探蝶逍遥記

カテゴリ:野鳥( 14 )

チョウゲンボウのホバリングなど(3月下旬)

 前々回の記事で多摩川の猛禽類をご紹介しました。そこで登場したチョウゲンボウに興味を持ち、その後も姿を追っておりました。3月中旬に姿を見せた後、一旦どこかに雲隠れし、ガッカリさせられましたが、下旬になって再登場してくれました。低空を飛んでいた個体が一気に急上昇し、ホバリング(停空飛翔)を始めました。この時、生憎カメラを持参しておらず、慌てて拙宅に戻り、現場で待機しますが、姿が消えておりました。双眼鏡で周囲を観察すると、数100m上流側でホバリングしている個体を再発見。何とか間に合い、その姿を撮影できました。最初はGIF動画です。

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D71K-34VR-X1.4TC(トリミング+3コマ合成)、ISO=500、F6.3-1/3200、撮影時刻:13時54分

 この日は北風が強かったのですが、驚いたことに、ホバリング中、殆どブレずに空中で停止しております。時折、羽ばたきを中止し、完全な滑空状態で停止できるのには驚きました。何という、バランス感覚なのでしょう!遠くから観察すると季節外れの凧が上がっているようにも見えます。粘って観察すると、管理人のほぼ真上でホバリングしてくれました。
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D71K-34VR-X1.4TC、ISO=500、F6.3-1/3200、撮影時刻:13時54分

 尾を扇状に180度拡げ、翼と完全に一体化して揚力を稼いでいるように思えます。まるで工芸品の扇子を思わせる尾の美しさに感動です! 尾の羽には9本の細い黒色条が確認できますが、これは雌の特徴だそうで、雄にはないようです。
 ホバリングして餌を探索し、何か動きをキャッチすると一旦急降下して距離を縮め、再度ホバリングで最終確認をします。確信を持てると、再急降下して餌の捕獲に向かいます。確信が持てない場合は再度上昇し、場所替えしてホバリングをする行動を繰り返しています。その途中、斜め下向きから撮影したショットです。
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D71K-34VR-X1.4TC(トリミング)、ISO=500、F6.3-1/3200、撮影時刻:13時54分

 この時は尾を細く畳んでハヤブサ属らしい形状になります。眼光も鋭いですね。次に急降下する瞬間の画像。
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D71K-34VR-X1.4TC(トリミング)、ISO=500、F6.3-1/3200、撮影時刻:14時03分

 やはり、この瞬間が一番迫力を感じるシーン。一旦、枯草に潜り込んで餌を捕まえ、再上昇する瞬間の画像がこちら。
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D71K-34VR-X1.4TC(トリミング)、ISO=500、F6.3-1/3200、撮影時刻:14時01分

 次に餌を嘴で咥えて上昇する途中のシーン。
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D71K-34VR-X1.4TC(トリミング)、ISO=500、F6.3-1/3200、撮影時刻:14時01分
 
 この時はどうやらカナヘビ類を捕まえたようで、餌を脚で掴み、カナヘビの細い尾が尾前方に確認できます。昆虫類を捕獲したシーンも撮影できました。
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D71K-34VR-X1.4TC(トリミング)、ISO=500、F6.3-1/3200、撮影時刻:13時59分

 こちらは嘴に餌を咥えています。ピクセル等倍で餌を詳細に確認すると、六本脚であり、大型のカメムシあたりかもしれません。日を改めて、少し下流側で今度は岩の上で摂食中の個体を発見。
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GX7-34VR(トリミング)、ISO=250、F6.3相当-1/3200、撮影時刻:14時07分
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GX7-34VR(トリミング)、ISO=250、F6.3相当-1/3200、撮影時刻:14時18分

 撮影中は何を食べているが不明でしたが、食事後、飛び去った後に現場を確認、帰宅後の画像も詳細確認した結果、どうやら犠牲者はハクセキレイのようでした。食事中の様子は動画でも撮影。youtube動画もご覧下さい。

 なお、光通信同等の高速回線ご利用の方は、youtube画面右下の歯車マーク(設定ボタン)をクリックし、解像度を自動(360p)→1080pHDに上げてご覧頂くことをお勧めします。向う岸には、仲間が襲われたとは知らず無邪気に?飛び交うハクセキレイの姿も確認できます。多摩川縁にはハクセキレイやセグロセキレイが溢れるほど飛んでいますから、チョウゲンボウにとっては格好の標的になるのでしょうね。

 ところで、このチョウゲンボウ個体の頭部と尾翼上面は濃灰色で、雄個体でした。雌の両部分は濃茶色で、ここも性差確認のポイントとなるようです。彼が食事した岩には判別できないほど砕かれたハクセキレイの躯(むくろ)と灰色の羽毛が散乱しておりました。一見愛くるしい表情も見せるチョウゲンボウですが、無慈悲なほど餌を食い散らかす様子を見て、改めて猛禽類であることを再認識させられました。なお、チョウゲンボウの狩場は一定ではなく、常時同じポイントで、ホバリングが観察できる訳ではありません。多摩川中流域の相当広範囲を移動しながら、獲物を捕らえているようです。
by fanseab | 2016-03-30 21:26 | 野鳥 | Comments(0)

多摩川の水鳥たち(3月上旬~中旬)

 猛禽類の観察と同時進行で撮影した水辺の鳥達をご紹介します。猛禽類同様、同定間違いあれば、ご指摘下さい。最初はオオバン。

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GX7-34VR(トリミング)、ISO=250、F6.3相当-1/2500、撮影時刻:11時25分(3月上旬)

 多摩川縁には釣り人達が糸を垂れておりまして、その近辺で、彼らも群れをなして餌を探しているようでした。多摩川ではカモ類と並んで一番個体数が多いようです。黒い頭に目が真っ赤。遠目には目がないように見えます。カモに比較すると脚が長く、長い脚が邪魔をして、水上の泳ぎ方はぎこちなさを感じます。
 次いで、ホシハジロの雌。
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GX7-34VR(トリミング)、ISO=250、F6.3相当-1/3200、撮影時刻:11時03分(3月上旬)

 この子はいつも独りぼっちで寂しそうに浮かんでおりました。ペアリングの時期がカモ類よりも遅いのでしょうか? お次はカイツブリ。
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GX7-34VR(トリミング)、ISO=400、F5.6相当-1/2500、撮影時刻:11時49分(3月中旬)

 オオバンの群れに紛れ込んで餌取りしていますが、個体数は圧倒的に少ないです。潜水が得意な水鳥は目が赤い種が多いように思います。ただ、この子はほぼ真円の黄色い目玉に黒目。メジロの眼と同じデザインですね。偶々嘴の先端から水滴が落ちる瞬間を捉えたので、絵に動きが出てくれました。次はカンムリカイツブリ。
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GX7-34VR(トリミング)、ISO=250、F6.3相当-1/3200、撮影時刻:10時23分(3月上旬)

 まるでろくろ首のように長くて白い首が特徴。羽や「冠」部分は黒いので、遠目からは白い棒が突っ立って泳いでいるように見えます。スコットランド・ネス湖の伝説的怪獣を彷彿とさせますね。常に潜水して餌を取り潜水時間も長いので、撮影のチャンスが少なく、とても撮影難易度の高い鳥だと思います。潜水の瞬間を捉えたのが次のショット。
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GX7-34VR(トリミング)、ISO=250、F6.3相当-1/3200、撮影時刻:10時37分(3月上旬)

 長い首先を水面に当てて、素早く潜ります。一旦、潜ると想定外の遠い場所に浮上したりするので、マニュアルフォーカシング(MF)が厳しいのです。なにせフルサイズ換算600mmの望遠レンズを振り回してのMFは眩暈上がりの管理人の身には辛いものがありました。なお、この子の近くに比較的ノンビリとした仲間が泳いでおりました。
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GX7-34VR(トリミング)、ISO=250、F6.3相当-1/3200、撮影時刻:10時28分(3月上旬)

 頭に冠もなく、最初はカンムリカイツブリの雌かと思いました。しかし、ネット上で調べると、別種のハジロカイツブリ。前種もこちらも目が真っ赤で異様です。カンムリカイツブリに比較すると警戒心が希薄で、釣り人が投げ糸をしていても近辺を平気で泳ぎ回り、より接近戦での撮影ができました。それに潜水回数が少ないので、フォーカシングも容易。最後はイソシギ。ハクセキレイやセグロセキレイ達と一緒に水辺をちょこまか動き回って餌を啄んでおりました。
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D71K-34VR-X1.4TC(トリミング)、ISO=400、F5.6-1/2500、撮影時刻:10時50分(3月中旬)

 岩から岩へ飛び移る瞬間もゲット。
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D71K-34VR-X1.4TC(トリミング)、ISO=400、F6.3-1/2500、撮影時刻:10時51分(3月中旬)

 餌取りの途中、コンクリートブロックの上で羽繕いをする姿が可愛かったので、GIF画像にまとめてみました。
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D71K-34VR-X1.4TC(トリミング+3コマ合成)、ISO=400、F5.6-1/3200、撮影時刻:10時59分(3月中旬)

 羽繕いの最中、眼を閉じる瞬間が特に愛くるしいので、ピックアップしてみました。
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D71K-34VR-X1.4TC(トリミング)、ISO=400、F5.6-1/3200、撮影時刻:10時59分(3月中旬)

 目を閉じるのは、気分が良くて恍惚状態に入るのか、羽毛が目に入るのを避けるためなのか、どちらなんでしょう? 水辺に集う鳥達の観察も良い気分転換になりました。
by fanseab | 2016-03-23 21:35 | 野鳥 | Comments(0)

多摩川の猛禽類(2月中旬~3月中旬)

 久しぶりのブログ更新になります。
実は1月22日起床時に突然眩暈(めまい)を発生し、その後体調不良が続いておりました。眩暈は直ぐに収まったのですが、平衡感覚が直ぐに戻らないのと、視神経を刺激する行為、つまりパソコン・TV視聴、読書・車の運転等が全くできない状態が続き、鬱々とした日々を過ごしておりました。お蔭様で3月に入ってから、ようやく平常時の感覚が戻ってきました。その間、体調には波があり、気分が優れる時は2月中旬頃より、マイフィールドを散歩がてら野鳥の観察をしておりました。今回はこの一ケ月間に思いがけず出会った猛禽類をまとめてご紹介します。なお、管理人は野鳥に関して素人ですので同定間違いあればご指摘願います。

 最初はノスリ。この子は数年前より冬場に姿を見せており、今回、初めて真面目に行動を追跡観察してみました。相当敏感な鳥で、接近戦を許してくれません。ようやく撮れた一コマを相当トリミングしてこの状態。

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D71K-34VR-X1.4TC(トリミング)、ISO=200、F6.3-1/2500、-0.7EV、撮影時刻:10時59分(2月中旬)

 和名由来通り、地面スレスレを飛翔して小動物を捉える行動パターンのため、いつも地上高5m以内の低い位置に止まり、周囲を見張っております。意図的に背景にビル群を配置させて撮ったのが次のショット。
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GX7-34VR(トリミング)、ISO=320、F6.3相当-1/3200、撮影時刻:12時16分(3月上旬)

 ノスリの背後には多摩川の流れがあるのですが、ミサゴのように川魚を狙うことはないので、常に視線は川と反対側のフィールドに向けられています。次は地上高50cm程度の低い位置で監視する姿です。
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GX7-34VR(トリミング)、ISO=320、F6.3相当-1/3200、撮影時刻:15時04分(3月上旬)

 胸から脚にかけては白くて目立つため、慣れると遠方からでも双眼鏡無しで姿を確認することができます。通常は地上高3m程度を飛翔するため、飛翔画像を撮り難いものです。ただある時、双眼鏡片手のバーダーが彼(彼女?)の縄張りに異常接近したためか、ビックリして飛び立ち、運よく管理人の上空を通過しました。慌てて撮影したのが次のショット。
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GX7-34VR(トリミング)、ISO=320、F6.3相当-1/3200、撮影時刻:12時41分(3月上旬)

 太陽が画面左前方にあるため、アイキャッチが来て、更に管理人へのカメラ目線!逆光で羽の透明感も出て最高の仕上がりになりました。鬱々とした気分が吹き飛ぶショットに満足です。白色の猛禽類は気品を感じさせますね。因みに多摩川で一番ポピュラーな猛禽類、トビの飛翔画像も参考掲載しておきます。
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GX7-34VR(トリミング)、ISO=250、F6.3相当-1/3200、撮影時刻:10時39分(3月上旬)

 ノスリと比較すると、羽裏面の色調は白黒真逆のパターンなのですね。特に矢印で示した翼角と呼ばれる付近が白いのがトビの特徴とされています。

 次はチョウゲンボウ。都会に進出してきたとされていますが、まさかマイフィールドにいるとは思いもよりませんでした。川縁に近い比較的低層マンションの屋上から顔を覗かせている個体をパチリ。
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D71K-34VR-X2TC(トリミング)、ISO=400、F13-1/4000、撮影時刻:10時40分(2月下旬)

 嘴も小さく、正面から見ると、とても愛くるしい表情をしていますね。ただ相当に警戒心が強く、いつも上半身の一部が見えるだけで、なかなか全身を晒すことはありません。ようやく電柱上に止まったところをパチリ。
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GX7-34VR(トリミング)、ISO=400、F6.3相当-1/2500、撮影時刻:12時12分(3月中旬)

 赤茶色の羽が印象的です。今度は背面に回って撮りたいのですが、チャンスがありません。粘った末、ようやく撮れたのが次のショット。
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D71K-34VR-X1.4TC(トリミング)、ISO=400、F5.6-1/2500、撮影時刻:11時27分(3月中旬)

 こうして見ると、何だかスズメの親分のような色彩ですね。この後、慌てて飛び立ちマンションの脇をすり抜けるように飛んでいきました。
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D71K-34VR-X1.4TC(トリミング)、ISO=400、F5.6-1/2500、撮影時刻:11時29分(3月中旬)

 さて、3種類目はハヤブサ。いつものようにノスリ狙いでヤナギを観察していると、不意に高速で見慣れぬ猛禽類が訪れ、ヤナギに止まりました。少しずつ匍匐前進して行くと、あら不思議、ノスリよりも鈍感なのか結構接近戦で正面画像を撮ることができました。
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GX7-34VR(トリミング)、ISO=250、F5.6相当-1/3200、撮影時刻:14時18分(3月上旬)

 全体に細身で、白黒のコントラストがスッキリしたキュートなデザインですね。目の周りと逞しい脚が共に黄色で良いアクセントになっています。それと止まっているヤナギもそろそろ芽吹き始めた頃で、季節感のある画像になりました。この後、もう少し寄ろうと思った瞬間、気づかれて飛ばれました。一旦南方の川岸上空に飛び立った後、Uターンして上空に戻り、その後、東京都側上空に消えて行きました。途中何とか飛翔画像も撮ることができました。
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GX7-34VR(トリミング)、ISO=250、F5.6相当-1/3200、撮影時刻:14時19分(3月上旬)

 拡げた翼の先端(初列風切)も尖っていて、スピード感が増す感じです。

 4種類目はオオタカ。トビの飛翔画像を狙っている最中、突然地面からトビより小ぶりの猛禽類が飛び立ち、小さな回転半径でクルクル舞って、上昇していきました。その際撮ったのが次のショット。
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D71K-34VR-X1.4TC(トリミング)、ISO=200、F6.3-1/2500、-0.7EV、撮影時刻:11時13分(2月中旬)

 最初はハヤブサかと誤認しましたが、別途調査した結果、オオタカと判明。拡げた翼の先端が尖るのがハヤブサ類の特徴だそうで、この画像では確かに尖っていませんね。オオタカの識別点の一つとして「明確な白い眉班」があるらしく、それを強調するように翼を斜め上から見込んだショットもご紹介しておきましょう。
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D71K-34VR-X1.4TC(トリミング)、ISO=200、F6.3-1/2500、-0.7EV、撮影時刻:11時29分(2月中旬)

 この後、オオタカはグングンと一気に上昇して消えました。
 これまで多摩川縁での野鳥観察を真面目に行ったことはありませんでしたが、怪我(体調不良)の功名と言えましょうか、トビ以外の猛禽類を4種類も初見・初撮影できて嬉しかったです。たまには蝶以外の生き物にも目を向けてみることも大切ですね。

 今回34VRの活用法として、①X1.4/X2テレコンとの組み合わせ、②GX7との組み合わせを試してみました。テレコンはニコン純正ではないですが、VRもきちんと効いて野鳥撮りには効果を発揮しそうです。ただ流石にX2だと色収差が目立ち、X1.4までに留めて使用するのがベストな選択なようです。また、マウントアダプターを介してGX7ボディで使う方法は、レンズのVRが機能せず、ボディ側手振れ補正のみの使用となります。ですので、静止画像を撮るのに手持ちでは厳しい印象です。唯一の取柄は軽くて手持ちでの飛翔撮影に便利な点でしょう。
 なお、多摩川縁ではモンキチョウ♂を2月27日に初観察しました。例年よりも10日ほど早い記録となります。まだ、蝶を追いかける体力が回復していないので、蝶撮影は少し先延ばしの予定です。
by fanseab | 2016-03-17 21:22 | 野鳥 | Comments(10)

ヤブサメ(5月下旬)

 久しぶりに野鳥の話題。先月末コジャノメ♀の姿を追跡していた場所で、「ツィツィツィツィ・・・」と甲高く聴き慣れない囀りが聞こえてきました。暗い草叢に目をやると、ゴソゴソ小さな鳥が地面近くを歩き回っています。殆どが葉被り状態になってしまい、大苦戦。それでも葉陰からちょっと顔を覗かせた瞬間を狙って、何とか3枚をゲット。ネットで調べてみると、ヤブサメのようです(誤りであれば教えて下さい)。普段、野鳥撮影時にはストロボ封印モードにしておりますが、流石に暗くて使用しました。

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D71K-34VR(トリミング)、ISO=400、F10-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時23分
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D71K-34VR(トリミング)、ISO=400、F10-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時23分

 この子、スズメ目ウグイス科のようで、尾の短い点を除けば、確かにウグイスそっくりですね。散々歩き回って、ようやく獲物をゲット。ご満悦の表情です。
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D71K-34VR(トリミング)、ISO=400、F10-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時27分

 嘴に咥えているのは、ザトウムシでしょうか。どうやら比較的暗い環境がお好みの野鳥のようで、コジャノメ第2化探索の際、再度出会うことがあるかもしれませんね。尾が短いサッパリした姿は可憐そのもの。初見で直ぐにお気に入りの野鳥になりました。
by fanseab | 2015-06-05 23:08 | 野鳥 | Comments(4)

台湾宜蘭縣遠征記(16)台湾の国鳥・ヤマムスメ

 今回の遠征は雨続き。そうは言っても野鳥へレンズを向ける余裕も無く、鳥達も簡単には登場してくれません。そんな状況で、渓谷中に「ギャア~、ギャア~」と響き渡る程、喧しく鳴いている目立つ野鳥がおりました。台湾の国鳥とされているヤマムスメ(Urocissa caerulea)です。それなりに敏感で、接近戦にチャレンジできませんでした。なので大幅にトリミングしてのご紹介です。

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D7K-34(トリミング)、ISO=400、F8-1/800、-1.0EV、撮影時刻:8時32分(5月31日)
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D7K-34(トリミング)、ISO=400、F5-1/800、-1.0EV、撮影時刻:8時32分(5月31日)

 この子はカラス科の仲間ですので、喧しいのは当然ですね。嘴の赤を真っ黒に塗り潰し、羽の色も黒に塗り直したらカラスそのものです。一見別嬪な佇まいですけど、鳴き声を一度聞いたら幻滅してしまう仕組みです。まぁ、そうした見た目との落差が親しみを込めて「山の娘さん」の呼び名が付けられた所以なのでしょう。
<次回へ続く>
by fanseab | 2015-03-02 23:29 | 野鳥 | Comments(4)

キナバル公園本部付近の野鳥(2008年4月)

 先日、コタキナバル市内の野鳥をご紹介したので、ついでに6年前のボルネオ遠征で撮影、ブログでは未公開の野鳥画像をまとめてご紹介したいと思います。撮影地のキナバル国立公園・公園本部付近(標高約1600m)は世界中から多くのバーダー(野鳥愛好家)が訪れる聖地のような場所ですが、鳥に詳しくない管理人にとっては将に「猫に小判」状態。珍品か否かの区別がつかないまま撮影しておりました。本来、野鳥を撮影する暇などないのですけど、訪問した4月下旬~5月上旬は大変な悪天候。午前中晴間が見えているのは8時から11時までの3時間程度で、昼頃から深夜、場合によっては翌朝まで土砂降り状態になってしまいます。とても蝶撮影はできず、仕方なく、公園内レストランのベランダ等から野鳥を撮って、暇つぶし?をしておりました。以下ご紹介する野鳥は当然、同定ミスがあるものと思われます。間違いあればご指摘下さい。

 最初にご紹介する子はノドジロオウギビタキ(Rhipidura albicollis、英名:White-throated Fantail)。宿泊したロッジの裏庭が芝生になっており、林縁に多くの野鳥が訪れて餌を啄む様子が観察できました。

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D70S-VR84@400mm(トリミング)、ISO=800、F6.3-1/80、-1.0EV、撮影年月日・時刻:2008年4月30日、7時45分

 「扇ヒタキ」の和名の通り、尾を扇のように開いてディスプレイ行動を取るようです。顔付きや仕草は日本のオナガや佐賀県で観察できるカササギにとても近いですね。次はとても地味な小鳥。眉から頭部にかけての特徴からハイノドモリチメドリ(Stachyris nigriceps、英名:Grey-throated Babbler)と同定しましたが、自信はありません。
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D70S-VR84@400mm(トリミング)、ISO=800、F6.3-1/20、-1.0EV、撮影年月日・時刻:2008年4月30日、7時49分

 400mmかつ、シャッター速度1/20sec.ではブレブレになる見本ですね(^^; チメドリの仲間は東南アジアに沢山分布しているようです。次いで、ボルネオチャガシラガビチョウ(Garrulax treacheri、英名:Chestnut-hooded Laughingthrush)。
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D70S-VR84@400mm、ISO=800、F6.3-1/100、-1.0EV、撮影年月日・時刻:2008年4月30日、7時52分
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D70S-VR84@400mm(トリミング)、ISO=800、F6.3-1/80、-1.0EV、撮影年月日・時刻:2008年4月30日、7時53分

 ガビチョウの仲間は一度香港で出会っております。けたたましく鳴く印象で、英名の「Laughing」はその特筆すべき「やかましさ」を表現しているのでしょうね。この時は静かに芝生に潜んでいる昆虫類を漁っておりました。この子は翌日、木の実を啄む様子も観察できました。
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D70S-VR84@400mm(トリミング)、ISO=800、F7.1-1/320、-1.0EV、撮影年月日・時刻:2008年5月1日、15時01分

 眼つきが可愛く無い鳥ですね(笑) 最後はタイヨウチョウの仲間、ベニタイヨウチョウ(Aethopyga temminckii、英名:Temminck’s Sunbird)の雄。最初は枝に付いた小さな花から吸蜜する姿。
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D70S-VR84@300mm(トリミング)、ISO=800、F8-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:2008年4月30日、16時14分
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D70S-VR84@400mm(トリミング)、ISO=800、F8-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:2008年4月30日、16時15分

 真紅の頭部に白い腹。いかにも熱帯アジアを彷彿とさせる色合いです。この子はメジロのように敏捷で、枝から枝にチョコマカ動き回るので、撮影には大変苦労しました。しかも撮影時間帯は土砂降りの夕暮れ時。仕方なくストロボを照射しての撮影となりました。何とか吸蜜の瞬間を捉えようと努力して撮ったのが2枚目です。幸いカメラをセットしたのは傾斜地に建てられたレストランの屋根付テラス。雨に濡れずに樹冠付近に潜む野鳥も水平レベルで見込めるので、この点はラッキーでした。ついでにテラスにぶら下げてあるフクシア(Fuchsia sp.)のフラワーポットにやって参りました。
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D70S-VR84@400mm(トリミング)、ISO=800、F8-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:2008年4月30日、16時44分
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D70S-VR84@400mm(トリミング)、ISO=800、F8-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:2008年4月30日、16時48分

 ショッキングピンクのフクシアにクリムゾンレッドのタイヨウチョウ。「これぞ熱帯」と言った雰囲気の絵になりました。この子の頭部はモヒカン刈のような模様で、しかも黒帯内にはブルーの斑点がキラキラ輝いております。とてもインパクトのある子で、6年経った今でもその姿が脳裏に焼き付いております。なお、ネットで、「ボルネオ_ベニタイヨウチョウ」で検索すると、フクシアに止まるこの子の画像がズラリと並んでおります。恐らく撮影場所は管理人と同一箇所なのでしょう。さて最後は最初にご紹介した雄と同じ花弁から吸蜜していた個体。
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D70S-VR84@400mm(トリミング)、ISO=800、F8-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:2008年4月30日、16時45分

 よくわかりませんが、雰囲気的にはベニタイヨウチョウの雌と思われます。それにしても鋭い嘴ですね。この時撮影したボディは数世代前のニコンデジ一、D70S。高感度特性は酷く、ISO=800が事実上の使用限界でした。今回ピクセル等倍に伸ばして精査すると、ザラザラに荒れた画像で、とてもお見せできる代物ではありません。管理人の現在のメイン機D7100でも高感度特性に不満は残りますが、D70Sと比較すると雲泥の差です。6年前の画像を引っ張り出してみて、改めて機材性能の進歩を実感いたしました。
by fanseab | 2014-02-19 23:54 | 野鳥 | Comments(4)

コタキナバル市内の野鳥(2012年3月14日)

昨日、関東地方は45年振りの大雪になりました。幸い、本日には気温が上がって結構溶けましたが、未だ日陰には残雪が多くて、注意せねばなりません。こんな寒い日には南国ボルネオの話題でも出しましょう。と言っても蝶ではなく野鳥の記事です。一昨年暮れから昨年にかけて連載したグヌンムル公園遠征記(外部リンク)」では、蝶と昆虫に絞ってご紹介いたしました。ただ最終日、フライト乗継の関係で一泊したコタキナバル市内で、野鳥も撮影しておりました。このままお蔵入りにするのも勿体無いので、今回ご紹介することにしました。もちろん小生は野鳥の素人ですので、同定に間違いあればご指摘下さい。

 最初はキンパラ(Lonchura atricapilla:英名Black-headed Munia)。

+++横位置画像はクリックで拡大されます+++
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D7K-34(トリミング):以下の画像は全て同一機材です、ISO=400、F4.5-1/1600、-0.7EV、撮影時刻:9時51分

 スズメのように群れをなしておりました。和名のキンパラは腹が金色を呈すことに由来するのでしょうが、ご覧の通りの「焦げ茶腹」。恐らく亜種の一部は金褐色を呈するのでしょうか? 日本のイカルに似た独特の嘴形状ですね。お次は高い梢で単独で囀っていたチャノドコバシタイヨウチョウ(Anthreptes malacensis:英名Plain-throated Sunbird)。
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ISO=400、F6.3-1/1600、-0.3EV、撮影時刻:9時54分

 タイヨウチョウの仲間は香港あたりでも観察できますが、ボルネオでも以前、キナバル国立公園の公園本部付近でも見たことがあります。花から吸蜜するのに都合の良いように嘴がムチャ細長く延伸した格好をしておりますが、長さは種により様々なようです。
 次は同定できなかった野鳥。
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ISO=400、F10-1/1600、-0.3EV、撮影時刻:10時02分

 日本で言えばセッカとかヨシキリのような色合いで、ご覧の通り、嘴を大きく開けてやかましく囀っておりました。朝方の逆光で色が潰れて酷い画像ですが、どなたか同定できますでしょうか? お次は道路上に落ちた白い物体を啄んでいるメグロヒヨドリ(Pycnonotus goiavier:英名Yellow-vented Bulbul)。
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ISO=400、F13-1/1600、-0.7EV、撮影時刻:10時02分

 これも逆光で眼の周りが潰れていますが、別の画像で「眼の周囲に黒い縁取りがあること」を確認できたので、メグロヒヨドリといたしました。ここから少し逆方向に歩いて海辺に近い場所で民家の屋根の止まっている巨大カワセミを発見。
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ISO=400、F8-1/1600、-0.7EV、撮影時刻:10時22分

 ナンヨウショウビン(Halcyon chloris 英名:Collared Kingfisher)でした。日本のカワセミより遥かに巨大で、この子を見ると、日本のカワセミは本当に小ぶりです。同じ浜辺の岩礁地帯にはダイサキ(Ardea alba 英名:Great Egret)が多数群れておりました。
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ISO=200、F11-1/1600、-1.0EV、撮影時刻:10時26分
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ISO=200、F8-1/2000、-1.0EV、撮影時刻:10時36分

 一枚目は鏡像対称のような姿がとても面白くて思わずパチリ。飛翔シーンの背景は海上集落の一部です。最後は電線に止まっていたカノコバト(Streptopelia chinensis 英名:Spotted Dove)
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ISO=400、F8-1/2000、-1.0EV、撮影時刻:10時41分

 背中の後ろ半分が「鹿の子模様」になっていることが和名の由来でしょうか? まるでカーレースで使用されるチェッカーフラッグみたいな模様ですね。それと首が細いプロポーションもなかなか可愛いものです。丁度、日本のキジバトみたいな立ち位置の鳩のような気がします。真面目に野鳥を撮影する方は、コタキナバルのような都会ではなく、グヌンムルやキナバル国立公園に行かれるのでしょうが、蝶をメインに撮影していると、とても野鳥まで眼を向ける訳には参りません。鳥が詳しくないお蔭で蝶撮影に集中できるのだと、勝手に納得している管理人であります(笑)。
by fanseab | 2014-02-09 22:02 | 野鳥 | Comments(6)

ツバメの飛翔にトライ(5月29日)

 久しぶり、野鳥の話題です。

 神奈川県はこの土日、肌寒い曇り空に終始しました。蝶が飛ぶ気配が全くない空模様ですが、折角の休日ですので土曜日に三浦半島から横浜南部の数箇所のポイントを下見することに。狙い目のモンキアゲハ等の吸蜜・吸水源のロケハンでウロチョロしました。予想通り、全く蝶影はなし。ヤマトシジミすら飛びません。ただカッコウやウグイス等、野鳥の囀りが森に響きます。水場に来ていたハクセキレイを写そうとしていると、見かけない小鳥が登場。どうやらハクセキレイの幼鳥のようです。親の後をしきりに追いかけていきます。
++画像はクリックで拡大されます++
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D90-34(トリミング)、ISO=500, F4-1/640、-0.7EV、撮影時刻:8時42分

 林縁で、親が餌を捜すと、しきりにおねだりしています。どうも巣立ち後間もないようで、未だ自分で餌を探せない様子。親(右)が餌を口に咥えると、「ママ~、早くぅ、早くぅ」と大きな口を明けて催促です。
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D90-34(トリミング)、ISO=500, F4-1/640、-0.7EV、撮影時刻:8時43分

 「美味しい、美味しい~♪」
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D90-34(トリミング)、ISO=500, F4-1/640、-0.7EV、撮影時刻:8時43分

 「全く、この子の食欲は呆れたねぇ!」と親鳥が嘆いているようでした。この後、草地に出てみると、地面スレスレを飛ぶ数羽のツバメが目に留まりました。俄然、飛翔を狙いたくなって、15分ほどで500ショットほどを連射し、何とか10コマ程度、見られる絵が撮れました。最初は右ターンする直前の姿。
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D90-34(トリミング)、ISO=500, F4-1/2500、-0.7EV、撮影時刻:9時35分

 お次は、逆に左に急旋回中の姿。。
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D90-34(トリミング)、ISO=500, F4-1/2500、-0.7EV、撮影時刻:9時37分

 普段、見せないお腹の白さが目立ち、この絵からはツバメの印象とはかなり異なる印象です。3枚目は、真横から。時々ホバリングすることがあり、この時はピントが合わせやすいものです。
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D90-34(トリミング)、ISO=500, F4-1/2500、-0.7EV、撮影時刻:9時41分

 4枚目は、一番ツバメらしい姿かな?
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D90-34(トリミング)、ISO=500, F4-1/2500、-0.7EV、撮影時刻:9時43分

 最後は一番至近距離での撮影分。
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D90-34(トリミング)、ISO=500, F4-1/2500、-0.7EV、撮影時刻:9時44分

 この距離だと迫力は出るものの、1/2500sec.ではちょっと被写体にブレが目立ち、1/4000が必要ですね。しかし、蝶の飛翔に比べて段違いのスピードのツバメの飛行を見ていると、ほんとに信じられない飛翔能力だと思います。特に所謂「燕返し」と呼ばれる高速Uターンの技術は素晴らしく、今度はカシオのパスト連射で狙ってみたくなりました。

 蝶とは全く無縁の土曜日でしたが、300mm飛翔のいい練習ができたと思います。
by fanseab | 2010-05-30 22:52 | 野鳥 | Comments(12)

真夏のホオジロ(7/29)

 今日(8/4)の兵庫県南部は、台風が通り過ぎてムチャ蒸し暑い一日でした。夕方から出勤ってこともあって、本日は休養日にしました。午前2時出発の遠征等をやっていると、ちと体がしんどく、ここで一休みです。で、画像は先週末の在庫から・・・。

 7/28のキリシマ探索で♀&♂開翅画像にフラれたので、実は日曜日(7/29)も連荘で鈴鹿に篭っていたのです。この日はマイポイントではなく、新規ポイント開拓を目的に、数箇所をウロチョロしてました。朝方、長竿での叩き出しの合間、澄んだ囀りが山間に響き渡りました。しばし、長竿を置いて耳を澄ませると、小生の前方、マンサクの樹間にソプラノボイスの主人公がおりました。ホオジロです。
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D70S-VR84@400mm, ISO=500, F6.3-1/500、+0.7EV、内蔵ストロボ、調光補正-0.7EV、撮影時刻:6時43分(7/29)

 今年の冬場から、野鳥撮影をスタートさせた小生、蝶の観察シーズンの真っ先中に野鳥を撮るのはこれが初めて。嘴を空に向けて精一杯鳴いている姿は健気ですね。「早くパートナーを見つけろよ~♪」って激励したくなりました。この小鳥、正面から見ると、とたんに威嚇するような面構えになるのも面白いです。
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D70S-VR84@400mm, ISO=500, F8-1/400、+0.7EV、内蔵ストロボ、調光補正-0.7EV、撮影時刻:6時43分(7/29)

 この日は結局、3箇所のキリシマ撮影ポイントを発見することができました。しかし、残念ながら、至近距離で狙える場所ではありませんでした。ようやく撮影できた証拠画像をお見せしましょう。
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D70S-VR84@400mm, ISO=500, F9-1/160、-0.7EV、撮影時刻:10時36分(7/29)

 脚立にもよじ登って、輝くサファイアブルーエメラルドグリーン(※)を何とか拝めましたが、この有様です。でも、これからキリシマにチャレンジされる方に敢えて申し上げますが、↑の画像が平均的に得られる♂開翅画像だと思ってください。長玉を駆使しても通常この程度です。野鳥撮影でよく使用されるデジスコなら効率良く撮影できるかもしれません。

 実は↑の画像撮影後、長竿ネットマンが数人このポイントに押しかけてきたため、退却を余儀なくされたのでした(涙)。最近、アカガシの樹高・枝ぶりから、キリシマが好きそうなポイントの雰囲気が何となく分かるようになりました。このポイントも「小生が独自開拓した場所だ、へへへ・・・」とほくそえんでいたのですが、どうやら有名ポイントだったのかもしれません。

 今シーズン、夏が続く限り、まだまだ小生のキリシマ挑戦は続きます。

※(8/5追記)
表翅の色合いを宝石に例えるのは難しいですね。現時点では「パライバトルマリン」がキリシマ♂にピッタリかもしれません。
by fanseab | 2007-08-04 23:29 | 野鳥 | Comments(8)

珍鳥五目撮り?の巻

 昨日までの暖かさはどこに吹っ飛んだんや?と思わせる寒い一日でした。
本日は鳥初心者の小生が何と珍鳥狙いに出撃です。と言っても、ちゃんと指南番をつけさせて頂きました。いつも拙ブログに暖かいコメントを頂いている鳥撮りの先輩、蝶&鳥日記2のNさんにご無理を言って、ミニ撮影会を実施した訳です。朝8時、待ち合わせ場所にNさん登場。予想通り、気さくな方ですぐに意気投合。ブログ仲間の輪の有り難みですね(^^) なお、画像下に記載の機材は原則、D70S-VR84@400mm-X1.4TCです。

 最初は本日の珍鳥のなかでも「極珍」とも呼ぶべきキガシラシトド。ポイントに到着すると大砲を携えた鳥屋さんが数人。何でも朝方飛来した後、飛び去ったとか。それでも三脚セットして皆さんじっとその場を離れません。小生は寒くて仕方ないので、暫く周辺を一巡り。草地で餌を啄ばむシロハラ雌?をゲット。

シロハラ雌
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ISO=640、F5.6-1/200、+0.3EV

 目的のシトドはようやく10時頃登場。ネットでは見ていましたが、やはりチョー地味な小鳥です。

キガシラシトド①
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ISO=640、F5.6-1/125、+0.3EV

キガシラシトド②
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ISO=640、F5.6-1/200

 曇り空の日陰なので、完璧ブレています。撮影には厳しい状況でした。どうやら、地面には鳥屋さんが餌を撒いているようです。珍鳥撮影目的なのでしょうが、ちょっとこれはやり過ぎかな?

 意外とあっさりと第一のターゲット撮影成功に気を良くして、お次は小生撮影初体験故、個人的に珍品扱いのカワセミ。人慣れしているんでしょうか?意外とノンビリと枝先に止まって良いモデルとなってくれました。想像した以上に小さい鳥ですね。露出設定失敗でちょっとノイジーな画像になったのは反省材料です(^^;;

カワセミ
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ISO=640、F5.6-1/1000、-0.3EV

 これでこのポイントの目的を達成したので、大急ぎで次なるポイントへ。ドライブがてらの蝶談義も楽しいものでした。さて、お次は池の鴨と混棲しているとされるメジロガモ。小生手持ちの図鑑に記載がないので相当な珍品なのでしょう。池の対岸にそれらしき影を双眼鏡で確認。対岸に赴く前に手前側で餌付けしているヒドリガモと一緒に舞っていたユリカモメの一群に注目。これまで上手く撮れなかった飛翔画像にチャレンジ。ようやく、動きのあるいいシーンが切り取れて満足です。

ユリカモメ飛翔
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このシーンのみ@135mm、ISO=500、F8-1/1000、-0.7EV

 対岸に行くとヨシの葉陰の向こうにいるメジロガモを発見。風に揺られて寒そうにしているシーンを撮影できました。

メジロガモ
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ISO=500、 F6.3-1/250、+0.7EV

しかし、何となく蛸を思わせる気色悪い顔付きですな。

 これまたあっけなく第3の珍品を撮影終了し、さらに第3ポイントへ。ターゲットはオジロビタキ雌。ここは丁度梅が見頃なので、「これは絵になりそうだ」と思いきや、梅見の人だかりで小鳥が逃げそうなヤバイ雰囲気。それでもNさんは強気で「大丈夫ですよ。きっといますよ~♪」と心強いセリフ。
 果たしてNさん予想通り、雌を発見。近くにいた鳥撮り屋さんが一斉に三脚・大砲片手に一気にテンションが高まります。この個体も比較的人慣れしているせいか、驚くべき至近距離での撮影に成功しました。

オジロビタキ雌①
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ISO=640、 F7.1-1/320、-0.3EV

オジロビタキ雌②
f0090680_0424141.jpg
ISO=640、 F5.6-1/250、-0.3EV

オジロビタキ雌③
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ISO=640、 F5.6-1/250

 特に①は梅をバックに春らしい構図で切り取れたので、大き目の画像を貼りました。③は枝に止まっている際に強風に煽られ、胸毛がさっと舞い上がった瞬間です。なんとなく、儚げな表情のこの小鳥、男の本能をくすぐる色気を持っているように感じてしまいます。どうも、小生、ヒタキ類の雌に入れ込みそうで気をつけなくっちゃ(^^;;

 何か恐ろしいくらい順調に第4の珍鳥をゲット。いそいそと最後の珍鳥探索にまたまた場所移動です。ポイントに付く前には何と雪がちらつく始末。雲が厚くなりはじめ撮影には厳しい状況になりました。目的はコイカル。現地で出会った鳥屋さんと情報交換。開けたポイントでじっと待ち続けます。ややあって、本命がイカルと混飛しながら登場。しかし、遠いんです、これが。どうせ証拠写真程度ならと、今回は検索図鑑風にまとめてみました。

コイカル(左)とイカル(右)
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ISO=640、 F5.6-1/1000、+0.7EV

 頭部の黒色が頬まで拡がっているのがコイカルでイカルと識別できそうです。とにかく、これでめでたく「珍鳥五目撮り」の完成です。寒い中、指南番として終始優しくご指導くださったNさん、有難うございました。また暖かくなりましたら、またどちらかへご一緒しましょう。
by fanseab | 2007-02-24 23:59 | 野鳥 | Comments(18)