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探蝶逍遥記

ゴマダラチョウ幼虫の脱皮(8月15日)

 猛暑が続く川崎市内。ようやく涼しくなった夕方になってから、買い物がてら、道路脇のエノキとマテバシイ探索です。この春~夏にかけてマテバシイを結構丹念に見てますが、ムラサキツバメ幼虫は発見できません。一昨年夏の豊作が嘘のようです。やはり春先の異常気象(2月の高温と3月の低温)が影響しているのでしょうか?

 さて、小さなエノキの株を検すると、ゴマダラチョウの3令?幼虫が葉先に止まっていました。頭部の一部が割れて脱皮がスタートしているところでした。 
ゴマダラチョウ幼虫の脱皮(8月15日)_f0090680_023454.jpg
GX100@5.1mm,ISO=80,F8.1-1/24,-1.0EV、撮影時刻:16時46分

 買い物を済ませて帰りしな、再び幼虫を覗いて見ると、なんともう完全に脱皮してました。
ゴマダラチョウ幼虫の脱皮(8月15日)_f0090680_22504655.jpg
GX100@5.1mm,ISO=100,F9.1-1/18,-0.7EV、撮影時刻:17時27分

 脱皮直後の頭部突起は異様ですね。一瞬、アカボシかとも思いましたが、尾端の突起が二股に割れているのでゴマダラに間違いありません。真上から見た脱皮直後の4令?幼虫です。体長は14mm程度。
ゴマダラチョウ幼虫の脱皮(8月15日)_f0090680_2251463.jpg
GX100@5.1mm,ISO=100,F5.7-1/26,-0.3EV、撮影時刻:17時29分

 アカボシについても春先から機会あるごとにエノキの観察をしていますが、今のところ坊主。「蔓延っている」感触ではありません。しかし油断は禁物。これからも観察を継続していきます。
by fanseab | 2007-08-15 22:55 | | Comments(4)
Commented by maeda at 2007-08-16 07:33 x
幼虫だけ見ると大きそうに思えましたが、親指との比較でそれなりの小さいと分かりました。でも立派な突起です。
ゴマダラはアカバシガ来ても、十分対抗して生き抜けるようです。
Commented by 6422j-nozomu2 at 2007-08-16 14:15
関東も無茶苦茶暑いようですね。今日までお休みですが、外に出るのが恐いです。ゴマダラの幼虫観察でしたか。同じバックで時間経過が感じられる面白い写真ですね。
Commented by fanseab at 2007-08-16 20:54 x
maedaさん、広角レンズの悪戯で、幼虫が巨大化して見えてしまいましたね。トゲトゲ感はアカボシを思わせるものがありました。この観察地に限って言えば、今のところ、アカボシはゴマダラを脅かしていないようです。
Commented by fanseab at 2007-08-16 20:56 x
ノゾピーさん、やはりこの時期は涼しい信州の高原で撮影しているのが正解のようですね。ゴマダラ幼虫は背景が意図して同じアングルになるように撮影しました。
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