探蝶逍遥記

秋のウラギン(9/30)

 早いもので明日はもう10月。今日は買い物ついでに神奈川・多摩川べりを散歩。コスモスにはヒメアカタテハが群れていて、さすがに秋本番の風情。あたり一面に拡がるクズの群落を通り過ぎると、でかいシジミが飛び立ちます。ウラギンシジミの♀でした。すぐに繁みの下に潜り込みます。
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R1@5.6mm, ISO=200, F5.9-1/310、+0.3EV

 新鮮な秋型でした。ちょっと驚かすと、すぐに飛び立って今度は葉上に。薄日が幸いしたのか、ちょっとの辛抱で待望のご開帳。開いてわかりましたが、ド完品でニッコリ。♀の開翅は意外と狙っては撮れない対象なので、満足です。
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R1@5.6mm, ISO=200, F5.9-1/440、-0.7EV

 こうやって画像を仔細に見ると、縁毛の色が前翅と後翅で異なり、前翅は赤く、後翅は白いことがわかります。頭部の赤いアクセント、表翅の銀白色紋とあいまって、大変お洒落な蝶であることを再認識しました。次に飛び立って止まったのは、食草であるクズの葉上。このシジミにしては全開に近いポーズを取ってくれました。縦位置広角でご覧ください。
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R1@5.6mm, ISO=200, F5.9-1/440、-0.7EV

 クズ畑の脇にあるカナムグラを検すると、破れ傘のような粗末な造りのキタテハの幼虫巣がいくつも見つかります。裏返してみると、丸々と太った終齢幼虫が。
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R1@5.6mm, ISO=200, F5.9-1/290

 キタテハ成虫は夏型に混じって秋型が登場していました。アップした写真の幼虫が成虫になる頃、すべて秋型に切り替わっていることでしょう。
by fanseab | 2006-09-30 20:22 | | Comments(16)
Commented by maeda at 2006-09-30 21:29 x
ウラギンシジミはこんなに綺麗でしたっけ?
銀とも白とも言えないすばらしい色彩ですね。
普通種とはいえ馬鹿にできませんね。
だから写真にはまるのかもしれません。
Commented by thecla at 2006-09-30 21:32 x
今週はこちらですね。完品ウラギン雌の開翅、半開きで表裏両面のもの全開での縦広角ともいいですね。
私はまだ雌の開翅は未撮影です。
Commented by 愛野緑 at 2006-09-30 22:16 x
ウラギンの秋型はカクカクしていてカッコイイですね!

キタテハの幼虫は初めて見ました。ルリタテハみたいですね、触っても痛くないですよね?
Commented by 虫林 at 2006-10-01 05:10 x
ウラギンの秋型はどことなく愛嬌があって楽しいですね。
キタテハの幼虫は、茶色いイラガの幼虫みたいで、私は多分触れません。
Commented by fanseab at 2006-10-01 13:10 x
maedaさん、ウラギン、特に♀は綺麗でしょ?夏場は出会っても「ああ、ウラギンかあ~」程度で無視しますが、秋口は人気者になります。
やはり異質なシジミで魅力は尽きませんね。
Commented by fanseab at 2006-10-01 13:13 x
theclaさん、まいど。ウラギン♀のような表翅が黒系の蝶はすぐにスレ・欠けが目立つので、今回出会った個体は1点のキズも無く、ラッキーでした。小生も「夏型」♀は未撮影です。
Commented by fanseab at 2006-10-01 13:16 x
愛野緑さん、この秋型の角張った翅形に小さい頃、魅せられた経験があります。このシジミのどことなくエキゾチックな風貌はカメラを自然に向けたくなる魅力があるように思えます。
キタテハの幼虫、もちろん大丈夫ですよ。結構触るの勇気が要りますけど。
Commented by fanseab at 2006-10-01 13:20 x
虫林さん、いつもコメント有難うございます。
ウラギンは触覚の形状、太い脚、翅型、いずれも他のシジミとは一線を画していて、楽しいですね。
キタテハ幼虫、この手のタテハ幼虫は確かに初めて発見した時は躊躇します。東南アジア産タテハの代表格、イナズマチョウあたりだと、ゲジゲジのような風貌でまず触る気がおきませんね。
Commented by banyan10 at 2006-10-01 17:16
綺麗なウラギン雌の開翅は山梨の山頂付近と石垣という両極端の場所で撮影機会がありました。(^^;
でも、広角撮影できるほど近寄れていません。
雄に比べて撮影チャンスが極端に少ないので貴重な1枚ですね。
Commented by 6422j-nozomu2 at 2006-10-01 19:49
ぼちぼちウラギンシジミも翅を広げる時期になってきましたね。年中見れる蝶なので、あまり感心がなかったのですが、3枚目の写真を拝見すると私も撮影したくなってしまいました。(笑)
Commented by fanseab at 2006-10-01 22:06 x
BANYANさん、貴殿にとっても、ウラギン♀は記憶に残る蝶のようですね。今回相手をしてくれた個体は一度飛び立ってもすぐに元の場所に戻ってくれる良い子?だったので、広角撮影までものにできました。
実はデジタルで♀を撮影したのはこれが初なのです。
Commented by fanseab at 2006-10-01 22:09 x
ノゾピーさん、♀綺麗でしょ。翅表の銀紋は微妙にブルーがかかっているトーンを出すのが難しい対象です。今回は陽射しが柔らかかったのと、露出をアンダー気味に振って、なんとか微妙なグラデーションを切り取ることができました。とにかく完品個体に感謝です。
Commented by kenken at 2006-10-03 23:10 x
しまった!先日、兵庫県で試運転しながらシルビアの探索、下見している際に、某池の周囲のクズに固執しているウラギン♀を見ましたが、ついつい撮らずにやり過ごしてしまいました。こんなにえぇ蝶でしたかっ!撮っておくんやったなぁ~(T0T)
Commented by fanseab at 2006-10-04 22:00 x
kenkenさん、いつもウラギンはそんな感じでやり過ごして、気がついて見たら、いいショットがない・・・そんな感じですね。おまけに地黒の蝶ですからキズが目立って、完品と出会うチャンスは少ないです。今回の♀はラッキーの一言です。
Commented by ダンダラ at 2006-10-11 00:00 x
ウラギンはついつい♂の赤に引かれて撮影しますが、♀の新鮮なものは良い感じですね。
広角でのアングルも素晴らしく、今度じっくり狙ってみたいです。
Commented by fanseab at 2006-10-11 22:39 x
ダンダラさん、コメント有難うございます。小生、実は♂の完品撮影には未だ成功しておりません。特に秋型は長寿命故、発生の初期を狙わないと、すぐに翅が痛んでしまうようで、なかなか撮影の適期がないですね。
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