探蝶逍遥記

ウラゴマダラシジミ(6月1日)

 本日(6/2)、関東も梅雨入り。しかし、昨日の関東はムチャエエ天気でした。先週訪れた谷戸はスキップしてウラゴが確実に見られそうな神奈川県南部のポイントにでかけました。

 フィールドで真っ先に登場したのは、新鮮なテングチョウ。
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D70、ISO=200, F3.5-1/3200、-0.7EV、撮影時刻:7時48分

 テングは越冬明け個体以外、きちんと撮影していないので、丁寧に撮影しました。いかにも眠たそうな癒し系キャラのテング複眼は管理人の密かなお気に入りです(^^)

 ウラゴを求めて歩いていると、木陰にオレンジの影が。本年初見のアカシジミ。
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D70、ISO=500, F5-1/320、-0.7EV、撮影時刻:8時03分

 かなりのオンボロ個体ですが、久しぶりに見るアカシジミのオレンジは鮮烈ですね!その後、ダイコン?の花に小さなモンシロチョウがまとわりついているのを発見。「えらく黒い個体やなぁ~」と近づいて確認してみると、何と吸蜜していたのはウラゴでした!
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D70、ISO=200, F5-1/500、-1.0EV、内蔵ストロボ、撮影時刻:8時11分

 これまたかなりのスレ個体はともかく、幸先の良いスタートです。しかしこの場面、風が強く撮影は苦労しました。このポイント付近でウラゴを数頭確認できましたが、枝を揺らすと結構高い梢の先に飛んでいってしまいました。またウロチョロ探索をしていると、木陰からヨロヨロ飛び出したのはカラスアゲハの♀。ガマズミの葉上で開翅日光浴を始めました。枝をそっと左手で手繰り寄せ、右手一本で撮影。
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D70、ISO=200, F8-1/500、-1.0EV、撮影時刻:8時21分

 いつみても国産アキリデスの螺鈿細工は綺麗だと思います。

 その後、さきほどウラゴが逃げたと思しき地点を藪漕ぎ追跡していたら、オレンジが飛び出しました。超新鮮なアカシジミ。
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D70、ISO=200, F14-1/200、-0.7EV、撮影時刻:8時31分

 なかなか敏感で接近戦に持ち込めません。さて、本命であるウラゴの新鮮な個体はどこにおるんかいなぁと半分諦めながら、湿地の脇を通り抜けた時、木陰からこれまでで一番フレッシュな子が登場。撮影に好適な低い葉上に止まりました。暫く観察しているとシジミ独特のモジモジモードを始め、待望の開翅シーンが撮れました!。
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D70、ISO=500, F5.6-1/500、-0.7EV、撮影時刻:9時32分

 木陰で絞り込めないので苦労します。少し体が温まったのか?日向に移動して再度開翅してくれました。
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D70、ISO=200, F8-1/250、-0.7EV、撮影時刻:9時35分

 ちとピンが甘いです(^^;; そのうち、完全に体が温まると、翅を閉じ、高い梢の上に移動しました。管理人はこれまでウラゴとの相性が悪く、デジ一できちんと撮影するチャンスがありませんでしたが、何とかこの日の目論見をクリアーして満足することができました。

 撤収準備で帰ろかな・・・と思ってる時、葉陰からデカいシロチョウが飛び出しました。何かと思ったら、やはりコイツでした。
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D70S-VR84@300mm、ISO=400, F9-1/500、-0.7EV、撮影時刻:11時02分

 管理人は今シーズン、アカボシの越冬幼虫観察を続けてきましたが、成虫を目撃するのはこれが初体験。樹間を漂う様はまるでオオゴマダラですね。当然、いるだろうとは予想していましたが、やはり違和感あります。アカボシゴマダラは原産地中国で本来里山の蝶。ウラゴが棲んでいるような環境は彼らにとっても安住の地なのでしょう。完全に定着しているなぁ~との実感を強くしたのでした。
by fanseab | 2008-06-02 22:53 | | Comments(10)
Commented by kmkurobe at 2008-06-03 07:58 x
ウラゴの半開翅きれいですね。やはり6月あちらこちらで夏を感じる季節になってきましたね。白馬の夏ももう少しです。ヒョウモン類が飛び始めました。来週にはヒメシジミも出始めることでしょう。
Commented by maeda at 2008-06-03 17:30 x
ウラゴの開翅が撮りたいのですが、意地悪でして撮らせてもらえません。
今年こそはこの絵のようなブルーを写したいです。
Commented by cactuss at 2008-06-03 21:40
ウラゴの日陰の写真は美しい色をしていますね。青が良く出ています。
最後のアカボシゴマダラはこちらにはいませんが、春型は真っ白なんですね。一度、お目にかかりたいものです。
Commented by 虫林 at 2008-06-03 23:25 x
ゼフの初見と撮影、オメデトウございます。
アカシジミの新鮮な個体の赤色は、なんともいえず好きです。とくに2匹目のアカシジミは完璧ですね。
ウラゴマ今年まだ見ていませんので、羨ましく拝見しました。
これから、ハイシーズンに突入ですね。
Commented by fanseab at 2008-06-04 07:19 x
kmkurobeさん、ウラゴは比較的簡単に開いてくれました。ただ白い裏面は傷つきやすいのか、完品個体はゼロでした。クモツキ探索行、素晴らしい画像を堪能しましたよ!
Commented by fanseab at 2008-06-04 07:25 x
maedaさん、小生もウラゴにはなかなか会うチャンスがなかったです。それだけに撮影できてホッとした気分です。ただ気温が高めで開翅角度は小さめでしたね。
Commented by fanseab at 2008-06-04 07:37 x
cactussさん、実はアップした2枚共、ブルーの発色には不満が残っています。ウラゴのブルーは独特で、RAW現像のバラメーターを色々いじっても記憶に残る色は出せませんでした。アカボシは香港で見た淡いブルーが印象的な♂とは別世界の蝶でした。
Commented by fanseab at 2008-06-04 07:42 x
虫林さん、コメントありがとうございます。シーズン初ゼフは心が踊りますね!何とか目的のウラゴが撮れました。
Commented by ダンダラ at 2008-06-04 09:15 x
ウラゴマ・アカの撮影成功おめでとうございます。
それにカラスの♀もいいですね。アカシジミは今年まだ見ていないのですが、もう痛んだ個体がいるとなると少しあせります。
アカボシもすっかり定着したようですね。そのうちご挨拶かたがた見に行きたいです。
Commented by fanseab at 2008-06-04 21:09 x
ダンダラさん、久し振りに平地性ゼフを平地で撮影した感じです。アカシジミは新鮮からボロまでいろいろでした。アカボシ第一化はGWから6月初旬まで結構ダラダラ発生している感じですね。
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