探蝶逍遥記

ミヤマセセリ(3月下旬)

 春分の日に降った「なごり雪」以降、天気は回復しましたが、寒気が入った影響で暫く気温が上昇せず。週末になって、ようやく桜見物に相応しい暖気が戻って来ました。新生蝶のターゲットは、ミヤマセセリかコツバメ。どちらにするか迷いましたが、飛翔画像ストックの少ないミヤマセセリを選択。東京都下の公園に出向きました。予想通り、新鮮な♂が飛び回っておりました。先ずはマクロ画像。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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EM12-Z60(自動深度合成+トリミング), ISO=200、F6.3-1/320、撮影時刻:9時30分

 ベタ開翅画像は飽きたので、半開翅気味の個体を斜め後ろから狙ってみました。深度合成を使って、表翅と裏面双方にピントを合わせる工夫も追加。♂表翅に載る淡くブルーに輝く小鱗粉はミヤマの美点だと思います。午前10時頃までは小飛と開翅日光浴を繰り返しております。この時間帯を利用してマクロレンズで飛び立ち飛翔を撮影。
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EM12-Z60(トリミング), ISO=800、F5.6-1/6400、撮影時刻:10時01分

 微妙に前ピン(^^; 但し、前後翅共に裏面を拝むチャンスはそうそう無いので、一見ミヤマ♂に見えないですね。次は後方から飛び立ちを。
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EM12-Z60(トリミング), ISO=800、F5.6-1/6400、撮影時刻:10時02分

 1枚目はこれまた前ピンでガックリ。翅を拡げた姿は良い感じ。2枚目は今回の飛び立ち画像で珍しくジャスピン。前翅の撓りは、電子シャッター特有のローリング歪によるものなのか?実際に撓っているかは不明です。但し、力強く羽ばたくミヤマらしい姿で、このシーンも大好きです。

 さて、午前11時過ぎには気温が20度近くに到達し、ミヤマ♂達は延々と止まらずに探♀飛翔モードに変わりました。そこでレンズを広角に切替え、通常の追い撮りをトライ。
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EM12-Z12(トリミング), ISO=800、F4.5-1/6400、撮影時刻:10時46分

 背景に雑木林と青空が入り、雰囲気は抜群なのですが、いかんせんトリミング量が多すぎ。後15cm程手前を飛んでくれていたら、もっと迫力が出たんですが・・・・。次は緑色のネザサと青空背景の画像。
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EM12-Z12(トリミング), ISO=800、F5-1/6400、撮影時刻:11時15分

 ミヤマ♂の探♀行動を観察していると面白いことに気付きます。アゲハ♂の蝶道同様、回遊ルートは概ね固定されており、周期的にネザサ群落を訪れます。ネザサ株の上に褐色の枯葉が引っかかっていると、この枯葉の周りを執拗にホバリングしております。恐らく羽化直♀がこのような位置に止まっていることが多いのでしょう。ウラゴマダラシジミ♂が葉上に落ちた鳥の糞を♀と勘違いして、ホバリングする姿と重なります。そうしたホバリング時には追い撮りのチャンスが生まれます。↑の画像は表翅をレンズ側に向けて高速ターンした場面。これまで撮れなかった画像なので、この日撮影した絵の中では一番のお気に入り画像になりました。最後は散歩者を背景にした画像。
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EM12-Z12(トリミング), ISO=800、F5-1/6400、撮影時刻:11時19分

 孫の手を引いて散歩中の御婆さんの赤いヤッケがアクセントになって、抜群の構図になるはずでしたが、これまた蝶が遠すぎて、かつ完全に前ピン(^^; それでもミヤマセセリが飛び交う丘陵の雰囲気は出せたかな?
 プロキャプチャーモードだけでなく、通常一眼での従来法による追い撮りも実施。130コマほど撮ってジャスピンは1コマのみ。
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D500-40(トリミング), ISO=1000、F8-1/5000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:10時25分

 なかなか真横から狙った画像がキャッチできません。
2月初旬にギックリ腰になって以来、今回は言わば復帰戦。初めて本格的に丘陵地を歩き回ったため、ふくらはぎはパンパン。情無いけど、蝶を追いかける楽しみには代えられませんね。
by fanseab | 2018-03-26 21:38 | | Comments(2)
Commented by Sippo5655 at 2018-04-01 21:48
斜め後ろからの撮影、このアングルもいいですよね!
私もちょうど同じ頃、♀個体で同じアングルで撮影して、
なんだかミヤマセセリっぽくない意外さにドキッとしていたところだったので
タイムリーです!
今、自分の撮影した画像と見比べていたのですが
♀の方が体型が細長いのでしょうか?
ウラゴマダラもそんな印象・・・
Commented by fanseab at 2018-04-03 22:48 x
Sippo5655さん、こんばんは。
♀の翅形は確かに♂よりは大きめなので、そんな印象になるのかもしれません。
胴体の太さは♀がやや太めの印象ですけど。
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