探蝶逍遥記

ミヤマチャバネセセリ第1化(4月中旬)

 多摩川の菜の花畑で、ツマキ♀産卵シーンを撮影中、嬉しい出会いがありました。何と、セイヨウカラシナにミヤマチャバネセセリ第1化が吸蜜にやって来たのです。

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D500-24, ISO=100、F5.6-1/500、-0.3EV、撮影時刻:10時48分

 両者の組合せは理論上、あり得ることでしたが、何せひと昔前は、菜の花の株が少なすぎて、ミヤチャと遭遇するチャンスは皆無だったのです。ミヤチャは紫色系の花のみならず、タンポポにも来ますから、菜の花に来ても不思議ではありません。「棚からぼた餅」とは、こんなチャンスを言うのでしょうね。ついでに縦位置でも。
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D500-24, ISO=100、F5.6-1/640、-0.3EV、撮影時刻:10時49分

 使用しているシグマ製24mmレンズは重くて、最近はあまり使用機会が多くなかったのですけど、開放F値が1.8と明るいこともあって、背景のボケ味も綺麗です。改めて、このレンズを見直す機会にもなりました。

 この日は、ミヤチャとセットで出現する、ギンイチモンジセセリ♂もみかけました。オギの株を避けながら、必死に飛翔画像を撮影。
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D500-24(トリミング), ISO=1100、F8-1/4000、撮影時刻:10時20分
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D500-24(トリミング), ISO=1250、F8-1/4000、撮影時刻:10時20分

 置きピンはツマキ仕様で50cm。但し、この子の飛翔撮影にはもう少し、例えば35cm位にしないと駄目ですね。↑の画像もムチャクチャトリミングしてあります。とにかく、多摩川の晩春の風物詩、ミヤチャとギンイチ第1化を撮影できてホッといたしました。
# by fanseab | 2018-04-22 06:50 | | Comments(0)

ツマキチョウの産卵(4月中旬)

 マイフィールドである多摩川縁は、現在菜の花が満開状態。その環境写真を撮る目的で、APS一眼に24mm広角を付けた軽装備で出かけました。あまり気合を入れずに簡易装備でフィールドに出る時に限って、チャンスに恵まれることが多いものです。この日は、将にそんな一日になりました。先ずは目的の環境画像。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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D500-24, ISO=200、F8-1/640、撮影時刻:11時01分

 ヤナギの木陰を含めて、将に黄色い絨毯を敷き詰めた光景が拡がっております。しかし、10年程前は、菜の花(セイヨウカラシナ)は数10mに一株ある程度でした。それがここ数年来、秋口の台風・大雨で河川敷の擾乱が進み、上流側から流されて来たセイヨウカラシナが根付き、大群落が形成されるようになりました。同時にそれまでこのポイントでは珍品であった、ツマキチョウの個体数も激増し、今年は大豊作の状況です。

 朝方、陽射しが弱い状況で、緩やかに舞うツマキ♀を発見。ノンビリと飛ぶので、菜の花背景の飛翔画像をゲット。
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D500-24(トリミング), ISO=1600、F8-1/4000、撮影時刻:9時20分

 陽射しが強くなるに従い、産卵を始めました。広角しか持ち合わせがないので、逆に「今日はツマキの広角産卵画像を撮るぞ!」と覚悟を決めて♀を追跡。最初はオギの枯茎背景にパチリ。
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D500-24, ISO=220、F7.1-1/640、撮影時刻:9時51分

 産卵時間は比較的短いので、広角撮影に必要な距離に接近する間に、産卵が終了してしまうことが多く、撮影に難儀します。何とか菜の花群落背景の画像を撮ろうと苦労。ようやく1枚ゲット。
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D500-24, ISO=160、F7.1-1/640、撮影時刻:9時56分

 但し、茎が斜めなので、画面に落ち着きがありません。更に粘って、ようやく黄色一色に近い背景で、ほぼ理想とする画像をゲット!
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D500-24, ISO=160、F8-1/640、-0.3EV、撮影時刻:10時52分

 続いて河川敷環境の写し込みを目的としてパチリ。
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D500-24, ISO=160、F8-1/640、-0.3EV、撮影時刻:10時56分

 背景の建物は東京都側です。産卵シーンの途中には、♀に絡んで来る♂も多数おりましたが、絡みのシーンは別途撮影したので、その記事で詳しくご紹介することにします。菜の花には当然モンシロチョウも産卵にやって参ります。モンシロはツマキと異なり、株の下方にある葉裏に好んで産むので、撮影難易度はツマキよりもやや高いです。
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D500-24, ISO=200、F8-1/640、撮影時刻:10時22分

 広角画像で腹端まで写し込もうとすると、タイミングがズレて、産卵シーンがゲットできません。意外とモンシロの産卵シーンは難しいのです。
 結局、この日は広角レンズを使用してのツマキ♀産卵シーンが初めてゲットできたので、意気揚々と引き揚げたのでした。
# by fanseab | 2018-04-20 21:45 | | Comments(2)

新潟のギフチョウ:その2(4月中旬)

 ポイントに着いて、カタクリ群落に目をやると、ゆったりと地表近くを飛ぶ♀の姿が。明らかな産卵行動です。しかし、好みのカンアオイ株が無いのか、一向に産卵行動に入りません。逆に言えば、♀飛翔撮影の絶好のチャンスなので、連射乱れ打ちで、当たりコマを狙います。多量の外れ画像から何とか拾い上げた「当選籤」をご紹介しましょう。最初は、この日のベストショット。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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D500-34VR(トリミング), ISO=1800、F8-1/5000、-0.7EV、撮影時刻:11時23分

 ギフを取り囲むカタクリの花弁も綺麗だし、偶然、福寿草が背景に入り込み、良いアクセントになってくれました。次は背景が抜けたショット。
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D500-34VR(トリミング), ISO=2000、F8-1/4000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時17分

 しかし、こんなチャンスに限って、枝被り(^^;  3枚目はショウジョウバカマが入り込んだショット。
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D500-34VR(トリミング), ISO=2500、F7.1-1/4000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時22分

 光の回り具合が良く、ギフの浮遊感も演出できました。
 さて、延々と飛び回った後、やっとカンアオイを探り当てたようです。
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D500-34VR(トリミング), ISO=1600、F7.1-1/4000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時40分

 新葉がないため、仕方なく古葉を選んだ様子。この後、葉に着地して前脚連打、その後、腹端を下げて産卵態勢に移行します。
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D500-34VR(トリミング), ISO=1800、F7.1-1/4000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時40分

 ただ、どうもバランスが取れなかったのか、一旦飛び立ちました。再度着地した後、ようやく産卵がスタートしました。
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D500-34VR(トリミング), ISO=320、F7.1-1/640、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時41分52秒

 このままでは腹端の状況が見えないので、葉被り覚悟で、アングルを変更。
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D500-34VR(トリミング), ISO=400、F7.1-1/640、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時43分28秒

 何とか青白色の卵塊が確認できました。母蝶が去って暫くしてから、葉裏を確認してみました。
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EM12-Z60(トリミング), ISO=64、F6.3-1/50、外部ストロボ、撮影時刻:15時15分

 撮影のため、葉を起こしております。9卵確認できました。要した産卵時間は約2分。
 この日は、朝からほぼ快晴のコンディションでしたが、14時頃から薄曇り状態になり、気温が低下しました。するとギフの活動はパタッと止みました。体感気温も15℃を切ったのでしょう。現地では、同好カメラマン2名の方と談笑する機会がありました。地元の方かとお聞きすると、何と管理人同様、首都圏から来られたKさんとMさんでした。お二人も空を見上げて、「そろそろ今日は打ち止めかな~」とつぶやき、ポイントを後にされました。Kさん・Mさん、楽しいお話、有難うございました。

 さて、お二人が帰られた後、オオカメノキ(ムシカリ)の樹上で休んでいる交尾嚢付き♀個体を発見。
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D500-34VR, ISO=2800、F8-1/4000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時03分

 最初は開翅状態でしたが、時間経過と共に翅を閉じました。恐らくここで夜を明かすのでしょう。活動休止後の、樹上休眠状態の個体を撮影するチャンスは稀です。最後にプレゼントを貰った気分で、満足してポイントを引き上げました。
# by fanseab | 2018-04-16 21:17 | | Comments(2)