探蝶逍遥記

2008年度印象に残った蝶:その1(1月~6月)

 今年は3月に5年間暮らした関西から神奈川に拠点を移した節目の年でした。1年間を振り返り、ベストショットと言うよりは、各月で印象に残った絵を集めてみました。先ず1月。前年に購入した魚露目の使い方に腐心していた月でもありました。どうしても一眼でこのレンズを使いたくて、たどり着いたのが18-55mmズームレンズとの組合せ。その撮り始めが越冬中のツマグロヒョウモン幼虫でした。
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D70-1855-gy8(トリミング)、ISO=200, F32-1/160、外部ストロボ、調光補正1/2、撮影時刻:2008年1月16日、13時27分

 続いて2月。ムラサキツバメ越冬集団を何とか自力で発見しようと大阪府内の公園を必死に探索しておりました。しかし結局発見には至らず、代わりに見つけたのが、ミイラ状態のホシミスジの蛹。
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D70-1855-gy8-X1.4TC(トリミング)、ISO=500, F32-1/100、+4.0EV、外部ストロボ、調光補正1/2、撮影時刻:2008年2月26日、13時43分

 撮影したのは、折から雪が散らつく寒い日でした。曇り空が急に切れ、拡がった青空から覗いた太陽が眩しく、その光景を逆光で何とか表現しようとして、満足している絵になりました。3月は転勤が決まって、引越し準備に忙しい一月でした。おまけにパソコンのOSがクラッシュしてかなりのデータが壊滅状態になったり、悲惨な月でもありました。転居すると、既にアカボシゴマダラ越冬幼虫が樹上に這い上がり、脱皮の準備に取り掛かっていました。その過程で、思わずきっちり観察できたのが、同居していたゴマダラチョウの幼虫でした。
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D70S、ISO=400, F9-1/640、撮影月日:2008年3月29日

 今シーズンはボケ味に拘る絵作りを目指していました。その意味でこの絵も幼虫画像としては気に入っています。

 さて、4月。当然ギフですが、これまで3年間通い続けた西播磨のポイントから、久しぶりに神奈川のポイントを訪れた管理人を迎えてくれたのは、なんと交尾個体でした。銀塩時代に撮影して以来、およそ10年振りに撮影に成功した思い出のショットになりました。
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D70、ISO=400, F8-1/320、内蔵ストロボ、撮影時刻:2008年4月5日、10時36分

 お次は風薫る5月。近場の多摩川はいつも撮影技術を磨くトレーニング場でもあります。春先に導入した高感度特性に優れるD40を使って超高速シンクロの条件探索に取り組んでおりました。その過程で撮れたのが、2頭のヒメウラナミジャノメの絡み合い飛翔シーン。
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D40-1855-18(トリミング)、ISO=1600, F11-1/3200、-1.0EV、外部ストロボ、調光補正1/16、撮影時刻:2008年5月18日、11時09分

 この頃から調光補正レベルが1/32まで対応できる外部ストロボに機種も変更し、ほぼ高速シンクロ飛翔撮影の条件を固めることができたのは大きな収穫でした。そして6月。この月は蝶屋にとって、もっとも忙しいシーズンでもあります。いろいろ画像選択に迷いましたが、それまで撮れていなかった平地性ミドリシジミの代表、オオミドリシジミをアップしましょう。
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GX100@5.1mm、ISO=80, F5.7-1/380、-1.3EV、撮影時刻:2008年6月18日、9時59分

 脚立に乗って、コンデジを目一杯頭上に伸ばしてのショットでした。オオミドリのくすんだ構造色が再現できてお気に入りのショットになりました。次回は後半戦、7月~12月分です。
by fanseab | 2008-12-27 11:32 | | Comments(6)
Commented by maeda at 2008-12-27 17:51 x
私はツマグロの幼虫と最後のオオミドリが気になりますね。
同じ被写体を撮って、このような絵になるのか全く自信がありません。
良い感じですね。
Commented by cactuss at 2008-12-27 22:19
月ごとに選んで出すのもいい試みですね。
ヒメウラナミジャノメの絡み合い飛翔とオオミドリがいいですね。
オオミドリはかなり低いところに止まったのですね。蝶を下に配置した縦位置広角はいい感じです。
Commented by fanseab at 2008-12-27 22:30 x
maedaさん、このコンクリート塀のツマグロ幼虫は自宅から徒歩1分の場所での撮影で、ブログネタとなった思い出の場所です。コンデジでゼフのテリ張りシーンを撮影できたのは、このオオミドリが初めてでした。
Commented by fanseab at 2008-12-27 22:33 x
cactussさん、月事に選出するのも、結構大変でした(^^;;
今シーズンは絡み合い飛翔シーンで結構ものに出来た絵がありました。オオミドリはテリ張り時間の最後の時間帯での撮影で、このショットを撮り終えた後、全く動きがなくなりました。
Commented by hirokou at 2008-12-28 17:48 x
月毎だと自分でも振り帰りが出来ていいですね!
ギフの交尾は決定的瞬間 尾端の模様の色がとても鮮やかで綺麗です。狙って行ってもなかなか出会いないです。
Commented by fanseab at 2008-12-28 23:09 x
hirokouさん、この時期は今シーズンを振り返りながら、来シーズン何を撮ろうか?「撮らぬ蝶屋の皮算用」をやってます(^^)
ギフ交尾はちょこまか動いて、意外と良いアングルで撮らせてくれませんでした。
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