探蝶逍遥記

イタ昆で魚露コン?(1月26日)

 先週土曜日に訪れたイタ昆では、先日実施された昆虫の生態写真コンクール、「いたこんでフォトコン」の応募作品展示会が開催中でした(1/28で展示会は終了)。
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 温室がオープンする10時までじっくりと鑑賞させてもらいました。ブログ仲間の作品も含め皆さんのレベルが高いことに感心。写真に添えられたU野先生の優しいコメントも素晴らしいですね。さて、温室で飛翔撮影のトレーニングの後は、魚露目を装着して温室のスター達をドアップで狙いました。いずれ劣らぬ美男・美女達のフォト展覧会、ちょっとパクらせて頂き、「イタ昆で魚露コン」の始まりぃ~、始まりぃ~♪

 先ずはオオゴマダラ。駄目もとで飛翔を狙いました。
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D70-1855-gy8、ISO=500、F20-1/200、外部ストロボ、調光補正1/4

 なかなかいい感じでしょ?欲を言えば、もう少し絞込みが必要かも。お次はポートレート風にオオゴマダラを覗き込む子供達を背景にパチリ。
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D70-1855-gy8、ISO=500、F20-1/200、外部ストロボ、調光補正1/4

 この程度の構図だと、無理やり魚露目を使わず、10.5mm対角魚眼の解像度を活かしたほうが得策のようです。温室内吸蜜ポイントのすぐ脇にはオオゴマダラの食草、ホウライカガミの鉢が置いてあり、♀が頻繁に訪れて産卵シーンが簡単に観察できます。この温室ならではの素晴らしい観察環境だと思いました。で、産卵直後を狙います。
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D70-1855-gy8、ISO=500、F20-1/200、外部ストロボ、調光補正1/4

 産卵時に母蝶の体も写し込めればベストですが、ホウライカガミの葉の面積が大きくて、頭部と腹端のツーショットは難易度高いです(^^;; お次はクロテンシロチョウ。吸蜜場面は全て逃げられ、閉翅場面のみ撮影成功。
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D70-1855-gy8、ISO=200、F9-1/200、外部ストロボ、調光補正1/4

 背景が妙なボケ方をしています。像面歪曲と呼ばれるレンズ収差の影響でしょう。この魚露目システムでF9は開放に近く、光軸近接光束のみを利用するためには、かなり絞り込む必要性を示唆する画像です。その反省を活かして、今度はF32まで絞り込んだタイワンキマダラ開翅シーン。
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D70-1855-gy8、ISO=200、F32-1/100、外部ストロボ、調光補正1/4

 何とか像面歪曲は解消されています。ポインセチアとのツーショットも現実のフィールドではありえない組合せですね。しかも本来敏感なタイワンキマダラを魚露目で写せること自体、現実離れしています。飼育で人馴れし、野性を蝶が失っているのでしょうか?

 閉翅でじっとしているリュウキュウアサギマダラも結構ドアップ撮影が可能でした。
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D70-1855-gy8、ISO=500、F20-1/200、外部ストロボ、調光補正1/4

 翅面が露出オーバー気味で、このマダラチョウの持ち味であるスカイブルーが飛んでしまいました(^^;; 同様に接近戦を許してくれたのが、ツマムラサキマダラの♀。この日のベストショットだったので、、大サイズで御紹介しましょう。
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D70-1855-gy8、ISO=500、F20-1/200、外部ストロボ、調光補正1/4

 この作例、通常のマクロレンズでは困難な翅の質感描写ができたように思います。自作自演の展覧会、いかがでしたでしょうか?やはり蝶の複眼がくっきり見える程度まで接近できると、魚露目らしさが出るように思います。実はリュウキュウムラサキやカバタテハの面白いショットもあったのですが、帰宅後のデータ処理中にコンパクトフラッシュを誤って初期化してしまい、データを消失させる大失敗をやらかしました。「何でワテらを展覧会に登場させへんのや~」って、リュウムラ達からドヤされそうです・・・・(^^;;
by fanseab | 2008-02-03 21:09 | | Comments(14)
Commented by 6422j-nozomu2 at 2008-02-03 21:23
やはり魚露レンズは面白いですね。いかにも昆虫館の中であると強調するのも撮影技法です。偶然私も同場所での昔の写真を昨日掲載いたしましたが、マクロレンズしか所有していなかったので、実に平凡な写真ばかりでした。3枚目の写真かなりエエです。人が蝶と触れ合う場所ですものね。データ消失いたたっ。
Commented by 虫林 at 2008-02-03 21:35 x
イタコンて良いですね。
この時期には色々なことが試せて、さらに暖かいですよね。
一枚目のオオゴマダラの飛翔は、ビックリしましたよ。
Commented by thecla at 2008-02-03 22:20 x
魚露目レンズは、温室のような環境も強調されておもしろいですね。
この手の作品は、レンズ端に接するくらいまで近付くと迫力が違いますね。
ところで、CFの初期化ですが、いわゆるファイルの住所・番地を無くしただけなので、上書きしていなければ、レスキューソフトなどで一部復活が可能のような気が・・・・自信ありませんが(^^;
Commented by kenken at 2008-02-03 22:45 x
そう、レスキューソフトで復活する可能性もありますよ。
勤務先でPCに詳しい方がおられたら是非尋ねてみましょう。
ダメもとです。
ワンキマの開翅、えぇなぁ~
Commented by maeda at 2008-02-04 21:11 x
CFからパソコンへ移したり、ちょっとした操作が誤ってしまうこともありますね。アナログでは見られない失策です。そういう意味ではデジタルは怖いです。
Commented by fanseab at 2008-02-04 22:24 x
ノゾピーさん、小生は銀塩時代からずっと一眼でやってきたので、魚露目も一眼ですと、ちゃんと撮っている実感がしてすっきりします。イタ昆温室内は結構暗い環境なので、露出設定は難しいです。野外のフィールドだと、やや暗めの林縁ってとこでしょうか?3枚目はイタ昆のパンフ用にいいかな?
Commented by fanseab at 2008-02-04 22:27 x
虫林さん、寒い日には温室内がやはり楽です。イタ昆は温室の規模が小さいので逆に蝶の撮影にはとても優れた環境だと思います。魚露目はパンフォーカスなので、飛翔写真も当たれば迫力が出ますね。
Commented by fanseab at 2008-02-04 22:29 x
theclaさん、ご指摘の通り、温室屋根等の背景がきちんと写るように意図して露出設定をしております。CFの件、有難うございます。試してみますね。
Commented by fanseab at 2008-02-04 22:32 x
kenkenさん、レスキューソフトの件、CFを購入した際、ついてきたソフトがあったことを思い出しました。何とかトライしてみます。
タイワンキマダラも含めて温室の蝶って結構完品が少ないので撮影に苦労しました(^^;;
Commented by fanseab at 2008-02-04 22:35 x
maedaさん、RAWで撮り始めてから、現像段階でのファイル名登録で間違いが生じやすく、今回の失敗は「ファイル名1」「ファイル名2」「ファイル名3」のように3つのファイル名を作り、その内、2個のファイルを混同したため、誤消去したものです。対策としてファイル名を完全に独立したものにする方針です。
Commented by cactuss at 2008-02-04 23:14
魚露目画像は迫力がありますね。今年は皆さんのまねをして、魚眼レンズにも挑戦してみたいと思います。小生もコンパクトフラッシュを初期化してしまったことがありますが、レスキューソフトで復活できました。上書きさえしていなければ、データはそのまま残っている様です。
Commented by fanseab at 2008-02-05 22:33 x
cactussさん、魚露目画像はどんな状況で一番面白い絵ができるか?いろいろとトライしています。一般的なマクロではどうしても表現できない画像が撮れると嬉しいですね。レスキューの件、アドバイス有難うございます。
Commented by ダンダラ at 2008-02-07 11:53 x
2枚目の写真は迫力ありますね。
野外でもこんな感じの写真が撮れればと思いますけど、諸条件の違いを考えると至難の業でしょうね。
でも可能性としては面白いですね。
Commented by fanseab at 2008-02-07 23:29 x
ダンダラさん、ここのオオゴマダラの個体数は半端じゃありません。ですのでペア飛翔までもが簡単に撮影できます。もちろんフィールドでは無理ですね。第一、オオゴマダラは比較的単独で高いとこを飛ぶので、仰るとおり、至難の業となるでしょう。
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