探蝶逍遥記

山梨探索(7月5日)その(1):オオムラサキ

 2週連続で山梨遠征です。2週連続でクロミとオオムラサキ探索です(笑)。前回記事とは逆にオオムラサキからアップしましょう。今回のターゲットは♂表翅の紫色の表現と飛翔にチャレンジすること。前回と同じポイントに到着すると、明らかに♂の個体数が増加しています。クロミ目的の叩出しで1頭の♂がヨロヨロと飛び立ち、梢に止まりました。
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D70、ISO=200, F6.3-1/640、-0.7EV、撮影時刻:8時20分

 恐らく羽化直の個体でしょう。枝の掴まり方を練習している?雰囲気でした。肛角部のМ字型の赤班、ビロード状に光る淡黄色の裏面は本当に瑞々しさが感じられました。全開日光浴を期待して待機しましたが、他の撮影中に飛び立ったようでした。次に樹液ポイントに行ってみると、1頭がコクワガタ♂やカナブン達と仲良く吸汁中でした。
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D70S-VR84@400mm、ISO=640, F8-1/500、-1.0EV、内蔵ストロボ、撮影時刻:10時14分

 クワガタとのツーショットは撮りたかったシーンなので満足です。別のクヌギを探ってみると、いました! 小さな樹液発生源に鈴なり状態を発見!
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D40-1855@52mm、ISO=400, F9-1/40、-0.7EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:10時17分

 久しぶりに見た吸汁集団です。全部で7頭いますが、ド完品はわずか1頭だけです。この辺がオオムラサキ♂撮影の難しさで、完全な♂をゲットできるタイミングは本当に限定されていると思います。
 集団から弾き出された1頭が低く飛んで茂みの中に入っていきました。変わった行動だな?と追跡すると、地面の枯葉から何やら吸っています。恐らく吸水行動なのでしょう。運良く翅を開いてくれたので、念願の紫色が撮れました。「ヤッター♪」
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D70、ISO=400, F10-1/200、-0.7EV、内蔵ストロボ、撮影時刻:10時34分

 紫色部分には1点の傷もなく、会心のショットとなりました(^^) この後は、飛翔にトライしました。♂占有行動のパトロール中は飛翔速度が速すぎて全滅でしたので、樹液に接近する前後の比較的緩慢な飛翔を利用することにしました。画像はすべてオリジナルファイルからトリミングしております。
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D40-1855@18mm、ISO=800, F3.5-1/2500、-2.0EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:10時34分
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D40-1855@19mm、ISO=800, F5.6-1/2500、-2.0EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:10時35分
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D40-1855@19mm、ISO=800, F3.5-1/2000、-2.0EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:10時38分
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D40-1855@18mm、ISO=200, F3.5-1/2000、-2.0EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:10時45分

 1枚目は本日のベストショット。クヌギ大木を通り抜ける雰囲気が上手く出せたと自画自賛(^^)  2枚目は下から見上げた滑空シーン。青空バックの絵も一度は撮りたいですね。3枚目は地表スレスレで、道路上に落ちた影が入って、立体感が出ました。4枚目は樹液のすぐ傍を巡回するシーン。♂の羽音がパタパタ響いて、撮影中もドキドキしましたよ!

 2度目の甲府盆地探索。旬のオオムラサキ♂を思う存分楽しめた一日でした。♀も出る頃、またまた懲りずに出撃することになると思います。それにしてもこの日は蒸し暑く、熱中症対策のペットボトルがドンドン空になっていきました。クロミ他のゼフ類、およびその他の蝶は次回アップしましょう。(続く)
by fanseab | 2008-07-06 11:53 | | Comments(16)
Commented by 虫林 at 2008-07-06 20:57 x
オオムラサキの飛翔は素晴らしいですね。さすがです。
また、吸蜜集団もなかなかのものです。この時期のクヌギ林は暑いので、熱射病にはくれぐれもご注意ください。ご苦労様でした。
Commented by thecla at 2008-07-06 21:40 x
オオムラサキの飛翔は発色といい雑木林らしさといい素晴らしいですね。
しかし、昨日は本当に暑かったですよね。私もペットボトルの山を作ってしまいました(^^;
Commented by 空飛ぶ父 at 2008-07-06 21:56 x
オオムラサキの飛翔写真、素晴らしいです!
いつもはるか上空を滑空するので、飛翔写真は夢のまた夢といったところです。
それにしても、4枚目の超新鮮個体のV開、この青紫は本当にお見事です。
ここまで綺麗な個体の写真というのはなかなかお目にかかれません。
さすがですね!
Commented by fanseab at 2008-07-07 07:17 x
虫林さん、お陰様で何とか飛翔をゲットできました。撮影しない時は木陰に入って暑さ凌ぎをしていました。
Commented by fanseab at 2008-07-07 07:25 x
theclaさん、コメント有難うございます。飛翔画像で紫色が綺麗に出るか?心配でしたが、自然な発色に満足しています。撮影地は里山なので、自動販売機から都度冷えたペットボトルを入手できて助かりました。
Commented by fanseab at 2008-07-07 07:31 x
空飛ぶ父様、コメント有難うございます。樹液の近くで待機すれば飛翔撮影のチャンスはありますよ!半開シーン、実は全開シーンも撮っていますが発色が悪くて掲載を見送りました。
Commented by banyan10 at 2008-07-07 15:13
オオムラサキの飛翔は素晴らしいですね。
雄大に滑空する姿を撮影したいと思っていますが、難しいです。
Commented by chochoensis at 2008-07-07 21:36
fanseabさん、オオkムラサキの飛翔も素晴らしいですが、集団でこんなに居るとは・・・自宅周辺ではせいぜい1頭か2頭なので驚きです。4枚目と5枚目の写真の=ムラサキ色=が目に沁みます!
Commented by kmkurobe at 2008-07-07 22:18
オオムラサキの飛翔は全面に構造色が発色していて素晴らしい限りですね。やはり1/2500ですか・・・・・私も外部ストロボ欲しいな・・・・・
Commented by fanseab at 2008-07-07 22:47 x
BANYANさん、銀塩時代から何とか撮りたかった飛翔シーン、やっとまともな絵が切り取れました。やはりデジタルは楽ですね。もう少し雄大な雰囲気を出すのに、一ひねりが必要なようです。別途トライします。
Commented by fanseab at 2008-07-07 22:50 x
chochoensisさん、山梨の素晴らしいところは、このような集団吸汁シーンが随所で観察できることです。それでも10年前までは普通に観察できたシーンも今では貴重になっているのかもしれません。♂の紫色の表現は奥が深く、まだまだだと感じています。
Commented by fanseab at 2008-07-07 22:53 x
kmkurobeさん、一枚目の飛翔は紫色が一番自然に発色したように思います。その点でもエエ感じに仕上がりました。1/2500はこの場面では不要で、結果論ですが、1/1000程度に抑えて、もっと絞込みで歩留まりを上げてもよかったかもしれません。1/2500が使用できるのは、D40ならではですが・・・。
Commented by kenken at 2008-07-08 00:17 x
おおっ、見事に吸水中の翅表&翅裏を捉えましたね!
この紫の表現はえぇもんです。
私ねぇ、吸汁中の翅の開閉でしか翅表を撮れていません。
こんなシーンに出会いたいもんです。
台場クヌギ横にふわりと浮かんだシーンも素敵です。
Commented by fanseab at 2008-07-08 07:20 x
kenkenさん、おはようございます。できればコクワガタとのツーショットシーンで開翅をゲットしたかったのも事実です。力強い滑空を表現するのは難しいですね。
Commented by mii at 2008-07-08 13:47 x
飛翔も集団吸汁もすばらしいです! 紫色にドキドキです!
私も先日、初めて撮ることができました。集団吸汁、一度見てみたいです。
Commented by fanseab at 2008-07-08 22:45 x
milさん、オオムラサキの紫色は本当にドキドキしますね。
集団吸汁は個体数がある程度多くて、吸汁源が限定されていないと
観察が難しいです。山梨ならどこでも見られる訳ではありません。
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