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探蝶逍遥記

ギンイチモンジセセリの飛翔(4月下旬)

 諸般の事情でギフ撮影は回避。近場の多摩川縁で、この時期恒例のギンイチ・ミヤチャ探索。今回赴いたポイントは数年前の晩秋時に不審火でオギが焼野原になり、個体数が激減した場所。去年からようやく復活傾向があり、期待してオギ原に踏み込んでみました。早速数頭ご挨拶に来てくれましたが、いずれもスレ個体。全く止まる気配がないので、飛翔一本に絞って撮影。先ずは最初の一頭。

+++画像はクリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
ギンイチモンジセセリの飛翔(4月下旬)_f0090680_17104281.jpg
EM12-Z12(トリミング)、ISO=640、F6.3-1/3200、撮影時刻:10時48分

 よく見ると、左前翅の損傷が激しいです。羽化不全の影響かもしれません。ギンイチの飛翔は不規則で、目線を切ると、対象をすぐに見失ってしまいます。経験上、お尻を追いながら撮るやり方では置きピン位置を外し易く、蝶の進行方向と並進して撮らねば失敗します。没画像を山のように築きながら、何とか数枚の作例が残りました。
ギンイチモンジセセリの飛翔(4月下旬)_f0090680_17122850.jpg
EM12-Z12(トリミング)、ISO=640、F8-1/3200、撮影時刻:11時43分;以下撮影データは同一
ギンイチモンジセセリの飛翔(4月下旬)_f0090680_17124926.jpg
ギンイチモンジセセリの飛翔(4月下旬)_f0090680_17132446.jpg
ギンイチモンジセセリの飛翔(4月下旬)_f0090680_17135872.jpg

 できれば咲き誇っている、カラスノエンドウの紫色を背景に添えたいところですけど、そうは問屋が卸してくれませんね。
 この時期のもうひとつの楽しみ、ミヤマチャバネセセリは全く姿が見えません。オギ原に散在する「ポッカリと空いた空間:草地」が、ミヤチャ♂のテリ張りポイント。そこをじっくり探索するも坊主。ギンイチ飛翔画像に証拠として1♂飛んでいる姿が写っておりましたが、個体数が少ないことは間違いありません。拙宅直ぐ近くのポイントでも最近数が減っているので、ちょっと心配です。

 河川敷を飛ぶシロチョウに目を向けると、モンキチョウの個体数が例年並みにようやく増えてきました。3月が寒かった影響で羽化時期が単に遅れたためなのでしょう。ツマキチョウはもう♀の時期になっていました。
ギンイチモンジセセリの飛翔(4月下旬)_f0090680_17151273.jpg
EM12-Z12(トリミング)、ISO=640、F8-1/3200、撮影時刻:11時34分

 今回、ギンイチ♀には出会うことができませんでした。できれば第1化の産卵シーンも仕留めてみたいものです。あっ、そうそう、4月に入ってからの拙宅近傍でのアゲハチョウ類初見記録をまとめておきますね。

ナガサキアゲハ♂:4月16日
クロアゲハ♂   :同17日
ジャコウアゲハ♀:同23日

 不思議なことに、アゲハは未だ1頭も目撃しておりません。アオスジアゲハはもう少ししたら飛ぶことでしょう。
by fanseab | 2017-04-24 21:46 | | Comments(0)
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