の複数卵産卵が再現されるかもしれません。今から期待が膨らんでおります。
by fanseab | 2018-12-13 22:07 | | Comments(2)
Commented by 愛野緑 at 2018-12-14 16:00 x
大木のひこばえが目につくので、実生は探したことがありませんでした。写真のようなところに産卵するのですね!次からはそういうところも注意してみます。ありがとうございます😊
Commented by fanseab at 2018-12-14 21:43
愛野緑さん、今晩は。小生も成木から出た実生中心に探してきましたが、今回は完全に幼木でした。意外と狙い目の場所が、わからず苦労しますね。未だ経験不足と言えばそれまでですが。
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