探蝶逍遥記

高原のキマダラモドキなど(8月下旬)

 スジボソヤマキを撮影した高原はキマダラモドキのポイントでもあります。例年9月まで生き残りの♀が見られるのでこの日も期待して探索。予想通り1頭の♀を発見。但し、なかなか敏感で接近させてくれません。とりあえず遠目から1枚撮影。

+++画像は原則クリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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D71K-34VR,ISO=100、F8-1/640、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:10時17分

 しばし追い回してやっと接近戦でゲット。
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D71K-34VR,ISO=100、F8-1/640、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:10時23分

 若干葉被り。それと何とか逆光で撮りたくて、もう一息追っかけごっこ・・・。やっと光の回り方が理想的な一枚をゲット。
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D71K-34VR,ISO=100、F8-1/640、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:10時24分

 白い縁毛も強調できて満足行くショットが撮れました。本種の産卵時間帯は午後なので、取敢えずこの子に別れを告げて、他の蝶を探索。このポイントを撤収する直前の午後2時前、愛車の周りを小さ目のジャノメチョウが活発に飛び回っています。今シーズン未撮影のヒメキマダラヒカゲらしいので、静止するのを待機します。やっと止まった個体を撮影すると何とキマダラモドキの♂でした。
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D71K-34VR(トリミング),ISO=200、F8-1/800、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時48分

 ♂の活動がスタートする時間帯だったのかもしれません。それでは♀はどうか?と思って午前中♀を撮影した場所に戻りましたが、♀の姿は消えておりました。午後2時以降に産卵が期待できるはずですが、どうも産卵ポイントは午前中日光浴をしていた場所とは違うのかな?ムモンアカ同様、キマダラモドキ産卵シーン撮影には8月上・中旬に再訪問する必要がありそうです。

 さて、高原には未だ多数のジャノメチョウが飛んでいます。正午前後には産卵シーンが期待できると予想し、今度はジャノメチョウ♀を追っかけ。スゲ類と思しき株に静止した後、翅を数回開翅した後、ポロッと卵を落としました。
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D71K-34VR(トリミング),ISO=400、F9-1/400、-0.7EV、撮影時刻:11時58分

 但し、この絵は産卵した瞬間の場面ではありません。ジャノメチョウは地面へ空中放卵する習性がありますので、早速産み落とされたと思しき場所をゴソゴソ捜索。しかし卵は発見できずガックリ(^^; 卵は「粘着性が無くて転がりやすい・・・」と聞いたことがあります。根際のどこかに埋もれてしまったのでしょう。その後、別の♀を追っかけて再度産卵場面を撮影。
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D71K-34VR,ISO=200、F8-1/800、-1.0EV、撮影時刻:13時13分

 ここでも産んだと思しき落下地点を捜索したのですが、ここでも発見できず。産み落とした場面は目の錯覚でないと信じているので、ちょっと残念。今回は翅も開かず、産気付くタイミングを全く予測できず産み落としました。ですから、産卵瞬間シーンの撮影は60fpsの4K動画から静止画を切出すような方法でないと無理なのでしょうね。国内でこのような放卵形式を取るジャノメチョウは本種以外にはウラジャノメ1種のみ。ウラジャノメは経験上、地表に岩石がゴロゴロしているポイントが多いので、ジャノメチョウ以上に産卵された卵の確認は難しそうです。
by fanseab | 2016-09-29 22:06 | | Comments(2)
Commented by clossiana at 2016-10-01 16:26
キマダラモドキは♂♀とも、この時期でも翅がきれいなままなんですね。
そうだとすると私の直感では未だ交尾や産卵もするのかな?なんて思ってしまいます。
それとも撮影地が高原だということが影響しているのですかね?
Commented by fanseab at 2016-10-02 21:07 x
clossianaさん、もちろん♀は産卵が期待できると思って現地に赴きました。
ただ交尾はどうなのでしょうね。発生直後に交尾し、受精後の卵成熟を待つ
タイプなのかもしれませんし・・・。過去に小生が広島で観察したような
平地産でも未だ産卵を続けていると思います。
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