探蝶逍遥記

台湾台東縣遠征記(17)グルメなど

 セセリチョウ科をご紹介する前にちょっと休憩して、「B級」を含めた滞在中の食事について触れておきましょう。旅の楽しみは、蝶撮影を除くと食うことが、最大の喜びのはずなのですが、旅先ではいつも食事に苦労します。基本単独行動の管理人にとって、中華圏では食事内容が著しく制限されて、却ってストレスになったりもします。最初は5月12日のホテルビュッフェでの朝食。

+++画像は原則クリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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TG2@4.5mm、ISO=200、F2-1/125、-0.7EV、撮影年月日・時刻:2015年5月12日、6時40分

 ここは朝6時30分オープン。ボヤボヤしていると中国大陸からの団体客がドヤドヤと押し寄せ戦争状態に突入するので、ドアが開く前から食堂に待機しておりました。お粥はいつも美味しいです。コーヒーを飲む前に先ずお粥を啜りこむと、胃がジワっと暖まって元気が湧いてきます。中央上の蒸しパン(饅頭)は、これとは別にランチ用に4個を持ち出し、漬物やウインナー炒め等を中に詰め込んで手製サンドイッチをテーブルで秘かに作成しました(笑)。前回と同様な作戦が取れたので、取敢えず山中で摂るランチの心配は無用になりました。ビュッフェ内の光景もパチリ。
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TG2@4.5mm、ISO=200、F2-1/30、-0.7EV、撮影年月日・時刻:2015年5月12日、6時40分

 今回の団体客は比較的静かなので助かりました。お次は13日の夕食。
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TG2@4.5mm、ISO=800、F8-1/20、-0.7EV、撮影年月日・時刻:2015年5月13日、17時55分

 前回と異なり、今回はレンタカーがあるので、宿から少し車を飛ばしてリゾートセンター内にある食堂をトライしてみました。ここには珍しくメニューに「定食」があったので、迷わず注文。メインディッシュのチャーシューもムチャボリュームがあったし、右上の小皿で野菜がタップリ補給できました。右下の渡り蟹(?)スープも絶品。これで250NT$≒970円はお値打ち物でした。久しぶりに旅先で美味しい夕食を味わった実感がしました。
 翌14日のランチは山中に持参したお手製サンドで済ませていたのですが、天候が少し悪化したため、下界に降りてコンビニ近くの食堂に入って休憩。切子麺(40NT$≒160円)を頂きました。
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TG2@4.5mm、ISO=200、F2.8-1/50、撮影年月日・時刻:2015年5月14日、14時15分

 素朴な味わいですが、そぼろ肉とパクチーの相性は抜群ですね。
 さて、14日中にレンタカーを返却し、台東飛行場近くの民宿に投宿しました。ここは飛行場から徒歩圏内なのですが、近くに夕食を取る適当な食堂がありません。どうしようか?民宿のオーナーに相談したところ、「今日自分達が食べるカレーライスをご馳走するよ!」と有難いご返事。早速ご馳走になりました。
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TG2@4.5mm、ISO=800、F2.8-1/30、-0.7EV、撮影年月日・時刻:2015年5月14日、17時28分

 美人のオーナー奥様手作りの「十穀米カレー」でございます。奥様は健康オタクらしく、十穀米を良く食するのだそうです。翌日、朝食前に民宿屋上に上がって、近くの景色を眺めました。
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TG2@4.5mm、ISO=100、F2.8-1/640、-0.7EV、撮影年月日・時刻:2015年5月15日、6時52分

 ご覧のように周囲は一面の畑。その殆どは、この地域特産の果物・釈迦頭(シャカトウ:バンレイシ科植物:Annona squamosa)で占められております。画面中央やや左上の渓谷沿いに知本温泉郷が位置します。この日の朝食は旦那さん手作りのサンドイッチ。
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TG2@4.5mm、ISO=400、F2-1/50、撮影年月日・時刻:2015年5月15日、7時12分

 添えられたパパイヤも甘くてジュウシー!抜群に旨かったです。朝食後、民宿近くを散歩撮影。丁度、釈迦頭の受粉時期だったらしく、農家の方が花弁一つ一つに丁寧に受粉作業をされておりました。「モデルになって下さい」と頼み込んでパチリ。
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TG2@4.5mm、ISO=100、F2-1/2000、撮影年月日・時刻:2015年5月15日、8時22分

 農作業は国内外を問わず、大変な労力が必要なのだと改めて思いました。残念ながら甘い釈迦頭を味わえるのは秋。再度、秋口にこの地域を訪れてみたいものです。空港に移動して、搭乗まで時間があるので、空港脇にある食堂で、やや遅めのランチ。
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TG2@4.5mm、ISO=400、F2.8-1/640、-0.7EV、撮影年月日・時刻:2015年5月15日、13時28分

 ランチセット(250NT$≒980円)を注文。牛肉麺・小籠包それとドリンク1本。ここは他に食堂がないので、やや高め。でもお味は優れておりました。お腹が空いていたので、麺に手を付ける前に撮影するのを忘れてしまい、途中で慌てて撮影したのですよ(^^;
<次回へ続く>
# by fanseab | 2017-01-20 20:57 | グルメ | Comments(2)

台湾台東縣遠征記(16)シジミチョウ科その3

 最初はヤクシマルリシジミ(Acytolepis puspa myla)♂。

+++画像は原則クリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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D71K-34VR、ISO=320、F9-1/800、-0.7EV、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:2015年5月14日、10時02分

 林道歩きの途中、暑さを覚える時間帯、やや日陰で静止している新鮮な♂。縁毛もバッチリです。次種ホリシャルリシジミが吸水集団を作っているのに対し、本種♂はテリ張り習性が強いためか、単独で潜んでいることが多いように思います。次は、ホリシャルリシジミ(Celastrina lavendularis himilcon)♂。
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D71K-34VR(トリミング)、ISO=400、F11-1/500、-0.3EV、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:2015年5月14日、13時30分

 集団吸水の個体です。鮮度はバラバラ。矢印は以前ご紹介したホリシャウラナミシジミ(Nacaduba beroe asakusa)♂。個体数が多いので飛翔も狙ってみました。
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D71K-34VR(トリミング)、ISO=400、F4-1/3200、-0.3EV、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:2015年5月14日、13時36分

 ある程度、着地位置が予測できるので、置きピンも確実にでき、ノートリで収まりました。表翅は日本のルリシジミ(C.argiolus)に似た明るいブルー色です。外縁の黒縁取りが狭いことが本種♂の特徴でもあります。因みに台湾でもルリシジミは生息していますが、生息地は局限され、珍品扱いとなります。
 吸水集団の光景を動画でも撮ってみました。youtube動画でご覧下さい。

 野鳥の囀り、蝉の鳴き声、時折起こる風切り音、これらはもちろん意図して入れた訳ではなく、後から振り返ると情景が鮮やかに蘇ってきます。これが静止画と異なり動画ならではの臨場感なのでしょう。これでシジミチョウ科は終了。下記に今回遠征で撮影(観察)したシジミチョウ科全16種をまとめて示します。黄色字は初撮影種、赤字は観察のみ実施した種。

(1)シロモンクロシジミ    (Spalgis epius dilama
(2)タイワンウラギンシジミCuretis brunnea
(3)イラウラフチベニシジミ(Heliophoras ila matsumurae
(4)エグリシジミ    (Mahathala ameria hainani
(5)アマミウラナミシジミ(Nacaduba kurava therasia
(6)ホリシャウラナミシジミ(N. beroe asakusa
(7)シロウラナミシジミ(Jamides alecto dromicus
(8)ルリウラナミシジミJ. bochus formosanus
(9)ヒメウラナミシジミ(Prosotas nora formosana
(10)カクモンシジミ    (Leptotes plinius
(11)ヤマトシジミ    (Pseudozizeeria maha
(12)ホリイコシジミ    (Zizuna hylax
(13)タイワンクロツバメシジミTongeia hainani
(14)タイワンクロボシシジミ(Megisba malaya sikkima
(15)ヤクシマルリシジミ(Acytolepis puspa myla
(16)ホリシャルリシジミ(Celastrina lavendularis himilcon
<次回へ続く>
# by fanseab | 2017-01-17 22:08 | | Comments(0)

台湾台東縣遠征記(15)シジミチョウ科その2

 シジミチョウ科の8種目は、ホリイコシジミ(Zizuna hylax)♂。

 +++画像は原則クリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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GX7-Z60(トリミング)、ISO=200、F5.6-1/250、-0.7EV、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:2015年5月12日、12時10分

 この子に会うのは本当に久しぶりで、北タイで撮影(外部リンクして以来、何と10年振り(^^;
午前中に降雨が激しくなり、知本温泉街近くのコンビニで雨宿りがてらランチ休憩を取っておりました。昼過ぎに少し小降りになった際、駐車場脇の植栽にやって来たシーンです。前方に垂れ下がったアンテナが本種のシンボル。このアンテナのお蔭で可愛らしさが際立つシジミなのだと思います。
 次はタイワンクロツバメシジミ(Tongeia hainani)♂。
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D71K-34VR(トリミング)、ISO=200、F8-1/500、-1.0EV、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:2015年5月14日、8時41分
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D71K-34VR(トリミング)、ISO=200、F10-1/500、-1.0EV、撮影年月日・時刻:2015年5月13日、9時36分

 右手に今にも落石しそうな崖地を見上げながら、林道の左手傾斜地にある草地に見覚えのある裏面模様を持つシジミがおりました。タイワンクロツは初撮影ですが、Tongeia属であることは直ぐに分かりました。最近、愛知県で発生した話題になったムシャクロツバメシジミ(T.filicaudis mushanus)とは前翅中室基部に黒小斑が無いことで区別できます。因みにムシャは管理人未撮影。

 写真でお分かりの通り、もう少し新鮮な個体で撮影したいものです。なお、後翅裏面外中央斑紋列に橙色紋が混じっております。低温期型では、該斑紋列が全て橙色になることが知られており、5月中旬だと、まだ高温期型および低温期型の中間的な個体が出るのでしょう。撮影ポイントの風景もアップしておきましょう。
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TG2@4.5mm、ISO=100、F8-1/25、-0.7EV、撮影年月日・時刻:2015年5月14日、8時38分

 日本だと、林道脇の崖地は落石対策で直ぐにコンクリ吹付処理がされてしまいますが、台湾では、そこまで手が回ら無いのでしょう。崖地が自然状態で残されていて、クロツ発生ポイントが点々とあるように思います。念のため、ベンケイソウ類が生えているか、確認したところ、多肉植物(種未同定)が見つかりました。
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TG2@4.5mm、ISO=200、F8-1/30、-0.7EV、撮影年月日・時刻:2015年5月14日、8時43分

 残念ながら、卵・幼虫等は発見できず。崖上方に目的のホストが生えているのかもしれません。
 10種目は、タイワンクロボシシジミ(Megisba malaya shikkima)。先ずは♂の吸水シーン。
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D71K-34VR(トリミング)、ISO=640、F9-1/640、-0.7EV、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:2015年5月12日、10時45分

 濡れた林道から吸水しております。縁毛もバッチリ揃った完品個体でした。次は初めて撮影できた♀吸蜜シーン。
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D71K-34VR(トリミング)、ISO=500、F11-1/500、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:2015年5月13日、14時32分

 吸蜜している木本の同定はできておりません。♀と言えば、初めて産卵シーンにも出会うことができました。
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D71K-34VR(トリミング)、ISO=500、F11-1/500、-0.7EV、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:2015年5月12日、9時05分

 知本森林遊楽區には薬草類を集めた植物園があって、その一角に植えられているトウダイグサ科・ツルアカメガシワ(台湾名:杠香藤、Mallotus repandus)で♀産卵をジックリ観察することができました。一心不乱に産卵していたので、広角撮影にもチャレンジ。
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GX7-Z12(トリミング)、ISO=200、F13-1/250、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:2015年5月12日、8時13分

 この絵のように葉の縁に掴まって、葉裏へ産卵するケースが多いように思います。次に産卵状況です。
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TG2@18mm-gy8、ISO=200、F4.9-1/100、-0.7EV、内蔵ストロボ、撮影年月日・時刻:2015年5月12日、9時23分

 撮影のため、葉裏を立てています。この葉には矢印で示した4卵が産附されておりました。卵の超拡大像撮影にもチャレンジ。
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GX7-P1442@42mm-P14R(上段2コマ/下段3コマ深度合成+トリミング)、ISO=200、F13-1/250、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:2015年5月12日、8時51分

 直径0.53mm、高さ0.21mm。ヒメシジミ亜科の卵に共通する網目構造を有しております。網目交点から伸びる突起が比較的長いことが特徴と言えましょう。
<次回へ続く>
# by fanseab | 2017-01-09 15:24 | | Comments(4)