探蝶逍遥記

秋のシルビアシジミ探索(9月23日)

 台風通過後の不安定な天気だった先週末は思い切って休養に当て、秋分の日に狙いを定めて山梨にシルビアを求めての探索です。シルビアについては、これまで銀塩時代に神奈川で(このポイントは既に絶滅)、関西に転勤後は東播磨で撮影経験があり、山梨県の探索は今回が初めてです。

 地図上で狙いを定めていた堤防上のポイントに午前6時に到着。どんよりと曇っています。生息指標となるミヤコグサを探しますが、坊主。仕方なく、場所を少し移動して、広い堤防をトボトボ歩きながら辛気臭い作業が続きます。そんな折、管理人を慰めてくれたのが、草叢でお休み中のモンキチョウ。
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D70、ISO=200, F3.2-1/640、-0.7EV、撮影時刻:7時23分

 エノコログサが秋を感じさせます。モンキチョウを撮影して直ぐに、ようやくミヤコグサの黄色い花を確認。更に歩いて目的の♂を発見しました。ヤレヤレ一安心(^^)
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D40-10.5-X2.0TC、ISO=200, F4-1/125、-0.7EV、撮影時刻:8時00分

 暫くこの♂を観察していると、翅をスリスリし始め、飛び立ちました。追跡すると、アカツメクサでいきなり開翅吸蜜です。
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D70、ISO=200, F7.1-1/400、-0.7EV、撮影時刻:8時05分

 フォトジェニックなシーンが切り撮れて満足です。♂と遊んでいるとカメラマンが登場。お話を伺うと静岡県から来られたKさん。「♀がいたら声かけしてください」とお願いして、再度この♂を追跡。この♂、サービス満点でして、お次はミヤコグサで吸蜜を披露してくれました。
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D70、ISO=200, F10-1/320、-0.7EV、撮影時刻:8時09分

 ミヤコグサでは、吸蜜中にクルクル位置取りを変えるのでカメラマンも大変です(^^;; そのうち、Kさんが手招きするので駆けつけてみると、ド完品の♂が翅を開きそうにしています。ややあって、惜しげもなく全身を披露してくれました。
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D70、ISO=200, F7.1-1/800、-1.0EV、撮影時刻:8時27分

 これまで撮影した♂開翅画像の中でも色再現が上手くできたと自画自賛(^^) さて、♀はいないか?と探索しますが、ボロが多くて残念。やっとのことでそれなりの個体を発見。ここは久しぶり、逆光で縁毛幻光を狙いました。
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D70、ISO=200, F13-1/250、-1.0EV、撮影時刻:9時13分

 シルビアは裏面の地色が濃いため、ブルー幻光が映える種類ですね。その後、もう一人のカメラマンが登場。なんと、愛読ブログ:、あやはべるのfuruさんでした。広角や飛翔画像の大家にお会いできて感激!早速名刺交換した後、また思い思いにフィールドに散りました。そうこうするうち、足元から妙な挙動のシルビアを発見。なんと、交尾ペアでした! 管理人にとって、シルビア交尾ペアは初対面なのです。「やったぁ~♪」ここは臨場感を演出するため、久方ぶりに魚露目で狙いました。
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D40-1855@55mm-gy8、ISO=800, F32-1/400、-2.3EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:10時19分

 秋の鰯雲も背景に入ってエエ感じに仕上がりました。交尾ペア撮影中に足元をボロの♀が産卵モードであることを確認。魚露目でそのまま産卵シーンを撮影。
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D40-1855@55mm-gy8、ISO=800, F32-1/160、-2.3EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:10時22分

 一通りの撮影が終了したので、Kさんやfuruさんに別れを告げ、以前から気になっていたクロツポイントを訪ねてみました。候補地3ヵ所を巡って、3箇所目にようやく、ツメレンゲの群落を発見。
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GX100@5.1mm、ISO=80, F9.1-1/400、-0.7EV、撮影時刻:12時30分

 御覧の通り、ここはこれまで管理人が経験したツメレンゲ群落としては、単位面積当りの株数が最大の理想的な環境。心躍らせながら、探索したのですが、結果は坊主(^^;; 地黒のヤマト♀がこの場合は目障り?でした。乱獲が原因か?それとも発生の端境期なのか?後者であることを祈りたいものです。ひょっとすると、このポイントを再訪するチャンスがありそうなので、期待したいと思います。
by fanseab | 2008-09-25 22:56 | | Comments(13)
Commented by maeda at 2008-09-26 06:14 x
鮮やかな♂のブルーですね。
確かにヤマトより深い青と思っていましたが、こんなに深い色だったとは、長い間見ていないので忘れてしまいました。
Commented by fanseab at 2008-09-26 07:21 x
maedaさん、おはようございます。確かに新鮮な♂の深みのあるブルーは、このシジミの美点ですね。前翅前縁の白い粉を拭いたような部分と縁毛もひき立つように思います。
Commented by 虫林 at 2008-09-26 09:01 x
地図を見て、自力でシルビアもクロツもみつけてしまうなんてすごいですね。おめでとうございます。
クロツのポイントのツメレンゲはとても立派です。背景の山の様子といい今週末にお連れしようと思っていた場所みたい。
週末にお会いしたときにでも教えてください。下見、ありがとうございました。
Commented by 愛野緑 at 2008-09-26 21:26 x
開翅したシルビア、とても綺麗ですね。前回は表側は全く撮れなかったので、次回は是非狙ってみたいです。いつになるかな~?
Commented by みしゃ at 2008-09-26 22:06 x
童T包Kでずっと悩んでたけど、これ始めてから大人気な俺ww
ってか、童T包Kでマジ良かったって思うよ(`・ω・´)
だってそのおかげで、初めての時は20マソも貰えたもん(・∀・)
ちなみにティンカス付きで会うと、異常に喜んでくれるから体を洗わずに会うのがベストだぞwww
それだと最低でも6マソは固いよーヽ(´ー`)ノ
Commented by fanseab at 2008-09-26 23:42 x
虫林さん、実はある程度ラフなポイント情報は持っておりまして、
現地についてから必死に探索しました。播磨の堤防沿いとよく
似た環境なので、播磨での探索経験が活きました。クロツポイント
については、まだ可能性のある場所がいくつか考えられます。
Commented by fanseab at 2008-09-26 23:43 x
愛野緑さん、こんばんは。開翅のチャンスはやはり朝方、活動開始直後が多いと思います。是非チャレンジしてみてください。
Commented by cactuss at 2008-09-27 08:49
開翅した青がきれいですね。
回りの黒がシルビアらしくていいですね。
週末はよろしくお願いします。
Commented by kenken at 2008-09-27 16:03 x
素晴らしいブルーの色表現ですね。アカツメでの開翅は一目見てヤマトとの違いが分る秀作ではないでしょうか。
2枚目の土手の写真は東播磨の写真とそっくりですね。同じような環境なのでしょう。
gyoromeの秋のウロコ雲が季節感を漂わせていますねぇ~
な~に、クロツは端境期ですよ、よくあることです。しかし、凄い量のツメレンゲですねぇ~
Commented by furu at 2008-09-27 16:41 x
もう少し早く着いていれば、こんなに綺麗な♂の開翅に出会えたんですね。と言っても、電車の関係であれ以上早くは行けませんが。(^^;)
ツメレンゲの場所は、5月にGXを落として引退させてしまった場所と同じようです。
Commented by fanseab at 2008-09-27 20:33 x
cactussさん、有難うございます。ようやくきちんとした♂開翅
画像が撮れました。この個体は大変フレンドリーで長時間
カメラマンにサービスしてくれました。
明日はこちらこそ、よろしくです。
Commented by fanseab at 2008-09-27 20:39 x
kenkenさん、この時期になると貴殿と初めてシルビア撮影に同行させて頂いたことが思い出されます。堤防沿いの環境は、東播磨とそっくりでした。gyoromeでの交尾画像、殆どレンズが触角に当たりそうな距離なので、ペアは落ち着いていなかったと思います(^^)
クロツポイントでは、もう少し時期をズラしてツメレンゲ満開状態で狙いたいと思います。
Commented by fanseab at 2008-09-27 20:41 x
furuさん、あの日は結構気温高めでしたので、曇り勝ちの朝方がやはり開翅には理想的だったようです。♀開翅が次の課題ですね。
ツメレンゲの場所、さすが、同じポイントに辿りついていたのですね。
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