北ボルネオ・キナバル遠征記:(22) ソンダイカコノハワモン
今回、遥々キナバルまで遠征した目的は、キナバルオナガタイマイのようなキナバル固有種の撮影でした。とりわけ、キナバルの珍品、メシラウエンシストガリバワモン(Zeuxidia mesilauensis)は管理人の憧れで、殆どこの1種に絞って公園本部付近を3日間彷徨ったのでした。しかし、初挑戦で簡単にゲットできるほど、キナバルの自然は甘くはありません。事前にこの道の権威、Sさんから情報を仕入れ、更には文献調査結果から、活動時間帯である午前10時前後を狙って、暗いトレイルを重点的に探索したのです。ところが、酷い日には午前10時頃から雲が湧き出て気温の上昇がストップし、出現条件を満たすことはありませんでした。低地産のワモン類だと、気温が低下する夕暮れ時がチャンスになるのですけど、標高1600mを超えるキナバル山麓では、この時間帯は確実に雨で、冷え込み、撮影を諦めるほかありませんでした。
結局、このトガリバワモンの挑戦はあえなく敗退となりました。で、標高を下げたポーリン温泉付近で、他のワモン類を狙ったのですけど、ここでも、成果はなく、唯一ゲットできたのが、広域分布種のソンダイカコノハワモン(Discophora sondaica symphronia)。先ずは縦広角。 ++画像はクリックで拡大されます++
GX100@5.1mm, ISO=80, F9.1-1/125、-0.7EV、撮影時刻:2008年5月3日、8時15分
北タイで撮影した印象から、本種は薄暮か明け方の薄暗い時間帯に活動すると思っていました。しかし、朝日が燦々と当る8時過ぎの出現には驚きました。亜種によっては、生態が異なるのかもしれません。ここは林道中央に落ちていた獣糞からの吸汁シーンで、アップ画像は敬遠したいとこですが、お次は、マクロで。
D70, ISO=200, F9-1/320、-0.7EV、撮影時刻:2008年5月3日、8時14分
獣糞も新鮮ですが、撮影個体も新鮮で(笑)助かりました。 翅表は飛翔でしか、撮影できないので、チャレンジしましたが、すぐに森の中に潜り込んで、ジ・エンド。こんな時はパスト連射のカメラが欲しくなりますね。次回はこのシリーズもいよいよ大詰め、セセリチョウ科のご紹介です。
結局、このトガリバワモンの挑戦はあえなく敗退となりました。で、標高を下げたポーリン温泉付近で、他のワモン類を狙ったのですけど、ここでも、成果はなく、唯一ゲットできたのが、広域分布種のソンダイカコノハワモン(Discophora sondaica symphronia)。先ずは縦広角。 ++画像はクリックで拡大されます++
GX100@5.1mm, ISO=80, F9.1-1/125、-0.7EV、撮影時刻:2008年5月3日、8時15分
北タイで撮影した印象から、本種は薄暮か明け方の薄暗い時間帯に活動すると思っていました。しかし、朝日が燦々と当る8時過ぎの出現には驚きました。亜種によっては、生態が異なるのかもしれません。ここは林道中央に落ちていた獣糞からの吸汁シーンで、アップ画像は敬遠したいとこですが、お次は、マクロで。
D70, ISO=200, F9-1/320、-0.7EV、撮影時刻:2008年5月3日、8時14分
獣糞も新鮮ですが、撮影個体も新鮮で(笑)助かりました。 翅表は飛翔でしか、撮影できないので、チャレンジしましたが、すぐに森の中に潜り込んで、ジ・エンド。こんな時はパスト連射のカメラが欲しくなりますね。次回はこのシリーズもいよいよ大詰め、セセリチョウ科のご紹介です。
by fanseab
| 2009-03-11 23:29
| 蝶
|
Comments(2)