探蝶逍遥記

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晩夏の多摩川散歩(8月30日)

 このところ、関東地方は雷を伴ったゲリラ的豪雨に悩まされています。昨日も帰宅途中、電車内で停電が発生、30分ほど足止めをくらいました。昼過ぎから夕方にかけて猛烈なシャワーが繰り返されている光景を見ていると、「ここはボルネオとちゃうか?」とあきれ返っています。

 さて、当然、本日も天気予報に従って遠征は取りやめ、自宅でノンビリしているつもりでした。ところが8時頃、外を見るとなんと薄日が差しているではないですか!ジッとしていられないので、近場の多摩川に出撃です。

 雨露でビッショリ濡れた草地に踏み入ると、飛び立ったのはキマダラセセリ。結構多くの個体数を見ることができました。
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D40-24、ISO=400, F10-1/160、-0.7EV、撮影時刻:9時52分

 今シーズンは第1化をきちんと撮っていなかったので、丁寧に撮影。しかし、全般にスレ品が多く残念でした。エノキの木陰に黒色系アゲハが潜り込みました。てっきりジャコウの♂だと思ったら、なんとミニサイズのクロアゲハ♀でした。
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D40-24、ISO=800, F4.5-1/125、-0.7EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:9時56分

 久しぶり、近くからじっくり見ると、クロアゲハも渋い美しさがありますね。10時過ぎになり、明るくなると、数を増してきたイチモンジセセリやチャバネセセリが葛の葉上に止まっています。チャバネにしては、えらい元気良く周回飛行している個体を検すると、なんとミヤマチャバネセセリでした!
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D40-24、ISO=400, F10-1/160、-0.7EV、撮影時刻:10時29分

 多摩川のセセリポイントは、河川工事でギンイチは壊滅的な打撃を受けましたが、ミヤマチャバネは結構生命力があって、健在なのは嬉しいことです。完璧な占有行動の時間帯だったので、葉上に止まってもすぐに↑のような迎撃ポーズを取るため裏面を撮らせてくれません。何回もトライして、ようやく裏面が見えるシーンをゲット。
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D40-24、ISO=400, F10-1/320、-0.7EV、撮影時刻:10時39分

 背景に葛の花が入り、この日の微妙な空も右上に入って好みの画像に仕上がりました(^^) ついでに真正面からミヤマチャバネと睨めっこしました(笑)
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D40-24、ISO=400, F10-1/250、-0.3EV、撮影時刻:10時42分

 川べりに近い草地では、キチョウも数を増していました。いずれも小型の秋型に変身しています。メドハギに♀が産卵に訪れていました。
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D40-24、ISO=800, F6.3-1/1600、-1.3EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:10時23分

 運良く、産み付けられた卵(画面中央下の葉上に2卵確認できます)も写しこまれてエエ感じの絵に仕上がりました。そろそろ引き上げようかな?と思って堤防沿いを歩いているとジャコウアゲハの♀が産卵モードでヒラヒラと舞っていました。追跡して何とか産卵シーンをゲット。
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D40-24、ISO=400, F11-1/500、-0.7EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:11時04分

 母蝶の複眼、腹端、卵、翅をいずれも同時に写しこむのには、苦労します。この作例でも翅の先端部が下草に隠れてしまいましたが、この状況では、これが精一杯でした。それでも管理人がこれまで撮影できたジャコウ産卵シーンの中では、ベストの仕上がりです。別のウマノスズクサ葉上に産まれた卵塊もアップしておきましょう。
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D40-24(少しトリミング)、ISO=400, F8-1/50、-0.7EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:11時11分

 大雨洪水警報の発令されるなか、思いもよらなかったお散歩撮影ができてラッキーでした。それにミヤマチャバネやジャコウ産卵シーンまでゲットできて、充実した一日になりました。
by fanseab | 2008-08-30 20:46 | | Comments(18)

本体HPの更新

 およそ7ヶ月ぶりに本体ホームページ:東南アジアの蝶ファン倶楽部(←をクリックするとジャンプします)を更新しました。今回は「シンガポールの蝶」にシジミを1種追加したのと、掲載種リストの表示変更がメインです。実は3月にパソコンのOSがクラッシュして、保存してあったHP関連全ファイルが消失する憂き目にあいました。それに引き続き、転勤があり、ネット環境が変わったこともあって、HPの更新まで手が回らなかったのです。

 OSクラッシュの対策としては、プロバイダーサーバーからダウンロードしたHPファイルを今度はミラーリング機能付外付けハードディスク(250GBX2)に保管し、バックアップ体制を完全にしました。

 シンガポールの蝶については、2005年7月に遠征した分につき、今回アップしたアトルリセキレイシジミ(Drupadia ravindra moorei で全て掲載が終了したことになります。実は、このシジミのオリジナル画像は手ブレが酷く、掲載を見送っていたのです。今回、新規に導入した手ブレ補正ソフトを使って何とか見られる程度に修正ができたので、ようやく掲載にこぎつけることができました。修正前後の拡大像を下記に示します。
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 完璧とは言えないけど、結構ブレが修正されているのが理解できると思います。結果、証拠画像レベルとしては、十分な絵になりました。
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 尾状突起が3対あり、裏面が極めて艶やかなシジミです。和名の「アトルリ」は後翅表面が瑠璃色に輝くことに由来します。この時は、開翅を拝めませんでしたが、この5月のボルネオ遠征で何とか開翅画像の撮影に成功しました。この絵については、このブログでもご紹介することにいたしましょう。

 また、掲載種リストについては、タテハチョウ科の表示を細分化し、亜科レベルでの検索を可能にしました。現時点でHPに掲載されている同科の蝶は67種で掲載予定種は将来的に100種をはるかに超える予定なので、リスト更新を便利にする目的でもあります。シーズンオフには、これまで更新が停滞していた香港・北タイ・南ベトナムの蝶を順次掲載していく予定です。ご期待ください。
by fanseab | 2008-08-24 10:43 | | Comments(11)

富士山麓探索(8月17日):その(2)ヒメシロチョウとヤマキチョウ

 ゴマシジミが棲む草原のファウナは、意外と貧弱なものです。そんな中、富士山麓のシンボルとも言うべきヒメシロチョウは結構な個体数が見られて安心しました。先ずは逆光でパチリ。
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D70、ISO=200, F3.5-1/1600、-0.7EV、撮影時刻:7時27分

 嬉しいことにデジタルでは初撮影です。本当に華奢で繊細なイメージですね。更に逆光でアップシーン。
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D70、ISO=400, F5-1/4000、-1.0EV、撮影時刻:9時07分

 シロチョウの複眼は概して癒し系キャラが多いですけど、ヒメシロはその典型でしょう。朝方はおとなしくしていたヒメシロですが、気温が上がると、ひたすら飛び続けて吸蜜シーンをなかなか披露してくれません。仕方なく飛翔にトライ。
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D40-1855@18mm(ノートリ)、ISO=400, F11-1/2500、-2.0EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:9時58分
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D40-10.5-X1.4TC(トリミング)、ISO=800, F5.6-1/2500、-1.3EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:10時33分

 草を縫うように飛ぶヒメシロは、ヒメウラナミジャノメ同様に飛翔スピードは緩いものの、葉被りしやすく、歩留まりは意外と低かったです。それに白飛びしやすいことも事実。まぁ、1枚目のようなシーンがノートリでいつも撮れれば御の字なんですけど・・・。このシロチョウ、見れば見るほど、その生態は南アジアのクロテンシロチョウそっくりですね。

 これ以外のシロチョウはモンキチョウを多少見かけるくらいでした。ところが、思いもかけず、ちょっぴり期待していたヤマキチョウ♀が登場。何とか吸蜜シーンをゲットできました。
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D70、ISO=400, F8-1/1600、-1.0EV、撮影時刻:10時54分

 この蝶も嬉しいことに、デジタルでは初撮影。もうちょっとカメラアングルを下げて、ストローをはっきり表現しようとしましたが、これまた強風で飛ばされてその願いはあっけなく吹っ飛びました(^^;; しかし、スジボソヤマキ同様に、♀の色調を再現性良く出すのは難しいですね。↑の写真もまるで♂のような仕上がりになってしまいました。今回の探索ではゴマのポイントが特定できただけでも成果が上がったと言えましょう。ここは、ヒメシロの春型やヒメシジミ他も狙えそうなので、来シーズンが楽しみです。(了)
by fanseab | 2008-08-20 22:21 | | Comments(14)

富士山麓探索(8月17日):その(1)ゴマシジミ

 お盆休みの最後の日曜日、富士山麓の高原で遊びました。最初のターゲットはこの時期狙いのゴマシジミです。昨年は広島で青ゴマを思う存分楽しみましたが、果たして今回の成果は如何に?

 早朝5時ポイント着。と言っても、この草原を訪れるのは初めてでして、あたり一面に拡がる草原の、果たしてどこが本来のポイントか?全くわかりません。仕方なくヒントになるワレモコウ探しをするものの、意外に生えていません。探索の途中、草原に咲く綺麗な花が癒してくれました。タチフウロでしょうか?
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GX100@5.1mm、ISO=80, F3.6-1/500、-0.7EV、撮影時刻:7時18分

 さて、およそ1時間余り、ウロチョロしてようやくワレモコウの群落を発見。「朝露を纏ったゴマシジミを見つけたら、絵になるやろなぁ~」等と皮算用したのがいけなかったのか、ゴマが飛び出す気配がありません(^^;; 「蟻がいないんかしらん・・・」と歩き疲れ始めた午前8時過ぎに褐色のシジミを発見。しかし、ムチャ敏速で、丈の高いススキに進路を阻まれて行方を見失ってしまいます。それでも何とか♀を発見。ワレモコウ産卵シーンに出会えましたが、強風に揺られて失敗作の連続。何とか写せたのは、産卵後のこの酷いシーンだけ。トホホです。
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D70、ISO=200, F9-1/800、-1.0EV、撮影時刻:8時36分

 この♀を追跡しようと追いかけますが、折からの強風であっという間に風に流されて見失ってしまいまいました。全般に個体数が少ないなか、根性で捜したところ、運良く羽化直後と思われる♂を発見。
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D70、ISO=400, F8-1/800、-0.7EV、撮影時刻:9時57分

 縁毛はブルーに光りませんね。この子はおとなしくフレンドリーで、いろんなポーズのモデルになってくれました。
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D70、ISO=200, F3.5-1/1250、-0.3EV、撮影時刻:10時16分
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D40-10.5-X1.4TC、ISO=200, F6.3-1/640、-0.7EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:10時29分

 当然、開翅も狙いました。しかし、台風が運んできた蒸し暑さで、全く開く気配がありません。そこで、飛翔で表翅を確認。
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D40-1855@18mm(トリミング)、ISO=400, F5-1/2500、-1.0EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:9時53分

 真っ黒ではなく、前後翅基部にブルーが拡がっている個体でした。この地域の特徴なのか?小生は不勉強でよくわかりません。まぁ、何とか今年もゴマが撮影できてホット一息です。それにしても、このポイントの個体数は少なく、先行きが心配なのは、他のゴマポイントと同様のようです。次回はこの草原に特徴的なシロチョウをご紹介しましょう。
by fanseab | 2008-08-18 22:49 | | Comments(12)

真夏のオレンジと出会う(8月9日)

 このところの蒸し暑さと不慣れな業務でかなりヘバッていますが、早朝3時起きで出撃です。作日は珍しく静岡県をウロチョロしてきました。今シーズンの撮り残し分撮影と来シーズンに向けてのポイント探索です。全般に成果は低調に終始したものの、唯一、とんでもない幸運に出会いました。

 例によって、雑木林を一本、一本、長竿で叩出していると、オレンジ色の物体がヒラヒラと飛び立ちました。この時期のオレンジと言ったら・・・、そう!あの蝶に間違いないはずです。運良く、下草に降りてくれました。心臓パクパク状態で、まずはロングショット。
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D70、ISO=200, F9-1/160、-0.7EV、撮影時刻:7時16分

 夢にまでみたムモンアカシジミ! もちろん銀塩時代を通じて初撮影です。「逃げるなよ~」って念じながら、接近戦でも何とか撮影させてくれました。
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D70、ISO=200, F3.5-1/1250、-0.7EV、撮影時刻:7時19分

 細かく見れば、左後翅の尾状突起が欠落していますが、この際、そんな些細なことはどうでも良いことでした。それにしても、周囲の草とのコントラストも眩しいくらいのオレンジでした。初夏、シーズン最初に出会う、アカシジミやウラナミアカのオレンジも強烈な印象を残すものですけど、ムモンアカのオレンジは別格の美しさだと思いました。なお、広角画像も撮影したのですが、残念ながら、ブログ上でアップすることはできません。

 この日はムモンアカで運を使い果たしたようで(^^;; その後は、鳴り出した雷に追い立てられるように帰宅いたしました。ムモンアカの絵だけでは寂しいので、入道雲をバックに飛翔するホシミスジを貼っておきましょう。
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D40-1855@18mm(トリミング)、ISO=400, F14-1/2500、-1.3EV、撮影時刻:11時10分

 帰宅後、シャワーを浴びて午睡を取ってから、祝杯を挙げました。下戸に近い管理人ですが、この日ばかりは呑まないわけにはいきません。まぁ、幸運にも黄金の小判を拾った気分ですので、「黄金」つながりで、琥珀色の液体を(^^) 
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D40-10.5-X1.4TC、外部ストロボ

 冷えたトマトサラダを肴に、グビッと喉を通すと疲れも吹っ飛びました。
by fanseab | 2008-08-10 09:47 | | Comments(18)

八ヶ岳東麓探索(8月2日):その(3)スジボソヤマキとセセリチョウ

 山梨~長野の高原を歩くとスジボソヤマキチョウの個体数の多さに驚かされます。中国地方の高原地帯でも結構、このシロチョウは飛んでいますが、信州には負けますね。今回はこれまであまり作例のなかった♀に焦点を当て、少し拘って吸蜜画像を撮影しました。
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D70、ISO=200, F3.5-1/3200、-1.0EV、撮影時刻:11時19分
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D70、ISO=200, F8-1/320、-0.3EV、撮影時刻:12時08分

 1枚目は順光での作例。このシロチョウ♀のホンノリと淡い黄色をどう表現するか?RAW現像で拘ったつもりですが、いや~、難しいですね。背景とチョウの色温度を独立に調整できないと、♀の色合いを正確に表現するのは至難の業かもしれません。皆さんのPCモニター上ではどんな感じでご覧になれるでしょうか? 2枚目は逆光。この場合も背景の黄緑に全体のカラーバランスが引っ張られて、見たままの印象より派手な絵作りになりました。スジボソヤマキ♀については、もう少し拘ってみたいと思います。それにしてもスジボソ前翅端の尖り方は、南方のトガリシロチョウも顔負けですね。

 さて、草原と言えば、敏速に飛ぶスキッパー達もご紹介しましょう。残念ながら期待したアカセセリは坊主で、やや大型のセセリはいずれもコキマダラセセリでした。先ずは♂の吸蜜画像。
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D70、ISO=200, F4.5-1/1250、-0.7EV、撮影時刻:12時18分

 続いて♀を逆光で。
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D70、ISO=200, F8-1/500、-0.7EV、内蔵ストロボ、撮影時刻:12時54分

 ♂同様にちょっぴりスレているので、縁毛の美しさもイマイチでした。ならば順光で・・・と、広角で生息環境を写しこんでみました。
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GX100@5.1mm、ISO=80、F9.1-1/80、-0.7EV、撮影時刻:12時58分

 ♀は比較的鈍く、林縁に留まっていました。しかし、このセセリ、耳元で飛ぶ時は、「ブルブルッ」と大きな翅音を立てるのにはビックリです。アオバセセリ並みの飛翔力があるのかもしれません。ラストはちょっぴり同定に自信のない、ヘリグロチャバネセセリ。
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D70、ISO=200, F10-1/640、-0.7EV、撮影時刻:12時34分

 こいつも縁毛がほぼ全滅状態(^^;; セセリは全般にスレ品が多く、苦労しました。キバネも期待したのですが、坊主でした。今回遠征記の冒頭に、「涼を求めて・・・」と書いたのですけど、この日は相当に暑く、標高1500mを越す高原とは思えない蒸し暑さに悩まされました。それでも帰路、土産物店で買った「朝もぎトウモロコシ」の旨かったこと!山地性ゼフも何とか撮れたし、それなりに収穫の多い遠征となりました。(了)
by fanseab | 2008-08-07 22:16 | | Comments(2)

八ヶ岳東麓探索(8月2日):その(2)ジャノメチョウ他

 その(1)で、カシワを叩くと飛び出したのはジャノメチョウばかり・・・と書きました。カシワ脇の草原を歩くと、それこそ無数のジャノメチョウが飛び立ちます。すぐに交尾ペアを発見。
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D70、ISO=400, F5.6-1/200、-0.7EV、撮影時刻:6時16分

 ジャノメチョウ♀前翅裏面の眼状紋の中にはブルーの銀河状模様があるのですね。ヒメヒカゲ裏面の同様な斑紋を思い出しました。ジャノメはとにかくウジャウジャいるので、飛翔にトライ。普段はノンビリと探♀行動をしているジャノメ♂も、驚かすと不規則に飛ぶので、結構難易度が高かったです(飛翔画像はいずれもトリミング)。
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D40-1855@18mm、ISO=400, F5-1/2500、-2.0EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:7時20分
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D40-1855@18mm、ISO=400, F9-1/2500、-2.0EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:7時22分
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D40-1855@18mm、ISO=400, F7.1-1/1600、-1.3EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:7時39分

 1枚目のように2頭が絡むと、飛翔スピードが遅くなるので、案外楽に撮れるようです。2枚目は意図的に高原の青空を意識したショット。3枚目は少しシャッタースピードを遅くした実験。1/1600でもジャノメチョウの飛翔スピードなら問題ないようです。

 さて、カシワ林に踏み込んでみると褐色のジャノメチョウが飛び出しました。キマダラモドキでした。
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D70、ISO=400, F3.5-1/640、-0.7EV、撮影時刻:6時46分

 デジタルでは嬉しいことに初撮影です。それにしても、山梨低山地で出会った個体に比較して、随分と小さなサイズに驚かされました。ヒメキマダラヒカゲに近い大きさでしょうか?丸味を帯びた翅形は独特な印象がありますね。

 ゼフを求めて渓谷に行く途中の草地ではヒョウモンの仲間が多数飛んでいました。これまたデジタルでは初撮影のウラギンスジヒョウモン。
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D70、ISO=200, F6.3-1/1600、-1.3EV、撮影時刻:9時02分

 関西では確かレッドデータ入りするようなヒョウモンですが、簡単に出会えるのはさすが信州と言った感じです。お次は同じく信州のシンボルとも言うべきギンボシヒョウモン。
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D70、ISO=200, F8-1/400、撮影時刻:9時15分

 本種もデジタルでは初撮影になります。しかし↑の画像は完全な失敗作(^^;; 露出補正をオーバー気味にしたため、全体に黄色カブリが強く不満の残る絵作りとなりました。いくらRAW現像で調整可能とは言え、オリジナル画像を救えない限界もあることの典型例でしょう。オオハンゴンソウでしょうか?↑のような黄色の花弁に暗色調の蝶との組み合わせは銀塩時代から苦手な対象ですね。次回はセセリチョウ他をご紹介しましょう。
by fanseab | 2008-08-05 22:33 | | Comments(6)

八ヶ岳東麓探索(8月2日):その(1)ゼフィルス

 暑いですね!涼を求めて高原を散歩してきました。メインターゲットはカシワ食いのゼフ探索。例によって1/25000の地図と衛星画像からポイントの目星をつけ、後はカーナビに頼って現地に直行!現地5時40分着。草原脇に目的のカシワが結構生えています。更にミズナラとクルミ等が混じった美味しい?環境です。早速、カシワを長竿で叩出しを行いますが、飛び出してくるのはジャノメチョウばかり。ゼフの姿はありません(^^;; 時期が遅かったのか?あるいは生息していないのか?目論見通りいかないものです。気分転換にクルミを叩くと相当な個体数のオナガシジミが飛び出しました。例によって下に降りるのは少ないですが、先ずはクルミの葉上に止まったロングショットをパチリ。
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D70、ISO=400, F5-1/200、撮影時刻:6時25分

 しつこく叩いて、ようやく下草に降りてきた個体を接近戦で撮ることができました。
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D70、ISO=400, F6.3-1/320、-0.7EV、撮影時刻:6時55分

 カシワ狙いはあきらめて、林道を進むと、テリを張るゼフの姿が目に飛び込んできました。脚立を使ってもいいアングルが確保できないまま、先ずは一枚。
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D70S-VR84@400mm、ISO=500, F8-1/1600、-1.3EV、撮影時刻:8時10分

 どうやらジョウザンのようです。暫く待機していると、テリ位置を変えてくれたため、ようやく全開シーンを撮ることができました。
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D70S-VR84@400mm、ISO=500, F8-1/1600、-1.3EV、撮影時刻:8時15分

 結構飛び古した個体です。やはり、1週間以上前に来ないと駄目なのでしょうね。撮影中、二度ほど卍飛翔が発生。しかし広角で狙う位置まで降りてきてくれないので、仕方なく、400mmズームで雰囲気を撮影。
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D70S-VR84@135mm(トリミング)、ISO=500, F8-1/3200、-1.3EV、撮影時刻:8時65分

 この後、メスアカ狙いで渓流を求めてウロチョロし、ようやく雰囲気のある沢を捜し求めることができました。叩出しで飛び出したウラゴマダラ♀を撮影していると、突然、川の上に金緑色の影がよぎりました。慌てて接近すると、なんと、渓流内の岩上でアイノミドリシジミが全開ポーズ! 
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D70、ISO=200, F3.2-1/1000、-0.7EV、撮影時刻:9時37分

 ジョウザンを見た後では大変大きく感じられました。これまた歴戦の勇士というか、後翅はボロボロですね。アイノは但馬の山中で撮影して以来、久しぶりでしたので、ボロでも大変嬉しいものです。お次は最も黄金色に輝く角度から。
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D70、ISO=200, F3.2-1/2500、-0.7EV、撮影時刻:9時38分

 モデルになった♂に気を使い、後翅の傷みが目立たないように、絞り開放での撮影です(^^) 更に今度は真横から。
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D70、ISO=200, F6.3-1/640、-0.7EV、撮影時刻:9時39分

 クリソの輝きは独特ですね。この後、陽が翳ったため、アイノ君は忽然と姿を消しました。7月は山地性ゼフを求めてポイント探索をしていましたが、ようやく残党達?を写すことができました。「滑り込みセーフ」と言ったところでしょうか?次回はタテハチョウの仲間をご紹介しましょう。
by fanseab | 2008-08-03 20:59 | | Comments(14)