探蝶逍遥記

セセリ2題: 神奈川県川崎市

GW前半は定点観測している多摩川河川敷に、ギンイチモンジセセリとミヤマチャバネセセリの様子を見に行きました(5/1および5/3)。

まずは、ギンイチです。5/1は気温の上昇が殊の外高く、8時前からパタパタ飛び始めました。ボロ♂が多く、目論見の開翅シーンはさすがに控えました。そこで半開翅でギンイチらしい画像を一つ。

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D70, ISO=500, F8-1/400

お次は飛翔写真。このセセリの生息環境はススキ原ですから、枯れたススキの間を飛ばれると追いかける度、枯茎に足元を取られ、ヨタヨタ飛ぶ蝶を追いかけるこちらもヨタヨタ(笑)。ヘロヘロになってしまいます。
翅を畳んだシーンと開いたシーンの両方を貼っておきます。

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D70, ISO=640, F6.3-1/1250、+0.3EV

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D70, ISO=640, F7.1-1/1250、+0.3EV

ギンイチは昨年に比べ、やや個体数が少なく、訪花シーンや交尾場面は残念ながら撮影できませんでした。

一方、ミヤマチャバネはいつも忽然と現れます。ススキの原が開けた見通しのいい場所でテリ張りしていました。

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D70S-10.5-X1.4TC, ISO=500, F11-1/250、+0.3EV

このポーズだと、この蝶らしくないので、裏面がはっきり見える閉翅ポーズはこちら。
第一化の個体は後翅裏面の白斑も全般に大きめで見栄えがします。

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D70, ISO=500, F13-1/250、+0.3EV

引き続き、飛翔写真にトライ。ギンイチに比較すれば、はるかにこちらは難物。テリ張りに戻ってくる際に緩やかな周回飛行に移行する時がチャンスですが、ギンイチと違って予測がつかない飛び方をするので大変。やっとこさ、視野に飛び込んできた、ピン甘の画像を貼っておきます。これが、現状の実力精一杯の結果でしょう。

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D70, ISO=640, F7.1-1/1250

このポイントは5年ほど前に河川改修で従来2本に分かれていた川の流れを強制的に一本化したため、ススキの群落が分断、減少し、ギンイチの数が激減しました。ミヤマチャバネはもともと個体数が多くない蝶なので、それほど数の変動はないのですが、両種共に今後が心配です。お役人の皆さん、何とか河川敷を無用にいじくるのは止めてほしいです。蝶屋からの切なる願いです。
# by fanseab | 2006-05-03 20:01 | | Comments(12)

但馬の春

毎年この時期恒例の但馬ギフ参りです。今回は前回不調に終わった超広角飛翔写真の再トライと、まだデジ一眼できちんと撮っていないスギタニルリシジミの撮影が目的。

この日はこれまでとうって変わって青空が広がるものの、風強く、温度が高く、またしてもギフ撮影には不向きな天候。この4月は天気に泣かされました。トホホ。現地に9時前に着いたのですが、もう2頭がもつれあっています。♂はスレ品が多く、去年より季節の進行がやや早い印象。「青空が覘く、林道脇を駆け抜けるギフ」がようやくイメージ通りに切り取れました。

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D70S-10.5-X1.4TC, ISO=500, F11-1/500,-0.7EV、内蔵ストロボ

次に谷あいのポイントに移動。ここでも、「青空と新緑をバックに飛ぶギフ」を超広角ならではの絵がものにできました(ストロボを使ってバックをもう少し暗く落としたかったが)。

f0090680_22434932.jpg
D70S-10.5-X1.4TC, ISO=640, F8-1/1250、-0.7EV

沢沿いのポイントでは、♀が岩から滲みだした水を吸っていました。小生、ギフの吸水シーンは、初体験です。

f0090680_22441427.jpg
D70S-10.5-X1.4TC, ISO=500, F13-1/400

一通り、ギフは撮影終了して、お次はスギタニルリに注力。まずは、吸水シーン。このシジミ、吸水中はノコノコ動くので、結構てこずりましたが、本日のベストショットを貼っておきます。尾端に注目してください。水滴が見えますでしょうか?これスギタニルリのポンピング行動なのです。アゲハではよく知られているこの行動、シジミでは小生初体験ですし、撮影できたのももちろん今回が初。撮影している時は気付かず、帰宅してPCモニターで発見しました。
また、この蝶の縁毛がブルーを呈していることにも気がつきました。

f0090680_22443831.jpg
D70, ISO=500, F14-1/320

やはり、スギタニと言えば、表翅の渋いブルーを撮らねばなりません。飛翔写真で写しこみました。超広角と90mmマクロ両方の作例を貼っておきます。超広角は沢沿いの岩も写しこまれて、小生お気に入りの作品となりました。

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D70S-10.5-X1.4TC, ISO=500, F14-1/500、内蔵ストロボ

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D70, ISO=500, F7.1-1/1250

ようやく林道の雪が消えかけてきた早春の但馬。いつ来ても幸せな気分にしてくれます。

※本体HPに「日本の蝶」コーナーを新設しました。第一弾として、ギフチョウとヒメギフチョウをアップしました。お口直しにお立ち寄りください。
# by fanseab | 2006-04-29 22:54 | | Comments(10)

生きてました!!ツマグロヒョウモンの蛹

4/24にご報告した蛹ですが、何と本日無事羽化してました!
こちらで勝手に「死亡宣告」を出してツマグロさん、申し訳ありませんでした。
今朝ほど、蛹を見たら何となく翅の部分が黒ずんでいて、「ひょっとしたら・・・・」との思いがありましたが、予感が良い方に当りました。午後からの晴間で気温が上昇し、飛び立っていったのでしょう。

私はツマグロヒョウモンの生活史に詳しくないですけど、蛹期・23日はかなり長いほうではないかと思います。どなたか、この手の記録があったら教えて欲しいところです。

【追記】
↑の報告を書いた翌朝、通勤途上になにげに例の塀を見ると、蛹殻から3m程度離れた場所に、なんと、ツマグロ成虫が止まっているではありませんか!!モンシロチョウを少し大きくした程度の可愛い♂。昨晩は遠くに飛び去ったと思い込み、蛹の周囲をよく確認しなかったので、見落としていたようです。夕方頃、羽化して一晩過ごしていたのでしょう。塀の上で育った、ツマグロ君。慣れ親しんだ塀の上を直ぐには離れたくなかったようです(^^
まずは、めでたしめでたし。羽化個体を撮影できて気持ちスッキリ出勤できました。

f0090680_20374198.jpg
R1@5.6mm、ISO=200、F3.6-1/189、+0.3EV
# by fanseab | 2006-04-27 21:11 | | Comments(4)