探蝶逍遥記

越冬ウラギンシジミ(1月初旬)

 新年明け初撮りは拙宅近くの民家脇へ。サザンカの植え込みに潜んでいたウラギンシジミを、異なる日時に異なる機材で写し分けてみました。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
f0090680_20583598.jpg
EM12-Z12、ISO=200、F14-1/50、外部ストロボ、撮影時刻:10時37分
f0090680_20584670.jpg
TG4@18mm-gy8(トリミング)、ISO=100、F4.9-1/500、内蔵ストロボ、撮影時刻:9時37分
f0090680_20585591.jpg
D500-10.5X1.4TC、ISO=500、F14-1/80、外部ストロボ、撮影時刻:14時18分

 撮影条件としては、完全逆光になってしまったTG4が一番厳しい感じ。フレアが盛大に発生するのは魚露目の宿命。一方、久しぶりに使用したNikon対角魚眼とX1.4テレコンの組合せは相変わらずシャープな画像を叩き出してくれて感心しました。このところフォーサーズで広角画像を撮ることが多かったので、APS-Cの画面比率、2:3が16:9のように細長く見えてしまいますね。

 しかし、このような撮り比べが出来るのも、ウラギンがジッとしてくれているお蔭です。通行人がひっきりなしに通る小道ですが、人通りが多いため野鳥も接近し難く、ウラギンにとっては、却って良好な越冬場所かもしれません。この先、春まで様子を覗うことにします。
# by fanseab | 2018-01-08 21:01 | | Comments(6)

謹賀新年

 皆様新年明けましておめでとうございます。関東地方は昨年に引き続き、穏やかな元旦を迎えたようです。本年も拙ブログのご愛顧の程、よろしく申し上げます。コメントも沢山頂けると幸いです。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
f0090680_9144879.jpg
D500-34VR、ISO=2000、F8-1/1250、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:2017年9月7日、9時35分、撮影地:台湾台東縣蘭嶼島

 さて、昨年末は2017年度の「振り返り記事」をアップしませんでした。これも含め、最近拙ブログの更新頻度が低下してきたことを自覚・反省しております。因みにここ5年間の記事数を確認してみました。

2013年: 103
2014年:  88
2015年:  75
2016年:  66
2017年:  61

 何と、ものの見事に右肩下がり(^^;; このままでは絶滅危惧ブログになりかねませんので、今年は少し頑張ってみたいと思います。昨年は、4月と9月に二回、台湾蘭嶼島へ遠征してきました。目的はアップした画像、コウトウキシタアゲハ(Troides magellanus)♂後翅の幻光色撮影。何とか撮影に成功した証をご紹介しました。但し、♂の翅は痛みやすく、この個体の前翅も結構スレが目立ちます。♂同士のバトルは想像以上に激しく、翅はあっという間に傷が付いていくのです。そんな事情で、本当の完品個体を撮影するのは難題でした。
 まぁ、しかし、高所を飛び回る本種の飛翔は雄大で、ウットリします。本種のように今年も力強く羽ばたきたいと思っております。

改めまして、本年もよろしくお願いします<(_ _)>
# by fanseab | 2018-01-01 09:16 | | Comments(24)

ムラサキツバメ越冬集団の観察その4(12月下旬)

 前回観察からほぼ10日後、様子を見に行っていました。前夜から夜半にかけての降雨で、落葉クヌギにある仮宿の行く末が心配です。先ずは、そのクヌギをチェック。不安が的中し、3カ所共に落葉し跡形も無くなっていました。念のため別の葉に移動しているかもしれない・・・と、残ったクヌギの葉をチェックしますが、坊主。観察中にもヒラヒラ~と黄色く色づいたクヌギの葉が落ちていきます。ガッカリして、仕方なく次は柑橘類の葉をチェック。アレ~!、こちらも姿形がありません!!

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
f0090680_20294069.jpg
D500-34VR(トリミング)、ISO=1000、F7.1-1/500、外部ストロボ、撮影時刻:9時49分

 どこに消えたのでしょう? 次いで、アラカシ枯葉のムラシ集団をチェック。
f0090680_20301371.jpg
D500-34VR(トリミング)、ISO=1000、F7.1-1/500、外部ストロボ、撮影時刻:9時50分

 なんと、こちらも蛻の殻。再度ガックリして、今度は柑橘類の葉を再チェック。やっと2頭のムラツを発見。
f0090680_20304114.jpg
EM12-Z12、ISO=200、F10-1/160、外部ストロボ、撮影時刻:9時42分

 この葉は東向きで、朝日が燦々と差し込む越冬には本来不向きです。1頭は日光が当たり既に臨戦態勢ですね。そのうち、2頭共に立ち上がり、飛び立つ姿勢を見せました。
f0090680_2031047.jpg
D500-34VR(トリミング)、ISO=1000、F8-1/640、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:10時06分

 この柑橘樹を見上げていると、更に2頭の単独ムラツがおりました。そのうち♂1頭が微妙な姿勢で開翅。
f0090680_20311777.jpg
D500-34VR(トリミング)、ISO=1000、F8-1/640、-0.7EV、撮影時刻:10時04分

 止まっている葉がカーリングしているので、全開できない様子です。もう少し幻光がクッキリ写るまで開翅して欲しかった!
 この日は気温上昇が著しく、10時過ぎに手元の温度計は18℃を示していました。寒さに備えて厚着をしてきたので、汗だくになっていました。ムラツ・ムラシ達も共に塒から抜け出して活発に飛翔を開始。ムラシはしきりに開翅してくれました。
f0090680_2032481.jpg
D500-34VR、ISO=50、F8-1/1600、-0.7EV、撮影時刻:10時30分

 真冬のこの時期、メタリックブルーが本当に眩しく映ります。残念ながら撮りたかった♂の開翅撮影は叶わず。この後、柑橘樹に再度目を向け、枯葉に付いていたムラシ集団をチェック。
f0090680_20322282.jpg
D500-34VR(トリミング)、ISO=1000、F7.1-1/500、外部ストロボ、撮影時刻:9時54分

 こちらは前回の2頭から3頭に増加していました。今回は矢印で位置を示しておきました。10頭集団が形成されていたアラカシの大木の梢には多数のムラシが舞っておりました。その内の1頭がある枯葉の周辺をしきりに飛び回っています。さては塒があるのかなぁ~と思って、枯葉を写してみました。
f0090680_20325171.jpg
D500-34VR(トリミング)、ISO=1000、F7.1-1/1000、外部ストロボ、撮影時刻:9時54分

 撮影直後は気が付きませんでしたが、帰宅後チェックすると2頭のムラシ(矢印)が写っておりました。『蜘蛛の巣で絡まった複数の枯葉』、やはり典型的なムラシの塒だったのです。ここは地上高5-6mの高さにあり、肉眼で発見するのは無理があります。この日は上述したように朝方の気温が平年並み以上に上昇していたので、「蛻の殻」状態だったアラカシ枯葉(前回5頭集団が観察された葉)の個体が飛び去って周囲をヒラヒラ飛び回っていたのかもしれません。もう少し気温の低い日に再訪問して塒を確認する必要があるでしょう。もしかすると、アラカシに複数の塒があるのかもしれません。

 それにしてもクヌギ仮宿に集っていたムラツは何処に行ったのでしょう。合計21頭ですから、柑橘樹へ半数程度移動していることも期待したのですけどねぇ~。念のため周辺にある集団を形成しそうな常緑広葉樹を複数チェックしたものの、ムラツの姿はありませんでした。

 さて、記事:「ムラサキツバメ越冬集団の観察その2」でご紹介したウラギンシジミの様子も確認しました。
f0090680_20334867.jpg
D500-34VR、ISO=500、F8-1/200、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時57分

 こちらは全く動いておりません。3週間ほど同一静止位置で、微動だにしていない様子。無駄な活動を抑制し、ひたすら体力を温存しているのでしょう。
# by fanseab | 2017-12-26 20:37 | | Comments(2)