人気ブログランキング |

探蝶逍遥記

ツマキチョウの飛翔(4月中旬)

 前回記事で♀の菜の花産卵シーン撮影時に広角飛翔にも拘ってみました。置きピンを20cm~40cmに随時変化させてトライ。最初は単独飛翔。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
f0090680_9202294.jpg
EM12-Z12(トリミング),ISO=500,F5-1/5000、撮影時刻:9時45分

 この画像では確か置きピンは40cm。ツマキが微妙に遠いですが、「青空バックに逆光で撮る」目的は達成。緑濃くなり始めたタチヤナギの背景がアクセントになりました。次いで♂2頭追尾の場面。
f0090680_9204748.jpg
EM12-Z12(トリミング),ISO=640,F5-1/5000、撮影時刻:8時45分
f0090680_9205822.jpg
EM12-Z12(トリミング),ISO=500,F5-1/5000、撮影時刻:9時34分

 2頭が絡んでから撮影すると、どうしても一枚目のように、両者の距離が離れがちで迫力に欠けます。2枚目は右向きに飛ぶ♂個体の飛翔目的でシャッターを押した際、不意にもう1頭が左前方から突撃してきたので、迫力あるカットになりました。もちろん60コマ/秒の高速連射撮影のお陰で、こうした決定的瞬間がものにできます。3枚目は青空、それも太陽を背景に意図しての作画。
f0090680_9214059.jpg
EM12-Z12(トリミング),ISO=500,F5-1/5000、撮影時刻:9時47分

 このカットも置きピン40cm。20cmだったら、もっと迫力が出たのになぁ~とちょっぴり悔しい気持ち。まぁ、それでも狙い通りの作画ができて満足です。この時期大量に発生している双翅目も沢山映り込んで季節感が出ました(画面上少なくとも6頭は確認可能)。最後は1♀を2♂が追尾する求愛場面。数回目撃するも撮影できたのは2回のチャンスのみ。
f0090680_922571.jpg

f0090680_922207.jpg

f0090680_922312.jpg
3コマ共通:EM12-Z12(トリミング),ISO=500,F5-1/5000、撮影時刻:9時40分

 いずれも置きピン20cmで頑張ってみました。1枚目はカメラ後追いなので、3頭全てに合焦は厳しいですね。でも画面左下に菜の花で吸蜜するベニシジミがぼんやり写って季節感タップリの画像になりました。2-3枚目はほぼ真横から撮影できたので、迫力が出ました。ちょっと日蔭気味で、発色がイマイチなのが残念ポイント。でもこれまで撮影した複数頭求愛シーン中、出色の出来で満足しております。
# by fanseab | 2019-04-21 20:18 | | Comments(0)

ツマキチョウの産卵(4月中旬)

 異なるポイント、異なるホストで本種産卵シーンの撮り分けを試みました。最初は東京都下の多摩川縁で、スカシタゴボウ(恐らく?)への産卵。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
f0090680_15551682.jpg
EM12-P520@200mm(トリミング),ISO=200,F4-1/2500、撮影時刻:11時21分
f0090680_15552848.jpg
EM12-P520@200mm(トリミング),ISO=200,F5.6-1/1600、撮影時刻:11時29分

 このポイントは1980年代前半にギンイチモンジセセリの豊産地だった河川敷。訪問前のグーグルアース画像下見により、オギ群落はほぼ消失していることを確認済。河川敷開発から逃れ、僅かに残った群落は長さ50m幅30m程度で、ギンイチは確認できず。ツマキを撮影した場所はゴロゴロ石が散らばる河原。一面菜の花が咲いておりました。しかし、母蝶は菜の花には見向きもせず、スカシタゴボウの蕾に執着していたように思います。
 産卵直後の飛び立ちシーンも撮影。
f0090680_15554431.jpg
EM12-P520@200mm(トリミング),ISO=640,F7.1-1/5000、撮影時刻:11時30分

 面白いと思ったのは、腹端の姿勢。通常翅を下向きに羽ばたく際、尾部を上方一直線に伸ばしてバランスを取るのですが、ここでは産卵姿勢と全く同じ屈曲した姿勢を取っています。空中に飛び上がっても未だ産卵したがっている様子。

 次は、ムラサキハナナへの産卵。
f0090680_15555969.jpg
D500-34VR,ISO=1000,F8-1/1000、撮影時刻:13時57分

 この日はミヤマセセリ♀産卵シーンを目的に東京都下の里山公園へ。しかし、コナラの新芽は既に完全に開いており、♀の姿は観察できず。どうやらタイミングが遅すぎた様子。仕方なくツマキに目を向けました。薄曇りが幸いしてムラサキハナナの花弁が落ち着いた発色をしてくれて、凄く良い雰囲気に仕上がりました。
 最後は、菜の花への産卵。ここは拙宅近くの多摩川河川敷。午前中、気温があまり高くならない頃合いを見計らっての撮影。それでも産卵時間が非常に短く、合焦する前に飛び立ってしまうので、苦労しました。
f0090680_15561949.jpg
D500-34VR(トリミング),ISO=200,F6.3-1/1000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時21分
f0090680_1556293.jpg
D500-34VR(トリミング),ISO=140,F5.6-1/1250、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時58分

 ホストによらず、母蝶は蕾塊の隙間に産み付けるので、産附された卵と腹端の同時写しこみは厳しいですね。今回も、いずれの画像でも卵の写し込みには失敗(^^;
# by fanseab | 2019-04-18 21:39 | | Comments(2)

スギタニルリシジミ(4月上旬)

 2頭目のギフに出会った神奈川県のポイントでは、以前スギタニを撮影した経験があります。今回もスギタニ狙いで、その渓谷沿いの林道を訪れてみました。すぐに彼らを発見。裏面が暗灰色で表面もくすんだブルーのため、ルリに比較してとても小さく見えますね。最初は獣糞に群がる5頭集団の姿。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
f0090680_17572027.jpg
EM12-P520@200mm,ISO=200,F5-1/1000、撮影時刻:10時53分

 管理人にとって、スギタニの集団吸水(吸汁)シーンは初撮影。嬉しかったですね。まぁ、吸っている物体がちょっと正視できない代物ですが・・・(^^; 単独吸水画像は見栄え優先で、苔上の個体をご紹介しましょう。
f0090680_1758764.jpg
D500-34VR(トリミング),ISO=500,F8-1/2000、撮影時刻:11時21分

 ここに群れていた5頭のサイズはまちまちです。幼虫時代の餌の過不足でサイズが決定されるのでしょうかね。これまで表翅のブルーをきちんと撮影したことがないので、後は必死に飛翔撮影。最初は(APS一眼+300mm)で古典的な置きピン撮影。
f0090680_17583718.jpg
D500-34VR(トリミング),ISO=1000,F8-1/5000、撮影時刻:11時20分
f0090680_17584818.jpg
D500-34VR(トリミング),ISO=1000,F8-1/5000、撮影時刻:11時20分

 奇跡的にジャスピンが来ました。こうして子細に見ると、スギタニ独特のブルーは表翅のみならず、腹部も同様に輝くのですね。次いで、広角高速連射による画像。今回は置きピン位置をレンズの最小近接距離20cmでトライ。獣糞回りを比較的低速で飛んでいたので、比較的歩留まりがよかったです。
f0090680_17591866.jpg
EM12-Z12(トリミング),ISO=800,F5.6-1/5000、撮影時刻:10時52分
f0090680_17592714.jpg
EM12-Z12(トリミング),ISO=1000,F5-1/5000、撮影時刻:11時04分

 このポイントを午後に再訪した際、♀も地表近くを飛んでおりましたが、まるでコツバメのように黒く、直ぐに見失って飛翔撮影は失敗。次回以降の課題です。
# by fanseab | 2019-04-14 19:52 | | Comments(2)