探蝶逍遥記

八ヶ岳東麓探索(8月2日):その(2)ジャノメチョウ他

 その(1)で、カシワを叩くと飛び出したのはジャノメチョウばかり・・・と書きました。カシワ脇の草原を歩くと、それこそ無数のジャノメチョウが飛び立ちます。すぐに交尾ペアを発見。
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D70、ISO=400, F5.6-1/200、-0.7EV、撮影時刻:6時16分

 ジャノメチョウ♀前翅裏面の眼状紋の中にはブルーの銀河状模様があるのですね。ヒメヒカゲ裏面の同様な斑紋を思い出しました。ジャノメはとにかくウジャウジャいるので、飛翔にトライ。普段はノンビリと探♀行動をしているジャノメ♂も、驚かすと不規則に飛ぶので、結構難易度が高かったです(飛翔画像はいずれもトリミング)。
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D40-1855@18mm、ISO=400, F5-1/2500、-2.0EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:7時20分
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D40-1855@18mm、ISO=400, F9-1/2500、-2.0EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:7時22分
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D40-1855@18mm、ISO=400, F7.1-1/1600、-1.3EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:7時39分

 1枚目のように2頭が絡むと、飛翔スピードが遅くなるので、案外楽に撮れるようです。2枚目は意図的に高原の青空を意識したショット。3枚目は少しシャッタースピードを遅くした実験。1/1600でもジャノメチョウの飛翔スピードなら問題ないようです。

 さて、カシワ林に踏み込んでみると褐色のジャノメチョウが飛び出しました。キマダラモドキでした。
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D70、ISO=400, F3.5-1/640、-0.7EV、撮影時刻:6時46分

 デジタルでは嬉しいことに初撮影です。それにしても、山梨低山地で出会った個体に比較して、随分と小さなサイズに驚かされました。ヒメキマダラヒカゲに近い大きさでしょうか?丸味を帯びた翅形は独特な印象がありますね。

 ゼフを求めて渓谷に行く途中の草地ではヒョウモンの仲間が多数飛んでいました。これまたデジタルでは初撮影のウラギンスジヒョウモン。
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D70、ISO=200, F6.3-1/1600、-1.3EV、撮影時刻:9時02分

 関西では確かレッドデータ入りするようなヒョウモンですが、簡単に出会えるのはさすが信州と言った感じです。お次は同じく信州のシンボルとも言うべきギンボシヒョウモン。
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D70、ISO=200, F8-1/400、撮影時刻:9時15分

 本種もデジタルでは初撮影になります。しかし↑の画像は完全な失敗作(^^;; 露出補正をオーバー気味にしたため、全体に黄色カブリが強く不満の残る絵作りとなりました。いくらRAW現像で調整可能とは言え、オリジナル画像を救えない限界もあることの典型例でしょう。オオハンゴンソウでしょうか?↑のような黄色の花弁に暗色調の蝶との組み合わせは銀塩時代から苦手な対象ですね。次回はセセリチョウ他をご紹介しましょう。
by fanseab | 2008-08-05 22:33 | | Comments(6)
Commented by thecla at 2008-08-06 23:08 x
ジャノメチョウの交尾、青空での飛翔いいですね~。私暑いの苦手なのでジャノメチョウの撮影はついおざなりになってしまいます。
地図でにらんだカシワ林に踏み込んであっさりキマモを引くところはすごいのではないでしょうか。今年キマモ撮影苦労したんです~(ToT)
Commented by fanseab at 2008-08-07 07:07 x
theclaさん、コメント有難うございます。ジャノメの飛翔を撮影している時間帯は結構涼しくて助かりました。キマモは結構な個体数がいましたが、期待したウラジャノメが坊主でちょっぴりガッカリしました。
Commented by kenken at 2008-08-07 07:20 x
そうかっ、関東へ異動後、八ヶ岳山麓は、結構「近場」になるのですね。
前出のオナガシジミの新鮮さにキマモの雰囲気に標高があることを感じます。黄色の花にヒョウモンは、確かに露出に苦労します。ウラギンスジは、前翅裏の白斑を上手く撮れましたね。あらら、ウラジャノメはやや時期遅れだったのでしょうか。最近、セセリの表現に苦心しているので、fanseabさんのセセリ表現、楽しみにしています。
Commented by chochoensis at 2008-08-07 16:53 x
キマダラモドキを叩き出すなんてすごいです、なかなかであえないで随分苦労したことを思い出しました・・・流石ですね・・・。
Commented by fanseab at 2008-08-07 22:27 x
kenkenさん、ご指摘の通り、八ヶ岳山麓までの所用時間は関西在住時に但馬の高原に行くよりは、はるかに近いです。ウラギンスジはもう少し接近しようとしたところで逃げられました。ウラジャノメは時期遅れと言うよりは、ポイントが異なる気がします。セセリは↑にアップしましたが、表現云々よりも鮮度が問題でした(^^;;
Commented by fanseab at 2008-08-07 22:30 x
chochoensisさん、キマダラモドキは叩き出しをしておりません。彼らの潜んでいるのは雑木林の下草付近か幹の上なので、樹冠で休息しているジャノメチョウとは居場所が異なります。キマモは草原の真ん中には絶対に出現せず、微妙な「暗さ」と「湿度」を好むようで、このあたりが生息地が極限される理由なのでしょうね。
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