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探蝶逍遥記

キタテハの飛翔など(11月上旬)

 11月に入ってから関東地方は、それまでの悪天候が嘘のように好天が続いております。この日も多摩川縁のセンダングサ群落で飛翔撮影。今回はD500とマイクロニッコール40mmF2.8Gの組合せでトライ。40mmレンズは4月のツマキチョウ飛翔撮影に使用して以来、久しぶりの登場。最初はキタテハ。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
キタテハの飛翔など(11月上旬)_f0090680_2153886.jpg
D500-40(トリミング)、ISO=1600、F8-1/8000、撮影時刻:11時11分
キタテハの飛翔など(11月上旬)_f0090680_216651.jpg
D500-40(トリミング)、ISO=1600、F8-1/8000、撮影時刻:11時11分
キタテハの飛翔など(11月上旬)_f0090680_2162297.jpg
D500-40(トリミング)、ISO=1600、F8-1/6400、撮影時刻:11時19分

 追いかけ撮りになるので、思い描いたイメージが上手く得られません。それに、やはり慣れていないレンズだと、置きピン感覚が全くズレていて、殆どのコマはピンが来ていません。ここ数年、(マイクロフォーサーズ一眼+高速連射機能)で飛翔を撮っているので、APS一眼での焦点深度の浅さを改めて認識することに・・・。

 次は久しぶりのモンキチョウ。
キタテハの飛翔など(11月上旬)_f0090680_2164717.jpg
D500-40(トリミング)、ISO=1600、F8-1/8000、撮影時刻:11時16分
キタテハの飛翔など(11月上旬)_f0090680_216563.jpg
D500-40(トリミング)、ISO=1600、F8-1/8000、撮影時刻:11時16分

 モンキって、追いかけてみると、やはり速いなぁ~って感じます。40mmレンズで最適置きピン位置を探ってみると、どうやら50~60cmにあることが判明。ところが、本レンズ距離環の刻印は「0.4(40cm)」の次はいきなり「∞(無限遠)」! 50もしくは60cmでスパッと設定ができないのが辛いところです。一方、利点としては、肉眼で見たままに近い自然な描写と適度な背景ボケが得られる点ですね。フルサイズ換算では60mm。銀塩時代の標準レンズ(50~55mm)に相当する画角は、やはり描写がナチュナル。今後、上手く使いこなしたいと思っております。

 さて、拙宅に戻ってみると、エノキの葉裏にアカボシゴマダラの前蛹準備個体を発見。
キタテハの飛翔など(11月上旬)_f0090680_2114524.jpg
D500-40、ISO=200、F7.1-1/1000、撮影時刻:12時07分

 皆さん、どこに前蛹がいるか分かりますか?画面中央右下で角状突起を下にしてぶら下がっている黒い影がその正体。この時期に蛹化すると、蛹期は概ね1ヶ月。早くても12月上旬になるでしょう。その頃、エノキの葉は大半が落ち、鮮やかな緑色の蛹は嫌でも目立ちます。例年の観察だと、シジュウカラの食害に遭う事例が多いのです。この子は果たして無事羽化できますでしょうか?
by fanseab | 2017-11-06 21:15 | | Comments(2)
Commented by Sippo5655 at 2017-11-08 22:30
猛烈な台風で、セイタカアワダチソウが打撃を受け
センダングサの方が強いみたいですね。
モンキチョウは絡んでいる時は撮影しやすいけれど
単体では、やったことがありません。
いずれにしても、蝶の飛翔撮影は本当に難しいですよね^^;
アカボシゴマダラ幼虫さん、むっくりと太っていますね。
冬場は鳥も必死だから、生き延びるのも大変でしょうね・・・
以前、シジュウカラがカマキリの卵を突いていたことを思い出しました。
Commented by fanseab at 2017-11-10 21:29
Sipo5655さん、センダングサは本当にどんな条件でもびくとも
しない植物ですね。蝶にとってもとても大切な仲間です。
飛翔は旧来のやり方で撮ると、本当に難しいです。体力も使いますし・・・。
今の時期、蛹化するアカボシは本当に辛いでしょうね。
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