探蝶逍遥記

2017年 05月 08日 ( 1 )

ツマキチョウの求愛飛翔(5月上旬)

 ゴールデンウイークの前半、多摩川縁ではツマキチョウの最盛期を迎えていました。ツマキは10年以上前、当地で珍品でしたが、最近は物凄く個体数が増えました。ムラサキハナナやセイヨウカラシナなど、上流から漂流して中流域に定着したホストが繁茂した結果と考えられます。ツマキの飛翔は結構難しい撮影対象。ただ♂♀が絡む求愛飛翔は比較的楽に撮れます。今回は300mm望遠で狙ってみました。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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D500-34VR(トリミング)、ISO=800、F9-1/2500、-1.3EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時24分40秒
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D500-34VR(トリミング)、ISO=800、F9-1/2500、-1.3EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時24分41秒
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D500-34VR(トリミング)、ISO=800、F9-1/2500、-1.3EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時25分04秒

 ♂が後方から♀に迫るパターン。先頭の♀は産卵行動の途中、♂に襲われたようで、結局、愛は成就せず、♂から逃れた♀はその後、産卵行動を再開しました。
 アップした画像、これまでだとファインダーを覗きながらマニュアルフォーカスで合焦しておりましたが、今回はコンティニアス連続サーボAF(以下AF-C)での撮影をトライしてみました。しかも、同時にNikon一眼ボディ背面にある「AF-ON」ボタンを初めて使用。APS一眼としてNikonをD70の時代から継続して愛用しておりますが、背面「AF-ON」ボタンは恥ずかしながら今回ようやく活用したのです。

 実は昨年12月メインボディをD7100からD500に思い切って替えました。D500に期待した理由は、下記二点。
(1)高感度特性の向上
(2)AF(特にAF-C)の対象追尾性能の向上
 購入当初、多摩川縁でハト、カワウ、ヒメアマツバメの飛翔個体で上記特性を実地実験し、期待通りの成果が出て、満足しておりました。ところが蝶シーズンに入り、モンシロ・モンキなどにレンズを向けた結果、AF-C特性は期待外れでした。その後、色々とAF設定を弄り回しても埒が明かず、思い切ってD500ユーザーの先輩である、撮影仲間のI氏に相談しました。I氏のアドバイスは上述した『「AF-ON」ボタンを活用したらどうか・・・』でした。ネット上で調べてみると、同ボタンを使用して合焦させる方式を「親指AF」と呼ぶのだそうです。合焦操作を親指に、シャッター操作を人差し指に機能分担させる方式。D500は10コマ/秒の高速連射機能が売りですが、合焦しなければピンボケ画像の山を築いて、消去処理がムチャ大変になります。上記操作の機能分担で、ゴミ画像が減ることが期待されます。
 冒頭でご紹介したツマキは「親指AF」の練習がてら撮影してみました。一定の効果があるようですが、不規則かつ高速で飛ばれたら親指AFと言えども撮影は不可能かもしれません。但しゼフの卍飛翔を300mmで狙う際は確実に戦力になりそうです。

 300mmとは別に40mmマクロで従来通りの置きピンでもツマキ♂を狙ってみました。
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D500-40(トリミング)、ISO=800、F8-1/4000、-0.3EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時07分(4月下旬)
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D500-40(トリミング)、ISO=800、F8-1/4000、-0.3EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時13分(4月下旬)

 置きピンは50cm。このレンズで期待するのは蝶から一定距離離れて驚かせず、自然な飛翔姿勢を撮る事。フルサイズ換算の焦点距離は60mmで、一昔前標準レンズと言われた長さです。ファインダーを覗くと肉眼と変わらない縮尺で景色が拡がっております。未だ置きピン感覚に慣れないのですけど、得られた画像はまずまずです。歩留りはマイクロフォーサーズでの高速連射方式に比較して圧倒的に不利ですが、従来方式の飛翔撮影も捨てがたい味があると思っております。
 AFの件でご相談に乗って頂いたIさん、色々とご指導有難うございました。この場を借りて御礼申し上げます。
by fanseab | 2017-05-08 22:11 | | Comments(2)