探蝶逍遥記

ミヤマセセリ飛翔を撮ってみたら・・・?!

 4/15のギフ撮影後半戦、ミヤマセセリポイントで少しこのセセリに拘って撮影してみました。前半戦で開翅画像が撮れていたので、ここでは飛翔に専念です。

 まずは、満開のコバノミツバツツジ吸蜜直後に偶然撮れたシーン。
f0090680_21255983.jpg
D70-24, ISO=500, F9-1/500、+0.3EV、外部ストロボ、調光補正1/4
 
 セセリにピントが来ていれば文句なく、前回記事の最後を飾っていた素晴らしい構図でしたが、已む無く没にしたもの。しかしこの華やかな雰囲気、個人的に大変気に入っています。

 1頭の♂を追いかけて撮影している途中、もう1頭の♂が参加して擬似卍飛翔状態に。少しスピードが遅くなったので画面に入るヒット率が上がって、2頭のツーショットが完成!
f0090680_21263111.jpg
D70-24, ISO=500, F9-1/500、+0.3EV、外部ストロボ、調光補正1/4

 ここで驚くべき事実が判明したのです!! 画像のピントをピクセル等倍で確認してみたところ、2頭共、なんとストローを伸ばしているのです!? 2頭共に直前に吸蜜していたのではなく、吸蜜直後のストロー戻し動作の最中でないことは確か。一体、どんな意味がある行動なのでしょうか?占有行動中に相手を威嚇するためか?あるいは戦闘状態で空中戦になった際に興奮してストローを出すのか?とにかく興味深い事実です。
 画面中央下の個体の大伸ばし画像も貼っときます。ストローを伸ばしているのがはっきり確認できると思います。
f0090680_21271166.jpg

 ↑の画像では背景がごちゃごちゃしていて、ストローが見難いので、別のシーンを示します。ストローが伸びているのが明瞭です。
f0090680_21274617.jpg
D70-24, ISO=500, F9-1/500、+0.3EV、外部ストロボ、調光補正1/4 

 今回の飛翔シーン撮影のシャッター速度はD70のストロボ同調速度限界の1/500sec.に設定したため、ストロボ併用でも多少の動体ブレが生じてしまいました。次回、チャンスがあればストロボ未使用で1/2000secあたりの高速シャッターでストローの伸び方を写し撮ってみたいと思います。そこで、昨年ノンストロボで撮影したシーンにも再登場してもらいましょう。この個体はストローをどうやら畳んだままのようです。
f0090680_21283014.jpg
D70, ISO=640, F6.3-1/1250、+0.3EV、撮影:2006年4月9日 
 
 どのような状況でストロー伸ばしをするのか?皆さんもミヤマセセリの飛翔撮影にトライされた時、確認して頂けると面白いと思います。

 最後に春らしい吸蜜画像をもう一つ。若葉が揃ったユキヤナギから吸蜜する♂です。
f0090680_21291453.jpg
D70-24, ISO=640, F4-1/1250、+0.7EV

 白系統の花から吸蜜するミヤマの露出設定は大変苦労します。この個体は多少スレ品なので、翅表のトーンを出しつつ、何とか花弁も白飛びさせずに収めることができました。チャンスがあれば、桜にミヤマセセリの構図も撮ってみたいですね。
by fanseab | 2007-04-23 21:36 | | Comments(24)
Commented by kmkurobe at 2007-04-23 22:24 x
すごい映像ですね。一枚目のツツジも見事ですが、ミヤマセセリの二頭立て飛翔写真すばらしい。恐れ入りました。
Commented by cactuss at 2007-04-23 22:40
1枚目の写真はなんとも華やかですね。2枚目の2頭がからんだ写真もピントが合って、すばらしい。2頭がからんでいる時にストローが伸びているのは写真でなくてはわからないことです。興奮するとストローが伸びるのでしょうか。
Commented by ze_ph at 2007-04-23 22:51 x
ミヤマセセリの追飛、素晴らしいです。
ところで口吻ですが、追飛を撮影していると少なからず口吻を使って何らかのコミュニケーション(?)をとっている様子が写しこまれます。
キアゲハの場合は♂から求愛された♀が口吻を伸ばしますし、ヒメシロチョウでは♂♀双方が口吻でお互いを舐め合いますよね。
この場合は♂同士ということで、どういう意味合いを持つ行動なのか、大変興味深いです。
Commented by furu at 2007-04-23 23:01 x
思わず唸ってしまうような素晴らしい飛翔写真の数々、楽しませて頂きました。
機会があれば挑戦してみます。
Commented by maeda at 2007-04-24 05:56 x
口吻の様子は面白かも知れません。
キアゲハ♂同士の絡み合いでは、口吻は格納されていました。
どういった意味合いがあるのでしょうかね?
Commented by ダンダラ at 2007-04-24 12:15 x
素晴らしい飛翔写真ですね。
ミヤマセセリはセセリの中ではゆっくり飛ぶとはいえ、簡単には撮影させてもらえませんよね。良いシーンに合われましたね。
口吻は面白いですね、私はcactussさんに一票かな。
Commented by chochoensis at 2007-04-24 14:31 x
fanseabさん、飛翔中のミヤマセセリの口吻、面白い動作ですね。どういう意味があるんでしょうか・・・解明されたら教えて欲しいです・・・素晴らしい写真ありがとう。
Commented by banyan10 at 2007-04-24 16:29
最初の写真も飛翔写真としてはピントが合っている方だと思います。何より華やかでいいですね。
2枚目は文句なしですね。
ミヤマセセリの飛翔はあまり時間をかけなかったこともありますが、まともに撮れていません。
Commented by 虫林 at 2007-04-24 18:44 x
ミヤマセセリとはまた難しい対象に挑戦され、見事成功させましたね。
どの写真もFuntastic!----さすがです。
小生はまだまだ試行錯誤で、飛翔写真は情けない状態ですが、チャレンジしてみたいと思っています。
是非ともこれからも見せてください。楽しみにしています。
Commented by fanseab at 2007-04-24 22:41 x
kmkurobeさん、ミヤマセセリの追飛飛翔を見るのは初めてだったので、何とか写してやろうと必死でした。2頭にピントが合った絵を見て素直に「ヤッター」と思いました。
Commented by fanseab at 2007-04-24 22:45 x
cactussさん、1枚目の構図は本当のところ、ギフを点景にしたショットを狙っていました。ご指摘の通り、写真が出来上がるまで、つまりカメラのモニター上ではストローのことまで全くわかりませんでした。PC上でモニターしてエッという感じでしたね。
Commented by fanseab at 2007-04-24 22:54 x
ze_phさん、キアゲハ・ヒメシロチョウの事例紹介有難うございます。飛翔中にストローを伸ばす行動自体はそれほど珍奇でないのですね。勉強になりました。また他種の追飛シーンでおもしろい行動があったら是非紹介してください。
Commented by fanseab at 2007-04-24 22:56 x
furuさん、広角飛翔撮影の達人である貴殿には、是非本種の飛翔シーン撮影にチャレンジして頂きたいです。ただそろそろ時期的には終盤ですので、少し標高を上げないと駄目かもしれないですね。
Commented by fanseab at 2007-04-24 22:59 x
maedaさん、吸蜜や吸水前後での口吻伸ばしはよく経験するところですが、何でもない飛翔中だったのでビックリしたのです。行動の意味については、もう少し観察のn増しが必要でしょうね。
Commented by fanseab at 2007-04-24 23:02 x
ダンダラさん、コメント有難うございます。2頭の絡みは比較的長時間続いたのでラッキーでした。ゼフのように絡んだまま上下にきりもみ状態になるとか複雑な運動をしないので何とか写しこめたようです。
この2頭は♂同士ですが、ひょっとすると互いに相手を♀と勘違いして求愛するポーズなのかもしれません。
Commented by thecla at 2007-04-24 23:04 x
皆さんコメントなさって「いますが、飛翔中の口吻の件、興味深いですね。
飛翔写真を撮るときの楽しみが増えました。一枚目の飛翔をボツにされると・・・・、ハードルが・・・・(笑)、華やかでいいと思います。
Commented by fanseab at 2007-04-24 23:05 x
chochoensisさん、口吻の動作、いろいろな仮説を立てるのも面白いですね。午前中ギフ撮影で結構エネルギー使っていたので、ミヤマセセリ飛翔シーン撮影では心臓パクパク状態でした。
Commented by fanseab at 2007-04-24 23:08 x
BANYANさん、皆さんツツジをバックにした絵の評判がいいようですね。ピントもそうですが、この場合は、もう少し高速シャッターを使って背景を暗く落とし、ミヤマを浮かび上がらせるテクニックが必要だったようです。ミヤマやコツバメの飛翔は年1回しかチャンスがないので、今回はラッキーでした。
Commented by fanseab at 2007-04-24 23:12 x
虫林さん、まいどどうも。この撮影地は雑木林に面した舗装道路の脇をミヤマが蝶道のように飛行するので、飛翔撮影には絶好のポイントなのです。他のポイントではこのセセリ飛翔シーンの撮影難易度は相当に高いです。老眼と乱視が混合した小生の目には追尾し難いセセリですね(^^;;
Commented by fanseab at 2007-04-24 23:16 x
theclaさん、17-70mmで飛翔にもチャレンジしてください。kissデジはISO=800でも粒状性が確保されると思うので有利だと思いますよ。1枚目を没にしたのは2枚目が撮れていたからで、記事の構成作戦上のことでもあります・・・(^^) 1枚目、思いの他、華やかな印象になって、小生もビックリしています。
Commented by kenken at 2007-04-24 23:42 x
ふ~む、2頭共に口吻を伸ばしていたとは・・・
これは面白い発見ですね。
しかし、セセリの飛翔写真を撮られるとは凄いぞ、凄いぞ!
私には、発想さえ浮かびませんでしたわぁ~
Commented by fanseab at 2007-04-25 21:24 x
kenkenさん、イチモンジやチャバネの飛翔と比較すればミヤマはやや楽かな?と思ってチャレンジしてみました。ゼフ卍飛翔撮影の練習にもなったかもしれませんね。飛翔撮影条件は未だ手探り状態で現在は24mmレンズでの条件出しの途中です(^^;;
Commented by nomusan at 2007-04-28 18:48 x
出遅れっぱなしですが、すごい画像ですね。これはエエもん見せていただきました。口吻は興味深いですね。
Commented by fanseab at 2007-05-04 20:43 x
momusan、こちらもレスが出遅れてすみません。♂同士がお互いにアッカンベーをしているんでしょうか?興味は尽きませんね。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード