探蝶逍遥記

アカボシゴマダラ越冬幼虫の定点観察(2月17日)

 川崎市北西部での継続観察レポートです。先ずは、最大サイズの個体識別No.15ですが、2/2の時点で、株底面の台座から行方不明になっています。
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GX100@5.1mm、ISO=80、F3.6-1/380、-0.7EV、撮影時刻:11時09分

 矢印が幼虫が静止していた場所。分かりにくい写真ですが、株を真上から見込んでいます。鳥による食害の可能性大です。その他の個体は特別変化はありません。樹上越冬の中では比較的高い位置で静止している識別No.9です。
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GX100@5.1mm、ISO=80、F5.1-1/42、-0.7EV、撮影時刻:11時31分
 
 お次は識別No.13。
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GX100@5.1mm、ISO=80、F5.1-1/125、-0.7EV、内蔵ストロボ、撮影時刻:11時36分

 こちらは寄生されている注目個体ですが、少し背面の体色が部分的に黒ずんできた気がします。一方、やや離れた日当たりの悪いポイントで越冬している個体識別No.3は体を真南に向けて静止しています。
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GX100-gy8、ISO=100、F12.6-1/40、内蔵ストロボ、撮影時刻:14時28分
 
 gyoromeで撮影した↑の画像を処理している途中に、何と、もう1頭が同じ株で越冬していることに気が付きました。矢印の個体です。個体識別No.19とします。樹上越冬の擬態の巧みさに今まで騙されて気が付かなかったことになります(^^;; 
by fanseab | 2008-02-18 23:15 | | Comments(10)
Commented by chochoensis at 2008-02-19 11:28
fanseabさん、見事に隠れているんですね・・・いやはや、小生ではいても探せないようです・・・難しいのですね・・・この後、どうなるのか楽しみですね。
Commented by fanseab at 2008-02-19 22:53 x
chochoensisさん、「この株には1頭いたな・・・」とずっと先入観で凝り固まって観察していたので、身近に越冬していた1頭を見逃していたようです。自然を素直に観察することの難しさを痛感しましたね。
Commented by cactuss at 2008-02-20 20:45
アカボシゴマダラは寒くても樹上越冬するんですね。一度組み込まれた習性は変わらないのですね。だんだん北上して、その内にこちらでも見ることができそうな気がします。
Commented by maeda at 2008-02-20 21:53 x
何時頃から動き始めるのか楽しみです。
芽が出る前に上へ登るのでしょうね。
Commented by 虫林 at 2008-02-21 06:49 x
アカボシゴマダラは通常のゴマダラと違って、樹上で越冬するのですね。
面白いです。
No.13の個体は完璧なカモフラージュで、僕には見つかるかどうか心配になりました。
Commented by ダンダラ at 2008-02-21 14:54 x
寄生されていると思われる個体が、暖かくなってどうなるか興味あります。
寄生されているとしたら、寄生しているほうは幼虫の体をそれこそほんとの肉布団として冬を乗り切っているんですね。
Commented by fanseab at 2008-02-21 23:23 x
cactussさん、アカボシの越冬態勢は本場中国でも樹上・落葉と2通りが知られていますが、このポイントでは圧倒的に樹上越冬が主流です。正直に言えば、北上はしてほしくないですね。
Commented by fanseab at 2008-02-21 23:26 x
maedaさん、ゴマダラの場合はエノキの芽吹き時期と一致してますよね。特に幼木の場合は、芽吹きも早い傾向にあるので、4月中旬頃から活動を開始するかもしれません。同所で落葉中に潜ったゴマダラの行方が不明ですが、どちらが先に上に登るか?は仰るとおり、注目点です。
Commented by fanseab at 2008-02-21 23:30 x
虫林さん、まいどどうも。ゴマダラも稀ですが、樹上越冬が観察されています。一方、オオムラサキの樹上越冬はあるのか?よくわかりません。アカボシの体色は緑色を帯びているので、慣れれば発見できますが、N0.13は寄生の影響か?体色が黒ずみ、確かに完璧な擬態になっています。
Commented by fanseab at 2008-02-21 23:33 x
ダンダラさん、No.13以外にもう1頭、実は寄生されているらしい個体があって、共に春先からどうなるか?興味があります。「肉布団」とはピッタリの表現ですね。どこの世界でもコバンザメのような輩は上手いやり方を取るものです。
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