探蝶逍遥記

年の瀬のご挨拶(2016年レビュー)

 2016年も残り僅かに2日。本年最後の記事更新は恒例の今シーズン総括。本年も年初に「撮らぬ蝶の翅算用」を宣言し、「産卵シーンに拘る」撮影を目論みました。しかし、1月末に予期せぬ体調不良を起こし、結局一年を通して消化不良の年に終わりました。結局、産卵行動初撮影は2種のみ。ブログに記載しなかった種含め、以下撮影に成功した全22種の種名のみ列挙します。新規撮影成功種のみ黄色字で表示しており、クリックすると関連記事に飛びます。お暇な方はご確認下さい。

<アゲハチョウ科>下記2種
(1)ウスバシロチョウ
(2)アオスジアゲハ
<シロチョウ科>下記4種
(1)キタキチョウ
(2)モンキチョウ(黄色型・白色型)
(3)モンシロチョウ
(4)スジグロシロチョウ
<シジミチョウ科>下記6種
(1)ムラサキツバメ
(2)ベニシジミ
(3)ウラナミシジミ
(4)ヤマトシジミ
(5)ルリシジミ
(6)ツバメシジミ
<タテハチョウ科>以下9種
(1)テングチョウ
(2)ツマグロヒョウモン
(3)コミスジ
(4)アカタテハ
(5)ヒメアカタテハ
(6)アカボシゴマダラ(外来種)
(7)ジャノメチョウ
(8)ヒカゲチョウ
(9)ヒメジャノメ
<セセリチョウ科>以下1種
(1)ダイミョウセセリ

 
 来シーズンは、先ずは健康第一に、無理せずに今季狙えなかった種を中心にトライしていきたいと思います。画像が全くないのも寂しいので、結構苦労したアオスジアゲハの産卵シーンを再掲載しておきます。
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D71K-34VR(トリミング)、ISO=400、F9-1/800、-0.7EV、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:2016年5月2日、14時07分

 本年も拙ブログにお付き合い頂き、多くのコメントを頂戴いたしました。本当に有難うございます。それでは皆様、風邪など召しませんように、よいお年をお迎えください♪♪
# by fanseab | 2016-12-29 22:17 | | Comments(6)

日本チョウ類保全協会関西地区写真展開催のお知らせ(速報版)

第1回 関西地区写真展『チョウが消えてゆく~絶滅の危機にあるチョウを守る~』

日本チョウ類保全協会の写真展を、関西地区では初めて、伊丹市昆虫館との共催により下記の要領で開催します。

 チョウの生態写真(約60点※)やチョウの保全に関するパネルを展示するとともに、期間中,展示室内の大型テレビで「関西の美しいチョウ」及び「ウスバシロチョウが消えた」などのテーマでデジタルスライドショーを行います。(※展示する生態写真は、当協会が2016年12月に東京・新宿御苑で開催した企画展で展示したものと同じものになります。)

 地元のチョウの魅力を知っていただくとともに、チョウが減少している状況、自然環境の現状や保全の課題について知るきっかけとなりましたら幸いです。お近くの方は、ご家族やご友人をお誘いの上、是非お越し下さい。(ミニ講演会も予定しており、詳細が決まり次第お知らせします。)

 名 称:プチ展示「チョウが消えてゆく~絶滅の危機にあるチョウを守る~」
 日 時:2017 年1月2日(月)~2月27日(月)9:00 ~ 16:30(入館受付は16:00まで,最終日は15:00 まで)
 場 所:伊丹市昆虫館 2階第2展示室
       伊丹市昆陽池3-1昆陽池公園内  電話 072-785-3582
       伊丹市昆虫館ホームページ: http://www.itakon.com/
 料 金:無料(ただし,昆虫館への入場料が必要です)
 休館日:火曜(祝日にあたるときは翌日,1月3日は開館)その他臨時休館日あり
# by fanseab | 2016-12-25 21:17 | | Comments(0)

ムラサキツバメの越冬集団観察:その1

 毎年この時期恒例の集団探しです。今年は少し早めに11月中旬にスタート。昨年大集団を見出した川崎市内のアオキポイントを先ず見て回ります。

+++画像は原則クリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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D71K-34VR(2コマ深度合成+トリミング),ISO=200、F10-1/320、外部ストロボ、撮影時刻:14時13分(11月中旬)

 集団を形成する葉が少し東側に移動し、個体数も8頭と凄く少な目。対角魚眼でも撮影。
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GX7-P8,ISO=400、F10-1/30、外部ストロボ、撮影時刻:14時33分(11月中旬)

 気温は13℃程度ですが、かなり活発になっていて、広角撮影の途中、パーッと散ってジ・エンド(^^;  気温が高いとこの手の集団観察は難しいです。
 少し間を置いて、12月初旬に再訪。個体数増加を期待したのですが・・・。
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D71K-34VR,ISO=400、F10-1/320、-0.7EV、撮影時刻:9時21分(12月上旬)

 5頭に減っておりました。それと天気が良くて既に臨戦態勢。1頭また1頭と塒から出て、開翅日光浴を繰り広げ、30分程してほぼ全個体が塒から出て樹冠に向かっていきました。途中、仕方なく開翅撮影。♂と♀です。
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D71K-34VR(トリミング),ISO=400、F5.6-1/640、-1.0EV、撮影時刻:9時27分(12月上旬)
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D71K-34VR(トリミング),ISO=320、F8-1/500、撮影時刻:9時40分(12月上旬)

 いずれも新鮮な個体で絵になりました。
 さて、3回目は12月下旬、ブログ仲間のSippo5655さん(外部リンクをお誘いしての訪問。しかし、アオキポイントを見てビックリ! 塒は「蛻の殻」。鳥の食害でしょうか? 期待していたSippoさんもガックリ。これでは案内役の面目が立ちません。そこで以前、知人より得た情報を元に、比較的近い柑橘類(正確な樹種は不明)ポイントを探索。ここでやっと、15頭+1頭の集団を見つけ、ホッと一息。
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GX7-P8(トリミング),ISO=400、F11-1/30、内蔵ストロボ+スレーブ1灯、撮影時刻:9時58分(12月下旬)

 15頭集団の手前に入りきれなかった?♀1頭が独り寂しく葉で寝ておりましたが、少し陽が差した時、開翅してくれました。右上隅には同じ株で冬眠中のウラギンシジミを何とか同一視野に捉えることができました。なお、ウラギンシジミはこの子を含め、全体で6頭おりました。この株は越冬に大変適した環境のようです。その後、また陽が翳り、手前の♀は翅を寝かせて再度休眠モードに入りました。
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GX7-P8(トリミング),ISO=400、F11-1/30、内蔵ストロボ+スレーブ1灯、撮影時刻:10時24分(12月下旬)

 奥の15頭集団の拡大像です。
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D71K-34VR(3コマ深度合成+トリミング),ISO=200、F9-1/200、外部ストロボ、撮影時刻:10時05分(11月中旬)

 この株にはムラツ、ウラギン以外にムラシの5頭集団もおりました。
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GX7-P8,ISO=400、F11-1/30、内蔵ストロボ、撮影時刻:10時17分(12月下旬)

 管理人はこれまで枯葉上の5頭集団を観察した経験がありますが、成葉上でムラツと同様な様態で越冬するムラシ集団は初めての出会いでした。

 この冬は気温の上昇・下降が顕著で、ムラツの集団保持にとっては好適な条件ではないように思われます。上記集団が何時まで集団を保持できるのか注目してきたいと思います。同行して頂いたSippoさん、色々と楽しいお話を有難うございました。またいつか撮影をご一緒しましょう。
# by fanseab | 2016-12-24 21:49 | | Comments(10)