ツマキチョウ卵の拡大像(4月中旬)
ツマキ産卵シーン撮影の際、採卵した卵の超拡大撮影にトライしました。ツマキ卵の超拡大像は以前に撮影済ですが、産卵直後状態の撮影が今回の目的。他のシロチョウ類同様、ツマキ卵は産卵直後、白色を呈しますが、時間経過と共に黄橙色に変化していきます。色の変化について記録したメモをご紹介しておきましょう。室温(19-20℃)保管での結果。
++++++++++++++++++++++++++
産卵後22hr.経過:白色
同上30hr.経過:僅かにクリーム色を帯びる
同上46hr.経過:黄色
同上72hr.経過:黄色
++++++++++++++++++++++++++
産卵後概ね50hr.経過で色変化は飽和し、孵化直前まで色変化はないようです。今回は、産卵後4hr.および82hr.経過した時点での撮影・比較をしております。
+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
EM12-P1442@42mm-P14R(トリミング+上段12コマ/下段16コマ深度合成)、ISO=64、F6.3-1/50、外部ストロボ
モンシロチョウが、水平な葉裏に産み付けるのに対し、ツマキの産附位置はセイヨウカラシナの蕾が入り組んだ隙間。そのため、ストロボ光を回し込むのに苦労します。卵は縦隆起と横隆起が組み合わさった構造をしており、横隆起の起伏が低いのが特徴。そこで、横隆起構造を卵全体に渡り綺麗に表現するのが、ツマキ卵拡大像撮影の重要ポイントだと思います。左側画像では、卵の右下部分に光が回らず、横隆起構造が完全に消えています。そこで、ストロボ光(2灯配置)の配置を試行錯誤して卵全体に光を回し込んだのが、右画像です。卵の高さは1mm。最大径は0.47mm。
卵表面構造の起伏が明確なゼフ卵等に比較して、シロチョウ卵の微構造表現は遥かに難易度が高いと実感した次第。
++++++++++++++++++++++++++
産卵後22hr.経過:白色
同上30hr.経過:僅かにクリーム色を帯びる
同上46hr.経過:黄色
同上72hr.経過:黄色
++++++++++++++++++++++++++
産卵後概ね50hr.経過で色変化は飽和し、孵化直前まで色変化はないようです。今回は、産卵後4hr.および82hr.経過した時点での撮影・比較をしております。
+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
EM12-P1442@42mm-P14R(トリミング+上段12コマ/下段16コマ深度合成)、ISO=64、F6.3-1/50、外部ストロボ
モンシロチョウが、水平な葉裏に産み付けるのに対し、ツマキの産附位置はセイヨウカラシナの蕾が入り組んだ隙間。そのため、ストロボ光を回し込むのに苦労します。卵は縦隆起と横隆起が組み合わさった構造をしており、横隆起の起伏が低いのが特徴。そこで、横隆起構造を卵全体に渡り綺麗に表現するのが、ツマキ卵拡大像撮影の重要ポイントだと思います。左側画像では、卵の右下部分に光が回らず、横隆起構造が完全に消えています。そこで、ストロボ光(2灯配置)の配置を試行錯誤して卵全体に光を回し込んだのが、右画像です。卵の高さは1mm。最大径は0.47mm。
卵表面構造の起伏が明確なゼフ卵等に比較して、シロチョウ卵の微構造表現は遥かに難易度が高いと実感した次第。
by fanseab
| 2018-04-26 22:21
| 蝶
|
Comments(2)