探蝶逍遥記

八ヶ岳東麓探索(8月2日):その(3)スジボソヤマキとセセリチョウ

 山梨~長野の高原を歩くとスジボソヤマキチョウの個体数の多さに驚かされます。中国地方の高原地帯でも結構、このシロチョウは飛んでいますが、信州には負けますね。今回はこれまであまり作例のなかった♀に焦点を当て、少し拘って吸蜜画像を撮影しました。
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D70、ISO=200, F3.5-1/3200、-1.0EV、撮影時刻:11時19分
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D70、ISO=200, F8-1/320、-0.3EV、撮影時刻:12時08分

 1枚目は順光での作例。このシロチョウ♀のホンノリと淡い黄色をどう表現するか?RAW現像で拘ったつもりですが、いや~、難しいですね。背景とチョウの色温度を独立に調整できないと、♀の色合いを正確に表現するのは至難の業かもしれません。皆さんのPCモニター上ではどんな感じでご覧になれるでしょうか? 2枚目は逆光。この場合も背景の黄緑に全体のカラーバランスが引っ張られて、見たままの印象より派手な絵作りになりました。スジボソヤマキ♀については、もう少し拘ってみたいと思います。それにしてもスジボソ前翅端の尖り方は、南方のトガリシロチョウも顔負けですね。

 さて、草原と言えば、敏速に飛ぶスキッパー達もご紹介しましょう。残念ながら期待したアカセセリは坊主で、やや大型のセセリはいずれもコキマダラセセリでした。先ずは♂の吸蜜画像。
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D70、ISO=200, F4.5-1/1250、-0.7EV、撮影時刻:12時18分

 続いて♀を逆光で。
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D70、ISO=200, F8-1/500、-0.7EV、内蔵ストロボ、撮影時刻:12時54分

 ♂同様にちょっぴりスレているので、縁毛の美しさもイマイチでした。ならば順光で・・・と、広角で生息環境を写しこんでみました。
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GX100@5.1mm、ISO=80、F9.1-1/80、-0.7EV、撮影時刻:12時58分

 ♀は比較的鈍く、林縁に留まっていました。しかし、このセセリ、耳元で飛ぶ時は、「ブルブルッ」と大きな翅音を立てるのにはビックリです。アオバセセリ並みの飛翔力があるのかもしれません。ラストはちょっぴり同定に自信のない、ヘリグロチャバネセセリ。
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D70、ISO=200, F10-1/640、-0.7EV、撮影時刻:12時34分

 こいつも縁毛がほぼ全滅状態(^^;; セセリは全般にスレ品が多く、苦労しました。キバネも期待したのですが、坊主でした。今回遠征記の冒頭に、「涼を求めて・・・」と書いたのですけど、この日は相当に暑く、標高1500mを越す高原とは思えない蒸し暑さに悩まされました。それでも帰路、土産物店で買った「朝もぎトウモロコシ」の旨かったこと!山地性ゼフも何とか撮れたし、それなりに収穫の多い遠征となりました。(了)
by fanseab | 2008-08-07 22:16 | | Comments(2)
Commented by maeda at 2008-08-08 06:16 x
スジボソヤマキ、この蝶は採集を始めた頃から憧れの蝶でした。
九州でも記録はあったのですが、絶滅してから久しいです。
大型のこんなキチョウはこれしか居ませんでしたから。
Commented by fanseab at 2008-08-08 07:19 x
maedaさん、貴殿も思い入れのあるシロチョウなのですね。スジボソを見る度、どうしてこの蝶はこんなにシワクチャなんだろう?と、いつも思います。
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