探蝶逍遥記

<   2009年 09月 ( 6 )   > この月の画像一覧

ウラナミシジミ(9月27日)

 この日はルリシジミ♂に狙いを定め、近くのマンション脇のハギの植え込みを探索。しかし、出てくるのはヤマトシジミのみ。仕方なく新鮮なヤマト♂を選んでベタ閉翅を撮影。                                                  ++すべての画像はクリックで拡大されます++              
f0090680_2211370.jpg
D90、ISO400, F8-1/200、-0.7EV、撮影時刻:8時14分

 この後、多摩川へ出て、さらにルリ♂を探索。ボロ♂1頭はパスしてウロチョロすると、新鮮な♂が飛び立ちましたが、途中で見失ってしまいました。どうもルリとは相性悪いです。そのうちクズの葉上を不活発に飛ぶウラナミシジミ♀を発見。ウラナミも管理人の本年の課題ですので、先ずはベタ閉翅を押さえました。
f0090680_22112167.jpg
D90、ISO200, F10-1/250、-1.0EV、撮影時刻:9時25分

 開翅を期待していたら、管理人の意図を汲み取ったのか?開いてくれました。心優しい♀に乾杯!
f0090680_22113217.jpg
D90、ISO400, F10-1/320、-1.0EV、撮影時刻:9時27分

 お次は♂。本来ムチャクチャ活発な♂ですが、飛翔するのも覚束ないレベルの羽化直♂を発見。ベタ閉翅をゲットできました。
f0090680_22114719.jpg
D90、ISO200, F9-1/320、-0.7EV、撮影時刻:9時51分

 さて、問題は開翅。この♂が開翅してくれるのか?確信はないのですが、この日はこの個体と心中する覚悟(笑)で開翅を待ちました。空は薄曇りで開翅撮影には絶好のコンディション。しかし、なかなか開く気配がありません。辛抱して待つこと約30分、ようやくチラリと開いてくれました(^^)
f0090680_22115945.jpg
D90、ISO200, F10-1/125、-0.7EV、撮影時刻:10時19分

 「もう少し開かなあかんでぇ~」って心の中で叫びましたが、無頓着なこの♂は開翅角度をこれ以上拡げることなく、期待に応えてくれませんでした。♂開翅は撮り直しですね。
by fanseab | 2009-09-28 22:16 | | Comments(16)

多摩川縁で課題撮影(9月23日)

 シルバーウイークの最終日は近所の多摩川縁で課題としている多化性シジミ類を撮影しました。先ずはヤマトシジミの♀。ベタ閉翅は既に撮影済みですが、納得いかない絵が多く、撮り直しです。                                     ++すべての画像はクリックで拡大されます++             
f0090680_18313921.jpg
D90、ISO200, F13-1/250、-0.7EV、撮影時刻:8時52分

 少し低温期型の特徴が出始めていて、黒班の周囲に白い縁取りが出現しています。お次は管理人の課題ではないですけど、キタテハ秋型のベタ開翅。
f0090680_18315892.jpg
D90、ISO400, F13-1/250、-1.0EV、撮影時刻:9時09分

 おとなしくしてくれたので助かりました。♂♀判定は難しいけど、♂でしょうか? ベニシジミについては夏型の特徴を有した個体撮影に注力していますが、なかなか鮮度の良い個体に巡り会えません。ようやく羽化直に近い♀個体を発見。50コマ近く撮影して何とか満足いくベタ閉翅をゲット。
f0090680_18322146.jpg
D90、ISO200, F5.6-1/640、-0.7EV、撮影時刻:9時45分

 さて、こうなると問題は開翅。ところが、翅のスリスリ行動の兆候もなく、開く気配を見せません。
仕方なく、少し飛ばしてやると、止まった直後に開翅するようなので、そこを激写。
f0090680_18323626.jpg
D90、ISO200, F13-1/400、-0.7EV、撮影時刻:10時00分
 
 それでもこれが精一杯。春先に比べると開翅角度が全般に狭く、ベタ開翅画像としては失格ですね(^^;; 夏型の特徴が良く出た鮮度の良い個体だけにとても残念でした。本日最後の課題はルリシジミ。既に6月に♂開翅はゲットしているので、残りは♂閉翅と♀の閉翅・開翅。しかし、ルリの個体数は少なく、やっと木陰に潜む♀を発見。慎重にベタ閉翅を撮影しました。
f0090680_18325651.jpg
D90、ISO400, F5-1/800、-1.0EV、撮影時刻:10時31分

 背景が上手く整理できて満足できる絵になりました。この直後、急に開翅したので、慌てて撮影。
f0090680_1833159.jpg
D90、ISO400, F5-1/320、-1.0EV、撮影時刻:10時32分

 しかし、慌てての撮影だったので、絞り込むのを失念。左前翅端にピントが来ていませんでした(^^;;
この♀も綺麗な個体だっただけに条件設定失敗が悔やまれます。開翅撮影中、ファインダーから急に♀が消えました。見ると、♂が突撃して求愛行動がスタート。ややあって、交尾成立です。
f0090680_18333086.jpg
D90、ISO400, F8-1/500、-1.0EV、撮影時刻:10時37分

 ルリシジミの交尾画像は管理人にとって初撮影なので、嬉しかったですね。おしまいは定番の縦広角交尾シーンです。
f0090680_18334196.jpg
D40-24、ISO200, F7.1-1/200、-1.0EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:10時45分

 背景に多摩川縁の土手を散歩する人達を意図して作画してみました。課題画像も結構クリアしてきましたが、夏型ベニ開翅とルリ♂閉翅・♀開翅をなんとかせねば・・・。課題撮影もいよいよラストスパートしなければなりません。
by fanseab | 2009-09-26 18:36 | | Comments(8)

秋の岩手県探索(9月19-21日)

 シルバーウイークの前半は、何種類かの下見を兼ねて、秋の東北を散歩してきました。
岩手県にはこれまでヒメギフ撮影に一度訪問したことがありますが、この時期に遠征するのはこれが初めて。もちろん、旬の時期はいずれも過ぎ去っていますし、あくまで下見と秋のドライブが目的の旅でした。紅葉には時期尚早と思いきや、標高1300mを超える地点では、素晴らしい緑と深紅のダンダラ模様を眺めることができました。                              ++すべての画像はクリックで拡大されます++           
f0090680_1943268.jpg
D90、ISO=200, F7.1-1/1000、-1.0EV、撮影時刻:9月20日、12時31分

 ここではキベリやエルも期待したのですが、風も強く、気温も低いため登場せず、ちょっとガッカリでした。山麓に下りて、喉を潤すために入ったこ洒落たカフェには西欧風のガーデニングが施されていて、覗いて見ると、結構蝶が飛び回っています。最初に登場したのが、ミドリヒョウモンの♀。
f0090680_19432318.jpg
D90、ISO=200, F7.1-1/1250、-0.7EV、撮影時刻:9月20日、14時43分

 相当オンボロの個体ですが、開翅角度によっては、♀独特の黒緑色の幻光が時々拝めます。この時期、キク科に集う夏眠明けヒョウモンを見ると秋を実感しますね。お次に登場したのが、やや淡い色調の大型ヒョウモン。真近に接近して急にアドレナリンが沸いてきました。前翅先端の白斑点と裏面の淡さ!そう、クモガタヒョウモンの♀でした。吸蜜中を慎重に接近してベタ開翅をゲット。
f0090680_19434839.jpg
D90、ISO=200, F11-1/640、-0.7EV、撮影時刻:9月20日、14時52分

 クモガタ♀は銀塩・デジタルを通じて管理人は初体験。まるでスラウェシ産タテハのように前翅先端が外側に迫り出したスタイルは管理人の憧れの蝶でした。夏眠明けを考慮すれば、完品に近い個体に満足です。このヒョウモンはどんな角度から見ても魅力的です。
f0090680_1944382.jpg
D90、ISO=200, F11-1/500、-0.7EV、撮影時刻:9月20日、14時49分

 更にこのお花畑にはシータテハも登場。
f0090680_19441835.jpg
D90、ISO=200, F11-1/500、-0.7EV、撮影時刻:9月20日、14時50分

 シータテハも実は管理人にとってデジタルでの初撮影。キタテハとは全く異なる濃い赤褐色の地色が素敵です。一通り、撮影を終えて、「さぁ引き上げよう・・・」と思ってふと梢を見上げると、見覚えのあるオレンジの輝き!なんとムモンアカが栗の木の樹冠を舞っています。慌てて飛翔モードに設定し、撮影したのがこの1コマ。
f0090680_19443481.jpg
D90(トリミング)、ISO800, F5-1/2500、-1.0EV、撮影時刻:9月20日、15時22分

 完璧な証拠画像ですが、思わぬところでの出会いでした。棚からボタ餅ならぬ、ムモンアカ新ポイントの発見かな? 

 岩手県はなだらかな山容が続き、火山の山麓や台地状の地形に多くの牧場が散在しています。そこで、こんな葉を求めてウロウロしていました。
f0090680_19444925.jpg
D40-24、ISO200, F13-1/250、-0.7EV、撮影時刻:9月21日、10時42分

 高原の湿地脇には綺麗な秋の花が咲いていました。先ずはウメバチソウ。
f0090680_1945336.jpg
D90、ISO200, F6.3-1/1250、-0.3EV、撮影時刻:9月20日、10時43分

 白い花弁を「白く」表現するのは難しいなぁ~とRAW現像をしていてつくづく感じますね。潅木のやや日陰には紫色のリンドウの花が目立ちました。
f0090680_1945184.jpg
D40-24、ISO200, F4.5-1/640、-0.3EV、撮影時刻:9月21日、10時54分

 あくまで下見・・・のつもりで出かけた岩手県探索。クモガタ♀にも出会えたし、ムモンアカポイント発見のおまけまでついて、実りのある旅になりました。
by fanseab | 2009-09-23 19:49 | | Comments(10)

撮影会@安曇野(9月13日) (2)ミヤマシジミとクロツバメシジミ

 アサギマダラ撮影の前後に、首題シジミのポイントにも案内して頂きました。ミヤマシジミについては、管理人にとって銀塩時代を通じて初体験になります。朝方は風も強く、晴間がすぐに雲に隠される不安定な天気でした。陽が翳るとミヤマは活動を停止してしまうため、撮影は苦労しました。
強い陽射しに照らされた♀を撮影しようと思っていたら、ボロの♂がやって来て両者が開翅する求愛シーンが観察できました。            ++すべての画像派クリックで拡大されます++
f0090680_222151100.jpg
D90、ISO=200, F5.6-1/1000、-1.0EV、撮影時刻:7時53分

 この日、結局♀開翅シーンが撮れたのは、この瞬間だけでした。♂を追い払った♀が静止したところで、縁毛逆光幻光を狙いました。
f0090680_2222923.jpg
D90、ISO=400, F11-1/640、-1.7EV、撮影時刻:7時55分

 ♀はこの通り、新鮮な個体が楽しめました。後翅外縁橙色班にブルーの鱗粉が載るのがミヤマの特徴。そのブルー鱗粉と縁毛ブルー幻光がダブルで光るのは見事な眺めでした。ミヤマでなければ拝めないシーンが撮れて満足です。♀に比べて♂は発生後半でボロ個体が多かったです。その中でまずまずの鮮度の個体を見つけてベタ閉翅を撮りました。
f0090680_22223171.jpg
D90、ISO=400, F7.1-1/640、-1.0EV、撮影時刻:8時37分

 ポイントの河原からは白馬山塊を望むことができます。食草のコマツナギに止まった♀を縦広角で撮影。
f0090680_22225085.jpg
D40-10.5-X1.4TC、ISO=200, F10-1/200、-1.0EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:9時13分

 当日の不安定な天候の象徴である激しい雲の動きを強調するため、敢えて少し暗めに現像してみました。ピザハウスでの昼食後、別のミヤマ/クロツポイントに案内して頂きました。少し標高が低いためか、いつのまにか雲も切れて、快晴のコンディションでの撮影。最初のポイントに比べると両種共に個体数が無茶苦茶多かったです。ここでもミヤマ♂はスレ気味でしたが、飛翔にチャレンジ(共にトリミング画像です)。
f0090680_22231684.jpg
D40-24、ISO=400, F4-1/2500、-0.7EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:15時39分
f0090680_22232869.jpg
D40-24、ISO=400, F4.5-1/2500、-0.7EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:15時45分

 最初は♂同士の追尾。赤く色づいたヌルデの葉をもう少し背景に入れたかったですが、ちょっと無理でした。2枚目は比較的鮮度のよかった♂個体。この角度からだと飛翔撮影か開翅撮影か?ちょっと区別し難い絵ですね(^^;; 面白かったのはミヤマ♀が間違ってクロツ♂を追尾しているシーン。そう言えばクロツはミヤマ♀に色調は良く似ていますね。

 お次はブログ仲間が見つけてくれたクロツバメシジミの交尾ペア。
f0090680_22234498.jpg
D90、ISO=400, F8-1/2000、-0.7EV、撮影時刻:15時04分

 ♀は新鮮ですね。クロツの交尾画像は久しぶりの撮影で嬉しかったです。クロツについては、もう少し粘って撮影したかったのですが、体力的にも限界に近く、また帰りの渋滞も懸念して皆さんとは早めに失礼させて頂きました。それでも中央高速の渋滞はすさまじく、「大月~小仏トンネル間渋滞30km: 3時間以上必要」の電光掲示板を見た瞬間ゲンナリしました。結局ミヤマポイントから川崎の自宅まで5時間を要し、ヘトヘトになりました。高速道路の低料金化は基本的に賛成ですが、M主党が掲げる無料化には反対です。必要以上の車が高速に溢れると蝶撮影の帰りが本当に辛くなるのが怖いです。

 それはともかく、今回はkmkurobeさんのご尽力で安曇野でのアサギマダラ群飛や秋のシジミ類撮影を満喫することができました。本当にお世話になりました。またご一緒したブログ仲間の皆さんも本当にお疲れ様でした。またどこかでご一緒しましょう!(了)
by fanseab | 2009-09-18 22:27 | | Comments(6)

撮影会@安曇野(9月13日) (1)アサギマダラ

 ブログ仲間の kmkurobeさんの企画で、今年は安曇野にブログ仲間が集結し、アサギマダラが渡りの中継地として群飛するポイントで撮影会が開催されました。駆けつけたメンバーは、ダンダラさん cactussさん虫林さん霧島緑さん蝶狂人さんヘムレンさんシャクガさん親子と管理人の合計10名。

 集合場所は北アルプスを望む素晴らしい一角。8時30分集合ですけど、管理人は気も急いて6時40分に到着。気温は12℃位。近くでクロツやミヤマシジミを撮影できるのは嬉しかったです。ここから車に分乗してアサギマダラの群飛第一ポイントに到着。空は澄み切っていますが、残念ながら雲量も多く肌寒いため、アサギマダラは数頭が時たま飛ぶ程度。10時近くになってようやく数が増えてきました。ここはアサギマダラの好むフジバカマを地元の篤志家が見事に植え込んでいます。先ずはパステルカラーのフジバカマに包まれるようなアサギマダラを写しこんでみました。                                          ++すべての画像はクリックで拡大されます++     
f0090680_2117887.jpg
D90-VR84@240mm、ISO=640, F7.1-/1600、-1.0EV、撮影時刻:10時50分

 ご案内頂いたkmkurobeさんのお話だと、最盛期にはフジバカマに鈴なりに吸蜜する姿が観察できるとか。そのピークはもう少し先にあるのかもしれません。フジバカマは棚田の脇に植えられているため、丁度垂れ始めた稲穂の黄金色をぼかして表現してみました。
f0090680_21173321.jpg
D90-VR84@310mm、ISO=200, F8-/200、-0.7EV、撮影時刻:11時01分

 アサギマダラの色合いと絶妙なコントラストを呈して、お気に入りの絵になりました(^^)  アサギマダラの透明な翅の質感は逆光で表現したいもの。何とか撮影できたのがこの一枚。
f0090680_21175031.jpg
D90-VR84@300mm、ISO=200, F8-/640、-1.0EV、撮影時刻:11時12分

 久しぶり、魚露目でも吸蜜シーンを撮影。
f0090680_2118772.jpg
D90-1855@55mm-gy8(トリミング)、ISO=400, F22-/80、-0.7EV、外部ストロボ、調光補正-1.0EV、撮影時刻:11時39分

 撮影して初めて気が付いたのですが、アサギマダラの複眼って、胴体同様にマダラ状なのですね(^^)
このポイントでは皆さん、飛翔撮影に熱中。管理人もそれなりに頑張りましたが、その際、偶然撮れたのがこの一枚。
f0090680_21182347.jpg
D40-24、ISO=400, F10-/1250、-0.7EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:11時04分

 ブログ仲間お二人の記念のスナップになったかもしれません。この後、第2ポイントに移動。ここは最初のポイントより、遥かに個体数が多いので、飛翔シーンに集中しましたが、どうも久しぶりに使用した対角魚眼の置きピン位置が上手くいかず、歩留まりに悩まされました。何とか撮れた青空バックのお気に入りの一枚がこれ。
f0090680_211844100.jpg
D40-10.5-X1.4TC(トリミング)、ISO=400, F2.8-/2000、-0.7EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:12時23分

 数はムチャクチャいるのですけど、「群飛状態」を表現するのに、皆さん苦労していました。それらしき画像は次の一枚だけでした。
f0090680_21185999.jpg
D40-10.5-X1.4TC(ノートリ)、ISO=400, F5.6-/2000、-0.7EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:12時24分

 数えてみると、画面上に10頭おります。それでも見た印象よりずっと少なく表現されています。やはり、対角魚眼で「群飛」を表現するには、数万頭規模の集団が必要なのかもしれません。最後に第2ポイントの雰囲気が一番表現できた一枚で締めましょう。
f0090680_2119131.jpg
D40-10.5-X1.4TC(トリミング)、ISO=400, F3.2-/2000、-0.7EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:12時27分

 北アルプスを背景に群れ飛ぶアサギマダラの撮影は兎に角「素晴らしい」の一言。充分撮影を堪能した後は、ログハウス風のピザ屋さんで、昼食がてら蝶談義。ブログオフ会の最大の楽しみでもありますね。参加された皆さん、お疲れ様でした。この後、更にクロツ、ミヤマシジミの別ポイントに案内して頂きました。これは次回にご紹介しましょう(続く)。
by fanseab | 2009-09-15 21:26 | | Comments(22)

多摩川縁で撮影(9月6日)

 この週末はノンビリと過ごしました。今年の撮影課題に多化性のシジミチョウも挙げています。ヤマトやベニも未だ中途半端だったことを思い出し、急遽、多摩川に繰り出しました。先ずはヤマト♀のベタ閉翅。                               ++すべての画像はクリックで拡大されます++         
f0090680_22551249.jpg
D90、ISO=400, F11-/1250、-0.7EV、撮影時刻:7時33分

 ピーカンの晴天ですので、RAW現像はコントラスト弱めに調整しました。よく見ると複眼がわずかに草被りしているようです。開翅は諦めました。お次はベニシジミ。春型は♂♀閉翅・開翅のコンプリートセットを撮影済みですが、夏型は未撮影。なので、こちらは焦っています。初秋ともなると、春型っぽい個体もいて、夏型らしい黒ずんだ個体を探すのに苦労します。やっとそれらしき♀を発見。先ずは閉翅。
f0090680_22552818.jpg
D90、ISO=400, F8-/2500、-0.7EV、撮影時刻:7時54分

 さらにベタ開翅。
f0090680_22553899.jpg
D90、ISO=400, F16-/250、-0.7EV、撮影時刻:8時13分

 夏場は開翅角度が狭いので、翅全体の合焦は厳しいです。残念ながら♂の撮影には失敗。クルミの木の下に褐色のヒカゲが。たまにはナミヒカゲもきっちりと撮影してあげましょう。
f0090680_22555128.jpg
D90、ISO=200, F9-/250、-0.3EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時11分

 クルミの木を見上げていたら褐色のタテハが滑空しています。そのうち枝に降りてきました。どうやら樹液目当てのようです。先週も探索していたコムラサキの♂でした。
f0090680_2256753.jpg
D40-24、ISO=200, F9-/320、-0.7EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:9時14分

 一見、新鮮そうですが、右翅は大破しているので、左側からの撮影です(^^;; 先週観察した♀に比べると、えらく小型で、恐らくキタテハよりも小さい感じでした。コムラサキが去った後、登場したのはアカボシゴマダラ♂。
f0090680_22562293.jpg
D90、ISO=200, F7.1-/250、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時44分

 アカボシの吸汁シーンは初撮影なので、素直に嬉しかったです。アカボシの右にボロボロのサトキマダラヒカゲが写っています。アカボシが吸汁している間に先ほど飛び去っていったコムラサキも登場。
f0090680_22563591.jpg
D40-24、ISO=200, F7.1-/400、-0.3EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:10時14分

 この両者がクルミの樹液に集う画像、5年前には見られなかった光景です。現在の多摩川縁の蝶相を象徴するような絵になりました。面白かったのは、樹液を吸う序列。コムラサキが樹液を吸おうと接近すると、アカボシはコムラサキを威嚇して追い払いました。結果、↑の絵のようにコムラサキはじっと辛抱してアカボシの食事が終わるまで待っていました。やはり、図体のでかいタテハは有利なのですね。
 
 最後に樹液を求めてやってきたアカボシ♂の飛翔シーンを貼りましょう。今シーズン撮影したタテハチョウ飛翔シーンの中でもベストの仕上がりなので、少し大きめの画像でのご紹介です。
f0090680_22565340.jpg
D40-24(ノートリ)、ISO=400, F5.6-/2000、-0.7EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:10時32分

 川縁のクズの花も満開で、ウラナミシジミ♂の数も増えてきました。そう言えば、ウラナミも管理人の撮影課題であることを思い出しました。夏休みの宿題ならぬ、今シーズンの宿題はまだまだ沢山残っています。
by fanseab | 2009-09-07 22:59 | | Comments(20)