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探蝶逍遥記

多摩川のコムラサキ亜科第2化(8月11日)

 お盆の下り帰省ラッシュ最初のピークが報じられているので、遠出はせずに近場の多摩川での観察です。コムラサキ♂の飛翔を撮りたくて、いつものポイントを訪れるも全く飛んでいません。どこか樹液で吸蜜しているのかと思い暫く粘っているとゴマダラチョウが弱弱しく飛んで来てオニグルミに止まりました。しかし、探しても姿がありません。どこに隠れたのか?と探し回ると、何とクルミの葉裏におりました。                                    ++画像はクリックで拡大されます++
多摩川のコムラサキ亜科第2化(8月11日)_f0090680_20284791.jpg
D7K-34、ISO=400、F9-1/400、-0.7EV、撮影時刻:11時05分
多摩川のコムラサキ亜科第2化(8月11日)_f0090680_20291725.jpg
D7K-34(トリミング)、ISO=400、F11-1/400、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時09分

 腹部形状からどうやら♀のようです。暑さを避けて一休みしていたのでしょうか?この日気温は猛暑と呼ぶほどに上昇しておりませんが、湿度が半端ではなく、木蔭で休みたかったのは管理人も一緒。しかし、目的のコムラサキに会うまでは休憩できません(笑) で、別ポイントに転戦。しかしここも蝶影が全くなし。何とか風に揺れるヤナギに止まっているコムラサキを発見。
多摩川のコムラサキ亜科第2化(8月11日)_f0090680_20292829.jpg
D7K-34(トリミング)、ISO=500、F6.3-1/640、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時20分

 しかし、この♂個体、全く飛ぶ気配も開翅する気配もありません。「少しはサービスして~な!」と呟いても空気を読んでくれません。そのうち別のヤナギを探している間に飛び去った様子。結局この日出会ったコムラサキはこの1頭のみ。全く当てが外れました。昨年の第3化観察と比較すると圧倒的に個体数が少なく、かつ今年5月の第1化よりも個体数が少ない感じです。こうなると、9月に発生する第3化に期待するしかないのでしょうか?
by fanseab | 2012-08-11 20:30 | | Comments(4)
Commented by naoggio at 2012-08-12 21:10 x
暑い中御苦労様です。
私が第2化のゴマダラチョウ撮影したのが7月24日でしたからメスだとしてもけっこう差がありますね。
今年は1部の蝶で個体数が極端に少ないという話を耳にしますが放射能の影響が無いか心配になります。
第3世代が沢山羽化してくれるといいですね。
Commented by fanseab at 2012-08-12 22:12 x
naoggioさん、連続コメント有難うございます。
真夏の炎天下、平地で普通種を撮影するには覚悟が要りますね。ゴマダラも2化としては最終版の個体だと思います。コムラサキの各化における個体数変化はもう少し継続観察して推論しなければダメでしょうね。直感的には放射能の影響ではなく、単なる化毎の個体数変動の範囲内かなと思っております。
Commented by himeoo27 at 2012-08-13 17:14
暑さが厳しいと蝶も活動が鈍るのでしょうか?
それとも何らかの影響で個体数が少ないのかな?

長野県の山中で比較にならないかもしれませんが
一昨日、雨混じりの曇りの天気では蝶が結構舞って
いました。
逆に昨日、ピーカンの暑い晴天の中、日向には僅か
な個体数しか出てくれませんでした。
Commented by fanseab at 2012-08-13 21:19 x
himeooさん、ヒョウモン類のように明らかに夏眠する蝶は別として全ての蝶が暑さで活動が鈍るとは思えません。ただ観察したゴマダラチョウでは、一旦葉上に止まってから潜るように葉裏に移動したので、これは暑さを避ける工夫をしていたのでしょう。
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