探蝶逍遥記

モンシロチョウ第1化(3月中旬)

 ミヤマセセリを楽しんだ翌日は多摩川縁でシロチョウ探索。モンキチョウは僅か1頭だけで、モンシロチョウの個体数がようやく増加傾向。因みに今シーズン、当地でのモンシロ初見は3月9日。例年よりかなり早いペースです。この時期のモンシロは例によって、なかなか止まらず、しかも敏感なので、苦労させられます。最初は開翅。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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EM12-Z60、ISO=200、F7.1-1/2000、-1.3EV、撮影時刻:11時20分

 白トビしないように慎重に撮影。モンシロ表翅のグラデーションをきちんと描くのは本当に神経使います。続いて閉翅。
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EM12-Z60、ISO=200、F5-1/1600、-1.3EV、撮影時刻:11時23分

 後翅裏面は絶品! 黄色のファウンデーションに黒い鱗粉を軽く散りばめて、第1化ならではの美しさですね。次いで菜の花(セイヨウカラシナ)での吸蜜シーン。
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D500-34VR(トリミング)、ISO=100、F8-1/2000、-1.0EV、撮影時刻:11時54分
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D500-34VR、ISO=100、F8-1/1250、-1.0EV、撮影時刻:12時12分

 最後に飛翔シーン。
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D500-34VR(トリミング)、ISO=800、F8-1/5000、撮影時刻:11時42分
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EM12-Z12、ISO=800、F6.3-1/4000、撮影時刻:12時22分

 久しぶりに飛翔を撮ると、やはり息が切れますね。2枚目はお決まりの「ジャスピン画像画面端の法則」でガックリ。なお、背景の木立は殆どがヤナギ。うっすらと緑色の装いで、芽吹きが始まっております。コムラサキ幼虫もそろそろ越冬から覚めて、枝上に移動している頃でしょう。

 菜の花にはモンシロだけでなく、越冬明けキタテハも沢山訪れておりました。菜の花を飛び交うキタテハ飛翔シーンもパチリ。
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EM12-Z12、ISO=800、F8-1/4000、撮影時刻:12時25分

 こちらは画面ほぼ中央にキタテハが配置されて作画イメージ通りの仕上がりになって満足です。多摩川縁のモンキチョウ個体数が増加すれば、飛翔を撮りたくなるはずです。それまでもう少しの辛抱かな?
# by fanseab | 2017-03-22 21:45 | | Comments(1)

ミヤマセセリで開幕戦(3月中旬)

 拙宅近くの民家のアセビも満開です。そろそろコツバメも飛んでいる雰囲気。先ずはフライング覚悟でミヤマセセリ探索に東京都下の里山公園を訪れました。現地9時前着。天気は快晴ですが、少し肌寒く感じます。いつもミヤマセセリが飛び交う一角で待機しますが、10時30分を過ぎても蝶影は全く無し。路傍のスミレも未だ開花しておりません。やはりフライングだったかと意気消沈して、駐車場近くまで戻り、駄目元で別の一角を探索すると急に黒い影!期待に応えて登場してくれましたよ。それも♀!

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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EM12-Z60(トリミング)、ISO=200、F7.1-1/320、-0.7EV、撮影時刻:10時53分

 恐らく羽化直なのでしょう。後翅は未だヨレヨレ感が残っております。日向ぼっこにしては珍しく閉翅状態で、クルクルと向きを変えます。
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EM12-Z60(トリミング)、ISO=200、F7.1-1/400、-0.7EV、撮影時刻:10時53分

 次は開翅だぁ~と意気込んだものの、姿を見失ってしまいガックリ。トビきりの別嬪さんにフラれて意気消沈した後、慰めるように別の個体が飛んで来ました。今度は♂。これまた羽化直に近い鮮度で有難い限り。
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EM12-Z60、ISO=200、F5.6-1/320、撮影時刻:11時16分

 新鮮な個体は前翅のブルー鱗粉が映えて、とってもお洒落ですね。次は半開シーン。
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EM12-Z60(自動深度合成+トリミング)、ISO=200、F6.3-1/640、撮影時刻:11時18分

 実は今シーズンからミラーレス機をパナソニックGX7からオリンパスEM1-MK2に更新しました。新規導入機種に一番期待していたのは、深度合成およびフォーカスステッピング機能です。↑の絵のような半開シーンでは、複眼から前翅先端まで全てにフォーカシングするのは不可能でした。ほぼ期待通りの仕上がりに満足です。次は全開シーンを斜め後ろから見込むアングルで。
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EM12-Z60(自動深度合成+トリミング)、ISO=200、F5.6-1/400、撮影時刻:11時23分

 左前翅の一部は流石にピンボケですが、それ以外はシャープに結像しております。これまで全開シーンを撮る場合、翅全体に合焦させる目的で、後方正面から見込むことが多く、絵がマンネリになり勝ちでした。深度合成の導入で、新たな作画スタイルの可能性も見えて来たように思います。参考までに、深度合成に用いた通常撮影画像と深度合成後画像の比較図をアップしておきます。
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 合成処理のメリットが一目瞭然だと思います。もっとも、いつも例示した絵のように上手く行くとは限りません。開翅中、ミヤマセセリが気まぐれに翅の開角度を変化させると、途端に合成は失敗します。シジミチョウが閉翅中に翅をスリスリする行動を良く見かけますが、このような状況では深度合成は適用できないでしょう。
 まだ、ミヤマは発生の走りで今後一気に個体数を増やして行くはず。できれば飛翔シーンにもトライしてみたいと思います。
# by fanseab | 2017-03-19 21:40 | | Comments(4)

絶滅危惧種「蝶のホームページ」

 久しぶりのブログ投稿です。ブログネタは沢山あったのですけど、シーズンオフにしかできない作業、本体ホームページ「東南アジアの蝶ファン倶楽部」の更新に注力しておりました。今回更新したのは、主に下記2項目です。
(1)ボルネオの蝶(3)4科28種を新規アップ
(2)台湾の蝶:4科25種を新規アップ

 それぞれ、黄色字をクリックすると、該当頁にジャンプします。お暇な方はご笑覧下さい。管理人がサイトを開設したのは、2005年3月13日ですから、早いもので12歳の誕生日を迎えます。掲載種はいつのまにか334種(掲載予定365種)になりました。管理人にとって、ブログは「絵日記」、ホームページ(以下site)は「アルバム」の位置づけで、ブログ同様、siteも重要視しております。

 さて、今回は、蝶関連のsiteが『絶滅危惧種』になりつつある現状に触れてみたいと思います。
 管理人がsiteを開設した2005年当時、多くの先輩方が既にsiteを開設していて、ネット初心者の管理人も先輩諸氏のsiteに触発されて、それこそ亀の歩みのようにじっくりとsiteを作り上げてきました。しかし、その後ネット環境は一変し、作成に手間暇かかるsiteから、簡便なブログ、そしてfacebookやtwitterなどのSNSに主体が変化してしまいました。2000年前後に勃興したプロバイダー各社も、当初のビジネスモデルが頓挫したため、昨今、無料site提供のサーバーを閉鎖・縮小する動きが顕著です。

 管理人がサーバーを借用しているnifty社も昨年、それまでの@homepageサービスを突然終了予定と発表し、管理人を慌てさせました。幸いなことに同社は代替サーバーを確保してくれたので、siteURLの変更など、軽微な作業負荷でsiteの移行ができました。しかし、2016年11月10日までに移行手続きを済ませなかったsiteは全てネット上から消滅してしまったのです。これらには管理人が愛読していた蝶関連siteも多く含まれ、非常に残念に思っている次第。フィールドを飛ぶチョウにも絶滅危惧種が多くいますが、読み応え・見応えある優良な蝶関連siteが自然消滅するのも、何ともやりきれない思いがありますね。もちろん、siteの管理・運営には多大な労力・時間を有する為、管理人の年齢層が中高年の場合、①ご自身の健康問題、②ご家族の健康問題(含む介護負担)などが深刻化して、siteの継続ができなくなるケースも多いのでしょう。
 かく言う管理人も、いつまでsiteの更新ができるか?分かりませんが、「蝶撮影版自分史」を残すべく、本体ホームページを今後も充実させていきたいと思っております。

 画像がないのも寂しいので、今回ボルネオの蝶(3)で更新したシマジャノメ(Ragadia makuta umbrata)♂の画像をアップしておきましょう。初めて訪れたボルネオ・ダナムバレーで出会って以来、好きなジャノメです。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++

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D7K-34(トリミング)、ISO=200、F4-1/500、-0.3EV、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:2012年3月12日、11時06分、撮影地:ボルネオ島・グヌンムル国立公園(マレーシア・サラワク州)
# by fanseab | 2017-03-10 21:56 | | Comments(8)