探蝶逍遥記

2017年 05月 04日 ( 1 )

キアゲハ第1化の産卵(4月末)

 トランセクト調査を実施した日は都合15種の蝶に出会うことができました。今回は当日観察したキアゲハ産卵シーンをご紹介します。これまでに第1化産卵シーンは撮影済でして、主にセリ(Oenanthe javanica)に産むシーン(外部リンク)が殆どでした。
 今回は、多摩川縁で結構見かけるハナウド(Heracleum sphondylium)に産卵しておりました。当初新芽に産むものと期待してカメラを向けましたが、意外にも成葉に産み付けて、慌てて撮影したのがこの場面。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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D500-34VR(トリミング)、ISO=200、F8-1/800、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時57分

 腹端はおろか、後翅もまともに写っていない「C級ショット」ですね(^^; 産み付けられた状況です。
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D500-34VR、ISO=200、F8-1/800、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時59分

 葉裏ではなく、葉表主脈の直上に産卵されております。近くにある複数のハナウドをチェックしたところ、葉裏に産附された事例もありました。結構、産卵場所に規則性はないようです。卵をお持ちかえりしてTG4で、卵を拡大してみました。
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TG4@18mm(自動深度合成+トリミング)、ISO=100、F4.9-1/100、-0.7EV、内蔵ストロボ、撮影時刻:21時11分

 Papilioの卵なので、表面構造も特になく、拡大しても面白みに欠けますね。なお最大直径は1.6mm、高さ1.4mmで、完全な球形ではありません。4日後、胚形成が進んだ時点で、更に超拡大してみました。
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EM12-P1442@42mm-P14R(9コマ深度合成+トリミング)、ISO=200、F5.6-1/50、外部ストロボ、撮影月日:5月3日

 実はマイクロフォーサーズボディをパナGX7からオリンパスEM1-MarkⅡに変えてから、卵の超拡大撮影時、深度合成・フォーカスブラケッティングに深刻な問題が発生し、悩んでおります。ここでは詳しく述べませんが、↑にアップした画像も一部取り込むべきコマが欠落しており、後方表面の一部がボケを生じています。今後の参考のため、敢えて失敗画像を掲載することにします。

 さて、冒頭の産卵シーンを観察した翌日もハナウドでの産卵行動に出会うことができました。偶々40mmマクロを装着して、飛翔モードに設定していたので、産卵直前の飛翔シーンを撮影。
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D500-40(トリミング)、ISO=800、F8-1/4000、-0.3EV、撮影時刻:11時16分

 飛翔モードから静止モードに切り替えが間に合わず、ここでもまともな産卵画像が撮れずガックリです。この時、産まれた状況をアップします。
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D500-34VR(トリミング)、ISO=200、F8-1/1000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時21分

 矢印先が卵で未だ開く前の若葉の葉裏に産み付けられております。ハナウドは草丈が高く、草被りとも無縁で背景がスッキリ抜けやすいはずです。キアゲハ産卵シーン画像としては、見栄えが良く、是非撮り直しをしたい対象です。
by fanseab | 2017-05-04 21:40 | | Comments(2)