朽ち果てたアカボシ越冬幼虫(3月15日)
日曜日は大変好天に恵まれた一日でした。本来なら、ミヤマセセリ狙いで出撃すべきところですが、終日研修で休日出勤。已む無く、出勤前の僅かな時間で、アカボシゴマダラの越冬幼虫を観察しました。一番注目していた個体は、、2月8日の記事でご紹介した、長角型の幼虫です。この日に観察してみると、なんと、干からびた状態になっていました。
D90, ISO=400, F13-1/80、-0.7EV、外部ストロボ、調光補正-1EV、撮影時刻:7時53分
頭部が越冬木から浮き上がった状態になっており、既に死亡しているのでしょう。何とか最後のステージまで観察したかったのですが、残念でした。やはり、短角型に比べると、越冬耐性に劣るのかもしれませんね。
D90, ISO=400, F13-1/80、-0.7EV、外部ストロボ、調光補正-1EV、撮影時刻:7時53分
頭部が越冬木から浮き上がった状態になっており、既に死亡しているのでしょう。何とか最後のステージまで観察したかったのですが、残念でした。やはり、短角型に比べると、越冬耐性に劣るのかもしれませんね。
by fanseab
| 2009-03-16 22:10
| 蝶
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Comments(16)
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Lycaenidae at 2009-03-16 22:54
せっかくの晴天での休日出勤、悔しいですよね。(笑)
アカボシゴマダラ 幼虫残念ですね。
天敵にから逃れて、ここまで成長しても成虫にはなれるとは限らないない厳しさ。
人為的移入種とはいえ、懸命に命をつないでいる姿には心を打たれますね。
アカボシゴマダラ 幼虫残念ですね。
天敵にから逃れて、ここまで成長しても成虫にはなれるとは限らないない厳しさ。
人為的移入種とはいえ、懸命に命をつないでいる姿には心を打たれますね。
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fanseab
at 2009-03-17 06:56
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Lycaenidaeさん、ちょっとご無沙汰です。だいたい野暮用がある時に限って好天になりますね!ギフ狙いで行く時は日差しに恵まれたいです。アカボシ幼虫は人為移入種故に、まだ越冬準備態勢を手探りしている段階なのでしょう。
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clossiana at 2009-03-17 08:20
むむっ、これはやはり長角型の運命とでも云うべき最後のような気がします。あくまでも直感でしかありませんが。。。
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cactuss at 2009-03-17 19:45
非越冬型の幼虫はこのような運命なのでしょうか。
越冬型と比べて寒さに対する耐久性が違うのかもしれませんね。
越冬型と比べて寒さに対する耐久性が違うのかもしれませんね。
長角型の越冬どうなるかと思って拝見しておりましたが、残念です。やはり厳しいですね。相模の蝶を語る会では長角型から短角型への変化が報告されています。アカボシは南から北への対応途上なのでしょうか?
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fanseab
at 2009-03-17 21:09
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clossianaさん、長角型越冬幼虫の観察事例が少ないので、「定められた運命」なのか?来年も発見できたら観察したいです。鳥に捕食されなくても、リスクが高いことに間違ないでしょう。
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fanseab
at 2009-03-17 21:18
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cactussさん、長角型は、越冬に必須の体液組成変化をする準備が恐らくできていないのだと思います。ですので、比較的緩やかな温度低下に対する耐寒性はあっても、春先の三寒四温的な急激な温度変化に細胞が破壊されたり、耐えられないかもしれません。
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fanseab
at 2009-03-17 21:26
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hirokouさん、こんばんは。殆どの幼虫は越冬前に、長角型から短角型に変化します。ゴマダラでも例外的に長角型越冬幼虫が発見されているので、原産地でもある確率で無事、羽化に至る個体がいるのではないでしょうか?
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tsukikumo
at 2009-03-18 01:14
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予想できたとはいえ、やはり一抹の悲しさを感じますね。アカボシの分布は日本よりも寒い朝鮮半島や華北地域も含まれるみたいなので種としての耐寒性は併せ持っているのでしょうが、放蝶マニアの採集地が中国でもかなり南の暖かな地域だったのでしょうか。
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fanseab
at 2009-03-18 07:18
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tsukikumoさん、おはようございます。御指摘の通り放蝶個体の原産地が南部のため、亜種として、そもそも耐寒性に乏しいのかもしれません。ただ中国北部産亜種の中にも変わり者がいて、長角型で越冬出来ている個体がいるかもしれませんよ。
以前ゴマダラの長角型を見つけたときに、無事に越冬できるのか気になりましたが、家内の実家(甲府)だったので継続観察が出来ませんでした。
やっぱりこんな結果が待っているのですね。
おっしゃるように、これがすべてかどうかわかりませんが、体型とホルモンなどの内部環境はかなり一致しているでしょうから、ある程度以下の温度になると厳しいのでしょうね。
やっぱりこんな結果が待っているのですね。
おっしゃるように、これがすべてかどうかわかりませんが、体型とホルモンなどの内部環境はかなり一致しているでしょうから、ある程度以下の温度になると厳しいのでしょうね。
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fanseab
at 2009-03-18 22:41
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ダンダラさん、コメント有難うございます。
長角型で、冬越しした個体を発見したのは、今回が初めてだったので、期待しておりました。正直残念ですね。葉裏にでももぐっておれば、少しは湿度変化にも耐えられるのでしょうが、樹幹上越冬では
厳しいかもしれません。
長角型で、冬越しした個体を発見したのは、今回が初めてだったので、期待しておりました。正直残念ですね。葉裏にでももぐっておれば、少しは湿度変化にも耐えられるのでしょうが、樹幹上越冬では
厳しいかもしれません。
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at 2009-03-18 23:32
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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愛野緑
at 2009-03-18 23:39
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かなり太っている幼虫ですが、寒さには耐えられなかったのでしょう。
色々な条件で死んでしまうのでしょうが、秋口にもっと寒ければ落ち葉越冬して生きながらえたかもしれませんね。
要継続観察個体が居なくなるのはやりきれませんね。
色々な条件で死んでしまうのでしょうが、秋口にもっと寒ければ落ち葉越冬して生きながらえたかもしれませんね。
要継続観察個体が居なくなるのはやりきれませんね。
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fanseab
at 2009-03-19 07:24
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愛野緑さん、おはようございます。アカボシ越冬幼虫については、一通りの観察が終了しているので、チェックポイントを絞った観察に移行しています。最大の興味は今回の長角型の越冬であっただけに、とても残念でした。来シーズンも見られるか?保障もないのですが、探してみることにします。
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fanseab
at 2009-03-19 23:41
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非公開コメントさん、有難うございました。