探蝶逍遥記

モンキチョウの飼育メモ

 近所で観察できるシロチョウ科普通種で、唯一飼育未経験のモンキチョウにトライしてみました。食草は全てアカツメクサを使用。8月21日に採卵(産卵日不明)。24日に孵化。初齢幼虫の姿です。

+++画像は原則クリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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D71K-1855改@55mm(2コマ深度合成+トリミング),ISO=100、F10-1/320、-1.0EV、内蔵ストロボ+スレーブ2灯、撮影月日:8月24日

 体長は2.4mm。頭殻は黒褐色。幼虫の食痕もアップしておきましょう。
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TG4@18mm(自動深度合成),ISO=100、F4.9-1/100、-0.7EV、内蔵ストロボ、撮影月日:8月25日

 葉の表面を削るように食べる、「なめ食い」形式の食痕ですね。葉脈の中央に静止しております。26日に2齢に。
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D71K-1855改@55mm(4コマ深度合成+トリミング),ISO=100、F10-1/250、-1.0EV、内蔵ストロボ+スレーブ2灯、撮影月日:8月28日

 体長4.2mm。頭殻は淡褐色に変化。体毛密度も増えています。2齢時の食痕も示します。
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D71K-1855改@18mm(2コマ深度合成+トリミング),ISO=100、F10-1/250、-1.0EV、内蔵ストロボ+スレーブ2灯、撮影月日:8月28日

 葉が黄色く変色しても、嫌がらずに食べています。29日に眠、翌30日に3齢へ。
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D71K-1855改@45mm(4コマ深度合成+トリミング),ISO=100、F10-1/250、-1.0EV、内蔵ストロボ+スレーブ2灯、撮影月日:9月1日

 体長7mm。頭殻は少し緑色を呈し、白い気門線が出現しました。2~3齢を通じ、モンシロチョウ等の若齢幼虫に見られる体毛先端の球形物が無いのが特徴と言えます。撮影した9月1日に眠、翌2日に4齢へ。
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D71K-1855改@35mm(3コマ深度合成+トリミング),ISO=100、F10-1/250、-1.0EV、内蔵ストロボ+スレーブ2灯、撮影月日:9月3日

 体長11mm。頭殻の色はほぼ胴体と同じになりました。気門線の白色もより明確になっています。この子は9月4日に無事5齢(終齢)に到達しましたが、どうやらウイルス性疾患と思われる症状で病死。普通種でも、結構デリケートに扱わないと駄目だと悟りました。仕方なく、屋外で4齢幼虫の探索をスタート。9月16日に、何とか2頭を確保しました。共に18日に終齢へ。
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D71K-85VR(上段2コマ/下段4コマ深度合成+トリミング),ISO=100、F10-1/250、-1.0EV、外部ストロボ、撮影月日:9月24日

 体長22mm。背面は腹節を際立たせる特徴も無く、全体にのっぺりとした印象。特徴は側面にあって、白色気門線に黄橙色の斑点が載っています。露光の関係で黄橙色斑点が少し淡く写っていますが、実物を見た印象はもう少し濃い感じでしょうか。撮影時は相当敏感で、少し食草を触ると、頭胸部を強く前方に屈曲させたポーズを取ります。
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D71K-85VR(4コマ深度合成+トリミング),ISO=100、F10-1/250、-1.0EV、外部ストロボ、撮影月日:9月24日

 そのため、自然なポーズでの側面画像を撮影するのに相当苦労いたしました。↑の画像を撮影した当日、前蛹になりました。
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D71K-85VR(4コマ深度合成+トリミング),ISO=100、F11-1/250、-1.0EV、外部ストロボ、撮影月日:9月24日

 体長18mm。飼育ケースの壁面に蛹化準備したのにはガックリ。翌25日に無事蛹化。
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D71K-85VR(左2コマ/右4コマ深度合成+トリミング),ISO=100、F11-1/250、-1.0EV、外部ストロボ、撮影月日:9月27日

 体長18mm。モンシロチョウやスジグロシロチョウに比較して突起物が少なく、全体にズングリした印象です。終齢幼虫同様、刺激に敏感で、尾端を左右に振って、振った状態のまま静止しております。30日頃翅面が色づき始め、10月1日に♂が羽化しました。しかし、事前に帯蛹の糸が切れた状態で飼育ケースの底に置いていたことが原因で、羽化不全で哀れな姿で発見されました。ですので、羽化直シーンはここでは割愛。最後の最後で飼育の詰めを誤り、ガックリ・・・。後味の悪い飼育メモとなりました。

 ところで、途中で採幼した2頭の4齢幼虫の1頭は寄生されておりました。5齢を待たずに寄生蜂の繭が形成され、9月23日前後に繭から蜂(未同定)が出てきました。
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D71K-85VR(トリミング),ISO=100、F11-1/250、-1.0EV、外部ストロボ、撮影月日:9月27日

 また、屋外で採幼した際、アカツメクサ葉上には、寄生されたと思われる変色した4齢幼虫も観察できました。
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TG4@5.5mm(自動深度合成),ISO=100、F3.2-1/500、-0.7EV、撮影月日:9月21日

 ウジャウジャ飛んでいるモンキチョウですから、これに寄生する蜂もウジャウジャいるのですね。寄生率の高さを思い知らされました。
by fanseab | 2016-12-09 22:26 | | Comments(0)
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