探蝶逍遥記

カテゴリ:音楽( 1 )

DTM(デスクトップミュージック)にトライ

 拙ブログで初の音楽関係記事です。本ブログにリンクを張っている本体website:「東南アジアの蝶ファン倶楽部」には冒頭頁でBGMが流れるようにしております。BGMを入れるようになったのは5年程前でしたが、使用していた楽曲を提供して頂いた元サイトが閉鎖されたことに昨年末頃に気が付きました。許諾先サイトが閉鎖された状態で楽曲ファイルを継続使用するも道義上問題があるので、取敢えず当該BGMを削除いたしました。ただ音楽がないのも何となく寂しいので、一念発起して自力でBGMを作成することにしました。従前のBGMもインドネシアのガムラン音楽ベースでしたので、今回もガムランの香りが濃い曲想をイメージして作業に取り掛かり、悪戦苦闘の結果、何とか仕上げました。
お暇な方はこちら(外部リンクを覗き、聞いてみて下さい。

以下、苦労話をひとくさり。

(1)DTM
パソコン上で作曲(採譜)する作業をデスクトップミュージック(以下DTM)と称し、DTM用ソフトは有償・無償の物を含め多数存在します。管理人も種々の無料ソフトを検討した結果、Finale Notepad (外部リンク)を使ってみることにしました。

 これは楽譜上に音符を張り付けていく操作が直感的で分かりやすく、使用楽器数も120以上とバラエティーに富んでいます。

(2)ガムラン音楽
 次に「△outube」を物色して拙サイトに好適なガムラン音楽を探索しました。その結果、バリガムランの音楽形式「Degeng(ドゥグン)」による有名楽曲「Sabilulungan(サビルルンガン)」をアレンジすることにしました。元々ガムランは譜面を見て演奏するものではなく、演奏者同士が即興を交えて臨機応変に楽曲を奏でていくことから、websiteから採譜する作業も結構厳しいものがありました。しかも絶対音感の持主ならサラサラと音符を書き込めるのでしょうが、カラオケで音を外しても気が付かないレベルの管理人にとっては、耳コピペするには大きなハンディがございました。それと原曲は5分以上にも達する長さですけど、拙websiteの冒頭を繰り返し演奏する曲の構成単位は精々30秒程度が限界。短いフレーズでも原曲の輪郭を壊さないアレンジに苦労しました。

(3)ガムランの使用楽器とDTM
 楽曲Sabilulunganでは①竹笛(スリン:Suling)、②ビブラフォン(サロン:Saron)、③長残響音タイプのビブラフォン(グンデル:Gender),④木琴(ガンバン:Gambang)が主要演奏楽器です。DTMソフトで準備されている音色より、①をフルート、③をビブラフォン、④をマリンバで対応させましたが、重低音を担当する②のサロンに該当する音色がありません。何とかサロンの代替楽器を探し当て、作曲ソフト上ではきちんと再生できたのに、Midi形式ファイルに変換してパソコン上で演奏する(Windows media player)と、楽器固有の音色が再現できません。そんなこんなで結局②を除外して作成したのですけど、低音域を刻む役割の楽器が不在だと、ガムラン特有の雰囲気がイマイチ出せませんね。
なお、参考とさせて頂いた原曲は下記サイトで聴取できます。同一曲ですが、演奏者の違いにより、フレーズ毎のアレンジが相当異なっていることがよくわかります。

http://www.youtube.com/watch?v=HsnV8T6Q-vs

http://www.youtube.com/watch?v=juE-LXj3BQE

 ガムランは沖縄民謡と同様、5音音階を基本としておりますので、日本人にとって不思議と懐かしく聞こえます。しかも演奏に使用する楽器個々の調性を意図的に微妙にズラしており、非調和音が醸し出す独特な響きで心を動かし、疲れた心を癒すとされています。実際に「ガムランもどき音楽」を試作した結果、本物のガムランを作り、奏でることの難しさをつくづく実感いたしました。
by fanseab | 2014-02-16 22:53 | 音楽 | Comments(2)