探蝶逍遥記

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台湾遠征記:(11)11月22日午前中その1

 前日の晩、ホテルのコンシェルジュに依頼したタクシーは予約した8時前にきちんと到着しておりました。ドライバーのKさんとご挨拶して二言三言会話しただけで、この方が信頼できる方と確信しました。海外遠征でタクシーをチャーターする場合、ドライバーとの信頼関係は大変重要です。客の意図を汲んで的確に運行してくれるか否か?が撮影の成否も分けますし、何よりストレスを溜めずに旅行できるかの分かれ目になるからです。で、このKさん、お客とのアポ時間の恐らく10分前には到着していたのでしょう。管理人がホテル前のタクシーを探すと車を磨いておりました。こんなちょっとした気配りも嬉しいものです。ホテル発7時55分。途中コンビニに寄って、ドリンク類と携帯食品を調達。この日の目的地である林道入口には8時05分に到着。因みにチャーター料金は250元(約670円)。台東空港からホテルまでの料金(535元)に比較するとかなり割高ですが、流しを拾う訳ではないので仕方ないでしょう。Kさんに帰りのピックアップを14時30分に依頼して別れ、出発です。暫く歩くと道路脇にムチャでかい陸生巻貝が。                      ++横位置画像はクリックで拡大されます++
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GXR@5.1mm、ISO=200、F2.5-1/100、-0.7EV、内蔵ストロボ、撮影時刻: 8時38分

 貝殻部分だけで長さは6cmほどあります。昨日同様の曇り空で蝶の飛び出す気配はありませんが、やや陽射しが出てきたようです。期待に応えて林道脇の草地から小さな灰色のシジミが飛び立ちました。タイワンクロボシセセリ(Megisba malaya sikkima)のようです。
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D90-85VR、ISO=400、F11-1/200、-0.3EV、撮影時刻: 8時24分

 申し訳程度に開翅してくれました(笑)。前翅外縁形状から♀でしょうか? このシジミの開翅シーンを撮るのはこれが初めて。低温期型の特徴で、前翅に白紋が確認できます。更に進むと、ちょうど沢筋を巻くような曲り角に陽だまりができていて、よく見るとナガサキアゲハ(Papilio memnon heronus)♂が全開翅休息しておりました。
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D7K-34、ISO=400、F7.1-1/640、-0.7EV、撮影時刻: 8時27分

 台湾まで来ると、♂の後翅表に青色鱗粉が散りばめられていて、こんなナガサキ♂を見ると、南に来たことを実感させてくれます。ただ台湾産亜種の場合は青鱗粉の密度が濃くて青筋状に光るので、飛翔中は別種に見えたりします。陽だまりをよく観察すると、何と数頭のシジミが静止していることに気が付きました。最初はルリウラナミシジミ(Jamides bocus formosanus)♂。
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D90-85VR、ISO=400、F9-1/400、-0.3EV、撮影時刻: 8時25分

 この子は傾斜日光浴状態です。海外遠征でシジミ類の傾斜日光浴を観察したのはこれが初めて。台湾と言っても、この日の体感気温は15度を切る程度。夜の寒さを凌いで、微かな朝日を体一杯に受けている印象でした。別のルリウラナミ個体は路面で吸水もしておりました。
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D90-85VR、ISO=400、F11-1/250、-0.3EV、撮影時刻: 8時37分

 かなりのボロ個体でございます。さて、ルリウラナミの近くで静止していたのは見かけないシジミ。管理人初体験のクラルシジミ(Rapala varuna formosana)♂でした。
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D90-85VR、ISO=400、F11-1/250、-0.3EV、撮影時刻: 8時30分

 開翅した後翅が鈍くブルーに光っております。クラルはトラフシジミと同属ですので、日本のトラフとよく似た輝きです。因みに前翅は一部のみブルーに光ります。できればゼフ同様前方から覗くと、更に輝きが増すはずですが、残念でした。この子は撮影中にすぐに翅を閉じてしまいました。
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D7K-34、ISO=500、F11-1/320、-0.7EV、撮影時刻: 8時31分


 この子の尾状突起は相当長く、左後翅の突起は一部欠落しております。全般に草臥れた個体で、いつか新鮮な♂にチャレンジしたいものです。因みに「クラル」とは台湾の先住民族であるタイヤル族(高砂族)による恒春半島・社頂付近の地名呼称です。戦前、日本占領下の台湾で発見された蝶の和名には、このようにタイヤル族の地名呼称に因んだ種が沢山おります。

 ここで今回歩いた林道風景をご紹介しておきましょう。
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GXR@6mm、ISO=100、F9.6-1/40、-0.7EV、撮影時刻: 8時42分

 道路は舗装されておりますが、道幅は狭く待避所も少ないため、車での通行は結構厳しそうです。おまけにガードレールも全くないので、路肩にも十分注意せねばなりません。レンタカーで行く場合は少し小さ目の車両が必要でしょう。

 さて、草陰に弱々しく飛ぶクロテンシロチョウ(Leptosia nina niobe)が登場。
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D7K-34、ISO=500、F11-1/200、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻: 8時46分

 これまで本種のまともな吸蜜シーンを撮影していなかったので、ホッと一息つきました。このシロチョウの性別判定は難しい部類ですが、全体の雰囲気から♀でしょうか? 羽音を立てて登場したのは、知本に来てお馴染みになったトビイロセセリ。
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D7K-34、ISO=500、F11-1/200、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻: 8時48分

 まぁ、メタボなセセリですね(^^) お次は台湾遠征で、最もよく見かけたシロチョウ、タイワンキチョウ(Eurema blanda arsakia)です。
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D7K-34、ISO=500、F11-1/200、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻: 8時51分

 後翅肩脈の形状から♂でしょう。「台湾黄蝶」を台湾で撮影する・・・、これが今回の遠征で管理人が注力した点でもあります。「産地の地名が冠された蝶を、その由来地で撮影する」のは意外と難しいですが、タイワンキチョウは楽勝でした。何故かと言えば、出会ったEurema属の95%以上は本種だったからです。<次回に続く>
by fanseab | 2012-03-30 22:02 | | Comments(2)

台湾遠征記:(10)11月21日夕食

 ようやく21日の記事が終わろうとしております。この分ではシーズンに突入しても終わりが見えそうにありません。少し引っ張り過ぎた感がありますが、シーズン中も台湾遠征記を継続してご紹介していきたいと思っております。

 さて、宿に帰って一風呂浴びてから、夕食です。今宵も到着当日に食した近所の小吃(食堂)に。2晩連続なので、店のおばさんも「やーまたきたかね~」って調子で大歓迎。なにせ昨晩は結構お客さんが一杯だったこの店、今宵の客は管理人が独占状態。歓迎されるのも当然かな? 当日のディナーの全景です。                                                                                   ++画像はクリックで拡大されます++
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撮影は全てGXR@5.1mm

 個別に紹介していきましょう。最初はメインディッシュとしての焼きそば(炒麺),60元(約160円)。
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 結構なボリュームでお味もイケてましたよ。副菜として注文したのが、台湾料理の定番とも言える、干し大根入りのオムレツ(菜埔蛋)、120元(約320円)。
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 こいつは切干大根の下味が塩辛く、ちょっと幻滅。以前台北で食したものとは雲泥の差でした。本来は軽く塩味がついた切干大根の歯触りと、卵のふんわりとした食感のバランス、そして卵の甘味と大根の塩味のハーモニーを楽しむ料理なんですけど、それを楽しむにはちょっと雑な味付けでした。実は焼きそばとオムレツを注文した後、店のおばさんとその娘さん、更にはおばあさんが隣の円卓でテレビを見ながら、何やら果物をつまんでいます。「これなんですか?」と管理人が物欲しそうに尋ねると、「釈迦頭だよ!食べるかい?」と、こちらの下心を見すかすように、一切れプレゼントしてくれました。
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 バンレイシ科の果物でどうやら台東地方の名物のようです。思わぬ無料デザートの差し入れに恐悦至極! スプーンで恐る恐る口に入れてみると、これが旨いのなんの! 溶け始めたシャーベットのようなザラッとした食感に、まったりとした甘味が口中に拡がります。管理人は東南アジア各地の遠征で色々な果物を食べてきましたが、この釈迦頭は旨さ・甘さにおいてベストの味かもしれません。あまりにも旨くて食べ始めてからは無言状態。丁度カニの食べ放題で無言状態で食べ続ける・・・、あんな感じで一気に平らげてしまいました。食べ終わると手や口の周りは糖分でベタベタ。ナプキンで拭いても取れず、トイレを借りて手に付いた糖分をやっと洗い流すほどでした。オムレツの塩味が効き過ぎていたため、強烈な甘味のデザートで丁度いい塩梅になりました。満腹状態で、ホテルに戻り、この日は心地よく眠ることができました。
<次回に続く>
by fanseab | 2012-03-24 22:35 | グルメ | Comments(6)

北海道遠征記(14)シジミチョウ類

 今回の北海道遠征で秘かに楽しみにしていたのが、ツバメシジミの♀でした。「エッ、なんでまたツバメシジミ?」と仰られる方もいるでしょう。わざわざ高いエアチケットを購入してツバメシジミを撮るなんて・・・との声も聞こえてきそうです。実は今回色々とお世話頂いた maedaさんのブログ を拝読するまで、管理人も注意を払う存在ではありませんでした。
 で、ツマキチョウ♀を撮影した場所から程近い草叢でブルー系のシジミが飛んでいるのを発見。先ずはシロツメクサに止まりました。                                                                          ++横位置画像はクリックで拡大されます++
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D90-85VR、ISO=400、F10-1/1000、-1.0EV、撮影年月日・時刻: 2011年6月24日、11時33分

 ここまでは何の変哲もない吸蜜シーンです。ところが、吸蜜を終えた後、期待した開翅シーンを撮ることができました。
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D90-85VR、ISO=200、F9-1/800、-1.0EV、撮影年月日・時刻: 2011年6月24日、11時33分

 翅全体に散りばめられた青い鱗粉、これが高いエアチケットを購入してまで撮ろうと思った絵だったのです。よく見ると前翅中室部分ではブルーが濃淡2色に塗り分けられている点がムチャお洒落だと思いました。ブルーの程度は様々らしいのですけど、他に飛んでいる個体もなく、これで打ち止めでした。

 さて、同じ日の朝方は雨降りの中、渓谷沿いにジョウザンシジミを探索しておりました。冷たい雨降りでは飛ぶ個体があるはずもなく、それらしき崖地で長竿をヤンワリと使って刺激を与えますが、蝶が飛び出す気配もありません。こりゃ、坊主かな・・・と諦めかけた時、タネツケバナにひっそりと閉翅している本種を発見できました。
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D7K-34、ISO=500、F9-1/1000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影年月日・時刻: 2011年6月24日、9時26分

 前翅が一部欠損しておりますが、縁毛もまずまずの個体です。このデザインは何となくオオルリシジミを連想させますね。以前、阿蘇の草原で雨降りの中で草茎に止まって雨宿りをしているオオルリを思い出しました。次に85mmでのロングショット。
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D90-85VR、ISO=200、F8-1/1000、-0.7EV、撮影年月日・時刻: 2011年6月24日、9時36分

 実際の雰囲気はこの絵の通りで、背景に溶け込んで意外と発見しずらかったのでした。お次は広角で。
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GXR@5.1mm、ISO=200、F9.1-1/50、-0.7EV、内蔵ストロボ、撮影年月日・時刻: 2011年6月24日、9時41分

 ジョウザンの真下に見えている植物が食草のエゾキリンソウでしょうかね?この絵、崖地によじ登って撮影したのですけど、岩が雨で濡れて滑りやすく危うく滑落しそうになりました(^^; クロツも含めて崖地に棲む蝶撮影は本当に気を付けねばなりませんね。

 ジョウザンの次はリンゴシジミです。リンゴの食樹はバラ科。道内に自生しているエゾノウワミズザクラ・シウリザクラが本来のホストで、そこから食性転換して栽培用のスモモ等に転じたとされています。遠征の初日、23日は生憎の雨で仕方なくリンゴシジミのポイントを探すことにしました。先ずはエゾノウワミズザクラが生えているとされる河川敷をウロチョロしましたが、坊主。間違えやすいのはこの時期川沿いに咲いているアカシアの白い花でした。遠目にはウワミズザクラとそっくりなのですね。後で調べたら旭川周辺の低地では既に開花時期をとっくに過ぎていたようで、無駄な探索になりました。ウワミズザクラが駄目ならスモモ類を・・・と、廃村狙いで5箇所位を探索しました。ビニール傘を差しながらスモモらしき樹木を探し出し、長竿で叩く・・・。辛気臭い作業を続けていきます。傘を差していてもズボンはビショビショ状態に(^^; 結局この日の収穫はゼロでした。

 翌日24日と25日は別種の撮影・探索を実施、26-27日の両日はコマクサ平でのウスバキ撮影に没頭し、27日の午後、コマクサ平往復の疲れの残る中、再度リンゴの探索を実施しました。クジャクチョウ越冬個体が飛び交うある林道で、シウリザクラと思しき樹木を発見。
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D90-85VR、ISO=400、F13-1/80、-0.7EV、撮影年月日・時刻: 2011年6月27日、15時44分

 既に開花時期は終わっていて、核果が穂状に形成されています。この左手前の樹木の叩き出しを実施したところ、リンゴと思しき蝶影が飛び出し、画像の右手奥に消えていきました。
その後、層雲峡周辺でエザノウワミズザクラを探索し、ようやく発見できました。
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GXR@5.1mm、ISO=200、F5-1/80、-0.7EV、撮影年月日・時刻: 2011年6月27日、17時36分

 標高が高いので未だ咲いていてラッキーでした。念のためこれも叩き出ししましたが、坊主(^^: 更にまたまた今度は標高を下げて再度廃農家のスモモ狙いで探索を続けます。そうしてあるスモモを叩いた時、それらしき蝶影が飛び出しました。そのうちやや活発にまるでゼフのように樹上を舐めるように飛び始めました。単眼鏡で確認すると、ヤッター!リンゴです。何とか頭上近くに止まってくれました。よし!300mmで撮影しよう・・・と思ったら、生憎広角をつけています(^^; 慌てて車に取って引き返してきたのですが、リンゴは消えておりました。トホホでした。間もなく日が暮れてこの日は時間切れ。翌早朝、このポイントに直行し、叩き出しを行いますが、影も形もありません。おかしいな~と思ってフト下草を見ると、何と、リンゴが目の前にいるじゃぁないですか! 
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D90-85VR、ISO=400、F11-1/400、-0.7EV、撮影年月日・時刻: 2011年6月28日、6時48分

 前翅に楕円形性標があり♂でしょう。葉にほぼ平行に体を傾ける傾斜日光浴をしておりました。毛むくじゃらの翅基部、目元の表情は早春に出現するコツバメそっくりですね! 管理人はFixsenia属の観察経験があまりなく、他種でもこのような傾斜日光浴をするのかどうか?興味があるところです。この子の広角を撮影しようと不用意に接近したら逃げられてしまいました。その近辺にも2個体ほど下草で日光浴をしておりまして、知らずに飛ばしてしまい後悔することしきり。その後樹上に上がった個体は時々飛び出してはパトロール飛翔(探♀行動かも)して葉上で日光浴をしておりました。こんな恰好で筋肉痛にならないのでしょうか?
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D7K-34、ISO=800、F11-1/800、-0.7EV、外部ストロボ、撮影年月日・時刻: 2011年6月28日、7時43分
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D7K-34、ISO=800、F11-1/800、-0.7EV、外部ストロボ、撮影年月日・時刻: 2011年6月28日、7時44分

 この後、また別のリンゴポイントを求めて探索。更にもう一カ所のポイントを発見できました。実質一日ちょっとの探索で数ポイントを発見できたので、リンゴもかなり広く浅く生息していることを確信しました。しかしいずれの生息地でも限られた樹木での発生ですので、過度の採集圧がかかれば存続が厳しいのが実情でしょう。優しく見守りたいものです。

 さて、ダラダラ更新してきたこの遠征記も今回が最終回です。北海道で撮影すべき種はまだまだ沢山残っております。いつか再訪して楽しみたいと思っております。今回遠征では特にブログ仲間のmaedaさんには大変お世話になりました。改めて御礼申し上げます。また現地でご指導・アドバイス・激励を頂いた多くの撮影仲間の皆様、有難うございました。この場を借りまして御礼申し上げます。  <おしまい>
by fanseab | 2012-03-22 23:25 | | Comments(14)

台湾遠征記:(9)11月21日後半その3

 榕蔭歩道を一旦降りて、森林浴歩道に戻り、ここを下っていきます。下る途中にもセンダングサ群落があって、ここでも蝶と戯れることができました。最初に登場したのはクロボシセセリ(Suastus gremius )。                                                                          ++横位置画像はクリックで拡大されます++
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D7K-34、ISO=400、F10-1/250、-0.7EV、撮影年月日・時刻: 2011年11月21日、14時20分

 この遊樂區では極普通に見られるセセリでした。お次はクモガタシロチョウの♀。
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D7K-34、ISO=400、F10-1/200、-0.7EV、撮影時刻: 14時21分

 正午過ぎに撮影したボロ♂の後だけに綺麗な個体に出会えて、とても嬉しかったですね。それにしてもAppias属♀前翅の斑紋は種を問わず見事に収斂していくものです。特にカワカミシロチョウ(A.albina)♀とクモガタ♀は瓜二つですね。次に登場したのは褐色の大型セセリ、タイワンアオバセセリ(Badamia exclamationis)。
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D7K-34、ISO=400、F9-1/160、-0.7EV、撮影時刻: 14時24分

 管理人としては南ベトナム以来の出会いでしたが、和名に記載された土地(タイワン)で撮影できた貴重な種でもあります。タケ類が繁茂したやや薄暗い林道ではついついLethe属を期待してしまいます。その期待に応えてシロオビクロヒカゲ(Lethe verma cintamani)♂が出現。しかしムチャ敏感で、高い梢に逃げてしまい、証拠画像を撮るのがやっとでした。
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D7K-34(トリミング)、ISO=400、F11-1/100、-0.7EV、撮影時刻: 14時24分

 本来、ストロボを使うべき暗い環境ですけど、このヒカゲ、ストロボに物凄く敏感に反応して逃げてしまうので、仕方なく自然光での撮影でした。足元に止まっているのを見逃し、知らずに通り過ぎてサッと飛び立たれ、逃がしてしまう失敗を繰り返してしまいました(^^; 難しいものです。更に遊歩道を下っていくと小さな人工池に出ました。この池の周囲にはゲットウの植栽が多数あって、そこに灰色のシジミがまとわりつくように飛んでおりました。チェックすると、シロウラナミシジミ(Jamides alecto dromicus)の♀。明らかに産卵挙動ですが、産卵シーン撮影は難しかったです。何とか撮れたコマをご紹介しておきましょう。
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D90-85VR、ISO=500、F11-1/100、-0.3EV、外部ストロボ、撮影時刻: 15時13分

 このシーンは厳密には産卵中ではなく、この後、トボトボと花芽を下って直接卵を確認できないような位置に産みこんでいきます。幼虫の蜜を狙っているのでしょう、蟻とのツーショットにもなりました。母蝶が去った後、花芽を分解してみると卵より先に蛹がみつかりました。
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GXR@5.1mm、ISO=100、F4.1-1/25、-0.7EV、内蔵ストロボ、撮影時刻: 15時00分

 本種の蛹を発見したのはこれが初体験です。続いて卵もみつかりました。
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GXR@5.1mm(トリミング)、ISO=100、F4.1-1/40、-0.7EV、内蔵ストロボ、撮影時刻: 15時01分

 根気よく探索すれば幼虫も発見できたかもしれませんが、疲れも出てきたので止めました。この後、出口に掛る吊橋の袂に来ると、鳥の鳴き声がします。
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D7K-34(トリミング)、ISO=400、F4-1/640、-0.7EV、撮影時刻: 15時21分

 遠いのでトリミングでのご紹介。ネットで調べると、カワビタキ(Rhyacornis fuliginosus)のようです。鈍い光沢を呈す藍色と尾翼の橙色の配色はシックですね。稀に日本にも飛来するようで、そんな時はバーダーの目が吊り上るのでしょう(笑)。地面スレスレを飛行し、川の畔で餌を探しておりました。この後、吊り橋を渡ると出口ゲートがありました。そこに掛っていた掲示です。
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GXR@5.1mm、ISO=100、F2.5-1/200、-0.7EV、内蔵ストロボ、撮影時刻: 15時39分

 よじ登って公園内に入る無賃入場者なんているのでしょうかね? さて、そのゲートをくぐって機材をリュックにしまい込み、ホテルに向かい始めた時、道路脇のセンダングサに大型の白いシジミが登場。慌てて300mmを出して撮影しました。
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D7K-34、ISO=400、F11-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻: 15時45分

 完品のシロウラナミシジミ♂でした。普段適当に撮影してしまうシジミなので、少し真面目に撮りました。吸蜜シーン撮影はもしかしたら初めてだったかもしれません。             <次回に続く>
by fanseab | 2012-03-19 21:15 | | Comments(6)

北海道遠征記(13)シロチョウ類

 遠征の初日、旭川空港に降り立つと生憎の雨でした。レンタカーをゆっくりと走らせながら傘を差してリンゴシジミのポイント探索をしておりました。とある開けた草地を歩いていると、足元から小さ目のシロチョウが飛び立ちました。エゾスジグロかな?と思って追跡すると、ツマキチョウの♀でした。                                          ++横位置画像はクリックで拡大されます++
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D90-85VR、ISO=400、F9-1/1000、-0.7EV、撮影年月日・時刻: 2011年6月23日、11時20分

 6月下旬にまだツマキが観察できるとは、流石に北海道です。雨が止みかかったとは言え、ムチャ肌寒い空模様にツマキも管理人もちょっぴり震えておりました。他に飛ぶ蝶もいないので、縦位置でもじっくりと撮影。
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D90-85VR、ISO=200、F5.6-1/800、-0.7EV、撮影年月日・時刻: 2011年6月23日、11時21分

 さて、北海道でシロチョウと言えば、エゾシロチョウを外す訳にはいきません。なにせ某国立大学・昆虫研究会の会誌名(蝦夷白蝶)にもなっているくらいですから・・・。ただ、今回の遠征では出会いは唯の一度限り。maedaさんにご案内頂いたカラフトヒョウモンのポイントで、maedaさんがハシドイに止まっている個体を見つけてくれました。                
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D7K-34、ISO=640、F11-1/1600、-0.7EV、外部ストロボ、撮影年月日・時刻: 2011年6月25日、12時21分

 全体の雰囲気から♂でしょうか?折から雲が厚くなって、活動する様子が全くありません。食樹のバラ科樹木は近くには見当たらず、風で吹き飛ばされてきたのでしょうか?そのうち、風に煽られて半開翅してくれました。
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D7K-34、ISO=400、F11-1/800、-0.7EV、外部ストロボ、撮影年月日・時刻: 2011年6月25日、12時22分

 ほぼ羽化直に近い新鮮な個体であることが伺えます。少し天気が回復すれば吸蜜シーンとかも撮れたのでしょうが、これっきりでした(^^;

 大雪・コマクサ平へ二度目のチャレンジをした27日午後も色々と探索モードでウロチョロしておりましたが、道路脇に飛ぶシロチョウを発見。これまたツマキ並みのサイズ。ようやくエゾスジグロシロチョウに出会えました。
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D90-85VR(トリミング)、ISO=200、F4.5-1/500、-0.7EV、撮影年月日・時刻: 2011年6月27日、16時07分

 ただ、露出を完璧に失敗。RAW現像で何とか調子を整えました(^^; このシロチョウはサイズ的にとても可愛く、次回北海道遠征では撮り直しの筆頭に挙げてもいいかもしれません。とても気に入りました。しかし、同時に裏面の黒い翅脈が表翅に淡く映り込む、デリケートな雰囲気を表現するのに難しい蝶だと悟ったのでした。
<次回に続く>
by fanseab | 2012-03-16 21:49 | | Comments(6)

コムラサキの越冬幼虫探索(3月3日)

 土曜日はゼフ越冬卵探索をする計画でしたけど、2/29に関東地方に降った降雪で山梨山間部の残雪が予想されたので、急遽近場の多摩川でコムラサキの越冬幼虫探索に切り替えました。管理人はこれまで関西在住時を含め、延べ5シーズン(と言っても冬場限定ですが)、首題幼虫を探してきました。しかし、どうにも見つけられず、半ば諦め状態でした。ただ2年前から自宅近所の多摩川縁で安定的に成虫を観察できるようになりましたので、再度チャレンジしてみました。最初は昨年秋に♀の産卵挙動を確認したタチヤナギ?の株を確認してみました。しゃがみこんで目線を樹肌に沿って追跡していきます。すると何とあっけなくも10分もしないうちに1頭を発見。続いて別の2頭を見つけることができました。                                    ++横位置画像はクリックで拡大されます++
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D7K-20、ISO=100、F14-1/160、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻: 13時36分

 画面に2頭写っています(黄矢印)。噂に聞いていた通り、小さいです(体長約10mm)。ただ、最初の1頭を発見した後で、残りの2頭はすぐに目に飛び込んできました。目の慣れとは恐ろしいものです。魚露目で環境描写をしてみました。
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D7K-1855-gy8(トリミング)、ISO=200、F29-1/60、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻: 13時29分

 この個体は頭部を下向きにしております。続いて別の個体を改造マクロで深度合成撮影。
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D7K-1855改@31mm(トリミング+3コマ深度合成)、ISO=200、F20-1/250~1/320、-0.7~-1.3EV、外部ストロボ+スレーブ1灯増灯、撮影時刻: 13時54分

 ゼフ越冬卵とは異なり、この程度の拡大率だと深度合成も楽ですね。この後、この株から300m程西側に移動し、河川敷に多数生えているタチヤナギを順番に確認していきました。結局2時間強、合計8本のヤナギを探索し、何と合計24頭の越冬幼虫を確認できました。「これまでの5シーズンに費やした努力は一体何だったのだろう?」と管理人自ら唖然となる成果でした。このポイントでの別個体の事例を示します。
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D7K-1855-gy8(トリミング)、ISO=200、F29-1/60、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻: 13時29分
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GXR@5.1mm、ISO=100、F5.1-1/50、-0.7EV、内蔵ストロボ、撮影時刻:14時20分

 上の画像は屈曲した溝に合わせて体をねじ曲げて静止しております。画面中央の幼虫静止場所がお分かりになりますでしょうか?この個体は体色が黒褐色ではなく、黄褐色のため、発見しずらい部類に属します。下の画像含め、比較的大き目(と言ってもせいぜい12mm程度)の個体は整った縦溝ではなく、不規則な形状の溝に潜り込むような傾向を感じました。

 今回の観察でコムラサキ越冬幼虫の探索・発見ポイントを自分なりに整理してみると以下の通りになります。

(1)探索すべきヤナギは樹肌の縦亀裂が適度に入った直径15cm程の幹が好適。事例はこれ。
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GXR@5.1mm、ISO=100、F9.1-1/80、-0.7EV、内蔵ストロボ

 この程度の太さだと縦亀裂の中は樹皮と同じ褐色で、この中に潜む黒褐色の幼虫は発見が容易。これより太い幹では亀裂が樹肌全面に入って、樹肌全体が黒味がかり、幼虫体色(黒褐色)と同化して発見困難。これがその典型事例。
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GXR@5.1mm、ISO=100、F9.1-1/50、-0.7EV、内蔵ストロボ

 逆に細すぎる幹(枝)では亀裂が少なくて、幼虫が身を潜める場所が少なくてNG。探しても無駄骨になる。
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GXR@5.1mm、ISO=100、F9.1-1/50、-0.7EV、内蔵ストロボ

(2)探索する日の天候は曇天がベスト。晴天は樹肌に入る亀裂に影が濃く出て、幼虫発見が困難で避けるべき。どうしても晴天の日に実施する場合は、樹肌に自分の影を落として、亀裂と樹肌表面のコントラスト差を小さくすると幼虫の居場所が発見しやすくなる。同様な理由で、雨天で樹肌が雨で濡れていると、樹肌全体が黒褐色を呈して、幼虫体色と区別がつかなくなるので、雨天後は避ける。

(3)1頭の幼虫が発見できた場合、その幹より複数頭芋づる式に発見されるケースが多い。母蝶が好みの木に固めて産卵する習性があると思われる。

 この冬、老眼に鞭打って(笑)直径僅か1mmにも満たないゼフ越冬卵を探索した経験が活きたのか、長さ10mmもある!(ゼフ卵直径の10倍以上!)幼虫は楽に発見できたのかもしれません。この日に見出した幼虫全24頭の静止していた方角・位置(高さ)を下記にまとめてみました。

<方角>
北西~北東: 2頭
北東~南東: 13頭
南東~南西: 5頭
南西~北西: 4頭

 圧倒的に東向きが多いのですけど、意外と南・西向きに付いていた幼虫が多いのにもビックリです。同じコムラサキ亜科のゴマダラやオオムラサキの場合は樹上ではなく、落葉下ですが、北ないしは東向きのエノキ根元から見つかるケースが殆どで、陽射しを直接受ける南向きから発見した経験はありません。樹上越冬タイプだと乾燥に強いので南向きでも平気なのでしょうか?

<地上高>
50cm未満:  なし
50cm以上100cm未満: 8頭
100cm以上150cm未満: 10頭
150cm以上:  6頭

 なお、今回は脚立等を利用した管理人の身長を超える高さでの観察は実施しておりません。ただ高い位置では相対的に幹が細くなり、身を潜める樹肌亀裂も激滅するので個体数は少なくなるものと思われます。また、今回観察で最も低い位置にいた個体は地上高54cm、逆に最も高い位置で確認されたのは173cmでした。観察した8本のタチヤナギで最大9頭付いていた「御神木」については、できれば春先以降、幼虫の継続観察を実施してみたいと思います。

 この日、ヤナギの樹肌をチェックしていると、樹洞の中に潜むカメムシの越冬集団に出会いました。
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D7K-1855-gy8(トリミング)、ISO=200、F29-1/60、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻: 14時59分

 ネットで調べてみると、ジュウジナガカメムシ(Tropidothorax cruciger)のようです。ヒメジュウジナガカメムシ(T.belogolowi)の可能性もありますので、詳しい方ご教示頂ければと思います。頭部を下に向けると、背面の模様は完璧ドクロマークになります。樹洞に潜むド派手なドクロマーク集団は大変写欲をそそるものでした。ただ、こうした状況でストロボ光を樹洞の奥まで回すのは至難の業で、LED光をファイバーガイドで照射する等の工夫が必要ですね。
by fanseab | 2012-03-04 12:13 | | Comments(12)

台湾遠征記:(8)11月21日後半その2

 ランチを取った後、これまで歩いてきた遊歩道から離れ、「榕蔭歩道」なる階段路を登っていくことにしました。ここは傾斜が25度を超え、数100mの階段直登を強いられます。その歩道脇に出ていた看板がコレ。
                                                                                          ++横位置画像はクリックで拡大されます++
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GXR@5.1mm、ISO=100、F3.1-1/90、-0.7EV、撮影年月日・時刻: 2011年11月21日、12時28分

 何やら某ブログ仲間のハンドルネームが記載されています(笑) 当該管理人に無断でちょっと解説を加えます。Banyan(tree)とは東南アジアに広く分布するクワ科イチジク属(Ficus)の総称で、枝から気根と呼ばれる根が地上に向かって伸びていく特徴があり、遠目に見ると長いヒゲを生やしたような独特な樹相になるのです。漢字としては「榕樹」が当てられており、沖縄で有名な「ガジュマル」もこの一群に属します。枝が水平方向に張り出すため、熱帯域では快適な木蔭を作るため街路樹としても重宝されております。これが「榕蔭歩道」にあるBanyan treeの一例(Ficus benjamina)です。
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GXR@5.1mm、ISO=100、F3.1-1/90、-0.7EV、撮影年月日・時刻: 2011年11月24日、8時18分

 そのBanyan treeの木陰でひっそりとヒメアサギマダラ(Parantica aglea maghaba)♂が休んでいるのが印象的でした。
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D7K-34、ISO=500、F11-1/160、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻: 12時40分

 さて、階段路の両側にはセンダングサが繁茂する草地もあって、ここで待機していると、多数の蝶が舞ってくれました。最初は台湾特産種のホリシャミスジ(Neptis taiwana)♀。
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D7K-34、ISO=500、F11-1/640、-0.7EV、撮影時刻: 12時52分

 サイズはミスジチョウ(N.philyra)とほぼ同じ。南アジアではこのような中型Neptisが少ないだけに出会うととても興奮してしまいます。やはり東アジアの香りがするNeptisだと思いました。因みにこのホリシャミスジの食樹はクスノキ科(Machilas thunbergii等)。クスノキ科をホストとするタテハチョウは極めて稀で、その意味では極珍品とも言えそうです。草地が丁度途切れる辺りで、歩道の傾斜がきつくなったので、これ以上登るのは諦めて一休みします。すると林縁に灰色のシジミチョウが舞っています。Jamidesの♀あたりだろう?と思い、静止したのを確認すると、何と管理人初見のシロモンクロシジミ(Spalgis epius dilama)の♀でした。
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D90-85VR、ISO=400、F9-1/250、-0.7EV、撮影時刻: 13時01分

 ご存じの通り、国内でも八重山群島で採集されているシジミで、蛹が人面に見えることで有名です。本種が属するアシナガシジミ亜科はいずれも陰気な暗い環境下で見つかることが多いと思いますが、こんな陽光に恵まれた林縁に出現するとはちょっと意外でした。ここから階段を下っていく途中で、センダングサに淡いブルーのシジミが高速で飛翔しております。吸蜜時に確認するとウスアオオナガウラナミシジミ(Catocrysops panormus exiguus)♂でした。
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D90-85VR、ISO=200、F9-1/200、-0.7EV、撮影時刻: 13時23分

 吸水によく来る印象の強いシジミで、吸蜜シーンはこれが初撮影になります。ド完品個体翅表の淡いブルーはとにかく綺麗でした。ウスアオオナガが舞っていたポイント風景もご紹介しておきましょう。
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D7K-10.5、ISO=500、F11-1/125、-0.7EV、撮影時刻: 13時10分

 相当な急傾斜地で、視野中央やや上に知本温泉方向の街並みが望めます。画面右手にあるセンダングサでコミスジ位のミスジが飛んでおりました。センダングサを掻き分けて吸蜜シーンを斜め上30度開翅半逆光で撮影。
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D90-85VR、ISO=200、F9-1/200、-0.3EV、撮影時刻: 13時27分

 コミスジ(N.sappho)に似たNeptis属(前翅中室の白色棍棒状紋が筆のように途中で途切れるタイプ)が台湾には5種生息しますが、斑紋を詳細に検討した結果、スズキミスジ(Neptis soma tayalina)♂と判定しました。ここにはPapilioも飛んでおりましたが、最も撮りたかったオナシモンキアゲハ(P.castor formosanus)♂の飛翔です。
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D7K-10.5(トリミング)、ISO=200、F8-1/250、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻: 13時28分

 少しボロ品ですが、何せ本種は管理人初撮影。尾状突起が欠落したモンキアゲハと見分けがつきにくいですが、後翅白斑の並び方がモンキやシロオビモンキとは異なりますし、胴体に白点列があるのが特徴だと思います。最後はコモンタイマイの吸蜜シーン。
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D90-85VR、ISO=200、F3.8-1/1000、-0.3EV、撮影時刻: 13時29分

 午前中に出会った個体よりもちょっぴり緩慢でしたので、85mmマクロで撮影できました。雰囲気は一番良い出来ですが、絞り開放では流石にピンが甘く、肝心の複眼がピンボケでちょっとガッカリです。
<次回に続く>
by fanseab | 2012-03-02 22:23 | | Comments(4)